セルフサービスのスタンド

ガソリンスタンドの多くがセルフサービスになっている。
私はこれを歓迎するのだが、フルサービスでないと面倒で嫌だと言う人もいる。

従来のような窓拭きなどのサービスを伴うスタンドでは人件費もバカにならず、更には客が集中すると待ち時間が発生する。
ガソリンスタンドの店員さんは水抜き剤を入れましょうとか、ウォッシャー液を補充しましょうとか、エンジンオイルを交換しましょうと営業に余念が無い。
ある時オイルが減っていますよとディップスティックを見せられた。
そんな筈はないんだけどなぁと、もう一度チェックして貰うとディップスティックを最後まで差し込まずに引き上げている。
これでオイルの付着量が少なくなり「お客さん！大変です！オイルが減っています」とやる訳だ。

SLに乗っていた時も当然そうした営業に合うわけだが、ガソリンスタンドの店員の多くはボンネットが開けられない。
SLはR129でもR230でもフロントのベンツのエンブレムの下側にレバーがあるのだが、それを知らないからだ。
うまくボンネットが開けられたところでディップスティックが見つからない。
見つからないというか、元々そんなものは付いていない。
油量はセンサで見る仕組みなのだから。

フェラーリに乗っていた人が、ブレーキオイルのリザーバタンクにウォッシャ液を入れられてしまったと言っていた。
勘違いしやすい見た目だそうだが、蓋を開ければ分かりそうなものである。
ブレーキオイルとウォッシャ液が混じって白濁、ディーラーから積載車を呼んでと大変な一日になったらしい。

最近ではセルフのスタンド全盛なのだが、実はセルフではない(と言ってフルサービスではない)スタンドの方が単価が安いことが分かったというか、そのスタンドが安いのだ。
いつも入れているスタンドより5〜6%安いのだからその差は大きい。
多少距離はあるので常にそこで給油するというわけではないのだが、三島方面に行く時にはそこで給油することにしている。
いつも入れているスタンドの付近で125円〜129円(会員価格と称されるもの)、少し高いけれどウチから近いスタンドが131円位だ。


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