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セブンイレブンの値引き販売


  • Posted by: F&F
  • 2020年5月 3日 13:06

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頑なに拒否し続けていたセブンイレブンだが、11日から値引き販売を行うという。
値引きとは言っても販売価格が安くなるわけではなく、nanacoポイントの還元だ。

おにぎり・弁当・サンドイッチなどは賞味期限の切れる5時間前から5%分のポイント還元で販売される。
何故値引きではなくポイント還元なのか。
値引き販売を行うと本部の儲け(加盟店が支払うロイヤリティの利益比例分)が減少する。
そこでロイヤリティは規定どおり払わせ、その儲けの一部をポイントで還元する方法を採る。

セブンイレブンは2009年に公取委から、「見切り販売の制限」をしたとして排除処置命令を出されている。
その後セブンイレブンでは廃棄食品の原価の15%を本部が負担するとした。
だがファミリーマートでは50%〜80%を本部が負担するので、その差は大きい。
ローソンは同20%〜55%、ローソンとファミリーマートは従来から値引き販売をしているので廃棄率は低いという。
ローソンでの値引率は10%〜50%、品物によっては90%引きなんてものもある。

セブンイレブン側は5%のポイント還元でも効果はある、廃棄物を減らすことが出来るとしている。
しかし他のコンビニでは大きな値引率であり、スーパーなどでも20%〜50%引きが当たり前となっている。
果たして5%の値引きで廃棄率減少効果があるのかと懐疑的見方が多く、建前的な値引きに過ぎないとも言われる。

スーパーなどでは賞味期限が翌日で切れる食品等を値引きするのだが、10%引きだと賞味期限の短い商品は売れ残る傾向があるそうだ。
勿論その品物が欲しい人で、翌日までの消費するのならば買うだろう。
しかし"安いから買う"、つまりは欲しくない人に売るためには最低2割引なのだとか。
これが3割引〜5割引になると「今日の夕食はハンバーグの予定だったけれど、安くなっているから焼き肉に変更するワ」と、メニューを変えてでも買っていく人が増える。
効率的販売を目指すと段階的に価格を下げていく事が必要なのだが、今度はその作業を行う人件費が問題になる。
最近は値引きシールを画像認識するレジが増えたので、商品登録(バーコード出力)し直しよりは簡単になった。
スーパーとコンビニでは客層も、その客の賞味期限に対する感じ方も異なるだろうが、果たしてセブンイレブンは食品廃棄率を減らせるのだろうか。

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