過去の雑記置き場

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ACアダプタと電波時計(9/24)
◆ 電波時計は40KHzあるいは60KHzの電波を受信する。最近のACアダプタや機器内蔵電源はスイッチング方式になっていて、このスイッチング周波数が50KHz〜5MHz位だ。

◆ スイッチング意周波数を上げるとトランスやコンデンサが小型化出来、応答速度が向上するがトランジスタのスイッチング損失が増大するので効率が悪化しやすい。

◆ 最近ではGaNデバイスなどによるスイッチングと同期整流で、小型化と高効率化を両立させたものも増えてきている。しかしコスト面からすれば従来技術である、スイッチング周波数を50KHz〜100KHzとしたものが多い。

◆ バックライト用にACアダプタを使用する電波時計があり、その取説にはACアダプタを外した方が電波を受信しやすくなるとある。ACアダプタからのコードにはフェライトコアが付けられているが、それでは不要輻射は防ぎきれないようだ。

◆ 試してみると、確かにACアダプタを外した方が電波の受信状態は良くなる。この電波時計には電界強度を示す的なピクト表示があり、3段階の表示になっている。
ACアダプタを付けると殆ど受信できないのだが、外すとピクトが2〜3個点灯する。

◆ そこで少し大きめのフェライトコアにDC側の線を5回ほど巻き付けてみた。元々入っているフェライトコアより大きなものだが、μなどは不明だ。この対策によってピクトが1個点灯するようになり、電波を受信するようになった。

◆ ACアダプタや線からの輻射もあると思うが、DCラインに重畳してくるノイズもあるだろう。ACアダプタのAC側やDC側にフィルタを入れれば良いわけだが、それはコストと大きさの問題になる。

◆ 電波時計用のACアダプタのみではなく、スマートフォン用のACアダプタでも何でも、相当なノイズが発生していると思う。スイッチング周波数が低ければ電波として空間に出ていくエネルギは小さくはなるが、AC側やDCの線にはノイズが乗っている訳なので、それらの線の近くに電波時計があれば妨害を受けやすくなる。

◆ どの位線が近いと影響を受けるのかは何とも言えないのだが、周波数的に考えると1m〜2m離れていれば影響は少ないと思う。ただ家の中で1m〜2m離すのは意外に大変で、壁のコンセントとそこまでのケーブル、そのケーブルが天井に這わせてあると考えると部屋はノイズ源で囲まれているみたいになる。

◆ 標準電波の周波数が低いので、部屋の開口部が小さいと電波が入ってこられない。マンションなどでは窓の近くに時計を置かないと、うまく電波が受信できないかも知れない。電波が弱い事に咥えて部屋の中にノイズ源が多いのだから、電波時計にとっては厳しい。

◆ ACアダプタのDC側の線がシールド線になっていたり、2芯のシールド線でコモンモードノイズに対しても有効になっているものもある。どのACアダプタのノイズが大きいのかは、測定器が無いのであれば電波時計の電波受信状態を見ながら、Acアダプタをコンセントから抜き差しして見ていくしかない。

◆ 中国では2007年から68.5kHzの標準電波が出されていて、ACアダプタの電波時計対策も行われているという。そう言われてみるとDC側の線がシールド構造になっているものもある。

事業者のやり方?(9/23)
◆ メガソーラ建設を予定している事業者は、各地で問題を起こしている。産廃を無許可で山に埋めてしまったり、防災用の工事をするより先にパネルを設置してしてしまったり、雨水を溜める調整池の壁板を規格外のものを使って隙間だらけにしてしまったりと、およそ考えられない事をやっている。

◆ 当初の計画では発電所の工事は2019年の12月に開始される予定だった。2019年の8月に、12月から工事をしますよと説明会があった。しかしそんな乱暴が通るはずもなく、環境影響評価を挟まなければならなくなった。

◆ 事業者に何か質問をすると、未だ設計が出来ていないから応えられないという。そして当初は伐採はするが伐根や造成工事はしないと言っていた。しかし今年の6月になると、7ha近くの面積を造成すると言い出した。

◆ だが環境影響評価になると、やはり造成はやめました、伐採だけにしますとなっている。造成を伴えば環境へのインパクトが大きくなるからだろう。何故そうコロコロと計画が変わるのかを聞いた所で、設計が進んでいないとしか言わない。設計も出来ていない時点で環境評価は明らかにおかしいのに。

◆ では本当に設計が出来ていないのかと言えばそうでもないらしい。偶然ある業者から聞いたのだが、パネルの設置場所などもちゃんと決まっているという。設計が出来ていないと言っておけば、住民からの質問に答えなくて良いから、ギリギリまで設計が出来ていないと言い通すのだろう。

◆ 問題を起こしているメガソーラと言えばソフトバンクや京セラとなるが、ソフトバンク対策法的に乱開発がしにくくされた結果、最近は京セラの悪事が目立つようになってきた。

◆ 多くは泥流被害やパネルの飛散などで、特に泥流は必ずと言って良いほど発生する。山を造成したりすれば3年くらいは土砂が流れてしまうのだそうだ。

◆ 事業者は調整池を掘った残土3.8万立米を敷地内に捨てるという。今時残土処理にはカネがかかるので、知らん顔して捨ててしまうのが一番安上がりだ。それで事故が起きたのが熱海である。熱海の土石流は5.55万立米だったそうだ。

◆ もちろん3.8万立米が一度に崩れる可能性は少ないが、その土砂は徐々に崩れて川などを埋めていく。更には排水路なども作らないだろうから、一部が崩れて鋭角になってどんどん崩れたり、それらがまとまった土石流となって川を塞ぐかも知れない。

◆ しかし事業者は県の許可通りに工事をしただけだと言い張るだろう。熱海の土石流にしても同じように、現在の所有者は盛り土を知らずに土地を買ったと言っている。見ればそこに盛り土があるのに、それでも知らないと言い通すわけだ。

◆ 何故乱暴な工事をするかと言えば、金をかけずにカネを儲けたいからである。それを日本気象協会も理解しているから、工事内容と環境影響評価の内容が異なったとしても、何も言わない。自分たちは提出された資料に基づいて調査しただけだという。

◆ 悪い奴らの周りに悪い奴らが集まって事業をして要るみたいなもので、これがソーラーバブルの実体なのだ。

環境影響評価(9/22)
◆ メガソーラー発電所を計画している事業者は環境影響評価の手続きに入った。当初環境影響評価は必要が無いと見ていたようだが、これが必要とされた。事業者は不服を申し立てたらしいが却下された。

◆ 環境影響評価とは、その事業によって環境にどの程度の影響を与えるのかを評価するものだ。元々は公共工事などを対象として行われていたわけだが、今は大規模な民間工事でも必要とされている。

◆ 環境影響評価は環境影響評価請負企業などが行う。この近くに出来るメガソーラー発電所に関しては、日本気象協会が請け負うことになる。日本気象協会はソーラー発電所ビジネスのコンサルティングなども行っており、ソーラーバブルに乗った法人の一つである。

◆ メガソーラー事業者にはいくつかの質問を文書で投げかけたのだが、事業者は回答してこなかった。理由は民間企業だから(回答しなければならない必要性がない)というもの。県や市のガイドラインや条例では、付近住民に対して丁寧な対応を求めているが無視である。

◆ ここより少し北にある函南町で計画されているメガソーラー発電所も同じ事業者の手によるものなのだが、同じように丁寧な住民対応は行っていない。函南町では一足早く環境影響評価に入っているが、環境影響評価の手法自体がかなり雑であることが分かっている。

◆ 日本気象協会としては、メガソーラーが環境に与えるインパクトが十分に小さいという結論を出すためのデータを作っている。従って環境に影響の出そうな部分は評価しないのが一番だ。例えば河川の濁りに対して、函南町では3kmとか4kmまでしか評価しないんだったかな。その先は影響がないはずだと言うが、調査もしないで影響がないと言い切るのが何とも日本気象協会だ。

◆ この近くに関しては200mとか300mしか評価をしない。一方で河川に於けるBODの値などに関しては数km先の狩野川のデータを持ってきている。狩野川は比較的大きな河川であり、水質は元々余り良くない。
と言っても鮎が釣れる川なんだけど。

◆ 狩野川に比較すれば山の中の小川の水は十分に綺麗であり、比較対象を狩野川とすることで環境への影響のないデータが作れるわけだ。気象データにしても同様に、比較するエリアは8kmも離れた海沿いである。

◆ 大気汚染の比較は町中のデータを持ってくる。交通量の多い町の中と比較することで、山の空気は綺麗ですよともっていきたいのだろう。こうして上手にデータを作り上げるのが日本気象協会の役割であり、事業者は日本気象協会に金を払う。

◆ こうして環境影響評価が終わると建設が開始される。建設を急がないと買い取り価格のリミットが来てしまうので、事業者は工事を急ぐ。40tダンプや50tのクレーンなども運び込んで造成を行うらしい。もっとも造成区域が広いと環境に対する影響が大きくなったり、開発許可が必要になる。なので環境影響評価の方法書に於ける開発面積は2.4ha位になっていたかな。説明会の資料では9ha位だったと思う。

◆ 日本気象協会に詳細設計が出来ていないのなら、想定される最大の工事規模で評価を行うべきではないかと言った所、あくまでも計画書に基づいて評価を行うと言い張る。不満があれば意見書を出せで終わらせてしまう。

EVは軽自動車から?(9/21)
◆ 一時期は、軽自動車はコストの関係でEV化が出来ないとか、日本独自規格でありガソリン車を残すべきだなどと言われていた。それが一転、EVはむしろ軽自動車に向いていると報道されはじめた。

◆ 軽自動車とEVに関しては以前にも書いた。バッテリー容量を小さくする事によってコストダウンを行う、町中の走行が多い軽自動車ならば航続距離が短くても良いと言う訳だ。

◆ カタログ上の走行距離が170km程度、寒冷地ではバッテリー性能が低下するので実用的には100km位か。暖房を使った夜間走行になれば80km以下になってしまうかも知れない。

◆ ジムニーは満タンで300km位走れるのだが、横浜までの往復はちょっと厳しいかなと言う感じ。片道走行距離としてみれば100kmちょっとなのだが、横浜でも市街地走行をするわけなので燃料を消費する。しかも混んだ道を通らざるを得ない事もあり、10km程度の移動に30分以上を要する。

◆ EVはアイドリングの概念が無いので渋滞は電費に余り関係ないと言われるが、冷暖房を使っていればバッテリーは減っていく。走行用のモーターやその制御回路の効率は上がっているが、ヒーターは単に電気を熱に変えているだけなので効率も何もない。

◆ 効率的にはヒートポンプが得なのだが、暖房の立ち上がり時間だとか暖房能力が外気温度に左右されやすい、コストが上がるなどで軽自動車には使いにくいかも知れない。

◆ 軽自動車EVの航続距離が100kmだったとすると、ここから下田までの往復でバッテリーはエンプティになる。下田までは海水を汲みに行くのだが、その途中で充電するのは面倒だな。一方それ以外で一日に100km以上走る事は殆ど無い。だとすると自宅で充電ができれば翌日には又100km走る事が出来る。

◆ ジムニーで面倒なのは給油で、だいたい200km走ると給油するようにしている。CLSの時はタンク容量が大きかったし燃費も悪くはなかったので、ギリギリまで使えば700kmとか800kmは走れた。

◆ たかがガソリンスタンドに行ってノズルを突っ込むだけじゃないかと言われればそうなのだが、それが面倒なのだから仕方が無い。数分の事だから面倒じゃないでしょという人がいるかも知れないが、私が面倒だと感じるのだから面倒だ。

◆ EVの場合は充電時間がかかるので、面倒どころの話ではない。自宅で充電して翌日一日分の電力が蓄えられれば便利、そうれなければウルトラ不便。つまりは航続距離が問題になる。もう一つ、バッテリー容量を小さくすると、相対的に負荷が上がるのでバッテリーは過酷な使用となり、寿命が短くなりやすい。

◆ エンジン車なら20万km走れるのに、バッテリーの寿命が10万kmですよでは維持コストが全く違ってくる。こう考えると、やはり軽自動車EVの使途は限定的になる。

◆ だからEVはダメだと言うつもりはないし、スズキが言っていたオルタネータモータ方式のなんちゃってハイブリッドが良いとも言わない。EV化は世の中の流れでもあり、原発推進派も注目している。
ただ一般メディアの報道のいい加減さは何とかならないものかとは思うけどね。

自動運転車とレタス(9/20)
◆ トヨタの自動運転車が事故を起こした事があった。トヨタは、死角にぶつかったため事故は避けられなかったとした。また車両の接近を示す音の音量を上げるとした。トヨタの言うことは、天下のトヨタ車が近づいているのだから、人間が避けろよコノヤロウというものだった。例え横断歩道を渡っていようと、車両の死角に入る人間が悪いと。

◆ トヨタの安全に対する考え方にはエキセントリックな所がある。暴走プリウスにしてもそうで、何が何でも事故を誘発しやすいシフトレバーを改めようとしない辺り、パラリンピック会場での自動運転車事故と通じるものがある。

◆ トヨタ理論では自動車が一番であり、人間は自動車の走行を妨害するなとなる。しかしスーパーマーケットでは客の立場が尊重される。スーパーの濡れた床で転んで怪我をし、障害が残った男性がいた。裁判ではスーパー側の過失が認められて、男性に対して2100万円の支払いが命じられた。

◆ スーパーでは当初床が濡れていることはあり得ないとした。ではなぜ男性は転倒したのか。答えはレタスだったのである。レタスの鮮度を維持するため、レタスを水につけて販売していたそうだ。客は濡れたレタスを手に取るため、水滴が床に落ちる。

◆ これは十分に予見できることであるにも関わらず、店側は床に落ちた水を拭き取るなどの対応をしていなかったそうだ。これによって事故が起き、その責任はスーパーにあるとされた。

◆ 実はスーパーなど販売店での事故は少なくはなく、判例を見ても数万円から数千万円の賠償額が見られる。多くの場合は転倒や落下物による怪我で、上からものが落ちて来て負傷したというものもある。

◆ 転倒では雨天時に床が濡れているなどして転ぶとか、天ぷらが落ちていて滑ったというものもあった。しかしこの天ぷら事故に関しては(たぶん現在も裁判中)高裁で逆転店側無罪となった。

◆ 天ぷらは大きく、落下物として認識できることや、レジ前に異物が落ちていることは通常認識できる範囲を超えているためだという。つまりは、ショーケースの中にライオンがいて噛まれたとしても、ライオンを認識できればケースを開けたりしないだろうし、ケースにライオンが入り込むことは通常考えられない、みたいなものだ。

◆ トヨタの自動運転車には2人のオペレータが乗車していたが、言っていることはトヨタの社長と同じだった。つまり、車が接近しているのに人が道を渡るとは思わなかったと。ちなみに車にぶつかった方は目が不自由だった。これに対してトヨタの社長は、目の見えない方への想像力が欠けていたとも言った。目が見えないから轢かれたみたいな言い方である。

◆ なお車両を発進させるのはオペレータの役目であり、オペレータの安全確認不十分を車両が検知できなかったことになる。
ペダルの踏み間違い防止装置が働かなかったみたいなもので、豊田社長は「自動運転技術は私のレベルに達していない、初心者にしてはうまい程度」と、「自動運転技術に対する過信はなかったか、技術の限界ではないか」との問いに答えた。
横断歩道上で人に接触するなど、初心者でも中々やらないと思うけどね。

光化学スモッグ(9/19)
◆ 8月の末頃だったが、光化学スモッグ注意報なるものが出ていた。光化学スモッグは高度成長期に多発した公害だったと記憶していたので、それが今も?と意外な感じがした。

◆ 光化学スモッグは1970年頃から発生頻度が高まり、1973年には1年を通してほぼ毎日発生するような状況となった。その後自動車の排ガス規制強化などもあって減少に転ずるものの、主原因とされたパティキュレートやNOxに関しては、ディーゼル規制が行われなかったことで減少度合いが限られた。

◆ 1980年代後半には再び光化学スモッグの発生日数が増える事になるも、排ガス規制の強化に関しては自動車メーカの強い反発などもあって難しかった。ディーゼル車に関してはその後規制されるのだが、自動車各社は規制が強化されたらエンジンを作れなくなるとして反対した。勿論そんなことはなく、欧州などでは低公害ディーゼルエンジンが開発されていた。

◆ 2002年に千葉県で光化学スモッグ警報が、18年ぶりに出されたとある。景気低迷や公害対策なども進み、光化学スモッグの発生頻度は少なくなっている。
しかし空気が淀んだ状態で紫外線が強い夏場には、光化学スモッグが発生する。

◆ 米国では早くからカリフォルニアで、排ガスによる影響が問題視された。カリフォルニアは風が弱く空気が淀みやすい地形であることもあり、1940年代には光化学スモッグの発生が見られたという。

◆ この主要因は自動車の排ガスであるとされ、公害低減のための研究などが行われた。1966年には排ガス規制が開始され、1970年にはマスキー法が出来ることになる。これによって日本の自動車メーカも大きな打撃を受ける。

◆ 公害対策に消極的だったトヨタは、他社から技術を買うことによって低公害車を発売しようとするが失敗する。最終的には米国車や日産が早くから使った触媒方式になるのだが、ホンダの副燃焼室方式を試してみたり、マツダのサーマルリアクタを試してみたりと迷走した。

◆ 光化学スモッグの主要因である煤煙などは中国大陸からも飛んでくる。黄砂と同じように日本上空に到達し、それによって光化学スモッグが起きる場合があるとされる。中国では大気汚染物質による視程減少が問題視されるが、それは中国国内のみではなく日本の大気にも影響を与えている。

◆ NOxや粒状物質は植物などの炭酸同化作用によって自然分解されるそうだ。しかしそれにも限度はあり、欧州などではディーゼル車が増えすぎたために公害問題が大きくなった。これがEV推進の原動力となったわけだが、一方で太陽光発電のために木々が切り倒される問題が表面化する。

◆ ドイツでは太陽光発電のために木を切り倒すと、その何倍かの植林をしなければならない法律が出来ている。規制を緩和して大規模伐採を許す日本とは大きく違う。

◆ 太陽光発電事業者はソーラー発電によって○○トンの炭酸ガス排出量が削減できるとするが、それにはソーラーパネル自体の製造時に発生する炭酸ガスを考慮していないし、森林伐採による炭酸同化社用の消失も考慮していない。

新興住宅地(9/18)
◆ この辺りだと田畑が住宅地になる場合が多いというか、そもそも住宅地以外は田畑なのだから仕方がない。ある程度規模の大きな住宅地となれば、田畑の土を掘り返して地盤改良などを行い、それから家を建てる。

◆ 田畑は住宅用の地盤ではないので、地盤改良を徹底しないと不同沈下などのトラブルが起きる。工事現場を見ると数メートルの深さまで掘り返しているので、そこそこの大工事だ。畑を掘り返してから家が建ちはじめるまでに1年以上かかっている。

◆ こうして建売住宅が出来るわけだが、だいたいが似たようなデザインの似たような間取りの住宅になる。工業生産を考えると共通部品をいかに多くするかでコストを下げることが出来る。

◆ 田畑には道路がないので私道が出来て、住宅地としての体裁が整う。場所によって価格が異なるのは、マンションの階による価格差のようなものだ。この辺りは田舎なので、土地面積は40坪から50坪くらいが多いが、都市部だと20坪〜30坪と狭くなるのは価格の関係だ。

◆ 新興住宅地には似たような家が並び似たような人が移り住んでくる。家が狭いので子供がいれば道路で遊ばせることになり、いわゆる道路族による騒音という問題が起きる。引っ越してきた人たち全部に小さな子供がいれば良いが、そうでない場合はストレスになる。

◆ そもそも道路は遊ぶ場所ではないが、新興住宅地内の道路はそこに住む人や宅配便などの車しか通らないので遊び場所になってしまう。夏には道路にビニールプールを持ち出して子供達がはしゃぐ。

◆ 最近では幼稚園が近所に出来ると言うだけで反対運動が起きる訳で、静かに暮らしたい人にとっては地獄になってしまう。
逆に小さな子供のいる家庭同士のコミュニティでは、子供同士がみんなで遊んで手間がなく、親は助かるとなる。

◆ 住宅密度が高い以上何かしらの制限を受けるのは致し方ないことだ。横浜に住んでいた時に嫌だったのは犬の鳴き声だった。早朝から犬が吠えはじめ、おそらくは朝になって餌を貰えるまで吠えている。

◆ ウチでもうるさくて目が覚めてしまうのに、飼い主はよく我慢できるなと思った。
睡眠を妨げられるのは苦痛だし、しかし騒音対策は簡単にできることではない。犬には寿命があるので、それを待つしかないのだ。

◆ その家の犬以外でも鳴き声による騒音問題はあり、近所中がうまく行かなくなった例もあった。住宅街で犬を飼うことがそもそも難しいというか、吠える犬は飼うべきではないのだ。これはたぶんネコでも一緒で、ネコだって鳴くネコは鳴く。

◆ 都内などの狭小住宅では隣家のと隙間が数十cmの所もある。こうなると掃除機の音だとかものを落とした音だとか、楽器は勿論だし、目覚ましのアラーム音まで筒抜けになってしまう。

◆ しかしその物件を買って住むまでは、そんな事まで気づかないというか気にしないというか、住んではじめて分かる不幸と言うことになる。狭い住宅地だから仕方がないなで諦められれば良いのだが、そうでなければ引っ越す以外になくなる。

◆ 横浜で最初に買った住宅の前の空き地に家が建った話は過去に書いたが、南側に何もない陽当たり良好で開放的な空間が、ある日を境に陽も当たらなくなるのだから、状況云々よりもその落差にショックを受けただろうなと思う。

電波時計(9/17)
◆ 今や時計の多くが標準時自動校正対応の電波時計になった。ゼンマイ動力の時計がモーター駆動になって"ゼンマイを巻く"作業から解放され、モーター駆動が水晶振動子制御になって精度が格段に向上した。

◆ 時計用としては32.768KHzがよく使われるが、これは温度特性が2次カーブなので温度が上がっても下がっても時計は遅れる。一方で4.194304MHzのATカット水晶振動子を使ったものは、温度特性が3次カーブなので温度に対する偏差を小さく出来る。

◆ 過去には温度特性が2次カーブの水晶振動子2つを使い、その差分を取る事によって温度特性をキャンセルする試みもあった。4.194304MHzが使いにくかったのは、発信周波数を上げると消費電力が増大するからである。

◆ 32.768KHzの水晶振動子を使った時計のドリフトが月差±10秒(±約50ppm)だとしても、瞬間的にはもっと狂う可能性がある。昔使われていた電源周波数同期型の時計同様で、月間平均としてみればそこそこの精度ですよと言う感じになる。

◆ 今は電波時計やGPS同期時計が一般的になり、時計の狂いを気にする必要がなくなった。スマートフォンやPCも同様に、ネットワークやGPSから時間情報を受信して自動校正されている。

◆ 電波時計は便利なのだがノイズに弱い。これに関しては過去に書いた事があるが、水晶フィルタが使われるようになって実質感度は上がった。しかし位相制御やインバータ制御機器からのノイズ、スイッチング方式の電源からのノイズは受信を妨害する。

◆ ウチには何台もの電波時計があるのだが、PCの近くに置いている時計は 標準電波を受信しない。PCがスリープになる夜間などに受信する事もあるのだが、ほぼ期待できない。たまに時計を見て分単位で狂っていたりすると、場所を変えて強制受信ボタンを押す。

◆ 1FにはPCなどがあるのでノイズが多いのだが、2Fはノイズ源が少ないので受信は良好だ。PCを使った標準電波発信機を作ろうかと思った事もあるのだが、ほんの少し位置を変えれば受信できるので、未だ製作していない。アンテナだけ線で引っ張り出そうかとも考えたのだが、なんかねぇ、邪魔になりそうだし。

◆ 企業用というかビル内用としてWi-Fiインタフェースを備えてNTPサーバに同期する時計も売られている。ビル内などでは標準電波を受信する事が難しく、NTPサーバ同期が現実的なのだと思う。

◆ 電波時計による感度差はある。アンテナが大きい方が良いというのは当然としても、アンテナの大きさが受信性能の高さでもない。ノイズ除去能力だとか復調器の性能などもあるので難しい。

◆ ウチではCASIOの置き時計が中々電波を受信しない。セイコーやシチズンの時計が電波を受信する場所でも、コイツはダメなのだ。勿論カシオ製の全てがダメというわけではなく、たまたまウチにあるコイツがダメなだけだろう。

◆ 同じメーカでも受信デバイスが同じではないので感度差がある。せっかくの電波時計なのだからちゃんと電波を受信して正確な時を刻んでほしいものなのだが、40KHz/60KHzはさすがに周波数が低すぎるのではないかとも思う。

Pixelは売れていないのか?(9/16)
◆ Pixel5aは全世界でソフトバンクだけが扱う、だったかな?宣伝文句は。SIMフリー版は勿論売られているわけだが、事業者モデルとしてはソフトバンクが扱う。ソフトバンク価格はSIMフリー版より1.3万円以上、25%近く高い。

◆ ソフトバンク版を買う事のメリットは、残価設定ローンが組める事、いや、ソフトバンクでローンを組むのはメリットでは無くデメリットかも知れないけど。

◆ ソフトバンクが独占的に扱うと言えば聞こえは良いが、ドコモやauは売れないから扱わないという事だとか。以前はPixelも売れた時期があったようだが、今は競争力を失ったという。なお日本では売れていないが、アジア諸国ではそこそこ売れているそうだ。

◆ Pixel5aはPixel5の廉価版というか、Pixel4aの焼き直しという位置づけだろうか。SIMフリースマートフォンの売れ筋価格帯である3万円〜5万円の中に入れてきたモデルだと言える。

◆ もっとも話題の中心がPixel6になっている現状で、ソフトバンクは売れ行き好調をアピールするが、その程度である。そもそもソフトバンクでAndroidスマートフォンを使う人は少なく、販売に関しても積極的ではない。

◆ Googleは日本市場でシェアを上げたいと考えている。日本と米国ではiPhoneのシェアが高く、それを何とか切り崩したいという思いだろう。だからといってGoogleがスマートフォンを出す事でどれだけのシェア転換があるのかというと疑問だ。

◆ Androidも9辺りから安定してきたが、それまではバージョンが変わると操作性も変わるというものだった。ただでさえ何がどこにあるのか分かりにくいAndroidなのに、それに加えてメニュー構成などがいじられるのだから更に分かりにくい事になる。

◆ Googleは何故iPhoneにシェアを奪われているのかを考えるべきなのだが、悲しいかなGoogleは考える事は大の苦手だ。むしろ力仕事は得意なので、そうだスマートフォンを作って売ろうと短絡的に考えたか。

◆ ドコモやSONYにも言える事だが、独りよがりの企業は利用者の声を聞かない。Xperiaの出来は悪くないが、自分が買うならGALAXYだと欧米で言われるのは、企業の体質として利用者の近くにいるのがSAMSUNGだと言われる。

◆ 販売のトヨタと言われ、車の出来云々よりも顧客対応でシェアを拡大したのがトヨタ戦法だ。確かにトヨタディーラは営業熱心というか、丁寧な対応をする。もっともそれは営業さんの話であって、整備などとは又別なんだけど。

◆ スマートフォンと自動車は違うし、家電製品とも少し違う。しかし高額な商品という点で、顧客対応もこれから重要になるのかも知れない。スマートフォンメーカで実店舗があるのはわずかしかない。特に日本のメーカは事業者納入をメインとしていた関係もあり、ユーザサポートを自ら行う体質ではない。

◆ こうした点なども含めて、スマートフォンの性能や価格と共にサービス・サポート体制の充実がシェアにも影響してくると思う。サービスやサポートが例え有料だったとしても、それが必要だと思う利用者は少なくないはずだ。

電車はお得なのか?(9/15)
◆ 欧州では炭酸ガス排出抑制の観点から、短距離の航空機輸送を抑制する動きがある。電車で行ける所は電車で行きましょうみたいな感じで、しかも非高速鉄道を推奨する動きだとか。

◆ 高速鉄道はエネルギ利用効率が悪い。空気抵抗や走行抵抗が増えるからだが、それでもJRは航空機よりも高効率だという。中央リニア新幹線の人員1人あたりの輸送時に於ける炭酸ガス排出量は航空機の1/3だそうだ。ちなみに従来型新幹線は1/12だと言う事なので、従来型新幹線の4倍のエネルギ消費がある事になる。

◆ 鉄道は走行抵抗が小さいのでエネルギ利用効率が高く、高効率ディーゼルエンジンを搭載する船舶と同程度らしい。
一方で敷地に専用のレールを敷く作業が必須になるので、工事に要する炭酸ガス排出量は自ずとお大きくなる。

◆ 原発にしても稼働時の炭酸ガス排出量は少ないが、建設時と解体時には多くのエネルギを使う。こうした点も含めて稼働期間内の必要エネルギとして考えていく必要があるのかも知れない。

◆ リニアは静岡県の反対によって開業スケジュールが狂いはじめている。静岡県にとって大井川の水は大切であり、水量の減少は経済の停滞につながる。山梨県でもリニア工事に伴う水源の涸れ問題は起きていて、地元の人も金で解決などしなければ良かったと言っている。

◆ JRは山梨県側に流れた水を山梨県側でくみ上げて静岡県側に戻すと言ったものの、山梨県に言わせれば「そんな水はない」となる。JRは工事期間中に失った水を10年の分割で戻すみたいな事も言ったそうだが、静岡県知事は納得しなかった。

◆ 旅客時間の短縮は様々なメリットをもたらすわけだが、現状で東京大阪間の移動を考えると航空機でも新幹線でも大きな違いが無い。航空機の場合は乗るまでの時間などが長く必要なので、空港に早めに行く必要がある。空港も必ずしも利便性の良い場所ではないので時間がかかる。

◆ どこを起点にするかにもよるが、東京駅から梅田辺りまでと考えると新幹線でも航空機でも所要時間に差が無い。新幹線だと運賃は1.5万円〜2万円くらい、在来線だと9千円くらい、航空機のLCCだと5千円弱、ANAで1.3万円くらいだ。

◆ エネルギコストも運行に於ける人件費も安価な新幹線が、何故航空機よりも高額な運賃なのか。新幹線には色々な利権が生まれているわけで、そうした費用を上乗せすると航空機よりも非効率なのかも知れない。これもまた原発同様である。

◆ 新幹線の田舎のルートにしてもリニアにしても、JRが何が何でも走らせたいと言っているわけではなかった。この辺りは国策的なものもあるだろうし、難しい問題だ。新幹線が通れば在来線が廃止される。新幹線の方が儲かるからだと言われる。

◆ 新幹線が出来れば多少料金が高くても新幹線を使う人が増えるわけだから、自ずと在来長距離列車の需要は減少する。日本に於いてはこの流れなのだが、欧州では長距離列車を復活させる動きがあるというのだから日本とは違う。

◆ ただ欧州鉄道に於いてもコストの問題は悩ましく、食事などのサービスをどうするかなどは今後の課題だそうだ。長距離列車となれば車内設備も必要となるが、列車を走らせる以上にサービスの拡充には時間がかかる事らしい。

三菱は立ち直れるのか?(9/14)
◆ 三菱と言えば不正である。三菱にはいくつものグループがあり、それぞれの経営を行う訳だがいずれも不正に手を染めている。

◆ 三菱自動車では2000年にリコール隠しが発覚した。事の起こりは1977年まで遡るわけだが、重要不具合情報を隠蔽していた。これは内部告発によって表沙汰になる訳だが、三菱自動車はこれに懲りる事はなかった。

◆ 2004年には再びリコール隠しが発覚、その規模は2000年の事件より更に大きくなった。トラックのタイヤ脱落事故で母子が死傷している。またプロペラシャフトの脱落でドライバーが死亡する事故も起こしている。

◆ 2016年には燃費計測の不正が発覚する。捕まるまでは無罪だという楽天と同じ、いや、三菱の場合は捕まってもやめないのだから悪質だ。不正は担当部長の指示によるものだったとか。

◆ ユーザーの事、安全の事は考えないという三菱自動車の姿勢が批判された事件だったわけだが、実は三菱自動車だけの問題ではなかった。

◆ 三菱電機では鉄道用装置の検査不正問題が発覚した。空調機やコンプレッサなど、検査を全て合格にしていたという。更にその後配電盤でも不正が発覚する事になる。

◆ 他には三菱電線工業、三菱伸銅、三菱アルミニウムで品質検査データの改ざんが発覚した。三菱は他の企業に比してグループ間のつながりが強固なのだそうだ。通常であれば別会社或いは別事業部はライバル視されるわけだが、三菱ではそうでもないようだ。

◆ みんなで仲良く不正を働きましょうでもないのだろうが、グループ内での不正発覚を全く気にする事なく不正を続けるという体質が出来上がってしまっている。三菱では、「品質は第一だと訴えかけてきたが、社内の常識で品質基準を運営していた。自らの技術力や品質の考え方を絶対視し、自分たちの基準でいいのだという、おごりがあった」と述べている。

◆ この傾向はどの企業にもある。ドコモは自分たちを絶対だと信じて疑わないだろうし、Googleは自らを神だと思っているに違いない。しかし普通の企業であれば、暴走を止めようとする力が働く。所が三菱の場合はみんな仲良しなので、誰かが暴走をはじめるとみんなで暴走してしまう。

◆ 三菱自動車不正事件の時に、三菱自動車は日本に必要なのだろうかと言われた。最低限の安全すら考えない企業が、自動車を作り続けて良いのかと。そこまで言われても社内は変わらなかった。NTTが民営化されたときに、公社時代の人間が残っている限り風向きは変わらないと言われた事を思い出す。

◆ 「自分たちの基準でいいのだという、おごりがあった」、その言葉は企業としては勿論なのだが、個々の人間全てがそう思ってしまっているのではないのか。自分が決めればそれが法律だとばかりに剣を振り回す、マスクしないおじさんもいた。

◆ 大きな事は事件化されているが、その事件に至るまでには数百或いは数千の不正問題が渦巻いているはずだ。新しい三菱を作ろうと新たな風を吹き込んだとしても、やがては社内のよどんだ風に飲まれてしまう。そしてそれが当たり前となり、新たな風は邪魔でしかないと思い始める。

まっすぐに切る(9/13)
◆ 工作の時に木をまっすぐに切らなければならない事は多い。しかしこれが意外に難しい。ウチにある電動丸鋸は随分古いもので、現在スタンダードな刃の径である165mmよりも小さい。入手できないわけではないが、ホームセンターなどでは替え刃が入手できない。

◆ 刃が良く切れるときには意外にまっすぐスパッと行くのだが、切れなくなってくると斜めになりやすい気がする。丸鋸を下に設置(ひっくり返しに)する治具的なものもあって、それがあればまっすぐ切るのが簡単かなと思うが持っていない。

◆ バルコニーの下部分を直したときに新しい刃を買ったのだが、その時は上手に切れた。だがその刃も少し鈍ってきたので、どうにも斜めになりやすい。むしろジグソーや電動レシプロソーで切った方が良いくらいだ。

◆ 2×4材でちょっとした工作をするのだが、端面を綺麗に仕上げたい。斜めになっていると他の部分への接合部が直角にならなくなる。もう少し刃の直径の大きな丸鋸だと良いのだが、今使っているものだと2インチ側は切れるが4インチ側は刃が届かないので一発では切れない。

◆ 高速切断機風に電動丸鋸を固定する台を買えば良いというか、しかし固定は金具を蝶ねじで留めて丸鋸をひっくり返しに付ける程度なので、位置決めがしっかり出来ない。位置がずれれば何をやっているのだか分からなくなる訳で、汎用テーブルには限界がある。

◆ なので丸鋸ごと買い換えた方が良い気がする。刃の直径の大きなものを買えば、より便利に使える。高速切断機風にハンドグラインダーを固定するタイプのものは所有しているが、ハンドグラインダーでは刃の直径が小さいので余り役に立たない。

◆ 足場用単管を切るにも、単管を回転させていかないと切る事が出来ない。ただこれでもあると無いとでは大違いで、それまでは単管はジグソーで切っていたのだ。ジグソーで切るのに比較すれば10倍の速さで切断出来る。ただし回転砥石がみるみる減っていく。

◆ テーブル形丸鋸の場合は大きな板も切っていけるが、刃を上から下ろすタイプだと支点があるので寸法に限りがある。2×4材などを切るには良いが、幅の広い板などはアームに当たってしまって切る事が出来ない。

◆ テーブル形丸鋸は置き場所を必要とする。ちょっと運んでササッと使うというよりも、工作室に置いておくみたいな使い方が適している。テーブルの低いものだと使いにくいし、大型のものは使わないときに邪魔だ。

◆ 電動工具の威力は素晴らしいのだが、使い勝手というか移動性というか、収納性というか、これらも日曜大工用途では必要になる。今は何でも地下(基礎下)に入れているので、そこを工作室にすれば良いのだが構想だけしかない。

◆ 床を張ればいい話ではあるのだが、いざやるとなるとそこそこ大変だ。床を張れば6畳くらいの部屋が2つ出来るので、何かと便利ではある。4畳くらいのスペースの1つは水槽用品置き場になっている。以前に生息していたコウモリ一家は、今は姿を消している。

ドコモ電話帳はバッテリーを食うのか?(9/12)
◆ 悪名高きドコモ電話帳の話である。ドコモ電話帳は、ドコモがスマートフォンを扱いはじめた頃からある。というかデフォルト電話帳がそれになっていたわけだし、他の電話帳アプリを使ったとしてもドコモ電話帳は動作していた。

◆ 無効化やアンインストールは勿論不可能で、動作を止める事すら出来なかった。その後ドコモ電話帳はSNS連携機能みたいなものが追加され、ドコモメールを使うにはドコモ電話帳が必須みたいになった。

◆ SNS連携機能は全てをOFFにする事が出来ず、何らかの連携設定が必須にされていた。電話帳に何でSNSなの?と誰もが思ったわけだが、ドコモの考え方のおかしさがピークに達していた頃なので、ドコモはこれを強力に推進した。

◆ その自慢の連携も、余りの人気のなさに終了する。散々使用を強制しておいて勝手に終了なのだから、酷いものだ。実はこの辺りはahamo効果であるとも言える。ahamoはドコモメールが使えないので連携させようとしても出来ない。ドコモクラウド云々もahamoでは使えないのでエラーになる。

◆ ahamoがドコモのへっぽこアプリを幾分正常化したとも言える。表に見えるドコモの事業者アプリの無効化が可能になったのも、喜ばしい事である。ただし表には出てこないドコモ位置情報は密かに動き続ける。ドコモではお探しサービスなどの時に必要だというのだが、ahamoではこれらは使えない。それでも動きを止める事が出来ないのは、それ以外でも位置情報を送っている(一応、位置情報をドコモに送る事に同意が必要)からだ。

◆ Xperia1の頃に何度も経験している謎のバッテリー急減がある。本体が温まってバッテリーが減っていく。多くの場合は再起動する事で収束する。同じようなアプリを入れていても、SIMフリースマートフォンでは同様の事象が起きた事がない。

◆ こうした現象で真っ先に思い浮かぶのがドコモ電話帳である。今は余り聞かなくなったが、以前は度々問題を起こしていたからだ。Xperia1 IIIでは当初からドコモ電話帳アプリはADBで消してしまった。無効化しても動き出してしまう事があったためだ。

◆ ドコモ電話帳を無効化して2ヶ月くらい使っている事になるが、今のところバッテリーの急減は起こっていない。ただしこの先も起こらないとは限らない。あと考えられるのはドコモアプリケーションマネージャだ。ドコモアプリケーションマネージャはドコモアプリのアップデートやシステムアップデートを管理しているので、無効化するとアップデートが出来なくなる。

◆ ドコモアプリの多くは実行優先順位が高くスリープやDOZEにも影響を受けないようになっている。常にフルパワーで動いているわけではないが、事業者アプリがCPUパワーを食うと他のアプリの実行に問題が出ると、某メーカは言っていた。事業者アプリはドコモだけではなくauも積極的に導入していて、これの無効化に苦労している方もいる。

通販で買う生物(9/11)
◆ 横浜時代も通販で買う事があったが、今は海水魚にしても淡水魚にしても殆どは通販で買っている。通販はそのものを見て買うわけではないし、発送から到着まで30時間くらいはかかるので、生体はストレスを受ける。

◆ 荷着後に魚の様子を見て元気だなと思う事もあれば、長くは生きないかも知れないなと思う事もある。購入店は数店に決めていて、パッキングなどにはそれなりに安心感はある。ただし生体の状態は様々だ。

◆ 1ヶ月くらい前だろうか、blogには書いたのだが海水魚を買った。配達されてきたときから元気はなく、目は白く濁ってしまっていた。一緒に買ったエビは元気だったので、輸送中の問題(温度など)とは考えにくかったが仕方が無い。その魚は3日ほどで動かなくなった。

◆ すぐに死んでしまうのは(この場合は私の飼育方法悪い訳ではないのだが)残念でもあり悔しくもありで、少しして又同じ魚を買った。同じ魚を違う所で買った事は過去にもある。餌付けが難しい魚などは、餌を食べてくれずに餓死してしまう事がある。販売店によって餌も異なるだろうし、飼育方法も異なるので、違う所で買う事で水槽への馴染み方も異なる。

◆ 今は比較的丈夫な魚を飼っている。白点病に悩まされたりと色々あったので、安定第一だ。観賞用としてはガラス面をいつもピカピカにしたい所なのだが、多少コケが着いたとしても水槽に手を突っ込む頻度を減らした方が良いかなと思っている。

◆ 長期飼育が難しいと言われるハナガササンゴは、一時期はダメになりそうだったのが復活した。1年飼育できれば良いほうだなどと言われるのだが、もう4年目になる。一方で丈夫なスターポリプは駄目になっている。ポリプは開いていないが溶けてしまうわけではない。溶けないのだから生きていると思うのだが、ポリプは開かない。

◆ コケというか海藻というかが生えまくっていて、吸い出せるものは換水時に吸い出している。それでもどんどん増えて見苦しい。昨年の例で行くと冬場はコケが減る。
水温の関係なのか?もう少し調査する必要がある。

◆ コケは増えて見栄えは悪いが魚やサンゴが元気なら良いかなと思っている。換水は月に1回を心がけているが、天候などの関係で水を採りに行けない事もある。特に夏場は海水浴に来る人が増えるので、綺麗な水が採れない。コロナの関係もあって海水浴シーズンは海岸に近づけないような所もあり、何かと苦労する。

◆ トラブルなどが起きないとblogネタにもならないのだが、トラブルなど起きない方が良いに決まっている。コケ対策で照明を暗く設定しているのだが、それによってコケの様子にも変化が無ければサンゴの様子も変わらない。意外と暗くていけるのか?と思ったりする。

◆ 水草水槽の方も夏場の水温対策で照明を1つ外した。半年で必ず壊れるLED作業灯なのだが、夏場は点灯させていない。水草から出る気泡は減ったが、枯れてしまうわけでもない。むしろ成長が遅くなって手入れが楽になっている。

金庫の鍵とスマートフォン(9/10)
◆ Googleの二段階認証はSMSや音声通話によるコードの伝送と、スマートフォン自体での認証が選べる。今はスマートフォンによる認証がデフォルトになったのかな?設定にかかわらず。

◆ ドコモの二段階認証も、従来はSMSだったものがスマートフォンで認証する仕組みになっていた。特別なアプリがあるわけでは無く、ドコモの何かのアプリがそれを行っている。

◆ アプリによる二段階認証は便利なのだが、スマートフォンが壊れるとどうにもならなくなる。二段階認証の画面で、どんな方法で認証するかを選択できれば良く、確かGoogleはバックアップの認証方法を指定できたはずだ。

◆ 何度か書いている銀行系のアプリも、アプリ自体が動作しなくなったり同期が外れてしまうとログインできなくなる。ゆうちょ銀行以外は回避方法があるのだが、ゆうちょ銀行の場合は店舗に出向くか24時間待たなければならない。

◆ 物理キーの場合は鍵を無くすとか壊しでもしない限りは何とでもなるが、スマートキーの場合は信頼性が命だ。
スマートフォン認証では、スマートフォンの故障だけでなくバッテリー切れのリスクもある。

◆ 圏外だとそもそもオンラインバンキングが使えないので、これは問題ない。スマートキーも指紋認証や虹彩認証であれば問題ないが、スマートフォンを使っていると信頼性が問題になる。スマートフォンと共に物理キーを持ち歩くというのも何となくアレだし、せめてカード型のRF IDか何かなら抵抗感も少ない。

◆ 後付け型のスマートキーだとBluetoothやWi-Fiあるいはインターネット経由で解錠する仕組みになっている。インターネット経由での制御が可能なら、離れている場所からも操作ができる。ただしインターネット回線が切れたり、ルーターが壊れたりすると解錠できない。

◆ ロック機構自体にBluetoothやNFCが付いていれば、他の機器の信頼性に左右されない。ペアリング情報が壊れてしまうなどするとアウトだが、余程の事が無い限りそのような事は起こらない。

◆ 電子ロック式の金庫などは、バッテリー切れに備えて外部から補助電池を入れる事が出来るようになっていたりする。通常の電池交換は金庫の扉を開けて行う必要があるが、その通常の電池の電圧が下がっている場合は外部に補助電池を付ける。
補助電池を付けようが何をしようが設定が解除されたり、リセットされる事はないのでセキュリティは保たれる。

◆ 後付け型のスマートロックも、予備電池の入っているタイプがあったはずだ。常に電池を2系統内蔵していて、メインの電池電圧が下がると予備電池に切り替わる。メイン電池も予備電池も容量は同じなので、余裕を持って交換する事が出来る。

◆ 後付け型でなければ、商用電源と二次電池のバックアップ方式になる。ドアロックを解除するにはそこそこパワーが必要なので、ある程度の電力を必要とする。二次電池の場合は経年劣化があるので、定期的に二次電池を交換しなければいけないのが面倒だしコストがかかる。

LINEMOは遅いのか?(9/9)
◆ MVNO並の価格を出してきたLINEMOだが、混雑時間帯には速度が落ちると言われはじめている。いくつかの速度比較サイトを見ても、昼休み時間帯や夜間の速度は10Mbps〜20Mbps位にまで下がる例が見られる。ソフトバンクは、LINEMOは優先度が低い(混雑時にはまずLINEMOの帯域を絞りはじめる)と言っている。

◆ ahamoやpovoが時間帯によらずほぼ一定の速度を出しているのに対して、LINEMOや楽天モバイルは速度変動が大きい。LINEMOに比較するとYモバイルは速度変動が少ないので、やはり価格に応じた帯域なのかも知れない。

◆ ソフトバンクはソフトバンク回線だから速いと宣伝しているが、実際にはそうとも言えないようだ。Yモバイルは朝方でも昼間でも40Mbps前後の速度だったが、LINEMOは昼休み時間帯には12Mbpsまで落ちていた。MVNO比較サイトでは、LINEMOの通信速度はMVNOの平均値前後にはあると記されていた。

◆ ソフトバンク自体が遅くなっているという話というか噂があるが、場所や時間帯にもよると思うのでよく分からない。少なくとも5Gに接続されれば100Mbps以上出るわけだし、4Gでも30Mbps〜50Mbpsとのレポートが多い。ソフトバンクは加入者減で速度が出やすくなっていた筈なのだが、設備側を絞ったかな。

◆ ソフトバンクが遅いときに行う○の対策みたいなページによれば、1ソフトウエアアップデートを行う。2再起動を行う。
3Wi-Fiを使う。4最新の機種に変更する。
5ドコモかauに乗り換える。

◆ ドコモやauだと100Mbps〜200Mbpsが出ているので、それに比較するとソフトバンクは遅いと言える。まあ50Mbpsでも100Mbpsでも変わらないとは言わないが、50Mbpsだからダメだとも言えない。全ての場所で遅いわけでもなく、100Mbps以上を記録する事もある。

◆ ソフトバンクや楽天を誠実な企業だと思っている人は居ないと思うので、安かろう悪かろうを許容できる人が使うと見ても良い。LINEMOの990円プランに関しては、そもそも価格がMVNO並なのだ。

◆ 朝晩の空いている時間帯など、LINEMOの通信速度よりもMVNOの方が速くなるのは何ともな感じではある。速度比較サイトで通信速度の安定度(混雑時間帯で通信速度が落ちにくい)としてはahamo、povo、UQモバイル、Yモバイルの順になっていた。その後DTIやOCNモバイルが続き、LINEMOはランク外だった。

◆ OCNモバイルやDTI、b-mobileの速度があらゆる時間帯で楽天モバイルやLINEMOより速い。OCNモバイルは以前はかなり速度にばらつきがあったのだが、今はそこそこ安定していてmineoの時よりも明らかに高速だ。起動時に通信を伴うポイントカードアプリも問題なく使える。 mineoの時にはポイントカードアプリが開けず、ドコモ接続のスマートフォンからテザリングを利用した事もあった。

◆ 楽天モバイルに関しては、LINE通話が切れるなどが多い。一昔前のLINE通話のように、片通話になってしまったり切れてしまったりする。通信速度的に問題がある感じではないのだが、何故か不安定だ。このような状態の時には楽天LINKによる通話も遅延が過大になったりする。

NSXも消えるのか(9/8)
◆ ホンダからいくつかの車が消える。時代からしてオデッセイは仕方ないにしても、レジェンドは(売れないとは言っても)ホンダにとって代替の存在しない車ではないのか。

◆ NSXも消えるそうだ。売れないにはそれなりの理由があると書くメディアもあり、最大の理由は安っぽさだという。細かな部分の作りがホンダの乗用車そのものだったり、パーツが流用されていたりする。これはレクサスエンブレムを付けたトヨタ車にも言えるのだが、トヨタは"見せる"事が上手だ。

◆ 見えない所はトヨタ車そのものでも、目に付く部分にエンブレムを貼り付けたりして雰囲気を醸し出す。NSXにはそれが無く、ドアを閉めてもときめかないと書かれていた。

◆ NSXが登場した当時から安っぽさに関しては語られていたが、ホンダはそれを修正しなかった。元々米国でデザインされたNSXの目標価格帯は700万円くらいで、700万円の車に高級部材は使えないというのがホンダの考え方らしい。

◆ ESCの介入を切る事が出来ない点は指摘されるものの、ESCが効くギリギリで走ればそこそこ速い。ダブルレーンチェンジなど、重心の低さもあって好成績を残す。ハイブリッド化で無駄に重くなっているのはアレだけれど、それでも運動性能に対する評価は悪くは無い。

◆ 今更と言われそうではあるが、ハイブリッドを排除して品質に見合った価格にすれば(海外では)売れるかも知れない。これはプリウスでも同じなのだが、ハイブリッド代が嵩んでしまうので、他の部分で価格を削ろうとする。その結果安っぽさが前面に出てしまう。プリウスならそれで許されるかも知れないが、NSXは2千万円を軽く超える。

◆ 同じような事はプリウスベースのレクサス車であるCTにも言えた。パワーシートを運転席のみにするなど、徹底したコストダウンが行われた。そもそもレクサスブランドを買う人はエンブレム代して100万円以上も払う人たちだ。そんな人を相手に安っぽい車が売れると思ったのだろうか?結局CTは1代限りで姿を消す事になる。

◆ NSXの開発には多額の費用がかかっているはずだが、3千台も売れなかったのだから大赤字だ。何故売れなかったのか、どうしたら売れるようになるのかと考えるのではなく、生産をやめてしまうと言うのももったいない。ホンダ的には従業員削減の話もあるし、スポーツカーなりスペシャルな少量生産車を販売し続ける余力が無くなったか。

◆ では売れない車が一掃されるかというとそうでもなくて、売れないけれど残される車もある。社内の力関係か、派閥争いなのか、EVへのシフトを見据えた社内体制の組み替えなのか。

◆ 1代目が消えて以来、2代目(つまり現行の)NSXが登場するとは思わなかった。それが開発されたので、何となく夢を感じるみたいな事もあった。
NSXが欲しいかどうかと言う話ではなく、日本の自動車メーカがスポーツカーを作る事に面白さを感じた。日産GT-Rは速い車だがスペシャルな格好ではない。レクサス系はトヨタ自身がスポーツカーではないと言ってしまった。そんな中で登場したNSXは、それっぽいスタイリングに注目が集まったのに…

ワイヤレスイヤフォン(9/7)
◆ ワイヤレスイヤフォンも安くなったものである。量産効果のすごさを知るみたいな感じで、メーカ品でも千円以下で手に入る。ノーブランドものなら100円ショップでも売られている。

◆ ワイヤレスイヤフォンは耳から外れるとそのまま落下する。落として壊れたり、回収不能な場所に落としたりする場合もある。安価なイヤフォンなら又買えば良いくらいの感じで、リサイクル推奨の世の中にあって(意図せぬ)使い捨てが起きているデバイスである。

◆ 落下防止用に、ワイヤレスイヤフォンに付けるワイヤーが売られているのは面白い。だったらワイヤードイヤフォンを使えば良い話なのだが、悲しいかなイヤフォンジャックの無いスマートフォンがある。

◆ Bluetoothレシーバユニットにワイヤードイヤフォンを接続しても良いのだが、それは人気が無い。ワイヤレスはワイヤレスらしくと言う事でもないのだろうが、フルワイヤレスが人気だ。

◆ Xperia1はUSB⇔オーディオ変換ケーブルを使えばワイヤードイヤフォンを使う事が出来るが、変換ケーブルを持ち歩くのが面倒だ。選択肢が多いわけではないが、USB-Cコネクタの付いたイヤフォンも市販されている。

◆ 音質の問題は度々言われる。小型軽量化を推し進めるためにはドライバユニットなどを小型化する必要があり、音質が犠牲になる傾向がある。音質を重視するとサイズが大きくなり、商品的魅力が削がれる。

◆ ワイヤードイヤフォンでも重さの問題を言われる事がある。大型のドライバやマグネットは重く、イヤフォンが重くなる。"重いから良い"みたいな事も言われるが、重すぎるものは一般受けはしない。

◆ バッテリーは大きな容積を必要とする部品だが、それを小さくすると連続稼働時間が短くなる。回路の消費電力をいくら減らしても、サウンドドライバの駆動電力は一定値必要だ。こうなると高効率のサウンドドライバを使いたくなるが、これも音質(容積や質量も)との両立が難しい。

◆ ワイヤレスイヤフォンは従来からあったが、価格が高かった事や音質の問題、バッテリーの充電が面倒などの理由で余り使われていなかった。しかしスマートフォン側にオーディオジャックがなくなると、ワイヤレスイヤフォンを使うしかなくなる。

◆ ワイヤレスイヤフォンが便利な事も勿論ある訳で、ワイヤードイヤフォンでもワイヤレスイヤフォンでも好きな方が使えるのが最も良い。

◆ ウチにもワイヤレスイヤフォンはあるが、殆ど使わない。Xperia1の時にはUSB-3.5φジャック変換ケーブルを使う事の方が多かった。Bluetoothのワイヤレススピーカもあるが、これはたまに使う。イヤフォンの場合はスマートフォンと共に持ち歩く訳だが、スピーカは机の上などに置いているので、ワイヤレス接続の方が便利だ。

◆ ワイヤレスイヤフォンは内部に制御回路やアンプが入っているので、ノイズキャンセル機能を持たせる事が出来る。
この辺りも付加価値として重視される傾向がある。

首都高速の料金(9/6)
◆ オリンピック期間中は首都高速道路の料金を変更し、高額とした。これによって通行量を減らそうと言うわけだ。オリンピックに関しては、一般道にもオリンピック関係者専用レーンを作るなど、渋滞対策が行われた。

◆ その一方で大会関係者などが利用するバスのドライバーをタコ部屋的宿舎に詰め込むなどの歪みも露呈した。
オリンピック専用レーンは簡単に作れるのに、自転車レーンは中々作れない。一体何故なのか。

◆ 首都高速料金の変更には多くの期間と多額の費用が発生すると、国交省は言い続けてきた。だから車両区分の細分化や二輪車料金は設定できないと言ってきたわけだ。

◆ 勿論それは言い訳でしかない。特に昨今ではETC装着率が上がっているので、改修に莫大な費用がかかるというわけではない。単に値段を変えるだけなら設定を変更すれば良いだけだ。あとは二輪車をシステムが認識するかどうかだが、古いシステムでは難しいかも知れない。

◆ 現在は(おそらく)全てのゲートにカメラが付いている筈なので、二輪車を認識させる事自体は(システム改修を伴うかも知れないが)不可能ではないと思われる。もっとも何もしない方が高い料金を取れるのだから、わざわざ金をかけて儲けを減らすような事はやらないだろう。

◆ それこそ高速道路料金を海外並に、みたいに総理が叫ばない限りは、何も変わらない。高速道路料金が下がると物流コストが下がる。現状で高速道路料金は、そこを走るときに使うガソリン代の2〜3倍になる。その為商用車は一般道を走行する傾向があり、渋滞や事故の原因ともなる。

◆ 地方の高速道路は余り意味が無く、それは一般道が空いているからだ。高速道路を走っても一般道を走っても、到着時間が変わらない。伊豆半島は有料道路が沢山あるのだが、一部を除けば余り混雑していない。観光客は有料道路を通るかも知れないが、地元の人は有料道路は余り使わない。

◆ 有料道路を使った方が明らかに効率的な場合を除けば、ゆっくり一般道を走る車が多い。有料道路にはそのルートの元となった一般道があり、地元の人はそこを走る。国交省は渋滞緩和による経済効果が云々というのだが、そもそも田舎は渋滞しない。

◆ 有料道路が無料になれば通行量も増え、それこそ経済効果はあると思う。しかし現状では通行量が少なくてメンテナンスコストも出ないみたいな道路が沢山ある。国交省に言わせれば、需要予測はあくまでも予測であって現実と異なる場合があるという。

◆ 現実と異なる場合どころか、現実にマッチする方が少ない。これは港湾にしても地方空港にしても同様だ。国交省は何とかして無駄金を使いたいわけで、まさにそれには合致している。だったら首都圏の渋滞緩和などに金を使えば良いと思うのだが、色々あるのだろう。

◆ 他の省庁も同じだが、国民のために云々ではなく省庁の予算配分の消化計画に従って、みたいな所が多々ある。こうしたしきたりというか風習というかは、例え政権が変わったとしても変わらない。

Li-ion系バッテリーの寿命(9/5)
◆ スマートフォンでもEVでもバッテリーの寿命延長に注意が払われる傾向にある。スマートフォンはバッテリーの寿命が製品の寿命みたいな考え方もあり、特にiPhoneではバッテリーの劣化がパフォーマンスに及ぼす影響が大きい。これは過去に裁判沙汰になり、最近も又問題視されている。

◆ バッテリーを満充電しなければ寿命が延びるとあって、各社共にバッテリマネジメントを見直す。従来はバッテリー容量そのものが小さかったために、動作時間の確保には100%充電が必須だった。しかし最近では大容量バッテリーの搭載が普通になり、余裕が出来た。

◆ バッテリーの充電率を約15%下げるとサイクル寿命が2倍になるとBatteryUniversityは言っている。また充電率は温度にも関係していて、0℃ならば100%充電でも40%充電でも1年後の容量は98%:94%であり極端な差はない。しかし40℃では85%:65%と明確な違いになる。

◆ ここで言うサイクル寿命自体はバッテリーによっても異なるものであり、例えばマンガン系とコバルト系では、そもそもサイクル寿命が異なる。スマートフォン用としては体積エネルギ密度を重視する傾向にあるが、EV用はサイクル寿命を重視する。

◆ MiEVに使われていた東芝製のバッテリーは、エネルギ密度は低いがサイクル寿命が長かった。ただエネルギ密度の低さは航続距離の短さにもなり、他のメーカのものに変えられたと思う。

◆ EVでは急速充電が求められているが、急速充電によってバッテリーの温度が上がれば寿命はより短くなる。この為EVではバッテリークーラーなどを使用する場合がある。クーラーはエネルギーを消費するが、それによってバッテリーの寿命が延びた方が消費者にとって得であると、テスラは言っている。

◆ 全モデルが同様かどうかは不明だが、テスラ車は乗らなくてもバッテリーが減る。これもバッテリー寿命を延ばすために必要だというのだが、その電力でバッテリーを冷やしているわけではなさそうだ。またテスラの車は回生充電が行われにくく、かなりバッテリーが減ってこないと回生しなが、これもバッテリー寿命のためだそうだ。

◆ スマートフォンに於いて、100%充電になっている時間を短くする事で寿命を延長する仕組みを搭載しているモデルが増えた。これに関しても、得に夏場に温度管理を行えば100%充電状態でも寿命を余り短くせずに済むとなる。

◆ 逆に充電時に温度が上がるような事があれば、バッテリーの寿命は短くなる。最近はスマートフォンを冷やすための、吸盤付きクーリングファンも売られているが、そうしたもので空冷にしておくだけでもバッテリー温度は安定する。

◆ そのクーリングファンは見た事があるのだが、私が見たものは音がうるさいだけでたいした風量ではなかった。風量はともかくとして音がうるさいのは宜しくない。中華ファンは軸受け精度などに問題があるので、余り安いものは買わない方が良いかも。

◆ ペルチェ付きのスマートフォン冷却器もあるが、結露の問題がある。防水防塵のスマートフォンの場合は乾燥空気で満たされている筈だが、ずっとその状態とは限らない。非防水のスマートフォンだと外気が入るわけで、高温多湿の日本に於いてはより結露しやすい状態になる。

3G停波が始まる(9/4)
◆ 来年の1月にドコモは2GHz帯での3G波を止める。3Gでのサービスは800MHz帯のみとなる。auは来年3月末以降は3Gサービスを停止する。2GHz帯や800MHz帯は全てLTEで使われる事になる。

◆ ドコモの3G対応機で800MHz帯に対応していない、第二世代のFOMA移動機はわずかに存在する。800MHz帯への対応を進めていたドコモを妨害したのはソフトバンクだった。

◆ ソフトバンク的戦略は、自分たちが成長できないならばライバルの成長を妨害するというもの。孫さんは場外乱闘を繰り広げながら、何とか他社を妨害したいと考えた。

◆ そこで総務省を訴えると言い始めたわけだが、これは800MHz帯の3G転用を妨害するためだけの目的だったので、後に訴える話はなくなる。しかし訴えると言われると総務省も動きが取れなくなり、結果としてドコモのFOMAへの800MHz帯の転用時期が遅れた。

◆ このソフトバンクテロに遭った頃の移動機が、800MHz帯の使えないモデルとなったわけだ。この頃の移動機が現在も使われているのかどうか不明だが、おそらくドコモは個別に機種変更などを案内しているだろう。

◆ auは3G完全停波を行う。auは停波には慣れていると言ってはアレだが、これまでにもサービス停止を経験しているので混乱は少ないだろう。auの3G設備はモトローラ製が多いと思うが、結構巨大で発熱も大きい。KDDIによると5Gの設備より電力利用効率が悪いと言うから、かなりなものである。

◆ 実際auのコンテナ型基地局では冷房パワーが足りず、コンテナ内温度が上がりすぎるなど色々あった。今となっては全ての設備が古いのだが、その中でも初期の頃のPA部分は、すぐにアラートが出る。壊れたわけではなく、何かの異常を検知するのだが、軽度な故障らしくそのまま放置されているものが多かった。

◆ 発熱と冷房パワーの問題、設置スペースの問題などが3G停波によって大きく改善される。3Gが始まった頃にはアナログ携帯の設備もあった訳なので、だいたい2世代前までの設備が同居していると言う事になる。

◆ 古い携帯電話が長く使える理由に、バッテリーの交換が可能な事がある。バッテリー自体は高価だが交換して使えるから携帯電話自体の寿命は長い。通話が出来れば良いと考える人は、買い換える必要性を感じる事もないまま使い続けている。

◆ 買い換えれば料金プランの強制変更が起きて月額料金が上がる。ちなみに私のFOMA契約の月額料金は7百円台だ。こうした低ARPU契約を排除しようと、ドコモは盛んに営業電話をかけてくる。

◆ 正確にはドコモではなく外注で、その外注先が自社名を名乗らずにドコモコンタクトセンターとか、ドコモコンサルティングセンターなど紛らわしい名称を名乗る。

◆ 特定商取引法では、販売業者又は役務提供事業者の氏名や名称、電話勧誘を行う者の氏名、電話の目的が売買契約または役務提供契約の締結について勧誘する旨を明確にしなければいけない事になっている。役務提供事業者の解釈は少々複雑だ。

指紋認証(9/3)
◆ 生体認証と言うが、指紋認証は生体ではなく死体でもOKである。スパイ映画に出てくるような、偽の指紋でも勿論大丈夫だ。容易に実現できるかどうかと言う問題はあるが、殆どの生体認証は加工技術によって突破できる。

◆ 勿論その為には認証の元となるデータが必要だ。指紋認証などは、指紋認証が仕掛けられたスマートフォンから指紋を採取すれば良い。虹彩認証だとか静脈認証になると、元のデータを取り出すのが少々難しくなる。

◆ いずれの認証にも誤認識と非認識のエラーが存在する。誤認識はセキュリティレベルの低下なので避けなければならないが、では非認識が多くて良いかと言えばこれもダメだ。

◆ 認証アプリなどは非認識を前提としたリトライを行う。指紋認証機器がパーフェクトではない以上、或いは指の状態によって認証に失敗する事があるからだ。しかし以前のドコモの認証はリトライを許さなかった。

◆ 一度認証に失敗すると指紋認証設定が取り消され、新たに設定を行わなければならなかったのだ。こういう馬鹿げた事を普通にやるのがドコモである。通信会社としては一流かも知れないが、だからといって他の事が一流である保証はない。いや、事業者アプリの出来などを見ていると、三流以下の酷さである。

◆ 指紋認証や二段階認証はセキュリティレベルを高めるが、自動ログインが出来なくなる。例えば特定のソフトウエアが特定のサービスにログインして情報をやりとりするような用途だ。Googleの2段階認証では、例えばPOPアクセスのために特別なパスワードを発行してくれる。これはそのサービスに一度だけしか使えない。(そのサービスでは継続使用できる)
◆ これは、手続きは面倒だがアイディアとしては良い。ドコモなどは二段階認証や指紋認証(パスワードレス)を設定すると、他のアプリからのログインが出来なくなる。しかしその"他のアプリ"に指紋認証でログインすると、アカウントに自動ログインが出来る。

◆ アプリ内部で指紋認証に成功したよと言うフラグを持ち、アカウントへのログインを許可するのだろう。これはドコモアプリでは可能だが、サードパーティアプリでは当たり前だが出来ない。サードパーティアプリにこれを許せば、セキュリティも何もなくなってしまう。

◆ Google方式であれば、常にセキュリティレベルは一定になるが、ドコモ方式だとアプリを解析されるとアウトだ。これはドコモのspモードに頼るものも同じで、spモード接続を是とするのであれば、spモード接続者は不正を働きやすいとなる。

◆ iモードからspモードに移行した際に、ドコモはセキュリティ上の問題を起こしている。クローズドネットワークだから安全だ、外部からアタックされないから不正対策は要らないと高をくくっていた。
それがスマートフォン全盛となると、弱さが露呈したと言う事だ。

◆ ドコモは自分たちは最高だと思ってしまっているので改善されない。自分たちは常に正しい、間違っているのは利用者だと。これは何度か書いているJPやゆうちょ銀行も同様なのだ。

同期整流(9/2)
◆ ダイオードで整流するとVfの分だけロスが出る。AMやFMの検波回路にダイオードを使うと、Vfに達するまでは出力が出ないので、クロスオーバー歪みが生じる。

◆ そこでFETを使ってスイッチする。
FETならばON抵抗が存在するだけなので損失を小さく抑えられる。
同期整流の原理は簡単だ。例えば交流から正の電圧を取り出したいときは、正の半サイクルの時間だけFETをONにすれば良い。

◆ ここにGaNデバイスを使うと、寄生ダイオードがないので逆回復時間が早いとか、スイッチング時間が早いので損失が低減される。

◆ セレン整流器や真空管による整流回路が半導体整流回路になり、Vfによる損失から逃れる事が出来なくなった。しかし同期整流が一般的になると、Vfの問題から逃れられる事になる。これは昨今の低電圧大電流回路に於いて大きな意味を持つ。

◆ ではVfの存在するダイオードやバイポーラトランジスタは過去のものなのか?FETはON抵抗という概念だがバイポーラトランジスタは抵抗という概念は無い。

◆ 例えばMOS FETのゲートドライブを考えたとする。ドライブしようとするFETのゲート・ソース間容量が1nFだったとしよう。これをFETでドライブし、ドライブ用FETのON抵抗が10Ωあったとすると、ゲート容量をチャージするには10μs程の時間がかかる。しかしバイポーラトランジスタを使うと(ON抵抗が無いので)瞬時にゲート容量をチャージできる。

◆ こうした理由から、一部の集積回路ではバイポーラトランジスタを使う。
と言ってもFETよりは相当少ない使用率であり、パワーデバイスなどではIGBTなどが使われる。これはバイポーラトランジスタのベースに相当する部分が、MOS FETのゲート構造になっているものだ。内部構造的にはMOS FETとバイポーラトランジスタがカスケード接続になっていると考えれば良い。

◆ 大電力用スイッチングデバイスを考えると、例えば1000Aの電流のスイッチング用バイポーラトランジスタのhfeが100だとすれば、ベース電流は10A必要になる。これが電圧制御デバイスであるIGBTならば、スイッチは電圧で良いのだから電流は必要ない。(容量をドライブする電流は必要)
◆ パワーデバイスというとサイリスタやトライアックもあるというかあったというか、それらも今はIGBTやFETに置き換えられているのだろう。最近ではハイブリッド車やEV用の制御回路などにパワーデバイスが使われる。

◆ 数百ボルトの電圧と千アンペアを超える電流を制御するわけで、効率が悪ければ電費が悪化する。バッテリー容量は100kWにもなり、そこそこ高密度なエネルギがEVには蓄積されているわけだ。

◆ そうそう、FETはエフ・イー・ティーと呼んでいたのだが、最近ではフェトとかフェットと呼ぶ事を知った。モスフェットみたいな、カタカナで書くとモスバーガーの商品名みたいだ。モスフェットは英語圏での呼び方が日本で使われるようになったようだ。そうするとGaNはガンと呼ぶのが主流になるのかな。

医療資材廃棄問題(9/1)
◆ 東京五輪・パラリンピック組織委員会が、不要になった医療資材500万円分を廃棄したことがニュースになっていた。廃棄したものの他にも相当な金額が無駄になっていて、無観客にしたために不要になったとする。

◆ 民間企業ではあり得ないことだが、組織委員会などでは普通かも知れない。廃棄以外にやりようがないというか、各省庁などでも自治体でも同じだ。余剰ワクチンを廃棄するのも同じ理由で、決まりが出来ていないと奴らは行動しないし出来ないからだ。

◆ 今回は廃棄した品物が問題視されたのだが、これはお金でも同じである。使い切れないと捨てる以外になくなるので、何としてでも使い切ろうと頑張る。オリンピック組織委員会は再発防止に努めると言っているが、再発って次期オリンピックの時の話?
◆ 国や自治体の全てで、金を使い切らなくてはいけない慣習みたいなものが排除され、金を余らせたヤツが偉いとなれば消費税収分くらいの節約になるはずだ。

◆ では何故それが出来ないのかというと、リーダーがいないからである。縦割りが云々と言われるが、それだってリーダーがいれば統率できる。本来は大臣がまとめなければいけないのだが、悲しいかな大臣は官僚にかなわない。

◆ 大臣以下は、いや大臣もそうなのだが、自分のことしか頭にないので個別予算など見ていられない。予算を使い切って何もないのが普通であり、なまじ余らせたりすると処理に手間がかかる。
どうせ自分の金ではないのだから、だったらキッチリピッタリ使い切ろうと頑張る。

◆ 政治家にしたって、今の状況を見れば分かるように選挙のことだけである。選挙日程が近づけば、選挙が一番で政治だ何だは二の次になる。選挙活動は転職活動みたいなものだから、当選しないと職を失うことになる。

◆ これはつまり在職中に転職活動をするのと同じであり、どうせ辞めるのだから仕事はしなくて良いだろうとなる。
総裁選でも何でも無休休暇状態で行えと言いたい所だが、当の本人達がそんな決まりを作れるはずもない。何度か書いている、自民党定年制だって年寄り連中の反発を食らっているのに。

◆ 医療用資材のうちの一部消耗品は法令上譲渡が出来ないとなっているが、ペーパーカンパニーなど作るのは大得意なのだから、とりあえず商社を作ってストックさせれば良い。余れば正当に販売すれば良いだけなので損失は出ない。まあ電通やパソナは実業は嫌いなので引き受けないだろうな。既存の商社に声をかけるだけで3割取れるとでも言うのなら受けるだろうけど。

◆ レンタル機器など短期レンタルなのだから、違約金を払って返してしまった方が節約になったはずだ。でも誰もそれを行わない。だって自分たちの懐が痛むわけではないのだから。

◆ 感染者の急増で医療機器や医療従事者の不足が言われる中、使われない機器が倉庫に眠るという、それを不思議に思わないことが不思議だ。無観客が決まった時点で放出していれば、どれだけの人が恩恵を得られたか。

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VC