気象計


Webカメラに関してはここここで書いているが、部屋にいながらにして外の様子がうかがえるというのは面白いものである。
空模様や風の具合、日照なども一目瞭然だ。
もっとも家にいる時には窓を開けて外を見ればそれで済む事ではあるが。
屋外に付けたWebカメラは、向きを変えると温湿度が見られるようになっている。
温湿度が見られると、ついでに風向きとか風速とか気圧とかが見たくなる。
と言っても国内には手軽な気象計などはなく、例えば風速と風向を示すだけのものが20万円とか、とてもアマチュアが手を出せる価格ではない。
その価格の高さから一旦は諦めていたのだが、ふとした事からDavis社の気象計が目にとまった。
これとて決して安いものではなく、有線接続タイプでも約12万円のプライスタグがぶら下がっている。
だったら製造元、本国で買えないだろうかと思うのは誰でも一緒だろう。
早速いくつかのサイトを調べてみると、大抵は$450程度の価格が表示されている。
これでも国内価格の半額だ。
更に低価格な所を探していくと「特価はメールで問い合わせろ」みたいな表示の所があった。
さっそくメールで問い合わせると、プライスの書かれたページのURLが送られてきて、そこを見るとケーブルタイプで$360ではないか。
ちなみに無線タイプはケーブルタイプより$100は高い。
無線タイプは太陽電池とリチウムイオン一次電池( CR-123A)によって完全ワイアレスを実現しているらしい。
周波数は800MHz帯/1mW(US),900MHz帯/10mW(EU)だ。
これでも良いのだが、リチウムイオン電池は年に一回交換して下さいみたいな事が書かれていて、だったらケーブルタイプでも良いかなと思った次第。
太陽電池板が付いているのにリチウム電池を充電可能なものにしなかったのは、単に充電制御が面倒だったからだろうか。
間欠送信とはいえ、CR-123で1年以上動作し続けるのだから充電可能な必要がないとの判断だろうか。
早速注文という事になるのだが、ここでちょっとした障害にぶち当たった。
最初に注文した店からは「制限によって日本に送れない」旨の返事が来たのだ。
おそらく日本代理店との間の様々な事があるのだろう。
そこで別の店に注文すると、何と言うことなく受注され、送料$95はちょっと痛かったが1週間後には手元に配達されてきたのである。


送料を入れてもおよそ5万円だから、国内価格の半額だ。
ちなみに日本仕様と本国仕様で何が違うのかはよく分からない。
そもそもこれの定価は$650なわけですよ。
だったら国内価格は7万円台が普通でしょう、と言いたい所なのだがまあ良い。
もしも日本仕様が日本の天気予測データを内蔵しているのであれば、多少(と言っても2倍なのだが)高くても我慢すべきなのかな。
ソフトは購入しなかったのだが、ウエザーリンクというものを使用すると定期的にデータをftp転送したりする事が出来る。
でも3.8万円もするから私は買わなかった。
実はこのVantage Pro用のソフトはサードパーティー製もあって、そちらの方が良くできているかも知れない。
おそらく探せばフリーのものもあるのではないかと思う。
私はと言えば、ソフトを買うより安くスタンドアロンで動くWebカメラでコンソールを写すという安易な方法を採った。
トップページの下の方にある画像がWebカメラのそれである。
これは1分に1回の割合で自動的にftp転送するように仕掛けてある。
さて、届けられたVantageProを組み立てる事にする。
と言っても特別難しい事はなく、屋外ユニットに風速風向計からの線を接続し、更にコンソールまでの線を接続する程度のもの。
雨量計用のマスが意外に大きいというか、これだけがかさばっている。


組み立てが完了したら電源を入れる。
すると初期設定画面になって、設置位置の緯度や経度や高度を聞いてくる。
対話形式で一通り設定し終わったら、[DONE]ボタン長押しで実測モードに移行だ。


温度の華氏と摂氏、気圧や雨量の単位を[UNIT]キーで切り替えればなじみの単位となる。
UVセンサや日照センサは購入しなかったが、国内で買うと本国定価の2倍以上を支払わなくてはいけない。
もしかすると国内仕様は取説が日本語になっているのかも知れないのだが、特別難しい設定などはないから英語版でも充分だと思う。
そもそも普段接する事の多い温度や雨量などが相手なので、取説を見なくてもコンソールをいじっていればだいたいの機能は理解出来るはず。
さて、問題はどこに設置するかだ。
屋根のてっぺんにルーフタワーでも付けて取り付けるのが良さそうだが少々面倒である。
と言って、ベランダに置いたのでは風速と風向がマトモに測れないばかりか、もしかしたら雨量計が軒にかかってしまうかも知れない。
衛星放送用パラボラアンテナ取り付け金具でも使用してカーポートの柱に付けるのが良いだろうか。
気象計自体はポールに固定出来るようなUボルトが付属している。
もっとも、どこに取り付けたとしてもその場所のその時の風向と風速が測れる事に違いはない。
悩んだ末に、取り付けのしやすさという点でカーポートの柱(正確にはカーポートを支えている柱ではないのだが)に、TVのアンテナ取り付け金具を使用して設置した。


パイプを黒く塗れば完璧なんだけど…亜鉛ドブ付けメッキのパイプそのままだとちょっと見栄えが悪いというか、目立つというか…

上に付いているものが風速風向計で、下のものが温湿度と雨量計である。
この風向計は非接触ロータリエンコーダか何かが使用されているのか、風速計が回らない程度の風でも向きが変わる。
配線はモジュラケーブル一本なので、エアコン用の壁穴から線を出した。
余談になるが、オプションのセンサとしては葉っぱの水分量を測定するものとか、土中の水分量を測定するものなどがある。
おそらく農作物の状態などを見るためのものだと思うが、我が国でもこうしたセンサを使用してデータ管理されている所はあるのだろうか。
DAVIS社のカタログを見ているだけでも面白いので、機会あれば取り寄せてみたらいいかも知れない。
VC