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過去の雑記置き場


無免許運転(11/1)
スマートフォン用バンパー(11/2)
移動体通信システムの信頼性(11/3)
災害時の通信手段(11/4)
建て替え問題(11/5)
ライドシェア(11/6)
定着率が悪い(11/7)
スマートフォンを忘れた日(11/8)
月間データ使用量(11/9)
迷惑配信者(11/10)
30年前の車(11/11)
電波伝搬(11/12)
音は誰の為?(11/13)
Yotuber氏は逮捕されるのか(11/14)
長いものが嫌な世代(11/15)
オンボロイド論(11/16)
通話録音(11/17)
マイナンバーカードの馬鹿らしさ(11/18)
R232(1)(11/19)
R232(2)(11/20)
R232(3)(11/21)
昔は良かった(らしい)という若者?(11/22)
LINE利用者も高齢化(11/23)
木こりが足りない(11/24)
決済系サーバの信頼性(11/25)
4bitマイコン(11/26)
高齢者の苦悩(11/27)
クマは可哀想なのか?(11/28)
折りたたみiPhone(11/29)
著作権問題(11/30)


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著作権問題(11/30)
◆ nuro光の広告に、デザイナーの作品が無断で使われている問題があった。どうやらこれ、問題の作品が有料素材としてShutterstockで売られていたそうで、知らずにそれを使った事によるトラブルだった。nuroは著作権者との間で問題を解決したとした。このShutterstock(米国)は著作権の放棄されていない素材を売っているなど問題視されている。

◆ 相当昔の話になるがSONY系のページのHTMLタグを真似て書いたことがあった。ら、SONYから電話がかかってきた。そのタグ配列はウチのものだから真似するなと。そうなの?
◆ 元ZOZOの前沢氏はFacebookのMetaにクレームを入れた。前沢氏の名前や画像を無断で使用した、副業や投資系のアカウントが多数作られているというもの。実際に詐欺被害に遭った人もいるらしい。

◆ 著作権に関してGoogleは比較的厳格で、自動判断によるデータの削除などを行う。しかし著作物の無断使用に対する申し出では人間が仲介することになり、話がなかなか進まないのだとか。それでも正当な訴え出であれば対処はなされる。

◆ Metaは前沢氏の問題の前にも度々問題を起こし、画像の無断使用や写真の無断使用を訴えるも無視されていたとか。この画像などの無断使用に対しての判断は難しく、それが本当は誰のものなのかを判断しなければいけない。電子透かしを入れるなどの対策が行われていないと、どちらの言い分が正しいのかが分からない。

◆ 写真や画像ではなく、文章の場合は更に面倒になる。AIを使って整形してしまえば、原文の内容を保ったまま文体を変えることが出来る。そもそもヘッポコページの多くはコピーで出来ている。コピーにコピーが繰り返されながら宣伝ページが出来上がるわけで、もはやオリジナルが何なのかすら分からない。

◆ アマチュア無線系のサイトで、写真がヤフオク出品者に使われるから公開しないよと書かれている所があった。まあ公開しようがしまいが自由ではあるが、そのページの分かりやすさというか、説得力が大きく損なわれている。というか、そもそもその写真ってメーカのカタログか取説が元じゃないの?と突っ込みたくなった。

◆ これなどは写真を撮ったのが自分だから自分のものだ、みたいな考え方である。確かに花の写真や山の写真はそうだが、取説に掲載されている事項に関して、あるいは取説そのもの、回路図は違うと思う。

◆ カラオケ問題がある。音楽の使用に関してはJASRACに金を払えば何とかなる。しかしカラオケ音源はカラオケ会社が権利を持っているので二次使用が出来ないというもの。カラオケの画像は勿論のことだが、音楽に関してもダメだというのだ。

◆ デザイナーやイラストレータなど、画像や映像を公開する場合には、何らかの対策が必要になる。画像の中に自分の名前やハンドル名を入れている人もいるが、これは消そうと思えば消すことが出来る。ディジタル透かしはファイル名自体が一般のものではなくなるとか、あるいは改編が出来てしまうなどの問題もある。

◆ ディジタル著作物のアナログコピーと同様で、その作品をディスプレイに写してその写真を撮ればディジタル透かしは関係なくなる。勿論そこまでしてどうなのかという話はあるが、理屈の上ではコピーは可能だ。


折りたたみiPhone(11/29)
◆ iPhoneマニアの夢はつきない。折りたたみ式iPhoneの噂は2019年頃に遡る。Appleが折りたたみ式スマートフォンの特許を出願したことで、折りたたみ式iPhoneへの期待が高まった。しかしこの話はその後立ち消えることになる。

◆ 最近になってAndroidスマートフォンは折りたたみ式が珍しくなくなってきた。こうなるとiPhoneもと言うわけで、再び噂が出てくる。2024年版は折りたたみになる、いやいや2025年まで待つ必要があるなどと期待される。一方で代替需要の減少などから販売台数は伸び悩み、多モデル構成は収益効率を悪化させる。

◆ iPhoneの場合はAppleのみが製造しているので、バリエーションを増やすのは色々と大変だ。Androidの場合は各メーカが勝手に競争して様々な機能を実装してくる。ディスプレイの品質やサイズ、カメラの性能、バッテリー容量、中華スマートフォンなど近赤外線カメラと遠赤外線カメラを搭載したものがあるなど、それこそ何でもありだ。

◆ 本体のサイズや重さもそれぞれだし、耐衝撃性のものがあったり、特定用途用のモデルが存在したりする。この辺りはMacとWindowsPCの違いと同じような感じだ。Windowsの動作するPCは各社が仕様もデザインも様々なものが販売され、価格競争もあって選択肢も広い。拡張性なども含め、自分に合ったモデルを買うことが出来る。

◆ 折りたたみ式スマートフォンがシェアを取り始めるとすれば、Appleも指をくわえて見ているだけとはならないだろう。既存の折りたたみ式にはない、Apple独自の何かを加えた製品を出すかも知れない。特許では蛇腹式の3つ折タイプがあったかな。

◆ 一方で開いて大画面化できる折りたたみ式を発売すると、タブレット需要が少なくなってしまうとも言われる。この辺り、商売的にどうなのかはAppleは気にするだろう。Androidの場合はその商品を売れるように作るわけだが、Appleの場合は全体の商品構成やシェアのバランスを判断する必要がある。

◆ 売れるものを作るのは勿論なのだが、Apple全体として収益が上がるような製品群を構成しなければいけない。折りたたみにすると厚みを薄くしなければならないので、高画素数カメラや望遠レンズの実装が難しくなる。カメラ部だけを出っ張らせて、折りたたみのヒンジ部分を半分の位置ではなく、1/3位の所にして折りたたんだ時にカメラ部の出っ張りが吸収できる、みたいな想像図もあった。

◆ 期待を込めて想像している時が一番楽しい訳だし、いつかはiPhoneも折りたたみになると信じて待つことも、また楽しみかも知れない。Androidの場合は欲しい機能が実装されているものを買うだけなので、待つという考えは余りない。それこそ域の胃のあるメーカは、売れるとなればすぐに開発をスタートさせ、製品を世に送り出してくる。

◆ iPhoneは折りたたみにならないがiPadの折りたたみ式はもうすぐ登場するよと、これは2018年頃に言われていたことだったかな。当時としては折りたたみ式ディスプレイの実現方法が確立されておらず、単なる噂の域を出ることはなかった。それが最近になり、再び折りたたみ式iPadの噂となって現れたのである。確かに大型のものの方が作りやすいとも言えるし、コスト的にも特別感を持って受け入れられやすいかも知れない。


クマは可哀想なのか?(11/28)
◆ 8月の話だったと思うが新聞には以下が報じられた「北海道東部で令和元年以降、放牧中のウシを連続して襲撃したヒグマOSO18が駆除されたことを巡り、釧路町役場に二十数件の苦情寄せられたことが分かった。」苦情はクマが可哀想などというものだったという。その後新潟や秋田県でも熊による被害が続出、これに対しても熊がかわいそうだと言う人が多くいた。

◆ 確かに可哀想と言えば可哀想なのだが、放置すれば牛や人が食われてしまう。牛は可哀想ではないのかという問題だ。クマは猛獣的雰囲気を持っているが、では鹿はどうだろうか。見た目は獰猛な感じはせず、基本的には草食動物なので普段はおとなしい。奈良に行けば人に慣れた鹿が沢山居るし、夏の鹿はバンビ柄になってかわいらしい。しかし農作物が食われてしまう為に、毎年猟が行われている。

◆ 野良犬は滅多に見なくなったが、野良猫は殺処分にされる。そうした猫を保護する活動を行っている人もいるが、全ては保護しきれない。病気の猫は治療が必要だし、餌代だって馬鹿には出来ない。猫も感染性の病気にかかっている場合があるし、鹿にはマダニなどがくっついていたりする。キツネはエキノコックスに感染し、それを広めてしまう。

◆ 可哀想だから保護しろというのは簡単だが、現実的にどうするのかとなれば難しい。鹿やキツネを保護するにしても、病気の検査をしたり個体数を管理したり、鹿が安心して暮らせる場所も必要だ。実際伊豆市は住民の人口よりも鹿の方が多いわけで、鹿に観察されながら人が生きているみたいな感じだ。

◆ 害獣などを仕留めるのは猟師の仕事になるが、猟師人口は年々減少している。北海道では熊被害の拡大、漁師になろうとする人が増えたのだとか。害獣を駆除して行政からお金を貰うと、1頭あたりの買い取り価格?が安いので暮らしていくほどの収入にならないそうだ。しかし加工所に売りに行けば行政で貰う金額の50倍とか100倍になるという。ただ鹿などは狩りの期間があり許可が必要でもあるので、めったやたらに捕って良いというものではない。

◆ 猟の方法にも決まりがあって、罠などでの捕獲が禁止されている(動物に苦痛を与えるから?)所もある。伊豆は檻で捕獲することは可能だったと思うのだが、鹿の入る大きさの檻を山に運ぶのは相当大変だ。なので、猟師が鉄砲で撃つ方法で捕獲が行われている。

◆ それでも猟師の数が減少して捕獲数が増えず、毎年鹿の数は増えている。銃で鹿を撃つことは慣れれば出来ると思うが、撃った鹿を運んだり解体したりはなかなか慣れられないんだろうなぁ。鹿は相当重いと思うので、そのままの姿で道路のある所までは運んでこられないかも。

◆ 鹿に襲われることは余りないと思うが、クマやイノシシは危険だ。この辺りにもイノシシは居て、見かけたらすぐ逃げるようにと言われていた。幸いにして大きなイノシシに遭遇したことはないが、子供のイノシシは見たことがある。イノシシは人工物の近くには寄りつかないそうで、車やバイクや自転車があると近くには来ないとか。

◆ 動物に襲われる危険がある割には行政の動物買い取り価格が安く、鹿を撃つより沖縄に行ってマムシ?を捕まえた方が収入が良いかも、なんて言われる。鹿も雌は人間に向かってこないが、雄の鹿に突撃されると命を落とす事もある。


高齢者の苦悩(11/27)
◆ 高齢者は賃貸物件を借りるのが難しい。独居高齢者となると保証人の問題もあるし、孤独死の問題もある。貸す側としては、同じ料金だったら低リスクの人に貸したいと思う。

◆ こうした部分を都営住宅とか県営住宅が吸収すべきなのだが、なかなかそうも行かないようだ。まあ日本の政府自体が日本国内には余り目を向けていないというか、行政や議員の中にも入り込む中韓擁護派の威力は凄いものがある。

◆ 日本の学生が借りた奨学金は返すべき借金だ。しかし留学生には返済不要なカネが配られる。水害などでの被災者に低利融資が行われるが、これは返済の必要な融資だ。海外の被災地には返済不要なカネが配られる。

◆ 福祉福祉と言えばいくらでも税金を取れると思っている財務省は、増税しても足りないまだ足りないと課税強化を考える。その福祉費用が何に使われているかなど分からない。3.11復興費用が防衛費や捕鯨に使われている現状を見れば、予算の要求書に福祉と付ければ何でも通る的な事ではないのか?
◆ 老人が金を持っていたのは過去の話になりつつある。第一次ベビーブームの頃(現在75歳前後)の人たちは年金額もさほど少なくはないと思うが、第二次ベビーブーム年代だと払う年金額より貰う方が少なくなる。しかも平成不況は30年も続いたわけだから、従来の一億総中流社会ではなく一億総貧困世帯になろうとしている。

◆ 人口減に伴い地価も下がる所が多く、一部都市部を覗いては家や土地を売っても大きな額の金を手に入れにくい。年金だけで暮らす事は不可能に近く、生活保護費と年金の差額を申請(して給付を受ける)する人が増えるだろう。

◆ 持っている資産などを切り売りしながら生活し、賃貸住宅を借りようと思っても借りられなくなる。一度借りた所にずっと住んでいられれば良いが、アパートの建て替えなどで追い出されるケースもある。こうなると次に住む所がなくなる。

◆ 持ち家であれば問題はないのだが、収入が無いのでやがて売りたくなる日が来る。こうした所を狙って、売却後には賃料を払えば住み続けられますよと言うシステムが出来る。土地や家屋を売って手にしたカネも、家賃という名目で減少していく。

◆ 高齢者用の住宅ローンもある。物件評価額の50%程度までの借り入れが出来、返済支払いは利息のみである。ローン会社は借入者が死亡すれば住宅が手に入ので損はないどころか得をする。1千万円の評価額の住宅に対して5百万円を貸し付け、貸し付け期間中の利息を回収し、借入者が死亡した場合は貸付額の実質2倍のものが手に入るのだ。

◆ まあ借りる方としても、死んだらカネも家も不要になるわけだから良いかな、と思うのだろう。これまでは金持ち老人をターゲットにした商売が多かったが、これからは金がない(けれど資産はある)老人にターゲットを変更というわけだ。

◆ 一度上がった税率が下がる事はまず無い。更には今後も消費税をはじめとして、様々な増税が行われるはずだ。医療費負担の上昇など、住みにくい方向にしか行かない事が明らかな中で、この先老人になっていく人達はどう生きていけば良いのか。


4bitマイコン(11/26)
◆ 4bitマイコンなど今の人は知らないに違いない。そもそもALUのビット幅など意識する事も少ないはずだ。アセンブラでプログラムを書く場合を除けば、CPUのハードウエアを気にする必要は無くなってきている。

◆ 4bitマイコンというかワンチップコントローラは、価格の安さから多く使われていた時期があった。価格が安いのはチップ面積が小さく出来るからで、小規模な回路を小さくまとめて安く作ったわけだ。

◆ 4bitマイコンと言ってもメモリ領域が16バイトしか無いと言う事はなく、様々な工夫で拡張されていた。リニアなアドレス空間自体は256バイト分あって、それをページレジスタで切り替えて4バンク分だと合計1kバイトが使える事になる。

◆ ROM領域は1kバイトとか4kバイトにされるが、RAMは高価なメモリだったので、内蔵RAMは128バイトとか256バイトしかCPUに内蔵されていなかった。アセンブラでプログラムを書くので、256バイトくらいでも何とかなったし、同じメモリエリアを繰り返し別の用途に使うのも普通の事だった。

◆ バンク切り替えは結構癖があって、マイコンによっても異なるのだが、共通領域+バンク切り替えだったり、そっくり切り替えてしまう方法など様々だった。0バンクの100番地の命令でバンクを1に切り替えると、次の命令は1バンクの101番地(内部的には0番地)からフェッチされるように見える。

◆ 命令部は4bitでは足りないので、固定長の6bitとか10bitとかになっているものもあった。固定命令長で全命令が1クロックで実行出来るものは、命令実行時間を数えるのが簡単だった。何しろクロック周波数が1MHzかそれ以下だったので、命令実行時間を数えながらプログラムを書かなければならない事もあった。

◆ そんな4bitマイコンで1200bpsのMSKモデムを作ったりしたのだから、いかに処理を手抜きして実行速度を上げるかが重要になる。処理を手抜きすると性能が下がるので、そのバランスを考えなければいけない。量産ものとなるとコストが厳しくなるので、出来るだけ安いマイコンに出来るだけの処理をさせていた時代である。

◆ それに比較すればPICなどは凄いなと思う。RAMもROMも豊富にあり、実行速度も速く簡単な信号処理なども出来てしまう。8bitのマイコンでも乗除算命令のあるものは少なくて、6800系だと乗算命令はあった。Z80にはなかったのではないかな。

◆ 除算はプログラムで行わなければならないので、1MHzで動作するZ80だと16bitの数値を8bitの数値で除算するのに10ms位の時間がかかったと思う。なので割り算が発生しないように考えて作るとか、割り算の答えの範囲が決まっている時にはシフトとテーブル変換で速度を上げるとか、当時のプログラマは苦労していた。

◆ アポロ宇宙船やボイジャーにもマイコン的なものが搭載されていたが、その時代のプログラマはもっと苦労していたはずだ。そんな時代を経て今があると言えばそうなるし、昔を語っても意味は無いのかも知れないが、これが進化というものなのだろう。


決済系サーバの信頼性(11/25)
◆ クレジットカードのタッチ決済がかなり使われるようになってきた。クレジットカードの認証や決済は、従来は結構時間がかかっていた。これが通信回線の高速化や処理の高速化によって、今は殆ど待ち時間が無い。

◆ 処理の速いのがSuicaで、JRの規格を通過したモバイルSuica端末でないとダメと言うことで、従来型携帯電話の頃には苦労もあった。改札機側と携帯電話の距離(感度)の問題や、処理速度の問題で接続試験にパスしないものもあった。

◆ 一般的にFelicaの決済は素早く行われる。Suica程ではないがiDもそこそこ速い。これらに比べるとコード決済は少し遅い。それでもPayPayなどは改善された方で、以前はサーバから応答がないから決済出来ませんみたいな事すら起きていた。

◆ iDが使えなかったことはないが、PayPayが使えなかったことはある。決済が出来ないのか?決済は出来ているが結果が送られてこないのか?二重決済になったりしないのか?心配になる。何しろ相手はソフトバンクなのだから。d払いもトラブルを起こし、最近のドコモはダメダメである。

◆ PayPayはスマートフォンが圏外でも使えるようになり、利便性は向上した。これは圏外だけではなく、サーバの遅延対策もあるんじゃないのかな、なんて思ったりする。実際エラーにこそならないが、レジ側で処理が出来てからスマートフォン側の画面が切り替わるまでに、結構時間のかかる場合が、未だにある。

◆ いずれにしてももの凄い数の同時処理が行われているのだから、決済サーバは大変だ。JRの予約システムも凄いなと思ったものだし、時代背景を考えれば当時としては相当な技術をつぎ込んだのだと思う。今は計算機の処理能力も向上しているし、データベースサーバも相当数が並列に動いているはずだが、信頼性の確保などは大変だ。何しろマイナンバーカードのシステムはボロボロなんだから。

◆ 携帯電話のオンラインゲームが流行った頃、サービス用のサーバとデータベースサーバを数百台使ったそうだ。それでも処理が遅いとクレームが来たという。当時のCPU性能やメモリ実装量からすれば、かなり厳しい処理だったに違いない。もっともそうしたオンラインゲームは徐々に廃れていき、スタンドアロンのゲームや、いわゆるサーバクライアントみたいなコア部分はローカルで動かすものが主流になっていく。

◆ これは携帯電話からスマートフォンへのシフトでもあり、GREEなどは一気に廃れていく運命だった。スマートフォンが増え始めるとドコモが障害を起こした。小さなパケットを飛ばして通信路を維持しようとする、その仕組みがメモリを枯渇させた。

◆ 私はiDやコード決済を使うが、スーパーなどはコード決済の使えない所はあり、今のところはiDの方が使える場所が多い。現金支払いしないことで小銭が財布を重くすることもないが、現金しか使えない場所もある。

◆ 病院でもクレジットカード決済の出来る所が増えたのはありがたいことだし、薬局ではコード決済の使える所もある。今後は様々な決済の使える場所が増えるだろうし、決済数の分だけサーバがうなりを上げているのかなと思うと、一番エコなのは現金という感じがする。


木こりが足りない(11/24)
◆ 以前にも書いたが、木材の価格が上がり木を切る人が更に不足して取り合いになっているそうだ。木材価格が高いうちに木を伐採し、山を整備しようとする人が増えたからだ。

◆ 森林組合などを通す見積額は1人/1日あたり8万円くらいだとか。ただし木こり職人に入ってくるお金は、その半分くらいにしかならないという。切った木を運んで売る代金も勿論あるが、元締めを通すと収入は激減してしまう。

◆ 静岡県では行政などから個人が受注することも出来るらしく、そうしないと作業者が集まらないと聴いたことがある。行政からの仕事は、自治体の山などの木の伐採だとか植林作業になる。切った木は切った人が売ってしまって良いが、切ったままにしておいてはいけない。自治体からは切った木の撤去名目で費用が支払われる。

◆ 個人で受注するのだから機材は個人持ちで、何台かのチェーンソーとくさびやハンマーやウインチと、大径車輪の台車にエンジンが着いたような、あるいは小型のクローラ付きの木材運搬車みたいなものが必要になる。

◆ この辺りの山でも使われているが、台車的なものを切った木の根元部分と先端部分に固定して山から下ろしてくる。一人で一日何本切れるのか分からないが、ここの近くの山で見かけたその台車的もの?の場所には数ヶ月間軽トラックが通ってきていた。

◆ この辺りでは椎茸栽培用の木を搬出するので、それらに適する寸法にカットしてから軽トラックで運ぶわけだ。少し広くなっている所に臨時加工場的な木や資材の置かれている場所が作られて、切ってきた木を寸法を揃えてカットし、ドリルで穴を開けていた。

◆ 静岡県だけではないと思うが、木こり職人と猟師は不足している。猟師不足は鹿の増加につながっていて、もはや伊豆市民よりも伊豆鹿の方が多くなってしまった。猟師にしても木こりにしても危険を伴う業種なので、若い人はやりたがらない。

◆ 海外だと重機を使って森林整備などを行うが、それは傾斜の緩い山の話だ。急坂に重機を持ち込むには、まずそれ用の道を作らなければいけないし、大型の重機を持ち込むような道を作るのは大変だ。この辺りの山でも山の途中までは小型の機械が入れるように道を作り、資材を運んだり切った木を下ろしたりしていた。

◆ 整備されていない山だと道を作る為にまず木を切らなければいけないが、切り株が邪魔になってしまう。切り株は抜けないことはないが、抜くのは相当大変だ。なので管理された山以外だと、重機を山に上げるにも相当手間がかかる。

◆ もし木材価格の上昇がなければ、この近くの山の木も放置されたままになっただろう。いわゆる死の人工林というやつで、整備がされないので木が太く育たない。木が太く育たないので高く売れず、高く売れないので放置するしかなくなる。

◆ いわゆる個人の木こりの人は、山の持ち主に頼まれて人工林の整備をしてきたのだとか。山に柴刈りに、という感じで。そうした職人の数が減り、人工林は放置されて荒れていく。


LINE利用者も高齢化(11/23)
◆ NTTドコモモバイル社会研究所が、シニア層の通信手段がLINEに移行しつつあるとの調査結果を出していた。これは当然というか、高齢者がLINEを使い始めるわけではなく、LINE利用者が高齢化していると言うことだ。

◆ 同調査によれば60歳代と70歳代のLINE利用率は74%、株式会社SheepDogの調べによる10代のLINE利用率は81%なのだから殆ど変わらないことが分かる。男女別では男性の方がLINE利用率が高く88%、対する女性は74%だった。では女性は何をコミュニケーション手段とするのかというと、Instagram比率が高いとのこと。

◆ 情報発信なども主にInstagramを使い、平均年齢層の上昇したXとは対照的だ。Xにしても高齢者が使い始めたわけではなく使っていた人が高齢化しただけである。高齢者は新たなサービスに移りにくい特徴があるので、古くから馴染んだXが使いやすいと感じる。

◆ 仕事などでは電子メールが主になるが、個人間の連絡手段としてはLINEが多く使われるのは分かる。機種依存性がほぼ無いのでスマートフォンが変わっても使い勝手が変わらないことや、PCでも使える。ほぼリアルタイムに通知が届くので、急を要する連絡も取れる。位置情報を送れるので迷子になった時など相手の現在地が確認できるなどは便利だ。

◆ 自治体や一部保険会社などもLINEを使うなどしているが、セキュリティ面は怪しいので注意が必要だ。以前から韓国問題は言われていたがLINEはこれを断固否定、しかしソフトバンク傘下になると一転して認めざるを得なくなるという、要するに運営が不真面目なのだ。もっともソフトバンク自身が韓国サーバ業者とつながりがあるので、もう何が何だか分からない状態である。

◆ ではInstagramが善かと言えば決してそんな事はなくMetaは盗聴問題や不正アプリ問題などを起こしている悪質企業だ。結局の所加入者を集めて何を商売にするかと言えば、その加入者の情報や属性を売ることになる。そうでなければ誰が好き好んでコミュニケーションシステムを作るのか、みたいなものだ。

◆ 日本に元気があれば国内メーカが何かを作ったかも知れないが、日本の企業は下手なオリジナリティが大好きなので、共通プラットフォームみたいにはなりにくい。プラスメッセージが良い例で、LINEに代わる云々と言われながらもSMSとしてしか使われていない。そもそも各事業者が個別に専用のアプリを出すとか、一体誰が考えたのか顔が見てみたい。

◆ 高校生の2割程度はスマートフォンを2台持っているそうだ。SNSのアカウントを複数持って使い分けるのは、ビジネスマンが仕事用とプライベート用を使い分けるようなものである。特にLINEは登録すると登録の解除が出来ない(ブロックするしかない)ので、使い分けは重要らしい。

◆ 私は連絡用としてLINEは使っている。連絡に使う頻度は1ヶ月に数回程度と低いが、メールやSMSは連絡用としては殆ど使わないので、比率として考えるとLINEの割合が高い。別荘地の管理会社からの連絡もLINEが使われているが、別荘地内のオーナー会の連絡はメールが主体である。


昔は良かった(らしい)という若者?(11/22)
◆ 昔は良かったというのは年寄りに決まっている、と思ったら違った。今の若者は好景気を経験していないので、バブル期のことなどは全く知らない。しかし高度成長期やバブル期の事を見たり読んだりすると、昔は良かったんだなと思うそうだ。見たことのない世界だから憧れを込めて、とも言えるしあの頃はあの頃で苦労もあった話だが、昔話は綺麗な所が語られる。

◆ 良かったというか普通だった気もするのだが、確かに今よりは良かったに違いない。勿論PCの性能は低かったし、携帯電話はデカかった。当時だって重税感はあったし、年金が破綻するよと言われていたし、少子化問題だって語られていた。

◆ それでも政府は何もせず、今が良いから放っておこうと先送りした。それがバブルをぶち壊すと同時に顕在化し、そしてその状態から抜け出すことが出来なくなった。日銀は穏やかな景気回復状態が続いていると言い、政治家は株価が上がったから景気は上向いているとうそぶく。報道統制で景気対策の失敗は報道されず、日本は世界から取り残されていくことになる。

◆ そんな時代に生まれ育った人も30歳前後になる訳で、将来に希望が持てないまま何となく生活している的な、不景気に慣れてしまった世代が大人になっていく。少子化や晩婚化ももはや当たり前であって、一人で暮らしていくのもギリギリなのに、夫婦子供となったら生活は更に苦しくなると考える。

◆ 長引く不況は国の経済の問題だけではなく、人々の心までも変えてしまう。若者の○○離れと言うけれど、離れたくなくてもカネがないのだから離れざるを得ない。従来型携帯電話全盛期の頃に、ヒット商品は女子高生が生み出すみたいに言われた時期があった。女子高生が好んで使うモデルこそ、沢山売れる携帯電話だというわけだ。

◆ その流れはiPhoneにも続き、みんなが使っているからとか、iPhoneを使わないやつは仲間に入れないよと言われた。当時はiPhoneはタダ配りされていたので、親にとっても経済的に助かる存在だった。ソフトバンクに加入すれば更にキャッシュバックが付いてくる。エリアは狭かったが都市部では何とか使うことが出来た。と言っても横浜あたりでも電波が弱くて通信に度々失敗していたけど。

◆ 昔は携帯電話料金は高かったのだが、可処分所得がそれなりにあったので気にならなかったと言える。確かに若者が携帯電話に金を使うから云々とは言われていたが、新機種が出ればキャリアショップに列が出来るほど売れていた時代である。

◆ 携帯電話だけではなくゲームソフトもそうだったし、Windows95発売日のお祭り騒ぎは凄かった。そんな、何かに楽しみを感じていた昔を今の若者は良かったと感じるのかも知れない。バブル期のサラリーマンは、仕事を切り上げた後は六本木あたりに繰り出して遊んでいたわけだ。今の人たちはどうだろうか、家に帰ってコンビニ弁当に箸を突き刺してスマートフォンをいじる?
◆ 経済が上向いているので金利は高かったが、それ以上に給料が上がっていった。東京近郊の戸建ての価格は現在の2〜3倍にもなっていたが、それでも人々はこぞって住宅を買った。


R232(3)(11/21)
◆ 屋根を開けて走れる季節は短い。まあ夏でも冬でも屋根を開けて走れないことはないのだが、夏場は直射日光が嫌だ。冷房自体は効かないことはないので、サイドウインドゥを開けなければそこそこ快適だ。100km/h位までなら髪の乱れもそう気にする必要が無いので、女性でも安心である。

◆ 冬場はシートヒータと暖房を使えば北風すら気にすることはない。これもサイドウインドーを開けなければだ。開放感的にサイドウインドゥを開けると、車内の気流が乱れて快適性は大いに低下することになる。車内に風が巻き込むので冷房も暖房も効かない。

◆ 直射日光はいかんともしがたいのだが、帽子を着用するのは余りお勧めしない。帽子のてっぺんが上の方になると、そこには風が吹いているので帽子が飛ばされる。まあピッタリしたキャップだったら良いかもしれないし、まさかシルクハットをかぶって乗る人はいないだろうけど。

◆ 40km/h以上で走っていれば、小雨くらいなら濡れることは少ない。R232は60km/h以下なら屋根を閉じられたんだったかな。雨が降ってきたら早めに屋根を閉めた方が良い。R230は停車中でないと(微速なら可)屋根の操作ができないので、高速道路走行中に雨が降ってくると困ることになる。

◆ R230は金属バネを補助に使ったハイドロ式のサスペンションで、R232も同様に油圧シリンダによって姿勢を制御している。R230はロール角度を0.7度まで許すんだったかな、忘れてしまった。R231がコーナーで逆ロールするようなセッティングになった。

◆ 金属バネを使うのは、油圧パワー低減の為だ。油圧のみでサスペンション制御を行うと、かなりのパワーをサスペンション制御に食われてしまうとのこと。トヨタソアラはフル油圧制御だったような気がする。BENZは油圧シリンダや窒素ガスの入ったタンク(アキュムレータ)を使ったサスペンションシステムを古くから使っていた。

◆ 油圧システムと言えば、シトロエンのハイドロニューマチックサスペンションが有名だ。壊れやすいなど色々あったそうだし、停車中の車を一度見たことがあるだけで、サスペンションシステムがどうなっているのかなど現物を観察したことはない。

◆ BMWはアンチロールスタビライザをモータでよじってロール制御をしている。フェラーリのSUVであるプロサングエも同じような制御だが、これは油圧だったかも知れない。完全な油圧制御によるアクティブサスペンションではないが、アクティブ制御を行うことによって見かけ上のばね下重量も軽減できる。

◆ エアサスを使う車もあるが、エアタンクを別途用意しないとストロークに伴うバネ定数の変化が急峻になる。トヨタはアキュムレータを使わなかったが、日産は可変容量のエアタンクを使っていた。確かにプログレッシブバネレートになるのは良い事なのだが、リバウンド側で極度にバネ定数が小さくなるので車両安定性の確保が難しくなる。

◆ サスペンションではないがR232ではエンジンマウントに磁性流体を使っているそうだ。低速時(エンジン出力が小さい時)には振動吸収を優先し、フル出力に近くなるとマウントを固くしてエンジンの揺れを抑える。


R232(2)(11/20)
◆ 8月になってAMGGTのモデルチェンジが伝えられた。なるほどね、そういう事だったのかと思ったのは、AMG GTが屋根付きのSLだったからである。AMG GTは従来は全く別のディメンションを持った車だったのだが、それを共通化した訳ね。

◆ AMG GTとSLは、細部は異なるもののほぼ共通と言って良いモデルになった。従来のAMG GTは屋根無しのロードスターがあったり、スパルタンなGT-Rも存在した。販売量の少ない車だから共通化したいというメーカの思いは分かるのだが、販売量の少ない車だからこそ共通化しない美学みたいなものだってあるはずだ。

◆ 従来のAMG GTはエンジンをフロントミッドに搭載し、更にトランスアクスルを使っていたが、これはSL同様にコンベンショナルな配置となった。ちなみに国産車だと日産GT-Rがトランスアクスルを使っている。トランスアクスルは重量配分その他を考えてのデザインになるが、これを使うと4シータ化が少し難しくなってしまう。

◆ シャーシもエンジンもSLと同一なGTだが、何故か0-100km/h加速が1割ほど速い。AMGによればトラクションがかかりやすいからだというのだが、何が違うのだろう。最高速は両方とも315km/hで、アウトバーンなどで速度計の指示を315以上にまで持っていく動画がいくつか公開されている。

◆ SLもGTも後輪ステアを採用する。これは旧GTからで、100km/hを境にして低速域では同相にステアする。20年以上前だろうか、日本で4WSがブームになったのは。猫も杓子もではないが、4WSの文字がカタログを飾った。電子制御あり、パッシブ方式ありで、あの頃は日本の自動車メーカも元気だったのである。

◆ 当時は4WSでどんなメリットがあるのかが明確ではなかった感じで、アクセサリ機能の一つみたいに見られた。なので4WSをキャンセルする為の剛接続パーツだったり、電子制御的キャンセラが売られていた。最初にスカイラインGTS-Rに乗った時、横風に煽られると車が変な動きをして面白いというか気持ち悪いというか、とにかく変だった。

◆ GTS-Rのシステムはステアリング舵角に応じて後輪をステアする仕組みなのだが、横風に煽られる状態とはステアリングは切るが車は直進している。でも後輪が動くので車線からずれようとする。この微妙な動きが遅れて感じられるので、まさに変な感じだったのだ。

◆ やがて国産車では4WSも下火になるが、欧州など一部メーカでは電子制御と組み合わせることでスピンを防止するなど、安定性確保の為に使われ始めた。SLやGTでは2.5度も後輪がステアするので、縦列駐車が(慣れるまで)うまく行かないとのクレームもあったとか。

◆ 2つのターボチャージャはV型エンジンのバンクのスキマにはまり込んでいる。こんなに熱いターボチャージャを、エンジンの上に持ってこなくても良さそうなものなのだが、持って来ちゃった。冷却風の取り入れダクトはあるが、どう考えても熱そうだ。

◆ 4気筒ごとにシングルターボでは排気干渉が起きやすいと思うのだが、V型だと点火順序が違うのかな。そうそう、一時期ホンダの特許を買って行っていた気筒休止、ホンダには出来てもBENZには出来ず、故障が多かったとか。それが別の方式?改善?されて現在も使われている。低負荷時には4気筒を止めてしまう。


R232(1)(11/19)
◆ R232はAMG SLである。従来はMercedesBENZ SLだったのだが、R232からはMercedes AMG SLになった。BENZとAMGの関係を語り始めると長くなるのだが、トヨタのレクサスブランド的なものではなく、元々は別の会社であったAMGがMercedesに吸収されたのだ。そして少量生産車を中心に作り上げる部門となっている。

◆ R232は約10年ぶりのモデルチェンジで、日本には当初SL43が入ってきた。これは2リッター4気筒エンジンに、電動アシスト付きのターボチャージャを組み合わせて381馬力を発生させる。さすがに2リッターでは低速トルクが不足するのは、インプレッション動画を見ても分かる。まあデモ車借用の手前、低速トルクが足りないよなんて言っているエディタは居なかったけど。

◆ R232はハードトップのアルバリオルーフを捨て、ソフトトップのみとなった。AMGは軽量化の為にハードトップを廃したと語り、これによって20kgの軽量化になったとした。しかし私はその言葉に疑問を感じた。20kgの軽量化を行うのであれば、2+2を(R231のように)2シータにして全長をほんの少しだけ切り詰めれば良いではないか。

◆ 2シータに出来ない理由がPorsche911にあるとか何とか。向こうは4人乗れるでしょ、SLは2人しか乗れないのではマーケット的に弱いみたいな。まあそれが本当かどうかは分からないが、個人的には将来的にR107に対するC107のように、ハードトップバージョンが追加されるのではないかと思った。そりゃあカリフォルニアのマダムが転がすにはオープンでも良いだろうが、では何故バリオルーフを開発したのと言う話なのだ。

◆ SLはR129でもR230でも同じだが、ルーフを閉じると剛性感が上がる。ちょっと乗ったくらいでは分からない変化かも知れないが、乗っていれば絶対分かる。そしてルーフを閉めた時のカチッとした走りを体験すれば、屋根を開けて走る時は人間もコンフォートモードのスイッチを入れるんだなと思うはずだ。

◆ 勿論ハードトップほどではないにしても、ソフトトップを閉めればそれなりに変化はする。まあこう考えると屋根って偉大なものだなと思う。たとえ取り外し可能な構造であっても、あると無いとでは大違いなのだ。競技車両などにロールケージを入れると変わるというのも、十分納得できる。

◆ 夏頃だったかSL63が入ってきた。これは4リッターにツインターボで581馬力を絞り出す。581馬力なので凄く速いわけではないが、低速トルクが足りないなんて言わせないトルクがある。トランスミッションは9ATなのだが、トルクコンバータを持っていない。トルクコンバータの代わりに湿式多板クラッチを使った。

◆ トランスミッションは従来型ATの常時かみ合い式である。他車ではマニュアルトランスミッションをアクチュエータで動かすタイプ、更には偶数段と奇数段の両方がかみ合った状態でクラッチ制御するDCTがある。ハイパワー車の場合はトルクコンバータが重く大きくなってしまうので、これは使いにくい。トラックやバスなどでトルクコンバータが余り使われないのと同じだ。

◆ SLはATのギアボックスを使うので、シングルクラッチのオートシフトみたいな素早さでのギアチェンジは出来ない。この点でスポーツカーではなくスポーティカーの扱いなのかなと思ったりもする。0-100km/hは3.6秒で日産GT-Rより1秒近く遅い。


マイナンバーカードの馬鹿らしさ(11/18)
◆ 国民に番号を振って管理したいとする政府は、マイナンバーカードを作った。国民背番号制に賛否はあるが、刑務所に於いても受刑屋は番号管理されており、個人の識別という意味では氏名や生年月日による識別よりも正確性が高まる。

◆ 納税(就業)だとか生誕や死亡の管理でこれが使われ、国として個人を識別する必要のある部分での使用は日本以外でも行われている。日本の場合は利権第一なので、マイナンバーカードの(言わば)用途外利用の議論が盛んになった。ウチ(の省)にもカネを流せと言わんばかりである。

◆ まずはマイナンバーカードの普及促進のためにカネをばらまいた。カネをばらまいた上に、カネをばらまくために金を使う事で予算規模が膨らみ、関連各企業にもカネが行き渡るようにした。マイナンバーカードの発行と普及にいったいどれだけの金が使われたのか。自民党としてはマイナンバー事業のお礼として数億円の献金を手にしたのだから、まあやめられないだろうな。

◆ 続いては保険証の代替である。厚労省の力が強かったのか、マイナンバーカードを保険証として使わせることにした。病院などにはマイナンバーカードの読み取り機代を最大約210万円補助し、薬局には約43万円を補助した。それでもマイナンバーカードの保険証代替利用率は5%以下という、ほぼ使われていないに等しい数字となっている。

◆ 使う事によるメリットが大きければみんなが使うわけだが、どうにも使われない。マイナ保険証を使った方が通常の保険証を使うよりも、患者が支払う若干手数料が安い。投薬情報も(薬局によっては)自動管理されるのだが、しかし使われない。

◆ それでも厚労省は無理矢理マイナンバーカードを使わせようとする。そこで各医療機関に対して、マイナンバーカードを使わせればカネをやるよと言い始めた。これだと政府がマイナ保険証を使えというのではなく、医療機関が使えと言っていると患者に錯覚させる事が出来る。医療機関が「マイナ保険証でないと困るんですよね」と言えば、ジジババはそれに従うだろう。

◆ これに要する費用が900億円近くだそうだ。たった1枚のカードを国民に持たせるために、いったいいくら税金を使えば気が済むというのか。マイナンバーカードで景気がよくなるというのであればともかく、関連企業が儲かるだけで他にメリットはない。

◆ メリットと言えば投薬情報などの一元化があるのだが、これに対応していない薬局がある。マイナンバーカードリーダは備えているが、投薬情報は提供していない。インフラ整備が整ってから健康保険証の代替とすればいいのに、やる事がちぐはぐすぎて混乱するだけだ。

◆ マイナンバーカード自体にも誤登録などが発覚するし、マイナンバーカードへの各項目の入力を分割発注したと言われるが、受注した企業が中国に外注に出した結果、それらが統合されて個人情報がそっくり中国に渡ったなんて話もある。マイナンバーカード利権に味を占めた自民党は、2027年には新マイナンバーカードに変更するとして、更に金を使おうとしている。

◆ マイナンバーカード反対派は番号を振る事自体に反対しているようだが、それは既に終わった議論である。マイナンバーカードはその番号を印字したカードを配っているだけに過ぎない。カードは単に媒体であって、それを配ろうが否かで番号が消えるわけではない。


通話録音(11/17)
◆ スマートフォンでの通話録音に関してはF&Fでもいくつか実験している。Androidに関しては従来は録音が可能だったが現在は難しい。iPhoneは元々通話録音という概念自体がなかった。

◆ Androidは当初は通話の録音が可能だった。通話録音アプリが通話路をフックすることが出来たので、上り・下り音声共に録音することが出来た。しかしGoogleはその機能をユーザアプリから利用できないようにした。

◆ 理由は録音が禁止されている国や地域があるからというもの。禁止されている国もあれば禁止されていない国もあるが、地域判定は面倒だから一律で禁止するよと言うことだ。

◆ しかしユーザ補助機能を使うことによって通話路へのアクセスが可能だった。Googleは気づいていなかったのかも知れないが、いくつかのアプリがこのユーザ補助機能を使って通話録音アプリを機能させた。焦ったGoogleはアプリの公開ポリシーの中で、通話録音アプリによる、このAPIの使用を禁じた。

◆ そこでアプリ開発者は、通話録音アプリではなくダイアラアプリとしてアプリを公開した。ダイアラアプリに通話録音機能が付いている状態であれば、Google謹製の通話アプリと同様だからだ。しかしGoogleは黙ってはいなかった。GoogleがAPIを使う分には良いが、サードパーティはダメだよとしてポリシーを変更した。

◆ これに困ったアプリ開発者は、GooglePLAYでのアプリ公開を諦め、別の場所で野良アプリとして公開し始めた。GooglePLAY以外で公開すれば、Googleのポリシー制限は及ばないからだ。Googleは機能自体は実装されていても、それの使用をポリシーで禁じているものがいくつかある。

◆ 暫くはこの方法で通話録音アプリが機能していたが、Android13ではユーザ補助機能も使えなくなった。これによってAndroidスマートフォンの通話録音アプリは全滅した。サードパーティアプリでの録音は出来ないが、Google謹製電話アプリを使えば録音できる

◆ リンクのページに使い方が書かれているが、注意事項には次の記載がある。「通話の録音をご利用いただける国 / 地域に居住している必要があります。通話の録音は多くの国 / 地域で利用できますが、すべての国 / 地域で利用できるわけではありません。お住まいの国 /地域によって機能が異なります。」どの国で何の機能が使えるのか?使えないのかに関しては記されていない。

◆ 実際このページに書かれている全てが日本で使えるわけではない。例えば自動録音機能は、その操作メニューさえも表示されない。他も詳細な説明がないし。この文書自体が単なる翻訳なので仕方が無い。もはやGoogle的にもどの国で使えてどの国で使えないのかが分からなくなってしまっているのかも。Googleはこうした点がかなり雑であり、管理がされていない。

◆ 結局の所サードパーティアプリを追い出してGoogle電話プリを使わせるみたいな形になっている訳だが、ドコモ版のAndroidスマートフォンではGoogleのページに書かれている録音機能自体が存在しない。ドコモは有料で通話録音サービスを提供しており、それを使えと言うことなのかも知れない。


オンボロイド論(11/16)
◆ 何故Androidはオンボロイドなのかという話があった。iOSにだけ存在してAndroidにないものは何か、Androidには何かが不足しているからオンボロイドなのだという意見と、そもそもAndroidの方が機能が多いのでAndroidに存在しないものはなく、だからiOS使いがオンボロイドと呼ぶ。iOSがAndroid以上に進化すれば、Androidを(わざわざ)オンボロイドと揶揄する必要は無くなるとの意見も。

◆ iPhone VS. Android論はいつの時代にも言われ続ける。MacとWindowsくらいシェアの差が出来ると、Macを使う人はWindowsが云々だと言わなくなる。個人的な見解としてはOSとしてはiOSの方がポリシーがしっかりしていると思う。Androidはバージョンごとの変化がありすぎて安定しないし、Googleですら前バージョンの説明を消してしまうくらいで、分かりにくい所が沢山ある。

◆ モバイル系のエディタやジャーナリストでもApple派は少なくはない。かつての神尾氏は極端だったが、石川氏にしてもiPhoneとMACを愛用している。石川氏がどうかは分からないが、MACを使う人の多くはWindowsは難しくて使えないという。

◆ Windowsはエンジニアみたいな人が使うもので、文系の人間はそんな泥臭い機械に縁はないのだよと。必要なソフトはワープロと画像処理だけで、他にやることなんかないでしょ、現場作業の人間じゃないんだから、みたいなことを言う。

◆ その流れでiPhoneを使う人はAndroidは難しいから、面倒だから嫌だという。Androidの方が自由度が高いが設定とかが面倒なのは事実だし、それを更にわかりにくくしているのはAndroidバージョンごとに操作方法が変わってしまうことだ。

◆ 機能が多い分だけハードウエアリソースを多く要求するので、そうした機能を不要だと考える人にとっては無駄な高機能みたいに見えるだろう。iOSが6GB位のメモリで十分動作するのに対して、ゲーミングスマートフォンと呼ばれるAndroidスマートフォンは18GBものメモリを実装する。これは主にバックグラウンドでの処理の差で、iOSもバックグラウンドでのユーザアプリの実行を一部許可したが、以前はバックグラウンドでアプリは動作させることが出来なかった。

◆ Windowsが泥臭いと表現されるならAndroidも同じというか、Windows以上に泥臭いかも知れない。そんなスマートじゃないOSを搭載したスマートフォンなんて、格好悪くて持てないでしょと言われれば、確かにそうかも知れないねと頷く以外なかったりして。

◆ 機能だとか性能だとかではなく、頭を使って使わなければいけないものはオンボロなのかも知れない。それこそ子供でも老人でも使うことが出来てこそが高性能であって、複雑な制御が高性能だと思っている時点で駄目なんだよとiPhone使いは言いそうだ。でもそれは本質であって、技術とは誰もが簡単に使える利便性の追求だからだ。

◆ 機能や性能は別としてOSとしての完成度はiOSに軍配が上がる。Googleは気に入らないアプリ?があればそれを使えないようにする。ポリシーを書き換えたりPLAYからアプリを抹消したり。それはAppleのような合理的理由を持たず、目的がハッキリしない例もある。安定度とはこうした企業の方針による所もある。


長いものが嫌な世代(11/15)
◆ テレビドラマはわかりやすく、バラエティーもわかりやすく、続きはCMの後でなどとやると視聴者は戻ってこなくなる。結論があるならそれを知りたい、引き延ばすのなら観ないよと言うことだ。

◆ Youtubeの視聴率低下も同じような理由だとする説がある。書き物と違って動画の場合は自分の欲しい情報がどこにあるのかを探すのが面倒で、だらだらと余計な話をされたら観る気もなくなるというわけだ。

◆ ヘッポコページもヘッポコ動画も前置きが長い割に結論がない。○○の決定版!詳細な解説で全てが分かるなどのタイトルでも、結局結論は「今のところ不明です」で終わったりする。最初の頃はこれでも閲覧数が上がったのだろうが、今は皆が飽きてしまった。

◆ 確かに動画によって詳細が分かりやすくなっているものもある。文字や写真の説明では分かりにくい分解や組み立ての手順など、うまく編集された動画は役に立つ。しかしそれは一部のものであって、多くは冗長すぎるというのが最近の見解だ。YoutubeもUIの工夫で、ハイライトだけを観られる工夫があれば良いと思う。

◆ 引き延ばして待たせて焦らしてから結論を出す方法は、今や動画制作者の独りよがりだと言われてしま、動画制作側と観る側の違いを如実に表す例だ。観る方にとってのオチが何なのかも見る人によって違うとすれば、動画制作者も何を"サビ"にしたら良いか困るだろう。だったら短時間の動画を沢山アップするというか、細切れの方が良いということでショート動画が流行る。

◆ 24時間テレビにしろ27時間にしろ、長時間のマンネリ放送なので見る側は飽きる。しかし高齢視聴者は毎年の行事だからと観る人がいると言われ、この辺りは紅白歌合戦と同じような感じなのかな。だらだらした番組は最初から観てもよく分からないが、一方で途中から観ても特に変わった所がない。何となくテレビを付けっぱなしにしているタイプの視聴者には、何となくマッチする番組だ。

◆ 若い人は番組の情報がSNSなどで話題になったら観てみるが、話題にならなければ見向きもしない。観るにしてもTVではなく、IP放送のタイムシフトか何かをスキップさせながら、目的の場所だけ観る。こうした長いものを見ない傾向は、若い世代ほど顕著だそうだ。そうした世代からすればTVのCMが3分も続くのは耐えられない苦痛かも。

◆ Youtubeは広告ブロッカーのブロックを開始している。ただし厳しいものではなく、いったん広告ブロッカーを介助した後で再び有効にすれば、広告を見ないで済む。静岡のローカル放送はネタがないので通販番組的なCMというかタイアップ番組があったりで、だったら中央局の放送でも流してよと言いたくなるが、買い取りコストが高いんだろうな。

◆ 横浜にいた頃は難聴地域というか、駅前に建った高層ビルの影響で受信状態が悪化した。ビルの管理者は付近一帯にCATV網を張り、無料で配信していたがやがて中止された。地デジの時代になると各戸が屋根の上に高いアンテナを立てるか、FTTHで受信する以外に方法がなくなった。土地の低い所では屋根から5m位のポールを立てても映りが悪いとかで、大型アンテナを立てる費用は5〜10万円かかると言われた。それでTV自体を観ない世帯が増え始めたという話もあった。


Yotuber氏は逮捕されるのか(11/14)
◆ 先日も配信者に関して書いたが、その迷惑系から私人逮捕/世直し系に転身したぞとするYoutuber氏の拠点が家宅捜索を受け、その後任意同行を促されたと報道された。コロアキ氏は執行猶予中との事なので、被害者と折り合いが付かなければ実刑へと向かうかも知れない。

◆ Youtubeは氏のアカウントを数日前に削除したそうだが、問題が大きくならないと動かないのは相変わらずである。現在規約的に厳しいと言われるのがTikTokだそうで、酒やたばこを映す事は禁じられている。昭和の配信者は特に喫煙者が多いので、TikTok配信では別の画像を映すなどしながら喫煙するのだとか。

◆ 他にも禁止ワード(会話ではなく単なるワード)があるようで、音声の自動認識によって配信を制御しているらしい。音声は認識していないが、音楽に関してはGoogle(Youtube)も自動判定していて、著作権の主張されている楽曲を流すとすぐに配信が停止される。

◆ 迷惑系Youtuberに遭遇したら、大音量で音楽を流すのが最も手っ取り早いと言われる。迷惑系配信者で何度も逮捕されているO氏も、その迷惑行為に対して音楽で撃退する動画が(Youtubeではないサイトで)公開されていた。録画配信の場合は音楽部分がカットされてしまう可能性もあるが、編集の手間が増えるので嫌がるだろう。

◆ 配信サイトの中でYoutubeは規制が緩いと言われていて、迷惑系の配信者が集まっている。元々、つまりYoutubeがGoogleになる以前は規制などないも同じでFC2並と言われていた。Googleが買収してからは著作権侵害などに対して、その権利者からクレームが付けば対処する方針になった。

◆ 規制の強化によってTV番組や映画のアップロードが減少し、Youtubeはつまらなくなったと言われた。さらには危険行為などの禁止にもなり、これは閲覧数稼ぎのためにエスカレートする動画が社会問題化したからだった。しかしそれでも他のサイトに比較すれば規制が緩いので、迷惑系配信者の巣窟と化してしまうし、それが閲覧数(=収益)につながるので、迷惑系がどんどん増える。

◆ 配信者に言わせるとYoutubeは商売第一だから、再生数の多いチャネルはBANされないとも言われる。今回の例では他人の権利侵害絡みということでチャネルが消されたが、これは被害者(チケット転売屋?)が肖像権や名誉毀損で文句を付けたからではないかと推測されていた。コロアキ氏より一足先に名誉毀損で逮捕されたYoutuberの"かれぶ"氏に対して、コロアキ氏は「逮捕されても登録者数が3千くらい増えるだけだ」と書いていた。

◆ Youtube(Google)は迷惑配信に対して適切な管理は出来ないのではないだろうか。AIで云々みたいな事くらいはやりそうだが、悪質配信をAIが検出出来るかどうかは疑問だ。Googleに関してはフィッシング詐欺サイトの問題もあるので、良心を求めるには無理がありそうだ。

◆ フィッシング関連でXにあったが、次のような手順でフィッシングサイトに誘導するというもの。Google検索で上の方に出てきた短縮URLサービスサイトを使って、その企業や店舗の短縮URL&QRコードを作る→そのQRコードをチラシなどに印刷して集客を試みる。ところが短縮URLサイト自体が詐欺サイトで、転送先のURLを書き換えて詐欺サイトに誘導してしまう。これは引っかかるだろうなぁ。短縮URLサービスサイトを新規ドメインで立ち上げて、それがすぐに検索トップに出てくるように出来るのだからGoogleはアレである。


音は誰の為?(11/13)
◆ 自動車の騒音規制は年々強化され、輸入車もかなり静かな車が増えた。一方で一部イタリア車などは、日本に持ってきたままでは車検が通らないとも言われる。

◆ 静かになった車に不満を漏らす人々の為に、車内には擬音を流す仕組みを採用している車もある。アクセルを踏めばブォーンとそれっぽい音が響き渡る仕組みだ。これは車外騒音を上昇させずに済むので、音が欲しい人にはベストな感じがするのだが…
◆ 音が欲しい人は車外騒音が欲しいみたいな意見がある。車外で聞く排気音が静かだと、アピール度が小さいからだめなのだそうだ。だから最近の車は売れないんだと文句を書いている人もいた。好みは色々だとは思うが、他人に聞かせる為に大音量が必要なわけだ。

◆ 若い人が車に乗らなくなり、車をいじる人が減り、車外マフラーも売れなくなった事だろう。もっとも車検対応品でないと色々と面倒な事もあって、あまり音のデカいものは売られていない。

◆ デカい音を求めるならばワンオフで作って貰うとか、自ら改造してみるとかが必要だ。そこまでしてイジる情熱を持った人が少なくなったのか、昔のようにブォンブォン言わせて走っている人はかなり少ない。それこそ昔は軽自動車だろうがワンボックスカーだろうが、うるさい車は沢山走っていた。

◆ たまに騒音の取り締まりの記事なども見かけるが、騒音測定の手間が必要だとかで取り締まり自体は余り行われていないらしい。むしろ自宅や駐車場付近で、あの車は違法改造車だと通報されて警官がやってくる、みたいな感じで捕まるのだとか。

◆ ハイパフォーマンスカーだとドライビングモードみたいな設定が出来て、スポーツモードだとかサーキットモードにすると排気音が変わる。アクセルオフでパリパリ音がしたりと、それっぽい演出?になっていたりする。車によっては、とても市街地では使えないモードだと書かれていたりするが、車検の時にノーマルモードとかコンフォートモードにしておけば問題ないのかな。

◆ 排気音ではないが、スクーターにカーステレオ?バイクステレオ?を付けて、大音量で音を出しながら走っている人がいたなぁ。自分はヘルメットをかぶっているから気にならないのだろうが、まるで街宣車である。たぶんあの人たちはそれが格好良い事だと思っているわけで、恥ずかしいなどとは考えない人たちなのだ。

◆ EVやハイブリッド車で(車の接近が分かるように)擬音を出す仕組みを搭載する、アレって実装されているのだろうか。それとも話が出ただけで実現しなかったのかな。EVでなくても今の車はかなり静かなので、擬音は要らないような気がする。


電波伝搬(11/12)
◆ ドコモが2GHz帯を使い始めた時、それまでの800MHz帯用の鉄塔にアンテナを付けた。当時のドコモは伝搬特性に差はあるが、アンテナゲインなどを考慮すればセル半径は似たようなものになると言っていた。実際に鉄塔共用でエリア整備が始まったのだが、結果としてFOMAはつながらないと言われた。

◆ ドコモは同じ電話番号でFOMAとmova(PDC)の使えるデュアルネットワークサービスを提供した。苦肉の策だったわけだが、エリア整備が間に合わない以上どうしようもなかったのである。やがてエリア整備が進み2012年にはデュアルネットワークサービスを停止した。

◆ FOMAは800MHz帯も使うようになったが、ソフトバンクの妨害によって1年近く遅延した。ソフトバンクは自社が800MHz帯の割り当てを受けない事に腹を立て、総務省に火を付けると言ってみたり行政訴訟を起こすなどして妨害した。勿論実際に火を付けたわけでもなければ裁判をしたわけでもなく、単なる妨害工作に過ぎなかった。

◆ 800MHz帯は主に郊外で使われる事となったが、それは都市部ではマイクロセル化を進めていたからだ。800MHz帯をFOMAで使い始めた数年後には都市部でも800MHz帯の利用を本格化させ、2GHz帯とは別のセル設計でエリアを構築した。

◆ 800MHz帯は帯域が狭い(PDC用にも使われていた)ので、人口密度の高い場所での利用には何かと苦労もあったはずだ。現在ではFOMA用とLTEが帯域を分けて使っている。auはcdmaサービスを停止したのでフルに帯域を使えるが、ドコモは未だFOMAが残っている。

◆ ドコモの都市部に於ける通信速度の低下は深刻であり、300億円をかけて整備したとは言ったものの、それでも未だ不便な所がある。都市部などは3.7GHz帯や4.5GHz帯の利用に適するのだから、そうした周波数帯を積極的に利用してエリア整備をして頂きたいものだ。

◆ 楽天モバイルの700MHz帯の話はBlogの方でも書いているが、三木谷氏の言っている事が素人過ぎて何とも。KDDIの社長がネットワーク系などにかなり詳しいのとは対照的だし、孫さんも携帯電話事業に興味を持っている時には相当勉強していた。

◆ ソフトバンクにしても楽天にしても、社長の周囲はイエスマンで固めているスタイルだろうから、間違った方針を訂正出来る人がいないのだろう。結局そうしてカネをドブに捨てるような事になってしまう。

◆ ソフトバンクなどエリア整備に画期的な方法を見つけたとか、今まで誰もやらなかった方法を開発したなどと言っていた。いや、それって効果がないからやらなかっただけで、画期的でも何でもないんですけど。と、言える人がいなかったから孫さんは一人で舞い上がった。

◆ 楽天に700MHz帯を与えるのは猫に小判というか何というかな感じだ。帯域の有効利用をしないままもっと帯域を寄こせと言い始めるんじゃないのかな。無知の恐ろしさはこういう所にあるわけだし、ソフトバンクと違って政治力を使おうとするからタチが悪い。

◆ ローミング契約は2026年に切れるわけだが、それまでに700MHz帯でのエリア整備は出来ない。ローミング契約を延長するのか?そもそもそれまで三木谷楽天が存在し続けられるのか?来年から始まる数千億円規模の社債償還に耐えられるのか?


30年前の車(11/11)
◆ 初代NSXが登場したのが1990年であり、1992年にはType Rが加わる。ノーマルのNSXには乗ったことがあるのだが、パワーバンドに入った時の加速感はなかなか気持ちが良かった。逆に低速はスカスカとは言わないまでも、排気量の割には寂しいトルクだったことを覚えている。低速トルクがないので、高回転まで回した時の気持ちよさを余計に感じられる。

◆ その初代NSXのニュルブルクリンクでのタイムを、シビックが軽く抜くのだそうだ。エンジンやサスペンションばかりではなく、タイヤの進化も大きいとは思うし、もちろんエンジンにしてもだ。

◆ NSXが3.2リッターで280馬力/31kg・mだったのに対して、シビックは2リッターターボで330馬力/42.8kg・mを出力する。高速コースでは空力なども効いてくるとは思うのだが、現代の車のパフォーマンスはすごいものだと思わされる。

◆ 古い車で戦うというとInitialDがあるが、峠の走り屋的には車の性能よりもドライバーの性能の方が重要かも知れない。劇中でタイヤマネジメントの話は度は良く出てくるのだが、あのAE86は195/50R15の設定だったはずだ。

◆ ハイパフォーマンスカーがタイヤのグリップ力低下で苦戦するシーンがあるが、タイヤ幅が広くなれば摩耗は少なくなる。もちろん車重に対してどうかとか、サスペンション形式でどうなるのかなどの話はあるにしても、ハチロクの方がタイヤが減らないという話にはならないだろう。

◆ このあたりもタイヤのグリップ力に応じたドライビングが出来かなどのドライバーの腕次第な所はある。それこそサーキットでレーシングドライバーに乗らせたら勝負にならない車でも、ストリートではまた話が違ってくる。だからといってNSXが峠で速いとは思えない。たぶんシビックの方が振り回しやすく、誰が乗ってもそこそこ早いはずだ。

◆ 車の場合は実際の速さだけでは決められない部分があって、乗って楽しいのかどうかとか見栄えが気に入るかどうかなどもある。一時期の欧州車は、大排気量ディーゼルエンジンにターボを付け、高出力を誇った。ではその車が楽しいのかと言えば、必ずしもそうではない。

◆ 大排気量ディーゼルターボ車に加速で負けたとしても、小排気量NAエンジン車が良いという人だって少なくはないはずだ。今の車に比較したら特段速くはないし、ボディ剛性にしたって当時の車は当時のレベルだ。それでもNSXには雰囲気を感じるよねと言われれば、それはそうに違いない。

◆ 2代目NSXが商業的に成功しなかったのは寂しいものも感じるし、重量増となったハイブリッドシステムが時期尚早ではないかとも思う。コンベンショナルな構成の車であれば、話題性とは引き換えに売り上げを伸ばせたかも知れない。

◆ 逆に時代が今であればハイブリッド構成も受け入れられた可能性がある。EVになる次期NSXの噂もあるようで、確かに加速性能だけならEVが有利だ。


迷惑配信者(11/10)
◆ 迷惑系Youtuberが稼げなくなり、実家だかどこかに引っ越すみたいな話があった。以前はかなりの稼ぎがあったそうなのだが、今では月収50万円程度だとか。ヒカキン氏など人気YouTuberが所属するUUUMも赤字に転落し、広告会社に身売りしたんだったかな。Youtube離れはしばらく前から囁かれているが、多くの金を稼いでいた人たちから崩れていく感じだ。

◆ Youtubeでも配信していた(余りの迷惑行為配信にYoutubeアカウントは消されたらしい)が、無免許運転や住居侵入、業務妨害などで何度か逮捕されている大原誠治氏も、最近は閲覧数が減っていたそうだ。ある配信者によれば同時閲覧数は200人とか300人だとか。以前は放送を開始すれば、何も語らなくても数千人が集まったという人気者だったが、それは過去の話か。

◆ そんな氏だが炎上配信をやれば視聴者は集まる。8月頃だったか、焼き肉屋かどこかで暴れて警察沙汰になった。厚底靴(氏の身長がかなり低いので、通常7〜8cmの厚底靴を履いているとは本人の弁)でテーブルの上に乗ったり騒いだりと、迷惑行為を繰り返し警察沙汰になった。

◆ 氏によれば、この時に撮った動画はかなりの再生数になったそうで、誰にも迷惑はかかっていない、法に反していない、これはエンタテイメントだと自慢げに語ったそうだ。氏の場合は以前から善悪の判断が付かない事もあり、独自の理論をぶち上げている。

◆ その後24時間テレビの中継に乱入する事件も起こした。実は24時間テレビ乱入は数年前にニコ生配信者が行っており、それを真似たのか。氏は障害者手帳を手に入れ、障害者だから何をしても許されるとばかりに迷惑行為をエスカレートさせている。

◆ どこかの事件のTV中継でYoutuberが無理に画面に入ろうとして、NHKの中継が打ち切られた事件もあった。他にもTV局のクルーにインタビューをしたりするYoutuberもいて、TV局側が勝手に撮るなと怒りをあらわにしていた。Youtuberはあなたたちも勝手に撮ってますよねと言い返す。

◆ Youtubeの迷惑系配信者が、最近は人気が低迷していることを受け、迷惑系配信者が私人逮捕系に鞍替えしたみたいな話もある。犯罪を見つけて私人逮捕するのだが、やがて未遂の時点で"職質"を行うなどして、逆に警官に注意を受けるなどしている。どこまでが本当なのか、あるいは仕込みなのか、とにかく騒ぎを起こせば閲覧数は稼げる。

◆ 寿司ペロ事件の模倣でもないが、ある女性配信者も同じような迷惑行為を行った。その配信者曰く、私は神経内科に通っていて正常ではないから、何をやっても罪にはならないのだとか。

◆ 迷惑系外国人Youtuberが不法侵入で逮捕された事もあった。日本の配信者も心霊スポットだとか廃墟巡りと称して、他人の敷地や建物に入る。他の人が(捕まってしまうので)行かない所に言ってこそ話題性があるという事なのだ。別の外国人Youtuberは無銭乗車をネタにして、これも捕まったんだったかな。

◆ 今や閲覧数がカネになる時代なので、迷惑系配信者が増える。迷惑系配信者は迷惑行為以外をやっても閲覧数は上がらない。


月間データ使用量(11/9)
◆ スマートフォンの月間データ使用量はおおむね1GB以内に収まっている。旧OCN契約は3GBのプランだが、これも毎月1GB以下となっている。

◆ MM総研の調査によると月間データ使用量が1GBの利用者が最も多く、全体(15〜69歳の男女2万7543人)の27.3%だった。ウチもそうなのだが自宅ではWiFi接続するとか、職場や学校でもWiFi接続するなど、モバイルネットワークは移動時にしか使わないとすれば、多くのデータは消費しない。

◆ 次に多かったのが3GBで、全体の18%になった。料金プランで3GB程度を選択している人も少なくはないと思われ、そのリミットまで使う感じだろうか。これは月間2GBの利用者よりも、1GBあるいは3GB利用者が多い点からも想像できる。

◆ 月間16GB〜20GBは6%程度で、ahamoなどの契約者ならば安心して使える範囲になる。某モバイル系エディタが、Xの利用だけで数十GBを消費すると書いていたが、職業柄というか中毒というか、空いた時間に(よく言えば)情報収集を欠かさなければかなりデータを使う事になる。

◆ 20GB以上は無制限プランの客となり得る人たちだ。これが6%〜7%くらいの割合いになる。使い放題で安価なのは楽天モバイルだが、ヘビーユーザの全てをかき集めても数百万人にしかならない。従って商業的にはライトユーザをかき集めなければいけない事が分かる。

◆ スマートフォンの月間データ使用量は上昇傾向にあり、それはWebのリッチ化だとか動画広告の増加、VODによる動画視聴の増加によるものだ。通信速度の高速化によってダウンロード時間は短縮され、大容量のゲームも気軽に試す事が出来るようになった。

◆ こうした傾向は今後も続くと思われ、平均的には年ごとに1割程度データ使用量の平均値が増えている。それにもかかわらずモバイルデータ使用量があまり増えないのは、WiFi接続が多くなってきているからだ。WiFiの月間データ使用量の平均は約10GBだそうだ。

◆ 月額料金支払額は多少下がっているとはいえ5,047円だった。MNOの料金に関しては割引ありきになっていたりするので、ポイントバックがあったり他のサービスが割引になるなどするので、純粋な通信量として算出しにくい。また複数台のスマートフォンを持ったり複数契約している人が増えた事も、月間支払額が減らない要因だ。サブブランドの支払額は3,033円、MVNOでは1,909円と安い。

◆ スマートフォンの平均購入額は約5.7万円と上がった。ハイエンドスマートフォンの価格上昇やローエンドスマートフォンが減少した事による。また残価設定型のリースも各事業者が推していて、高額なスマートフォンでも安価に借りる事が出来るようになっている。

◆ ドコモでも8月だったか、新たなリースプランを開始した。売価21.1万円のスマートフォンでも月額支払額は5千円、1年間借りた時の費用は7.21万円になる。これはあくまでも借り物であり、壊したりすれば残価な消滅する事もあり得る。持ち家派か賃貸派かみたいな感じで、長く使うのなら買った方が良いが1年くらいで買い替える(借り換える)のなら借りた方が安い。


スマートフォンを忘れた日(11/8)
◆ スマートフォンを家に置いたまま出かけてしまうことがたまにある。どうしてもその日に必要、例えば待ち合わせの場所や時間や連絡など、通信手段がないとどうにもならない場合は家に取りに帰る。

◆ そうでない場合は諦めてそのまま出かける。財布かスマートフォンのどちらかを携行していれば、著しく不便なことにはならない。確かにスマートフォンがあれば便利だし、電車の乗り換えや乗り継ぎなどもすぐに調べることが出来る。

◆ ではスマートフォンがないとダメかというとそうでもなくて、駅には電車の時刻表もあるわけだし、まあ何とかなる。勿論ベストな効率での移動が追求出来るかと言えばそうではないが、それはもう諦めるしかない。

◆ 連絡は公衆電話でと言っても、相手先の電話番号が分からない。携帯電話が一般化する以前は、主要な相手の電話番号は覚えていたものだが、今はスマートフォンが覚えている。公衆電話にLCDパネルが付いていて、Googleアカウントにログインできるような仕組みでもあれば便利だ。と言っても、そんな公衆電話を使うかというと実際には使わないだろうな。

◆ スマートフォン登場前にはPDAみたいなものも使われた。電子手帳や電子辞書にも電話帳機能があったり、モデム内蔵みたいなものもあったかな。もっとも今それがあったとしても、ダイアルアップの接続先がない。公衆電話によってはモデムの接続用端子が付いているものもあった。

◆ 昔々電子手帳的なものを使っていたことがあったが、電池が持たなくて余り使えなかった。ボタン電池を何個か使うタイプだと思ったが、1週間くらいでバッテリーがエンプティになる。すると登録したデータが全て消えてしまい、又最初からやり直しになる。バックアップ用の電池だとか、不揮発性メモリなんて概念がなかった頃だ。

◆ 携帯電話のメモリだって、出始めの頃は番号しか登録が出来なかった。なので携帯電話そのものにメモリの何番は誰の電話番号みたいなシールを貼ったりした。カタカナだけでも相手の名前が登録できるようになったのは画期的だったと言える。今は複数の電話番号や住所なども登録できる訳で、メモリ価格の下落が様々なことを可能にしたわけだ。

◆ 携帯電話の電話帳を読み出すソフトなども使ったことがある。当初は独自フォーマットでしかも詳細非公開の為、電話帳の読み出しソフトを作るメーカも苦労していた。携帯電話のメーカや事業者やモデルによってもフォーマットが異なり、異なる携帯電話間でメモリデータの移行が出来るようになったのは、かなり後だったと思う。スマートフォン同士の電話帳のコピーはキャリアショップで行うことが出来たが、ソフトバンクは有料だった。

◆ 私のスマートフォンの電話帳は、従来型携帯電話の頃のものから引き継がれてきたものだ。たまに不要なものを削除したりして整理している。従来型携帯電話から引き継いだものは、読み仮名の部分などが微妙に違っているというか、うまく変換できていないものなどもある。確かAndroid4時代には、ふりがなを登録しておかないと検索できなかった。余り気にしたことはないが、今はどうなんだろう。


定着率が悪い(11/7)
◆ ソフトバンクや楽天の人集めが大変だという話は以前に書いた。平均就業年数が短い訳で、せっかく集めた人がすぐにやめてしまう。ソフトバンクはWIILCOMやイーモバイルを吸収したのだが、エンジニアまでは吸収しきれなかった。雇用条件自体は悪くなかったが、雇用環境が悪すぎたという。

◆ ソフトバンクでは上司や孫さんに気に入られる事が出世の条件みたいになっていて、これはビッグモーターと同じような感じだ。失敗すれば評価が下がるので、同僚の失敗を助けようとする人はいない。

◆ 同僚が失敗すれば振り落とされてライバルが減るわけだし、逆にその同僚を助けようとして助けきれなければ、自分にも火の粉が降りかかる。なので全てが個人プレイで、チームで進めなければいけないプロジェクトが、スムーズには行かない。

◆ 今は当時(WILLCOMやEM吸収当時)よりはマシになっているのかも知れないが、技術系の企業ではないのでエンジニアの思いは伝わりにくい。孫さんは技術は買ってくれば済む事で、金も稼がない社員を置いておく意味は無いとの考え方だ。

◆ ケースは違うがホリエモン氏が反感を買った時の発言にこんなものがあった。ニュースは買ってくれば良い、ニュースを集める人員は要らないらないというもの。これを聞いたニュース配信各社は反発したわけだが、国民は反発したのかな。

◆ 楽天は更に定着率が悪い。雇用条件は悪くはないが、労働環境が出来ていない。そもそも強引営業やメルマガ偽装spamで成長した会社なのだから、開発系の企業とは風土が違う。

◆ モバイル事業に関しては従業員がやめていくだけではなく、社長の山田氏は別の企業に行ってしまうという事態になったのだから凄い。タレックアミン氏に関しては何が退職の原因かは明らかにされていないが、アミン氏は別の企業に移って「今は充実した生活が取り戻せた」みたいな記事を書いていた。

◆ 特に赤字が膨らんで以降は、エンジニアの流出が止まらないという。某氏によれば他から買ってきた技術を組み立てて使っているので、エンジニアと言っても運用係みたいな位置づけだという。楽天シンフォニーにしても単なる商社なので、エンジニアの仕事は営業技術職みたいなものだそうだ。

◆ タレックアミン氏の後釜はシャラッド・スリオアストーア氏で、インド系の方である。三木谷氏はタレックアミン氏に期待を寄せていた当時と同じように、シャラッド・スリオアストーア氏は凄いんだぞと紹介した。シャラッド・スリオアストーア氏が楽天モバイルに定着してくれるかどうかは不明だが、黒字化に貢献してくれる事が三木谷氏の一番の期待だろう。

◆ 楽天にしてもビッグモーターにしても同じだが、使えない人間はどんどんクビにして自社の方針に沿った人だけを残していくスタイルだ。営業職などではこうした選別が普通で、成績の悪い人を切っていく事で優秀な集団が出来上がる。優秀な集団の定義が、イエスマンだけが残るともいえるのだけど。


ライドシェア(11/6)
◆ 自民党の菅前総理大臣は一般の人が自家用車でタクシーのような乗車サービスを行う「ライドシェア」の国内での解禁に向けて、法改正も含めて党内で議論を進める考えを示しました。と報じられたのは8月頃だっただろうか。

◆ ドライバー不足解消の為に、一般人が他人を運ぶ事を許可してはどうかという話だ。これは従来から提案されている事なのだが、何しろタクシーは利権事業とあって簡単に話は進まない。安全性などの本質的問題の前に、利権構造が立ちはだかるのだ。

◆ 菅前総理は思いつきや利権で発言する事が少なく、そこそこ考えた上で物事を語る。従って自分の中では問題解決の手段を掴んでいるのかも知れない。

◆ タクシー業界は儲からない儲からないと言っているが、その一方で増車を行っている。タクシードライバーの絶対数は確かに減少していて、高齢化も進んでいる。しかしタクシーの絶対数が不足しているかというとそうでもないのは、需要自体が減少しているためだとか。なのでタクシードライバーが減った所でタクシー一台あたりの稼働率や売り上げが増えるわけでもないそうだ。

◆ 利権構造が壊れて自由競争になれば、当然タクシー代は安くなる。駅周辺に大渋滞を引き起こす客待ちタクシーの列も解消されるかも知れない。利権構造が崩れると警察も取り締まりをしやすくなる。現状ではタクシーが集団でいる状態を取り締まるのは難しいのだそうだ。

◆ 都市部ではタクシーは豊富に走っているが、この辺りは田舎なのでタクシーは呼ばないとつかまえる事は出来ない。タクシー会社は修善寺の駅前にあるが、迎車無料で来てくれたりする。そもそも人口密度が低い場所なので迎車が当たり前であり、料金を取ったら利用して貰えなくなるという。地方では無線配車(流しではないという意味)が普通なので、そもそも迎車料金というシステム自体が存在しない所もあるそうだ。

◆ タクシーの台数が少ないので、出払っている時は、来て貰うまでに時間がかかる。こうしたギャップを埋めるのにライドシェア的考えが有効ではないかと思う。高齢化の進む所で、なおかつ過疎地域となると商業タクシーで儲けを出す事が難しくなる。

◆ ただ誰もがドライバーになれるかというと、それでは安全が確保できず一定の制限は必要だ。それこそ90歳の爺さんが「ワシは若い頃は暴走族をやってたんじゃ」とハンドルを握られても困る。二種免許必須とすると敷居が高いような気もするし、この辺りは難しい。

◆ 自動運転車までのつなぎ的な意味で、一定の条件をクリアした人がドライバーになれる制度的ものを、エリアを限るなどして検討するのも一案ではある。タクシー料金は約1マイルが800円だったかな。(1陸マイルは1.60934kmだが1タクシーマイル?は1.642km)ライドシェアで考えれば同一距離の運賃は半額以下に出来る。

◆ 自治体がデマンドバスを運行している所もあるが、定時運行はロスが多いのでコスト負担が問題だ。ドライバーを雇用しなければいけないので、固定費として金が出て行く。ライドシェアもウーバーイーツの配達員並みの"品質"では困るので、管理会社がしっかりしている事が必要だし、自治体が関与しても良いとは思う。


建て替え問題(11/5)
◆ マンションの建て替えの難しさに関しては過去に書いた事がある。建物とともに居住者が高齢化した事により、立て替えよりも終焉を選ぶみたいな人が増える。法改正によって建て替えの敷居は下がったと言っても、高齢居住者の多い物件ではそれでも難しいという。

◆ それに比較すると戸建ての場合は問題が少ないのだが、建て替えようと思ったら接道していなかったというトラブルもある。特に1970年代〜1980年代に分譲されたような、田畑を潰して5〜6軒の家を建てたような住宅地で問題が起きる例があるという。

◆ そうした住宅地の道路は私道になっているのだが、これを道路として認めて貰うには所有者全員の賛成が必要だ。ところが私道以外の道路に面している、いわゆる角地の所有者が道路として認めていない例がある。

◆ 道路かどうかは普段は意識する必要が無いが、土地の売買や立て替えの時には道路に面している必要がある。見た目は道路に面していても、実は道路ではなかったと気づいたのは建築から50年経った後だった、という話なのだ。

◆ 道路化を認めていない人は、自分の土地の周りの土地が安くなる(売れなくなる)のを待って、購入しようと考えているのかも知れない。接道していない土地の価値などないので、売買もしにくいし買おうと思った人が居たとしても住宅ローンが使えない。

◆ 安くなった土地を買い上げて自分の土地とすれば、自分の土地は接道しているので立て替えが可能になる。勿論私道を道路化して分譲しても良い。1980年頃は土地の値段は必ず上がるものだと考えられていたから、それが50年後の話であっても大きな利益を期待したのだろう。

◆ 立て替えは不可能でもリフォームは出来るのだが、大規模リフォームはコストメリットが少ない。まあ国税での評価も通常の土地の4割になるので、固定資産税が理屈の上では少なくなる。ただ国税的にはそこに道路があれば、道路として認められていなかったとしても、通行出来るのだから道路だと言われる可能性がある。

◆ 私道というのは何かと面倒な問題があるので、十分調査する事が必要だ。悪徳系不動産会社などは、そうした売るに売れない土地を安く買い取って高く売るという、まあこの辺りは今も昔も変わらない。マンションでは大規模修繕問題の他に水道やガスの配管、電気配線容量問題がある。

◆ 古いマンションでは電気配線容量が少ないので60A契約が出来ないとか、2線しか入っていないので30Aまでしか契約できないところもある。ワンルームであれば30Aでも足りると思うが、2つの部屋でエアコンを使うとかエアコンと炊飯器を使うなどすると、ピーク電流が意外に上がってしまう。

◆ 下水配管トラブルもあって、配管が途中で壊れるとその水は下の階に流れて行ってしまったりする。最近の建物では配管の交換が容易なように作られているのだが、古い建物は建物の一部を壊さないと修理が出来ない場合もある。これは埋め込み型のエアコン配管も同じで、見栄えは良いがメンテナンス性が悪い。


災害時の通信手段(11/4)
◆ 昨日の話の続きである。携帯電話ネットワークが混雑したり或いは障害を起こして使用できなくなった時、PCにLINEを入れておけばそれが使える。ただし使用開始時にはスマートフォンでの認証が必要なので、予め準備しておく事が必要だ。

◆ FTTHは停電しても使える場合が多いが、マンションなどでは終端装置の電源が落ちると使えなくなる。この場所は停電する事があるが、UPSでFTTHやネットワーク関係のものがバックアップされるので、FTTHが死んでしまわない限りは使える。

◆ FTTHが切れた事は一度あって、カラスが線を噛みちぎってしまったそうだ。ここは田舎なので災害が起きたとしても携帯電話ネットワークが(無線帯域の混雑で)死んでしまう事はないと思う。大規模停電などで基地局が死んでしまうとダメだけど。

◆ 非常時の事を考えるとStarlinkがあれば安心だなとは思う。町に続く道が土砂崩れにでもなると、電力線もFTTHも切れてしまう。基地局は近くの山の上にあるので、同じ道路沿いに信号線があるとすれば切れる。伊東側にも線が引かれていれば切れないかも知れない。

◆ 大雨や大雪でもなければ、修善寺側に降りる山が崩れたとしても、伊東に出るとか伊豆スカイラインで熱海側に出るなどは出来る。しかし台風や大雨や大雪となると、一体どこが安全かという話になる。伊豆スカイラインが崩れる事はないと思うが、伊東に出る山道は崩れるかも知れない。

◆ 大雨が降ると避難所が開設されるのだが、そこに行く途中の山道は大丈夫か?みたいな感じだ。今までに崩れた事はないそうだが、だからといって永久に崩れないとは言えない。大雨の時には別荘の管理会社が安否確認をしたりするが、携帯電話が使えなければそれも出来ない。

◆ 山の上にある基地局はドコモとauのものなのだが、たぶん電源は同じ所から引いていると思う。従って電源ラインが切れればやがて基地局は停止する。ドコモは2GHz帯も入るが電界強度が弱いので、おそらく別の基地局の電波だ。auは700MHz/800MHz帯しか入らないので、山の基地局だけだろう。楽天は入らず、ソフトバンクは圏外だ。

◆ ラジオはあるが、広域放送だとローカルな情報はなかなか入ってこない。修善寺のローカル局があるが、アンテナを立てないと満足には受信できない。中伊豆に送信所があり、出力20Wだそうだ。中伊豆送信所からの直線距離は5km程なのだが、山陰だからダメなのかな。サービスエリアマップを見ても、ウチのあたりは電波が届かない事になっている。TVはFTTHが切れると観る事が出来なくなる。

◆ 今のところ通信路が絶たれる事態は起きていないが、いつかはやってくる南海トラフや東海地震があれば、孤立する可能性もある。海沿いではないので津波の被害は及ばないが、今の時代ネットワーク接続が切れると盲目状態になってしまう。

◆ 都会だとネットワークの混雑などでの通信障害になるが、この辺りだと災害による基地局の停止の可能性が高い。基地局の停止は商用電源が切れた事によるものが最も多い。総務省でもバックアップ時間を長くするように指導したりしているが、コストにも関係する事なので難しい。


移動体通信システムの信頼性(11/3)
◆ 通常時でもたまに障害を起こすのが移動体通信ネットワークだが、通常ではない時の話である。3.11の時には携帯電話は殆ど使えなかった。通話のみではなく通信もデータが流れない状態で、メールを送信するにもかなりリトライを繰り返す必要があった。

◆ 当時は、いや今でもかも知れないが、人の多く集まるイベントなどでは携帯電話が使えなくなるのが普通だった。移動基地局車を出すなどしたところで、無線帯域などが有限なのだから仕方が無い。満員電車並みとは言わないが、多くの人が一斉に携帯電話を使うのでどうしようもない。

◆ 今は収容容量も増えたのだが、今春から続いたドコモの障害レベルの通信速度低下は、ブラウザがタイムアウトするほどだった。これに関して石川氏は、ドコモはMassive MIMO対応基地局が少ない為だとした。

◆ MassiveMIMOは位相アレイアンテナなどを使ったビームフォーミングと多チャネルMIMOを組み合わせたようなもので、特定移動機宛に信号を送る(ようにする)事で、電波利用効率を上げようとするものだ。

◆ 海外の基地局ベンダはこれに熱心だが、ドコモが使う国産基地局はあまり重視していない向きがある。通常のMIMOでもそうなのだが、理論通りに通信が成立する確率はそう高くはない。特に反射や干渉の多い場所では、思った通りの特性が出にくくなる。

◆ 勿論、ならばMassiveMIMOが不要かと言えばそうではなく、一定の効果は期待出来る。ただしMassiveMIMOが無いから通信できないほど速度が低下するというものではない。石川氏の意見はどこかのベンダーの受け売りだと、他のジャーナリストが言っていた。

◆ 現在のドコモのネットワークで、通常以上の通信が起きれば、すぐにネットワークが破綻しそうだ。例えば大規模な気象災害が起きたような場合、多くの人が一斉に通信を試みようとすればキャパシティをオーバするだろう。

◆ 災害時には171が開設されるが、これは電話を対象としたようなシステムだ。勿論携帯電話からも使えるが、ネットワークの負荷が上がって使う事が難しいかも知れないし、そもそも電話が使えるのなら目的の相手に電話が出来る。

◆ 171と連動した災害用伝言板もあるが、サブブランド(ahamo,Yモバイル,LINEMO)は完全対応はしておらず、povo2.0やUQは対応していない。非対応サービスの場合はweb171を使えとなっている。ただこれ、普通は使わないサービスなので、非常時にすぐ使えるのか?各社各サービスはリンクしているのかなど混乱しそうだ。

◆ 他にはGoogleのサービスもあるが、これは更になじみが薄い感じがする。いずれにしても通信路が生きている事が必要で、通信や通話が出来なければ何の役にも立たない。災害時に活躍しそうなのがStarlinkだが、自宅ならともかくこれを持ち歩くわけには行かない。自宅にStarlinkのシステムがあり、非常用電源があれば通信路が絶たれる事はまず無いだろう。

◆ 一般的には電話かメールかSMS、或いはLINEなどで連絡を試みると思う。LINEは位置情報を伝送できるので、通信できる状態であればGPS測位の自位置を伝送できる。


スマートフォン用バンパー(11/2)
◆ 以前にスマートフォン用のアルミ製バンパーに関して聞かれた事があった。スマートフォンのアンテナ性能を落とさないものは作れるのかと。これはやってみなければ分からないが、影響を最小にする事は不可能では無い。

◆ 金属フレームをアンテナとして使うスマートフォンは多く、これに関しては文献などもある。アンテナ効率は800MHz帯で60%前後と良くはないのだが、これはアンテナ長が短いので仕方が無い。λ/4よりも電気長が長い分には輻射効率を上げやすいのだが、短い場合はそうはいかない。

◆ 多くの周波数に同調させる為にマッチングセクションが必要で、これによる損失もある。またアンテナ端を電圧端にするとハンドエフェクトなどが無視できなくなるので、給電側に電圧端を持ってくるなどの工夫も必要で、マッチング回路の損失が増える原因にもなる。

◆ バンパーによる影響を最小にするには、スマートフォンのフレーム同様に絶縁体を入れて長さを調整する必要があるが、そうしたからと言って影響がゼロになるわけではない。そして影響度合いは輻射効率を測定しなければいけないので、コストがかかる。

◆ 同調を見るだけではダメかと言われたが、同調させるだけならアンテナではなくL/Cでも同じであり、アンテナ性能を見るには輻射効率を測らなくてはいけない。元々のスマートフォンのアンテナの設計値が分かれば、ある程度は電磁界解析で出来るとは思うが、そもそも元のアンテナ性能が分からない。

◆ そんな手間のかかる事をするのなら、アルミバンパーの何ヶ所かに溝を入れてプラスチックでもはめ込み(溝を作るだけなので電気的にはつながっている)、見栄えだけそれっぽくした方が良い、いや、良いとは言わないが世の中の製品なんてそんなものだ。

◆ 能書き的に、電波対策はしましたが使用状況によっては影響が出る場合がありますみたいに書いておけば、そんなものかなと思って人々は買っていくだろう。勿論嘘を書いて嘘がばれれば売れなくなるのだが、その頃にはスマートフォンも主流が別のものになっている。

◆ 良いものを作って評判を上げるというのは一つの方法だと思うのだが、スマートフォン用アクセサリに限っては"損して得取れ"が成立するのかどうか。むしろ"騙して得取れ"の方が大きな利益を上げる事が出来て、それは急成長企業の常でもある。ビッグモーター事件を見れば分かるように、悪の限りを尽くす事であれほどまでに成長が出来るのだ。

◆ ただ普通の人にはあそこまでの悪事は出来ない。なので悪事を働いたからと言って、誰もがビッグモーターの社長になれるわけではない。これも一つの才能であり、真似する事が普通は出来ないから、ビッグモーターは儲ける事が出来た。普通の企業はある程度成長すると悪事から手を引くものだが、騙して金を稼ぐ事が快感になってしまうと滅亡に向かう事になる。

◆ スマートフォンアクセサリーだけではなく、自動車用のアクセサリだとか昔の燃費グッズなども騙して稼ぐ見本のようなものだ。ただしライバルが増えると利益が分散する事になり、SEVにしたって莫大な利益を上げたわけではないと思う。


無免許運転(11/1)
◆ 東京都議では木下富美子が無免許運転で捕まった。免停中に自動車を運転して事故を起こし、問題が大きくなった。確かこの方、無免許運転がバレて以降は雲隠れしたんだったかな。しかし結局は都知事に促されて議員を辞職する事になった。

◆ もっともすんなり辞職したわけではなく、2度の辞職勧告決議あり、世間からの批判ありの中でも議員の椅子にしがみついていた。都民ファーストの会は除名処分となり、一人でSDGs東京を立ち上げたが、その後3ヶ月間雲隠れした。

◆ 静岡県では最年少当選で話題になった中山真珠が無免許運転で捕まった。免許が失効している事を知りながら、その後も車に乗っていた。捕まったきっかけは歩行者妨害だったかな。横断歩道手前での停止を行わず、職質を受けて発覚したとか。

◆ 失効に気づかない事は希にあるかも知れないが、失効していても免許が使えると思ったというのは、まともな言い訳とは思えない。失効の意味が分からないで議員は務まらないだろう。この中山真珠を激励したのが川勝知事、何しろ知事不信任決議案を否決に導いた大切な仲間だから。

◆ 中山真珠元議員も頑なに辞職を拒否したが、議員仲間からも見放されて仕方なく辞職願を出したという、かなり格好悪いことになった。議員だから何でも許される、俺には権力があるなんてのは昔の話だ。

◆ 田舎の方だと取り締まりを受ける確率も低いので、無免許でも酒酔いでも関係ないみたいな意識がある。俺は20年間無免許だが捕まった事はないみたいな爺さんが、高齢になって判断力が低下して事故を起こしたみたいなニュースもあった。

◆ 無免許運転の話ではないのだが議員絡みと言う事で、町の方の橋の工事に関しては以前に書いた。長い間通行止めが続いて不便な思いをした訳だが、その橋と県道までの区間を拡幅したいという。その部分は市道なのだが、地元の農家?が拡幅を市に要求→市は拡幅の必要なし(実際必要だとは思えない)とするも、住民は議員に要望→議員は県に要望→県も予算がないので困ったな、という事が起きている。

◆ 県から拡幅に関しての費用を負担するかというアンケートが来た。今後40年間にわたり年額5千円〜2.5万円を負担するかというものだ。県に聞いてみると、費用負担があっても拡幅が望ましいと地元の人は言っているのだとか。

◆ では金を払うと通行権が得られるとか、金を払わないとその道路は通さないみたいな事かと言えば、何ともいえないという。拡幅部分は金を払った人に通行権が与えられるかも知れないみたいなことを言っていたが、ここは市道である。拡幅部分にゲートでも付けるのだろうか。

◆ 田舎ではこうした事が起きるというか、地元と議員の関係性みたいな事なのだ。だから議員は特別であり、無免許運転したって捕まらねーよ、みたいな感覚があっても不思議ではないのかなと思ったりもした。

◆ 拡幅に関して私は県の農林事務所に対して、道路拡幅工事自体に反対する旨を伝えた。だって拡幅に意味があるとは思えないし、工事期間中の不便さの方が問題だからだ。現在の道路幅は5m位だろうか。大型トラックがすれ違うには狭いが、普通車はすれ違いが出来る。