どうしても東京が良い

茨城空港に関しては以前にも書いた。
茨城空港に"東京"の名を付けることに反対も多かったという。

そもそも茨城県は東京には隣接していない。
それでも、それでも東京の名を付けたい思いが強いのは、東京への憧れそのものなのだろう。
これが神奈川県や埼玉県では、あえてそんな事を思う人は少ない。
東京でも神奈川でも埼玉でも特段違いはないくらいに思っている。
ただ千葉は別だ。
ディズニーランドにしてもドイツ村にしても、何とか東京にすがりつきたい。
つまり千葉や茨城には、東京に対する強い憧れがある風に思える。

有識者会議では国際セールス力を高めるためという理由でTokyo Ibaraki International Airportにするのだとか。
海外から来る人にとってはTokyoなの？Ibarakiなの？と混乱を感じるだろうし、東京と茨城があたかも近い誤解を与える。
勿論命名理由もそれが理由で、海外から東京までの距離に比較すれば茨城と東京の距離は近いと主張する。
座長の桜美林大学戸崎教授は「国際的にみれば茨城と東京は一度に観光できる距離」だと言い張るが疑問だ。
せめて新幹線の駅でもあれば旅客時間の短縮も可能だが、現状では3時間前後かかる。
ちなみに韓国ー成田間は2.5時間くらいだ。
3時間の距離が近いから東京の名称を使うというのならば、伊丹空港だって東京伊丹空港に出来る理屈だ。
パブコメなどでも誤解を招くなど反対意見が多かったそうだ。
その一方でチバラギだからねぇと諦めの声も少なくはなかったとか。


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