- 2009年1月 6日 10:58
ソフトバンクは携帯電話端末の割賦販売債権の証券化で450億円強を調達したようだ。
従来からこの手法によって割賦代金を先に手に入れる事を行っている。
この背景にはソフトバンクの信用度(格付け)が低いために低利での借り入れが出来ない事がある。
これに対して割賦販売債権は信用度が高いので有利になるわけだ。
従来この販売先は機関投資家が主体だったが、今年度(昨年4月以降)に入っては金融不安や信用度の低下を背景に販売数がゼロとなっている。
つまり、売りたくても買ってくれる機関投資家がいないわけだ。
そこでソフトバンクはこれらを個人向けに販売している。
今年度の資金調達目標額は2千億円強、現時点で1.5千億円ほどが集まったという。
一方で貸し倒れ引当金が1千億円にも積み増されたという話になると、調達した資金の半分は消えるのか。
その他にもデフォルト不安の750億円もあり、厳しい状況であることに違いはないだろう。
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