過去の雑記置き場

VC
第三のOSとして成功するのか(6/16)
◆ HUAWEIが独自OSを搭載したスマートフォンの広告?を出していた。米中貿易戦争やHUAWEI排除問題の中、HUAWEIは独自OSに舵を切るのだろうか。

◆ HUAWEIのOS開発は数年前から行われていたそうだ。半導体をはじめとするデバイスに関しても中国国内での調達が出来る態勢を作っていたという。
しかし、それでも海外部品を購入していたのは経済的なつながりを重視するためだと言っている。

◆ iOSやAndroid以外にもスマートフォン用のOSはあるが、いずれも失敗している。失敗の原因はOSそのものと言うよりも対応アプリが無いなど、OSだけあっても仕方が無いという状態からだ。

◆ マイクロソフトのWindowsMobileも市場には出て来たもののやがて消える運命になった。Firefoxも然りであり、他にも数種類がある(あった)が日の目を見ることはなかった。

◆ OSを作ること自体はさほど難しくはない。きちんと設計されていれば、それを仕上げていくだけだ。未知の世界に踏み込もうとしているのではなく、手本も見本も転がっている。なのでHUAWEIが独自OSを作ったと聞いても、驚くものではない。

◆ Androidにしても当初はアプリの数が少なかった。GoogleはiOS用のアプリからの移行をサポート&推進するなどし、現在に至っている。WindowsMobileも同じような事を行ったと思う。しかしアプリ開発者が興味を示さなかったのは、そもそもシェアの小さな世界に入って何の得があるのかと言うことだ。

◆ HUAWEIの強みは膨大な顧客を抱えていることだ。WindowsMobileは、そのOSを積んだスマートフォンを新たに売り始めなければならなかった。しかしHUAWEIは既存の顧客を持っている。勿論その客達はAndroidを使っている訳だが、OSの出来が良ければ使ってくれるかも知れない。
中国国産のOSだよと言えば、中国国内の膨大な数のユーザが興味を示すかも知れない。

◆ これに危機感を抱いたのがGoogleである。
中国のマーケットがHUAWEIのOSに傾けばAndroidのシェアは下降する。HUAWEIのOSが世界に広がりはじめたら、天下のAndroid牙城も崩されてしまう。Googleは米国政府に規制の緩和を求めた。

◆ GoogleはHUAWEIのOSに関して何かを知っているのかも知れない。将来無視できなくなる存在であると認識しているのかも知れない。とにかく中国のパワーはすごい。マーケットが大きいのでどんどんカネをかけて開発する。電子デバイスなどにしても、製品改良のためにどんどん作り直す。

◆ 先月まで供給されていたデバイスが今月はない、話を聞くとより良いデバイスにしたから廃番だという。新しいデバイスはナンバーが一つ進んでピンコンパチだからこれを使ってね、みたいな。中国はそれで良いのだろうが、中国部品を使う日本の企業は困惑する。またゼロからテストしなければならないと。

◆ 日本の景気が良かった頃、頻繁なモデルチェンジを繰り返しながら性能や品質を向上させた自動車と同じ流れだ。ピークは過ぎたとは言っても中国経済は未だ力を持っている。果たしてHUAWEIのOSは今後どうなっていくのだろうか。

GooglePayは○○Payとは違う(6/15)
◆ GooglePayは何かと言われても説明が難しい。通常のカード決済だと、カードのブランド(visaとかmasterとか)があり、そのカードを使った時の引き落とし口座がある。

◆ GooglePayに設定するのは、まず引き落とし口座にあたるものと、カードブランドにあたるものだ。引き落とし口座をLINE Payにすれば、GooglePayを使った時にはLINE Payの残高が減る。
クレジットカードを登録すれば、そのクレジットカードの利用額が増える。これが引き落とし口座にあたる部分の設定だ。

◆ 次にFelicaを使う側を設定する。iDだとかQUICKPayなどがこれに相当する。引き落とし口座をLINE Payにして、Felica側をiDにすると、iDの使える場所で決済が可能となる。決済するとLINE Payの残高が減少する。Felica側をSuicaにすると、電車に乗る事が出来る。

◆ QUICKPayにしてもSuicaにしても電子発行が可能なので、面倒な手続きなどはいらない。モバイルSuicaとGooglePayによるSuicaは共存できるらしいが、どうやって切り替えるのかは良く知らない。

◆ 私はFelicaはiDとSuicaを使っている。と言っても最近は電車に乗らないのでSuicaは殆ど使っておらず、使う前に駅で何かの処理をして貰わないとロックされた状態になっている。一定期間使わない状態が続くとロックされてしまうようだ。

◆ 決済でiDが使えるところではiDを使っている。マクドナルドでもはま寿司でもコンビニでもiDが使えるので便利だ。iDはドコモアプリで使っているので利用額はd cardに合算されてdポイントがたまる。iDはそれ自体でポイントはたまらないが、もしもポイントのたまるサービスがあったとすれば、使う側(iDとかQUICKPayとかSuicaとか)と決済側(LINE Payとかクレジットカードとか)の両方にポイントがたまる事になる。さらにLINE Payのチャージをクレジットカードにすればそのポイントもたまる。

◆ ポイントの付きやすいものを選んで使ったり、キャンペーンがあったらそれを使うなども出来る。と言っても使える場所が少ないのが現状だ。おそらく最も使えるのがSuicaではないかと思う。コンビニはほぼ全てのFelica決済が使えるし、スーパーなどでも使えるものが増えている。イオン系だったかはApplePayも使える。イオンはWAONの関係もあって使える決済方法が多いのだと思う。

◆ ガソリンスタンドは現金決済か現金で購入するプリペイドカードがお得だ。しかしクレジットカードで支払う方が簡単なので、私はカードを使っている。これをプリペイド購入に変えれば年に3千円以上は得になる。

◆ ESSOが未だ存在したときに作ったRFIDは元ESSO店では使えるところが多い。と言っても新田に使える店が増える事はないと思うので、今後は衰退していく一方だろう。ESSO Expressはクレジットカードを取り出す必要も無くて便利だったのに。

◆ そうそう、ガソリンスタンドで灯油価格を見たら1リットル100円だった。ホームセンターでは90円位の価格が付いていた。
今は灯油を使う時期ではないから良いが、半年後の価格はどう推移しているか。

薪ストーブの話(6/14)
◆ この別荘地内でも薪ストーブを使っている家がある。晩秋になるとその薪の燃える臭いが漂ってきて季節感がある。先日の記事で北軽井沢では冬場に1tの薪を使うとなっていた。ただしこの方は別荘利用である。

◆ 定住となると一冬に使う薪の量は20t〜50t(その場所の気温や気候や部屋の広さにもよる)だそうだ。
ホームセンターで薪を買うとすると、別荘利用でも一冬で800万円、定住だと計算上は数千万円かかるとか。

◆ なので普通は原木を買ってきて自分で切って自分で割って自分で乾燥させる。乾燥させた薪でないとススが大量に出て煙突が詰まりやすいのだそうだ。私は切り倒した木を片付けてくれた方も、2年くらい乾燥させると良い薪になると言っていた。

◆ 原木は1tで1.5万円ほど(場所によっても価格は異なる)なので、これを買ってくると(別荘利用の場合の)一冬の燃料代は5〜6万円で済むことになる。定住者だとその8〜10倍必要だと言うから50万円くらいか。

◆ ここは軽井沢ほど寒くはないので、灯油を毎月100リットル×4ヶ月使うとすると3〜4万円、電気暖房でも同じくらいだ。これが軽井沢あたりになると、冬場の最低気温はマイナス10度を下回ると言うから結構大変だ。その代わり夏は冷房が要らない(夏でも寒いときには暖房するらしい)。

◆ 水道は凍結防止ヒータが必要だそうで、これを入れ忘れると配管が皆割れてしまう。凍結防止ヒータを使うところの配管は金属製が多いようで、ジョイントが鋳鉄なのでそこが割れると書かれていた。

◆ 給湯器などは室内に設置するのだと思うが、暖房していなければ室内の温度もどんどん下がる。ここでもそうだが、水抜き栓が付いている。このバルブを回すと家中の配管から水が抜け落ちる。だが抜けきれない水が配管に残っていたり、配水管が凍って抜けにくかったりすると水が凍って配管が割れる。

◆ 薪ストーブの大きさ、炊き方は人それぞれだ。月に5t燃やす人もいれば10t燃やす人もいる。原木を買ってくれば安いとは言っても月に10t燃やしたら15万円だ。
しかも木を切って割らなければいけない。薪割り機があるそうで、エンジン動力式のものは20万円くらいからだそうだ。

◆ 薪ストーブのみで暖を取るのではなく、灯油や電気暖房と併用する人もいる。リビングは薪ストーブでその他の部屋は電気暖房とか。
広いリビングが吹き抜けになっていたりすると並の暖房では温まらないという。

◆ 東北北部や北海道はもっと寒い。
寒い地方の家は断熱などにも注意を払って設計されるので、いったん温めてしまえば後は楽なのだろうか。窓なども断熱サッシが使われるだろうし。

◆ この家は壁や天井或いは床下に断熱材が使われているが、暖かいエリアだと断熱材を使わない場合もある。ログハウス的な作りだと木材の熱抵抗のみに頼るような感じになる。

高齢化と別荘地(6/13)
◆ この別荘地も高齢化が進んでいる。最初に売り出されたのは40年以上前だったそうだ。今は無くなってしまったがテニスコートがあり、夏に花火大会なども開かれたという。販売区画数自体は少なかったが、家族連れや知人友人と一緒にこの地に来る人が多かったわけだ。

◆ 30歳で別荘を建てた方も既に70歳である。若い頃は別荘として使っていたという方が今は定住者になっている。定住個数は管理会社によれば16戸だそうだ。

◆ 私はお会いした事はないのだが、タクシーの運転手さんによればある区画に居住されている方は、今はタクシーをメインに使っていると言うことだ。最初は自分で車を運転していて、車をやめてバイクになり、そして今はタクシーを使うとのこと。

◆ そう言われれば以前は庭にバイクが置いてあった。オフロードバイク的なスタイルの、250cc位だろうか。原付スクーターくらいなら未だ乗りやすいとも思うのだが、タクシーの方が気楽で良いのかな。今は月に何度か呼ばれて来ますよとタクシードライバーは言っていた。

◆ 休眠別荘の貸別荘化を進める管理会社の説明会などにも出席しているが、若い人は殆どいない。定住している方にしても別荘利用されている方にしても70歳代が中心なのかなとお見受けする。

◆ 新たに引っ越してきましたという方は40代後半かな?位のお歳で、今後何十年もここに住みますと挨拶されていた。仕事は自営なのか、余り出かけている風でもなく庭の整備などをしている。

◆ この方の庭には小型車が止まっているが、何年かすると軽自動車になるのかななんて思いながら見ている。
別の区画でも、いつの間にか普通車から軽自動車になった所が2軒ある。
別荘利用の場合は普通車が圧倒的に多いが、定住者は軽自動車だ。道が細いとかスーパーの駐車場が狭いとか、車庫証明が要らないので気楽だとか、色々理由はあると思う。

◆ 軽自動車と軽トラックを所有している方も何件かある。軽トラックや軽自動車は車高やタイヤの径の問題で雪が降ると除雪が進むまでは移動が出来なくなる。以前の雪の時も山道の側に軽自動車が止められていた。
タイヤチェーンは巻いてあったが、轍が深かったので進むことが出来なくなったのだろう。

◆ 北軽井沢に別荘をお持ちのこちらの方は健康上の理由から別荘利用を中止すると書かれている。老後に備えて10トンの薪(3年分だそうだ)を備蓄されたと言うが、奥様の具合が悪くなったのかも知れない。ちなみに原木は1トン/1万円だそうだ。

◆ この方も公共交通機関を利用して別荘まで来て、滞在中だけ車を使う計画でカーポートを作ったと書かれていた。近所までの運転ならば何とかなるだろうが、別荘と自宅の往復は荷が重いと言うことだ。

◆ この別荘地はタクシーが呼べる(迎車料金は一定なので、余り遠いとタクシー会社が嫌がる)範囲なのが有り難い。管理会社も再び(つまり、以前は送迎バスがあった)バスの運行も考えているような話はしていた。

湿度の高くなる季節になる(6/12)
◆ 秋から冬は雨が少なく、昨年よりもずっと乾燥した時が続いた。屋外の湿度は10%台にまで下がることがあり、静岡県内でも川が干上がったとのニュースもあった。春先になれば湿度も上がって来るのだが、今年はしかし乾燥した日が多かった。

◆ これから秋口までは湿度の高い季節になるが、昨年の夏は意外にそうでもなかった。というよりも、一昨年の夏は雨が多くカラッと晴れる日が少なすぎたので、差を大きく感じただけかも知れない。

◆ 何度かリンクさせて頂いた事のある、軽井沢の別荘を所有されている方もカビとの戦いに勝利された。久々にページを拝見したらウッドデッキの補修も完了したとあった。

◆ 別荘地にお住まいの方などのblogも拝見する訳だが、軽井沢方面にしても八ヶ岳側にしても湿気と寒さに悩まされている方は多い。避暑地であるが故に夏場は冷房も要らない一方で、そこに住むとなれば冬の寒さに耐える必要がある。

◆ 灯油暖房か電気暖房かという話もあり、電気暖房の場合は外気温が低いので寒冷地用のエアコンが必要だとか、灯油は屋外タンクでないと灯油の補充が面倒すぎてやっていられないとか書かれていた。

◆ ちなみに(場所や広さによるとは思うが)一日辺りの灯油消費量が20リットルにもなるというのだから大変だ。500リットルのタンクを設置しても1ヶ月もつかどうかと言う消費量になる。電気暖房だと4万円くらいの光熱費だと書かれていたので、灯油の高い時期は電気暖房の方がお得かも知れない。

◆ 山の方の別荘では年間を通して除湿機を運転されている方も多い。また家の周囲に暗渠(あんきょ)排水管(メッシュ構造などのパイプ)を埋設して床下などが過度に湿気ないようにしている方もいる。
ここも霧が出るくらいなので湿度の高い日も多いのだが、一転晴れれば陽が当たって山はすぐに乾いてしまう。

◆ それでも一昨年は雨が降り続いたこともあり、カビ対策などを行った。と言ってもケミカル、スプレーをかけた程度だけれど。同じ伊豆半島でも海風の吹く伊豆高原の方はここよりも湿度が高い。そしてその海風が冷やされて雨となる天城高原は多雨だ。軽井沢などでもそうだが、高湿や多雨が多くの植物を育てる。

◆ ここでも植物は育つのだが、水をまいたりしないと枯れるものもある。自動散水するようになって急激に雑草が増えたわけで、つまり水をまかないと雑草すらあまり生えなかったわけだ。

◆ 伊豆高原の別荘を内見したときに、いくつかの家では除湿機が置かれていた。浴室、キッチン、トイレなど排水可能な数カ所に除湿機が置かれて連続稼働していた。それらの対策のない家屋ではカビの臭いを感じる所もあったが、それでも室内がカビだらけなんて事は無かった。

◆ 伊豆高原辺りは夏場は気温が上がるので室内の相対湿度はそこそこ下がるのではないだろうか。夜間に気温が下がってきて相対湿度が上がると除湿機が活躍するという訳だ。

地方銀行は存続できるのか?(6/11)
◆ 地銀の大部分は収益を減らしたという。低金利政策によって貸出金利が下がり、それによる集積が減ったためだ。もう一つの理由は景気低迷によって資金需要自体が減少しているためである。政府は緩やかな景気上昇が続いていると、少し前まで言っていたが実態は異なる。

◆ 東海地方は低金利競争的なことが起きているようで、場合によっては金利ゼロでの融資も行うらしい。日銀のマイナス金利などもあり、今後も厳しい状態が続くとみられる。

◆ その地域なり県なりに地銀が1行だけであれば生き残れる可能性もあると言われるが、複数校で競争になれば共倒れだ。朝日新聞の調査によれば千葉・埼玉・東京・神奈川などの首都圏と静岡・愛知の東海地方、大阪・岡山・福岡・鹿児島は全体の中でも収益率が高いという。

◆ 逆に県に1行であったとしても経営が厳しくなるのは青森や秋田、北陸や中国四国、大分や佐賀などだ。消費税が上がれば当然景気は悪化するので将来性のある資金需要は減る。資金が必要になる企業や個人は前向きの投資ではなく明日の生活のためになってしまう。

◆ 地銀離れはそのサービスとも関連が深い。地域に密着して資金需要などを支えてきた訳だが、収益率の悪化によってサービスの低下と手数料の値上げをせざるを得なくなる。すると地銀のメリットが失われて顧客が離れる。

◆ 最近は個人商店や中小企業でもネット銀行に口座を開設するケースが増えている。企業の口座を作るのは何かと面倒なのだが、ネット銀行であれば面倒さも軽減される。

◆ 都市銀行でも銀行によっては決算書類を出したりしなければならない。勿論口座開設を断られることもある。ネット銀行でもJNBは個人主体的なところもあって法人口座は余り作りやすくはない。楽天銀行などは反対に、誰でも作れると言ってはアレだが新設法人でも口座を持つことが出来る。

◆ 貸し出しによる審査であれば話も分かるが、単なる口座開設に審査を設けても仕方が無い。その割に詐欺的企業の口座は作ったりするわけだから何とも。

◆ 都市銀行は規模が大きいので収益性が多少減っても生き残るのだろうが、個人の預金がネット銀行に流れている現状ではやがて厳しくなる。ネット銀行は店舗コストがないだけでかなり経費が浮くはずだ。振り込みなどに関しても土日休日や時間帯に関係なく、すぐに送金の出来るところが増えた。

◆ 消費税が例え増税されたかったとしても、今後1年程度は金利を上げられないと見る人が多い。消費税が上がればその期間は更に長くなり、力尽きる地銀が出てくる位かも知れない。他地域の地銀同士の統合というのも??な所はあるが、今後はその流れなのだろうか。

◆ この辺りだと静岡銀行とかスルガ銀行がある。行内に入ったことはないが、駐車場に止まっている車も少ないので閑散としているのだろう。まあ振り込みなどに時間がかからなくて良いかもしれないけど。

移動体通信業界に於ける契約縛り(6/10)
◆ 2年契約を途中解約したときの違約金を千円にするという事だ。そもそも契約縛りとは何か?従来型携帯電話の頃には明確な契約縛りは存在しなかった。

◆ ドコモなどは10ヶ月以内の機種変更においては割引を適用しないなどしており、契約上の縛りではなく機種変更の割引制限という形のリミッタがかけられていた。その後MNPの開始などに前後して1年縛りが登場する事になる。年間契約をする事により月額料金を割り引くというものだ。1年縛りの途中解約違約金は3千円程度と高くはなかった。

◆ 縛りによる解約率の押さえ込みは、解約率の高い事業者においては有効となる。元々解約率の低い事業者では、年間契約させて料金を引き下げる事による収益減のデメリットが目立つ事になる。

◆ 当時解約率が高く瀕死状態だったVodafoneはハッピーボーナスを開始する。これが2年縛りの先駆けだ。途中解約違約金も1万円と高額だった。このVodafoneを買い取ったソフトバンクは、ハッピーボーナスをスーパーボーナスと名を変えて2年縛りを定着させた。更には4年縛りとも言われるプランも作った。

◆ 解約率が高止まりしているソフトバンクは、2年縛りのみでは解約率の低下が見込めず端末の割賦販売によるローン縛りも導入する事になる。ユーザに高額のローンを組ませ、毎月そのローン肩代わり金をバックするというインセンティブプランの骨組みを作った。利用者の組ませたローンを売り払って現金に換える事により、大規模なビジネスローンを組むのと同じ事が起きた。ソフトバンクの信用度は低いが加入者の信用度は高いので低金利でカネが手に入った。

◆ その後ドコモやKDDIもソフトバンクスタイルを真似るように2年縛りや高額ローン販売を行うようになる。実際には数万円の支払いにもかかわらず10万円以上のローンを組ませるという、歪んだ図式が出来上がったのだ。

◆ 当時は未だ勢いのあったソフトバンクの暴走を分離プランで止めようとしたが失敗する。規制に抜け穴があれば抜ける、無ければ穴をぶち開けるという姿勢の前に総務省も刃が立たなかったというのが実情だ。

◆ だが時代は長くは続かない。ソフトバンクは徐々に弱体化しはじめる。ここを狙ってと言うわけでもないだろうが、第二の悪とも言われる楽天のMNO参入を前に分離プランを再びの声が上がる。その楽天は「分離プラン除外事業者になったとしても、それはこちらからお断りする」と表向きは言いながらも、法施行/MNO化を前にインセンティブプランによる端末販売を強化している。

◆ これまでに何度か料金の見直しなどが行われてきたわけで、それは政府の意向に沿うというのが理由ではあった。しかし実際に支払料金が下がったかと言えば否であり、現状の分離プランもインセンティブプランよりも支払額(契約と端末代の合計)は増えている。こうしたマジックというかトリックの抑制に、違約金額を極端に下げさせる規制を加えると言っても良いだろう。解約違約金が千円であれば、縛りの効力は大幅に低下する。他事業者に変わりたいと思いながらも、契約縛りとローン縛りで中々動けなかったソフトバンク利用者にとっては朗報になる。

SONYのプリ・メインアンプを直してみる(6/9)
◆ SONYのアンプがおかしいという。直せないかと相談を受けた。333ESXという機種らしいので回路図を探したが無い。回路図無しじゃ直せないなぁと言うと、だって測定器は回路図無しで直したでしょと。いや、それはそうだけれど、元々無線屋だし。

◆ と言っていたも始まらないので現物を見る事にした。スピーカとソースを接続してみると、確かにおかしい。
片チャネルの音が歪んでいるし、レベルも低い。あちこち触ってみると、トーンコントロールのボタンを押すとレベルが変わる。

◆ このアンプ、SONYはこれより前にスイッチング電源のアンプを売り始めた。
しかし評判が悪く、再びトランス式電源に戻したシリーズがこれだそうだ。
ダイキャストのシャーシにトランス、デカい電解コンデンサなどが並ぶ。トランスこそ1個だが、各回路は左右独立した風にレイアウトされている。

◆ 左右のチャネルが独立しているので、両チャネルを比較するように電圧をチェックした。が、トランジスタ各部の電圧は特に異常は無い風に見える。多少電位差があるのは普通のことだろうし、それが正常か異常かなど分からない。

◆ 次に抵抗値を測っていく。抵抗は酸化金属被膜抵抗が多用されている。1W位の大きさだ。これをインサーキットのままテスターであたっていくと、カラーコードは470Ωの抵抗が0.7Ωしかない。抵抗がショートモードで壊れることなんかがあるんだ。

◆ だがこの抵抗が壊れていたのは正常な方のチャネルである。抵抗値に寛大な設計というか、この抵抗が460Ωから0.7Ωになって特性のどの部分が狂うのかななんて、そちらの方が気になった。

◆ 抵抗は交換したが音の具合は直らない。
と言うか直らないよなぁ、正常なチャネルの方なのだから。次にプリアンプの出力をチェックする。オーディオゼネレータなど手持ちがないので、SGのLF(LowFrequency)出力を使う。と、プリアンプの出力がそもそもおかしい。

◆ メインアンプ側は回路も簡単だが、プリアンプ側は複雑だ。トーンコントロールやら何やら、しかもそれがどこに実装されているのかもよく分からない。何とな〜く信号を追う。アンプというとシールド線が何本も絡み合っている風を想像するのだが、どうやらこのアンプはトーンコントロールのVRのそばにその回路が実装されているようだ。

◆ レベルを見ながらあちこちいじっていると、それまであったレベル差がほぼ無くなった。何だ?直ったのか?正弦波入力から音楽ソースに切り替え、スピーカを接続すると正常である。再度各スイッチやつまみをチェックする。と、ミュートスイッチが片チャネルだけ効かない。

◆ スイッチを何度も動かすと接触不良が直ったようで正常になった。そうか、そもそもどこかのスイッチが接触不良だっただけなのか。スイッチはスライドスイッチ風のものなので、何度も動かしている間に復活したのだと思う。

ARMは大丈夫か?Sprintはダメか?(6/8)
◆ ソフトバンクが買収したSprintは全く良いことはなかった。それまでは全米3位の座を堅持していたのだが、Softbank傘下になって4位に転落した。それでも孫さんは順調だ、エリア整備は終わったと繰り返した。

◆ これはVodafoneを買収したときと同じで、エリア整備は完璧だと繰り返すことで投資家を安心させたのだろう。
もちろんエリア整備が完璧なはずはなく、それが現時点においても同様だ。

◆ 日本人は孫さんの言葉に騙されたというか、今までの移動体通信業界は綺麗な世界だったので、その経営者が嘘を吐くなどと誰も思わなかったのだ。もちろんそんな嘘の繰り返しも10年もすればバレバレとなり、今は加入者から見放されはじめている。

◆ Sprintの加入者は最初から騙されなかった。日本人を騙せたのだから米国でも上手くいくだろうと思ったのかも知れないが、ダメだった。そんな中で財務状況を良く見せる必要があった。投資家向けの作戦である。

◆ 去年には史上最高の利益だ、株価が上がったとSprintの順調ぶりをアピールしていた。ソフトバンクがSprintを買収する以前は10年以上も赤字が続いていた、それが今年は史上最高の利益を出したと。しかしそれは必要な部分にカネを使わなかったという、それだけの話だった。

◆ 孫さんはSprintの人員を削減し、必要な投資を凍結した。これによって見かけの利益を増やすことは出来たが、内部はボロボロになっていく。
カネがないからオイル交換を怠ったらエンジンが焼き付いた、カネがないから餌を与えなかったら売り物の動物がガリガリに痩せてしまった、みたいなものだ。

◆ 設備投資とは明日に為にあるものだが、孫さんはSprintの未来をそぎ落としてしまった。駄目なものには金をかけない主義と言ってしまえばそうだが、取り残された利用者の利便性まで奪うのが孫さんの冷血さである。

◆ そして現在のSprintはと言えば、経営状態を不安視する加入者がどんどん他の事業者に移っている。縛られた利用者はSprintから抜けることが出来ず、不安を募らせている。

◆ SprintがダメなのでARMを買ってみた。買収後には業績が急降下した。だがその後財務データは改善している。
まさかSprintと同じ手法でARMを痛めつけているのではないのか。

◆ 孫さんは史上最高だとか○○%の伸びだとか、とにかくデカい数字が大好きである。数字を作り出すためなら中身はどうでも良い、と言ってしまってはアレだが、しかし技術屋ではなく虚業家なのでそんなものだ。ARMを再上場させて大きな利益を手中に収めると言っているので、上場の日までが勝負だろう。その時に向かって利益を最大限にさえすれば、後は落ち込もうがどうだろうがさっさと売り受けてしまう作戦かも知れない。

◆ しかし、それが虚業ビジネスというものなのだ。買ったものに飾りを付けて転売する、転売屋とはそんなものだ。
何のために会社を買うのか、その会社の製品に魅力があるなんてのは後付けだ。ようするに、転売して儲けが出るか出ないかの問題だけなのだ。

5Gは素早く立ち上がるか?(6/7)
◆ 5G用の基地局設置場所として交通信ドコモは国の要請もあって5Gの整備を急ぐ方針だ。今年は9月からプレサービスとして大容量データの伝送などを活かしたサービスを行うというのだが、まあドコモのやる事だからピンボケだろう。

◆ KDDIはプレサービスと言ってもシステムの調整みたいな事がメインとなるようで、実際に電波を出して各地での受信状態や通信速度をチェックするという。これってプレサービスとは呼べなるようなものではない。まあソフトバンクも過去に900MHz帯の実験局か何かをサービス開始だと宣言したけど。

◆ そのソフトバンクはいつ頃から何をやるかは未定だそうだ。国との約束があるので2020年には狭いエリアででもサービスは開始するとは思うが、動きは鈍そうだ。エリア整備という点でドコモは唯一の事業者になりそうだが、5G対応スマートフォンが普及するかという問題はある。

◆ 2019年の冬モデルか2020年の春モデルが5G対応機となり、2020年の夏モデルでは新たなデバイスで高速処理を謳うモデルが出てくるだろう。ただ実質価格の上昇の中で容易にはスマートフォンは買い換えられない。もう一つはiPhoneの対応がどうなるかで、今年の秋モデルが対応すれば日本では5G対応機が増える事になる。

◆ 米国や韓国では5Gのサービスが始まっているし、欧州でも5Gサービスは行われている。こうした中でiPhoneの今年のモデルが5Gに対応できないとなれば問題である。Androidのみが5Gに対応する唯一のものだというあの宣言が本当になってしまう。

◆ 5Gが活かせるようになるのは2022年か2023年頃ではないかと思う。従って焦る必要はないのだが、5G対応を謳えるか否かでイメージは異なってくる。それこそiPhoneマニアの神尾氏のように「余計な機能が付いていると、間違ってその機能を起動してしまう危険性がある」なんて言うのだろうか。これはAndroidにある機能がiPhoneには搭載されていなかったときの言葉だ。勿論その後iPhoneの機能が充実すると、それを余計なもの呼ばわりしなくなるという非常に分かりやすい性格の方だ。

◆ Androidの世界ではHUAWEIがどうなるのかも問題である。各メーカ共に5G対応モデルを作ってくるのは当たり前なのだが、現時点で進んでいるのはHUAWEIやSAMSUNGだからだ。事業者がサービスを開始したところで、魅力的対応スマートフォンがなければ使う人は増えない。GALAXYが5Gに対応しているからと言って、GALAXYを指名買いする人が日本にどれだけ居るのか。

◆ IoTなどでも活用される5Gではあるが、最大の利用者は一般ユーザである。高速通信を活かしてモバイルルータなどを売るのかも知れないが、果たしてどれだけの速度が出せるのか。理論速度だけであれば現時点でも1Gbpsなわけで、しかし実質的にそんな速度を見る事はない。固定回線でも中々出せない1Gbpsは、単に回線というか配線の速度だけではなくあらゆるデータ経路が高速であり相手のサーバも高速である必要がある。

5Gエリア整備と国内企業(6/6)
◆ 5G用の基地局設置場所として交通信号機のポールを利用するというのは悪いアイディアではない。この事に関して信号機の制御を5Gを使って行う的に書いているメディアもあったが、現状そうではない。将来的には分からないけど。

◆ 信号機は人口密度に応じて設置されていると言っても良いので、通信の集中するエリアには多くの基地局が設置できる。IoTとして考える場合でも、交差点内の事故の様子を記録するカメラの設置とその通信手段として活用できる可能性もある。

◆ 将来的な自動運転車に向けた通信や基準点としての位置づけなどにも利用できる。
自動車通信用として900MHz帯をもぎ取ったアレはどうなるのか。結局有効に使えないまま、周波数帯を取ったぞ凄いだろと言う話で終わってしまったりして。

◆ 場所貸しは技術的には可能でも、政治的には難しい面が多い。未だに残るASTELの基地局があるのだが、これが良い例だ。
電力会社や鉄道会社はASTELのPHS基地局設置のために場所を貸した。だがASTELは消滅してその後YOZANが引き継いだ。YOZANはPHS基地局撤去のための費用を電力会社から貰ったが、そのカネは他に使ってしまって撤去をしなかった。電力会社は、他社に貸した場所なので基地局を勝手に撤去する事が出来ない。会計上は場所代の未納分が増え続けているだけだろう。確かYOZANは同じ手法で再度電力会社からカネを奪い取った筈だ。こんな企業が長続きするはずはなく、その後破産している。

◆ こうした部分の取り決めなどが問題になる。
ドコモやKDDIが移動体通信事業から撤退する事はないと思うが、ソフトバンクや楽天は不安定企業である。儲からないとなれば他社に売却するという流れを見れば、ASTELの悪夢がよみがえる。共通基地局や共用基地局の場合も、複数社が使うものであるが故に権利の問題などが複雑になる。

◆ 昨日報道された、楽天モバイルがNEC製の基地局(無線部)を使うという話がある。HUAWEI排除でMNO各社共に5G基地局をどうするか悩んでいるはずだ。と言ってもエリクソンとノキアくらいしか選択肢がない。同じメーカで全てを揃えるとソフトバンクの大規模障害的な事が起こらないとも限らないわけで、かといってノキア製は様々な面で見劣りする。

◆ こうした中でNECの名前が出て来たのだと思うのだが、今年の初め頃から楽天はノキアとNECと云々と言われていた。NEC製と言っても無線部やアンテナであり、制御機器ではない。全く無縁だとは言わないまでも、移動体通信事業の表舞台に出ていない企業に5G基地局をすぐ作れと言っても無理があるが、無線機とアンテナくらいなら何とかなるか。NEC再参入は政治的な話がうごめいているのだろう。
HUAWEI排除によってのし上がれる可能性があるよ、みたいな。

◆ ドコモやKDDIも新たな基地局ベンダーを求めているとは思う。エリクソンのシェアが拡大し続ければ、コストの面でも管理の面でも言いなりにならざるを得なくなる。日本国内メーカであれば要求を通しやすいというメリットもある。まあNECの中身はSAMSUNGじゃないのと言う人もいるんだけど。
無線部のみではなくシステムとして受けられるくらいの力を発揮してほしいものだ。

5Gのエリア整備はどうなるのか?(6/5)
◆ 5G用の周波数が割り当てられ、各社の投資額なども分かってきた。ドコモは約8千億円、KDDIは約4.7千億円、ソフトバンクと楽天は約2千億円を投資する。

◆ ドコモの投資額が突出しているが、エリア整備を前倒しせよという政府の意向に沿ったものだと思われる。
3.7GHz/4.5GHz帯や28GHz帯はナノセル・ピコセルで使われる。見通しでは伝達距離は稼げるが、それを期待するようなバンドではない。

◆ 高速伝送の目的も勿論あるが、収容者数の増大により混雑地域の通信速度改善がメインになると思う。例えば駅やその周辺、大規模商業施設周辺などがそれにあたる。IoT関連として、或いは自動運転車の通信では同時接続数の拡大と各セクションに於ける接続・遅延時間が重要になる。

◆ 設備投資は加入者数によらず必要だ。
例え加入者が1人しかいないとしても、その1人が全国で使うためには全国規模で基地局を建てる必要がある。
ソフトバンクと楽天は共に2千億円規模であり、加入者数はソフトバンクの方が多い。これは投資額とエリア規模の比較ではなく、収益と投資額の比較になる。

◆ ソフトバンクは楽天に比較して加入者が多く、収益も大きいので投資額の割合が下がる。楽天は収益が少ないので投資分がそっくり赤字になる。投資額に対する設備としてみると、おそらく楽天の方が多くの設備を購入できる。

◆ 楽天は新たに4G/5Gのサービスを開始するので高機能低価格な設備(NFV)を揃えることが出来る。しかし既存の事業者は現用の設備を拡張していく或いは、現用の設備と接続する必要があるのでコストがかかる。楽天は急激に加入者が増えないだろうと予測してNFVで行くのかも知れない。NFVは処理能力を上げにくい。5G基地局ベンダーとしてNECと手を組むらしい話は明日の話題にするか。

◆ アンテナの鉄塔に関しては既存の設備が使えるのだが、ナノセルやピコセル用のアンテナはビルや建物内部に設置されるものがメインになる。鉄塔上にアンテナを設置しても良いのだが、高所に設置するメリットは(対移動機用としては)余り無い。交通信号機を設置場所として解放する案も出ている。

◆ 28GHz帯はアンテナも小さく出来るので構内設置用としてはコンパクトにまとめられる可能性がある。4GHz帯はある程度の大きさが必要になるが、現状の2GHz帯用のアンテナも(構内用は)かなりコンパクトに出来ている。

◆ 4GHz帯はある程度の伝達距離を見込めるので、ドコモやKDDIの言う「5年以内に全国の9割を5Gエリアにする」エリア拡張の主役になるのだろう。日本の5G化は遅れていると言われる。米国や韓国がサービスを開始しているのに対して、日本は周波数が割り当てられた段階だからだ。

◆ 政府でも補助金を出すみたいな話もあるのだが、カネさえあれば早く物事が進むわけではないのが移動体通信の難しさでもある。孫さんが決算演説会の度にエリアが改善できた改善できた改善できたと叫んだが、結局エリアはたいして広くならなかったという事実。スプリントが改善した改善した改善したと唾を飛ばすも、加入者離れが深刻化するだけ、ソフトバンクによって息の根を止められてしまうのではないかと言うくらいに弱ってしまった。

マツダのCX3を見かける(6/4)
◆ 軽自動車が多い田舎ではあるが、コンパクトカーやSUVも見かけないではない。未舗装路など殆ど無いのだが、それでもジムニーやパジェロミニ、SUV系は都市部よりも割合としては多いと思う。

◆ そんな中でCX3を見かけることが増えた。CX3がどんな車かと調べてみるとマツダのSUVで1.5リットルのディーゼルターボやガソリンエンジンのモデルがある。SUVと言っても最低地上高は乗用車とほぼ同じなので、形はSUVぽいけれど実際にはデミオあたりと余り変わらない感じだ。

◆ CX3の他にはCX5やCX8もある。数字が大きくなると車体サイズが大きくなり、CX8にあっては全長5m近いという巨大な、3列シートをもった車になる。
3列シートというとワンボックスカーからの乗り換え組みもいるとは思うが、今やワンボックスカーは下取りが渋いとのことだ。

◆ CX3もそうだがCX5もガソリンエンジン車とディーゼルエンジン車がある。マツダは高圧縮比のガソリンエンジンと低圧縮比のディーゼルエンジンを作った。ディーゼルエンジンは6000回転以上まで回っていくのだから凄い。

◆ 音もガラガラとは感じるものの、音量は小さめでさほどうるさくはない。140kWの出力と450Nmのトルクを発揮する。
ターボチャージドガソリンエンジンの方は169kW/420Nmと最高出力が大きいのだが、最高速はディーゼルの方が出るとか。ギア比とトルクの関係だろうか。

◆ ガソリンエンジンは2リッター版の115kW/199Nmを搭載したモデルもある。音や排ガスの臭い(従来のディーゼルに比較すれば殆ど気にならないレベル)を気にしないのであれば燃費の点でディーゼルを選ぶ価値はある。実燃費はガソリンエンジン車が7〜8km/lでディーゼル車は15lm/l前後と2倍の開きがある。

◆ 静かなディーゼルエンジンを、機嫌の良い猫が喉を鳴らしているようだと比喩する事があるが、まあ猫と言ってもトラかライオンの"ゴロゴロ"位の音はする。
ディーゼルエンジンは欧州車の方が進んでいる訳で、車外騒音規制などもあり徹底したエンジンルームの防音も功を奏している。それでも排ガス臭はやはりディーゼルのそれだ。

◆ 自分で乗っている分には気にならない排ガス臭だが、後ろの車は多少臭いを感じる。臭いのレベルとしては今の日本車はかなり良く出来ているとは思う。トラックなどでも最近の排ガス規制適合車は煤煙も臭いも低く抑えられている。もっとも、目に見えないだけで有害物質は多いのだと警鐘を鳴らす人もいる。

◆ 欧州では、かつてディーゼル車が人気であり、それはディーゼル車に乗っているから俺は環境を考えているんだぞみたいな密かなアピールがあったのだとか。とは言っても実際の排ガスレベルは決してクリーンではなく、単に燃費が良いので炭酸ガス排出量が低いと思い込んでいたに過ぎない。

◆ この炭酸ガス排出量も、ガソリンよりも炭素分の多い軽油は同じ量を燃焼させればより多くの炭酸ガスが出る。ただし燃費が良い分燃焼させる質量が少ないので炭酸ガス排出量は抑えられると言うことにはなる。

移動体関連特許事情(6/3)
◆ CDMA通信方式においてはクアルコムの特許が支配的だった。CDMA方式を使う限りこの特許から逃れる事は出来ず、それが新方式開発への足がかりになったとも言われた。

◆ では4G/LTEになって特許料の支払いはゼロになったのかというとそうでもない。事業者やメーカはSEP(それを実現するために必須な技術の特許)を握っているからだ。この特許という"部品"にかかるコストは製造原価の1%を占める場合もあるという。

◆ 5Gのサービスが今年から来年にかけては各地各国で開始されるが、5Gの特許出願数は中国が最多だそうだ。多くはHUAWEIが基地局関連の特許を握っている。これまでは米国や韓国の特許出願数が多かったが時代は変わった。

◆ 日本は鎖国主義と事業者納入が災いした面もあって移動体通信関係に関しては斬新な技術は有していない。基地局関係などでフェーズアレイアンテナなどはあるものの、これが必須かと言えばそうではない。

◆ かつての日本は回路技術や半導体製造など、特に民生用デバイス分野では頑張っていた。汎用デバイスではなく、その機器に特化した専用デバイスなどを安価に、大量に供給する事で製品価格が抑えられていたわけだ。

◆ しかしデバイスの開発コスト、デバイス自体のコスト、製造技術などの面で競争が激しくなると国内半導体メーカは規模を縮小せざるを得なくなる。韓国や台湾の半導体製造工場と日本を比較すると、日本の工場を動かすには多くの時間とコストが必要だ。

◆ 確かに設計などのサポート面や信頼性では勝るものの、日本で一度デバイスを作る時間と金があれば台湾では2回(一度目に不具合があり修正して2回目を作る)チャレンジする事が出来る。

◆ PDCが終焉間近の時期に純国産で通信デバイスをと開発はされたが、すぐに消えた。CDMA時代になれば世界が競争相手であり、日本のメーカが独自にデバイスを開発するなどそのメリットがないと判断された。

◆ この辺りの事情は、同じ機能をハードウエアで実現するかソフトウエアで実現するか論に似ている。専用のハードウエアを使うとコストが増えるが処理速度は速くなる。ソフトウエアではその逆にランニングコストがかからず、場合によっては低消費電力になるが処理速度が遅い。

◆ 自らデバイスを開発すると価格は高いがその機器に特化して無駄な部分はなく小型化出来る。他社のデバイスを組み合わせて作れば開発コストはかからないが極限の小型化は出来ない。

◆ デバイス開発が性能を決めるSoCにおいてAppleはデバイスから製品そしてソフトウエアまで全てを自社或いは関連企業で握る。開発費は莫大になるがより良い製品が出来れば競争力も絶大になる。

◆ 開発型企業の場合は多くの新しいアイディアが生まれるので、当然特許出願数も多くなる。ただしそれは製品に関する特許であり通信やシステムに関わる部分そのものではない。

ポイントサービスやらコード決裁やら(6/2)
◆ 移動体通信各社共にポイントサービスを行っている。ドコモのポイントはマクドナルドなど、ドコモ以外の買い物でも貯めることが出来る。

◆ ソフトバンクは独自ポイントのマイナーさに嫌気がさしたのか、Tポイント陣営に相乗りした。しかし共通ポイントというのはデメリットもある。ソフトバンクで発行したポイントが他店で使われたら、それは損失になる。

◆ 各店舗での発行ポイント数がバランスしていれば良いのだが、そうでない場合は損失が目立つ場合もある。ソフトバンクは特に、Tポイントを吸収する部分が弱いので余計だ。

◆ この問題に対してソフトバンクはソフトバンクでしか使えないポイントを発行し始めた。共通ポイントとは名ばかりで、実際にはソフトバンクでしか使えない。これに対してTポイント加盟店は反発を強め、一部企業はTポイントから離れた。

◆ こうしたTポイント自体の魅力減少と、相乗りによるコスト増を避けるためにソフトバンクはTポイントからPayPayに舵を切る。これでPayPayが流行らなければ共倒れになるわけで、金をばらまいて顧客をつなぎ止める作戦を展開している。

◆ しかしPayPayの使える場所は多くはない。これもそのうち使途限定PayPayみたいな、電子マネーから離脱するような事になるかも知れない。

◆ ポイント戦略と言えば楽天で、その楽天がMNOになる。ベースコストの安い楽天は低価格を仕掛けてくる可能性があり、そうなればソフトバンクの稼ぎ頭であるYmobileと直接的な対決が避けられないかも知れない。

◆ 楽天モバイルの弱さは資金力である。膨大な投資が必要になるが、楽天モバイルの稼ぎは少ない。まあ楽天本体からカネを流すようなことになるとは思うのだが、新規事業者故の厳しさがある。一方で三木谷氏はサラブレッドなので政財界にもある程度は名が知れている。たたき上げの孫さんとはまさに格が違う。

◆ 政治力だ何だという話になれば楽天は強いが、そんなものでエリアが広がるわけではない。もっともMVNOとしての楽天モバイルがあるわけで、それはドコモのエリアなので強い。端末販売力は、元々物売りなのだから強い。ポイントシステムも十分に認知されている。

◆ こうなると総合力でソフトバンクは少々不利になる。この対策がヤフーの子会社化だと思う。ヤフーは良く稼いでくれるので今ひとつ元気のないソフトバンクの売り上げに貢献してくれる。

◆ 何と言っても、スプリントを買収してスプリントの業績を改善するどころかTモバイルにも負けて最下位に転落させてしまったという事実がある。顧客離れは深刻になり1Qは約22億ドルの赤字となった。孫さんは苦しいながらも順調だと訳の分からないことを言ったが、スプリント沈没説が広まるにつれて解約が殺到する事態になっている。沈没前にTモバイルに押しつけてしまう作戦はうまくいくのだろうか。

値引き競争は正当な商行為か(6/1)
◆ 分離プランに於ける端末価格は、いわゆる定価売りとなる。しかし実際には市場の競争があるわけで、定価で売れと拘束する事は出来ない。だが値引きを許すとこれまでのインセンティブプランと同じ事になってしまう。

◆ 値引きの原資がどこにあるのかなど調べようがないわけで、例えば自動車ディーラの行う自社登録と新古車販売と同じなのだ。これはディーラが新車を自社登録して登録台数を増やす。するとメーカから奨励金が貰えるので、自社登録をした車を新古車として販売しても損にならない。

◆ 分離プランでもSIMロックがなされている事、例えばソフトバンク向けのXperia1はドコモやauの一部のBANDに対応していない事などを見れば、ソフトバンクでXperia1をう買う人はソフトバンクでそれを使う可能性が極めて高い。だとするならば、値引き販売は加入者の増加に向けたものだと言う事が出来る。

◆ これがiPhoneなどだと話が少し違ってくる。SIMロックはあるにしても仕様は同一なので、最も安価なMNOでiPhoneを買って自分の契約MNOの回線で使う事が可能になる。もっともソフトバンクはSIMフリー版などのスマートフォンを使う事が出来ないようになっている。これは分離プランに反する規制なのだが今後変わるのだろうか。

◆ 5月30日の会合では値引きに対する規制などが話し合われた。絶対額として値引き上限を決めるのか、定価に対する割合として決めるのかなど、難しい面がある。

◆ 言う事とやる事が正反対な楽天はモバイル事業でもこれを炸裂させた。端末の激安販売は許されるものではないと。
その許されざる事で加入者を増やしたのが楽天だ。騙しのテクニックはソフトバンクとは異なるが、見方によっては楽天の方がよりあくどい事をやる。

◆ その楽天はSIMロックを廃止すれば良いという。と言う事は、今後登場するであろう楽天扱いのスマートフォンにはSIMロックはかけないんだろうな。え?言う事とやる事が正反対なのが楽天スタイルだから、むっつり三木谷氏の方針通りやりますよって事か。

◆ 値引き云々の議論をするならば、値引きゼロを規定した上で定価の設定を行えば良い。そもそも値引き論が出る事からして通信料の引き下げが不十分だったのではないのか。ドコモは2割の余力があると言っているので2,980円のプランは2,380円に出来たと言う事になる。

◆ ドコモばかりではなくKDDIにしてもソフトバンクにしても同様で、ソフトバンクは値引き規制はスマートフォンだけにした方が良いとまで言っている。

◆ 値引きしたいのならご自由にどうぞとやるとどうなるのだろうか。iPhoneのゼロ円販売は復活するのか?分離プランなのだから誰でもゼロ円で買う事が出来る。もしもキャッシュバックがPayPay残高に入りますよと言ったところで、電子マネーは基本的には現金同様だ。使途限定PayPayでソフトバンク通信料にしか充当できませんとでもやれば別だろうけれど、これだと分離プランではなくなる。

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