熱帯魚を飼う(66)
■ '00/5/28
水質テストを行った。
|
値 |
メーカ |
pH |
8.23 |
HORIBA |
KH |
8.5 |
TETRA |
NO2 |
<0.1 |
TETRA |
NO3 |
10ppm |
RedSea |
PO4 |
0.2ppm |
RedSea |
PO4 |
0.0ppm |
Dupla |
Ca |
410ppm |
RedSea |
Ca |
400ppm |
Dupla |
デュプラ試薬の色変化が見られないリン酸だが、RedSeaでは0.2ppmに達している。
これで良いのだろうか?カルシウム濃度がRedSeaとデュプラで逆転している。
カルシウム試薬はストロンチウムなどにも反応するらしいので、もしかしてこの為か?昨日に引き続き、餌食いの悪かったタツが死んでしまった。
タツ受難の日になったようである。
一方ミナミハコフグの白点は減少の兆しを見せている。
茶色くなって安売りされていたミドリイシはすっかり緑に戻った。
陰になっている部分は茶色なのだが、光が当たるところは緑である。
光の影響とは大きなものだ。
スキマーの60Hz動作だが、エア量をかなり絞ったのだがオーバスキミングになる。
水位を今以上に下げるためにはサンプ槽内の水位を下げるかスキマの取り付け位置を上げるしかない。
後日55Hzとか53Hz動作辺りで実験してみようと思う。
別に50Hz動作でも良いのだが、水位調整ゲートの位置が上になりすぎて調整用のネジが邪魔になるのだ。
■ '00/5/29
今日も暑い日だった。
東京は30℃まで後一歩と言うところまで気温が上がったらしい。
床下温度のピークは約27℃、ほぼ外気温程度には保たれているようである。
クーラの取り説によると雰囲気温度を35℃以下にしろと言うことなので、これなら何とか大丈夫かな。
水温の方はピークホールド機能の付いていない温度計を使っているので、温度が上がりすぎていないかどうかは解らない。
休日にでも暑い日があれば確認してみよう。
なお今日の時点でLX-110
AXはまだ配管していないのだ。
c
■ '00/6/1
ここの所忙しくて何もやっていない。
今日になってリン酸を測ってみると、RedSea試薬で0.5pp
程に達している。
Duplaだと相変わらずゼロである。
さすがに放っておけず、リン酸吸着剤を交換した。
2222に入れたフォスフェイトリムーバは1箱(2000cc)である。
スキマのモータドライブの方は、新兵器?を入手した。
現在は56.5Hzで駆動して様子を見ている。
周波数を細かく変えながら様子を見ると、50Hz〜55Hz程度までは余り変化しないが55HZ〜60Hzでの変化幅は凄く大きい。
50Hz時にはエアバルブ全開で水位も上限ギリギリで丁度良いのだが、60
Hz時にはエアバルブ開度は50%以下で、水位も50Hz時の半分以下に下げないとオーバスキミングになる。
60Hzドライブでもスキマの設置高さと言うかサンプ槽の水位を調整すれば良いのだが、サンプ槽が床下&今でもスキマのカップは飛び出している状態なので、ウチの環境ではこれ以上スキマの位置は上げられない。
サンプ槽の水位は多少下げられるが、サンプ槽からオーバフローして下水に排水するパイプ位置の関係があるのでこれも変えたくない。
ドライブ周波数を変えると言うことは水位とエア量を比例的に変えるのに等しいと思う。
なのでスキマの調整が周波数調整ボリューム一つで出来て非常に便利だ。
茶色くなって安くなったのを買ってきたミドリイシだが、光の当たっているところは見事に緑になった。
ブルーのミドリイシも欲しいのだが、これは色温度の高いライトは不向きだそうだ。
スーパークール115の真下にでも置けば良いのだろうか。
それとももっと色温度の低いランプが必要なのか。
■ '00/6/2
試薬が届いた。
失敗したのはリン酸試薬で、補充用のものを買ってしまったので使い方がわからない...(安すぎると思ったんだよね)先方の発送ミスでリン酸試薬の代わりにカルシウム試薬が届いた。
カルシウム試薬の方が高いので何も言わなければ得するのだが、リン酸試薬が欲しいので至急送ってくれるようにmailを出した。
ついでに発注間違いで補充用のヤツが来たものも補充用じゃないヤツを追加発注した。
まるで試薬屋でも開けそうな雰囲気。
これが普段使っている試薬だ。
これ以外には浄水器に付いてきた塩素試薬とか、溶存酸素濃度試薬、溶存二酸化炭素試薬がある。
アンモニア試薬は使い切ったまま買い足していない。
亜硝酸は中身だけを買い足した。
今回買ったのはSeachemとASLFERTの試薬で、Seachemのはかなり立派な箱に入っている。
SALIF
RTは国内代理店があるが、国内で買うと1つ\4〜6,000位する。
立派なケースに入ったヤツだと1万円は下らないだろうな。
これらを自分で輸入すれば全部で$300程度。
ただし送料が$40位かかったけど。
Caの測定結果は、RedSea=380ppm,Dupla=395ppm,Seachem=350ppm,SALIFER=405ppmとなった。
Seachemのみ値が低いが本当なら精密測定をしなければいけない(粗測定だと50ppmステップ)のを、今回はこれを行っていないのである。
マグネシウム濃度は975ppmと出た。
人工海水の成分表を見るとマグネシウムは1200ppm前後となっているので、さほど低くはないがT
CH・Mを4倍濃度で入れている割には上がっていない。
ヨウ素は0.02ppmで低めに出たが、実は測定法が違っている可能性があるので後日再測定する予定である。
単純な滴下法の測定なら取説を解読するのも簡単だが、ヨウ素やストロンチウムはDI水での希釈や何やらと予め試薬同士を混ぜて測定に備える云々があって面倒そうである。
とりあえずは取説を(F&Fの英語ページを作って下さっている方に)読んでいただく予定だ。
■ '00/6/3
床下に放置してあったLX-110AXを使用可能状態に配管した。
ポンプはEHEM1250を使い、ついでにEHEIM2222(リン酸吸着剤)もつなげてしまった。
流量は不足するだろうがサンプ槽の中での循環なので気にしないことにする。
LX-110AXの中には海水が残っていたのだが、コイツは硫化水素の臭いがした。
設定温度は24℃付近にしたので、LX150-BXが稼働中にもかかわらずそこまで水温が上がればLX-110AXが手伝うことになる。
今日は比較的涼しかったのだが、床下のクーラの前は熱気で暑かった。
タイミング悪く海水用も淡水用のクーラも入っていたので熱風吹き出し口付近の何と暑いことか。
床下にもぐったついでにサンプ槽の2面だけではあるが、断熱材(20mmの発泡スチロール板)を張り付けた。
サンプ槽で飼っている(って、どこからか紛れ込んだのだが)カニは元気にハサミを動かしていた。