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中古締め出しで新品販売回復狙う


  • Posted by: F&F
  • 2009年3月29日 11:29

SBMによる中古流通の締め出し第一弾はヤフオク出品禁止だった。
発売から6ヶ月以内にはヤフオクへの出品を禁止するというもの。
これにより他のオークションや中古販売店がにぎわったと言われている。

締め出し第二弾はヤフオクの出品禁止期間の延長(半年→一年)と、不正取得端末に対する機能制限の実施だ。
ドコモもこれは検討しているものの法的問題がクリアできずに踏みとどまっているという。
すなわち、購入者はそれが不正な端末であるか否かを確認できないわけで、不正ではないと思って購入した中古端末が突然利用制限されれば購入者は不利益を被る事になる。

新品白ロムなどは(個人的には)怪しげな感じがするが、中古はあまり危険性は感じない。
もう一つは不正端末であるか否かが事前に確認できない事、SBMの機能制限基準が明確ではない事だ。
SBMのことだからなどと書くと怒られるかも知れないが、中古流通を阻止したければ不正取得端末だろうが正当取得端末だろうが機能制限をどんどん行えばいい。
そうする事によって新品販売台数は回復し、これは債権証券化が進む事になるのでSBMは大きな金額を手に出来る。

元はと言えばSBMの本人確認の甘さが招いた事なのだが、それを購入者に押しつけるのはいかがなものか。
またSBM自身によれば本人確認の強化によって不正契約件数は激減しているというのだが、中古販売店はそうではないとする。
SBMの場合はこれまでの例からしても、騒ぎが大きくなると策を引っ込める傾向にあるが今回はどうだろうか。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090329/trd0903290200001-n1.htm

そもそも不正品排除であれば、中古店が買い取る時点でチェックできるようにしなければならないと思う。
他のSIMを挿入したら「この端末は使えません」と表示されるとか、実際ドコモはそうした確認法が確立出来ないと規制は難しいと言っている。
所がSBMの場合はそういっていられない事情、新品販売台数が増えなければ資金調達に多大な影響が出るわけなので強攻策に出たわけだ。

   

Comments:9

きっさ 2009年3月29日 11:47

ソフトバンクは、常識がとことんない会社ですね。
以前、私は仕事でソフトバンクの関係会社と取引を一度だけあるのですが、その関係会社からの入金が遅れて、電話をすると、
「経理の担当者が海外出張に行っていて、対応できない」
と言われたことがあります。そんなばかな。
学生営業の件といい、この中古の件といい、自社の都合だけしか見えていないオオバカ企業ですね。
ここまで色々噴出するなんて、知っている人には解約を強く勧めることにします。

F&F Author Profile Page 2009年3月29日 12:34

経営状態が厳しいのでしょうね。
通期決算用にも相当な無理をしてFCFを確保しているのでしょうが、あるいは思ったほどのカネが出来なかったか、来期が厳しい状態になると想像できるのか、なんかボロボロになってきた感じがします。

aquila 2009年3月29日 19:45

 中古端末購入者は、いわゆる善意の第三者にあたるでしょうね。その端末の販売をめぐって、SBMと契約者の間に紛争があろうが、所有権、使用権を侵害される謂れはないでしょう。

 docomoが中古販売店から購入されたことを確認しだい、ロックを外しているとありますが、おそらくこのあたりの法的リスクを考えているのでしょうね。

a&d 2009年3月29日 20:13

契約と所有権の凡例から言えば、約款で逃げ道を作っていてもSBMが不利だろうな。
そもそも契約のための審査が何なのかって話になりますし、契約締結すれば当然ながら所有権は契約者のものです。

で、気になるのが、不正契約者は減ったというSBMの言い分。整合性のない解約率も含めてまた怪しいよなぁ、これ(笑)

fSO 2009年3月29日 20:47

vodafone初期の頃と信者さんの言ってる事が間逆で面白い

Key 2009年3月30日 13:49

法律的な問題とか約款もありますが、この辺はなかなか難しいですね。私は、割賦の踏み倒しによる不正契約による端末が、その大部分が不正契約になる割賦で買ったのに短期で解約したのが5,60万件も発生しているという報告があったので、これを全部対策したら、かなり大きな問題になりかねないと危惧していました。ヤフオクに関しては、SBMからの要請で新製品は発売後6ヶ月出品禁止(最近1年に改定)でしたから、不正販売品をつかまされるケースは比較的少なくなっていたのではと思われます
去年の話ですが
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/info/2008/20080305_01/index.html
>第一に、窃盗(盗難)や詐欺等の犯罪行為その他法令に違反する行為(携帯電話不正利用防止法違反、文書偽造等)による携帯電話機の不正取得が発覚した場合、回線の利用停止、契約解除の実施ならびに当該携帯電話機による3Gサービス(通話・メール等)の利用を制限させていただくことがあります。
>第二に、インターネットオークションサイトの運営会社に対して、これら不正取得の疑いのある携帯電話機の出品制限等に、ご協力いただけるようお願いしてまいります

他のオークションサイトは、不正取得端末はあとから端末の利用制限をかけるといわれても、出品制限をかけなかったのは不正対策よりオークションの利益を優先したんでしょうかね。結果としてユーザに対する不利益を助長させてしまった。問題なのは、中古品を買うユーザが正規購入品かどうか容易にはわからないことですが、この辺は例えば登録した中古業者には、有料でオンライン照会可能にするとかすればいいんじゃないですか、業者が端末を買取の時点でチェックできる。個人は身分証明書を持って端末を店に持ち込めば、無料で確認できるようにする、あるいは入手経路を報告するなど犯罪捜査に協力する情報の提供を条件に2千円くらいの手数料でロックを解除するとか。現時点では、中古は買わない。あるいは買ったらすぐUSIMカードをいれてチェックし、動作しないようなら返品するくらいの自衛手段しかないようです。

みっく 2009年3月30日 14:12

ソフトバンクの割賦販売の約款によると、「契約成立後、商品が購入者に引き渡された時点で所有権が移転する」とのことです。

盗難端末に関しては、そもそも契約が結ばれていないものだから所有権はまだソフトバンクにあるといえるので、そちらはロックをかけても問題はないでしょう。
(ソフトバンク内部からの横流しが行なわれているという噂もありますが・・・)
ですが、所有権移転後の端末に対してソフトバンクがロックをかけるのは明らかにアウトですね。
購入者が割賦支払いをきちんとするかどうかに関わらず、ソフトバンクに端末の使用を制限する権利はありません。


はたして、割賦を踏み倒されてはいるが所有権は移転している端末に対してもロックがかけられているのか?
焦点の一つはそこですね。
今後の解明が待たれます。

F&F Author Profile Page 2009年3月30日 14:18

ロックのかけ方を逆にすれば良いんですよね。
工場出荷時には全ての端末にロックがかかっているが、正当に販売された時点でロックを解除し、その後ロックは一切かからない。
これだと所有権がSBM側にある、未販売端末の盗難のみでロックが有効になります。
そもそも割賦踏み倒しや不正契約はSBM側の問題で、孫さん自身も不正契約は減っていると豪語しているのに、やっている事と整合が取れないですね。

メラニー 2009年3月31日 13:56

基本的にはロックされた端末って、どんなに説明しても
購入品であることを証明しても復旧してもらえないんですよね。
これ、誤ロックとか発生しないんですかね。

「他社宛の通話で思わぬ高額請求になるのを
未然に防ぐためにロックしました。」
なんてね。

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