- 2009年4月 3日 10:57
下の記事のコメントでSBMには技術がある的なものも見られるが、SBM自身が「うちには技術がない」と言っているのだからそれを否定する理由はないはずだ。
もっともSBM得意の独自解釈で「技術」の意味すら変えようとする傾向は見られ、確かに「技術」の意味を変えてしまえば何とでも表現が出来る。
確か松本氏が言っていたことだと思うのだが、技術は買ってくればいいと。
かつてライブドアの堀江さんがニュースは買ってくればいいと発言して大反発を食らった事があった。
自ら何もせずに全て買ってくれば済むと考えるのは甘いと言うことだ。
スーパーに行ったら何種類かのキャベツ（エリア改善装置）が並んでいた。
大きなもの(基地局)、有機栽培のもの(マイクロセル)、安価なもの(中継器)。
どれかを買いたいと思うのだがキャベツに関する知識がない(技術がない)から選べない。
でも安い方が家計が助かると判断した孫さんは一番安いキャベツを買った。
普通だったら1玉200円なのに、何とコイツは10円で買えたのだと大いに喜んだ。
大いに喜んで料理してみたものの…
見た目はキャベツ(エリア改善)に違いないのだが、味が悪い(パフォーマンスが最悪)のだ。
散々キャベツ料理を作った後になって「もっと良いキャベツで料理し直さないとダメ(中継局は基地局やフェムトセルに入れ替えないとネットワークパフォーマンスが維持できない)」と宮川氏に言わせたほどだ。
技術がないと何が良いものなのかダメなのかが分からない。
韓国メーカに「これは良いですよ〜」と言われるがままに買ってしまった中継器による失敗がそれだ。
技術がないと買ってきたものを使いこなせない。
これも当然の話で、F1マシンを買ってきたからといって優勝できるわけではない。
マシンとドライバ、そしてチームの力が合わさらなければパフォーマンスが出ないのである。
そもそも買ってくれば済む話であれば、何故国内唯一の3G事業者なのか。
他の事業者が3.5Gそして来年にも3.9Gに移行しようとする中、3.5Gへの移行も出来なくなっている。
まあこれには技術が無い他にカネがないこともあるのだが、「技術もある」「金にも困っていない」などと言う方は一体何を考えているのだろうか？
お得意の言い訳もあった。
「800MHz帯がないから」と「3年分前倒し」だが、もう2年も同じ事を延々言い続けている。
このままだと10年後にも「3年分前倒ししたから投資は十分だ」などと言うのかも知れない。
これも技術がない故に投資継続の必要性が理解できないのだと考えれば話がつながるだろう。
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