ドコモ冬の売り

ドコモは19機種の音声移動機を発表した。
メインはSTYLEシリーズだと思われ、10機種がこれを占める。

ハイエンドなPRIMEは5機種、富士通のみ2機種を出すにとどまっている。
その富士通製F04Bはセパレートタイプが見物ではあるのだが、さすがに2種類のキーと両側にバッテリ搭載で173gと重い。
もっともキー側の機能はキーだけだそうなので、ディスプレイ側さえ持ち歩けば最低限のことは出来るという。
フルに組み立てるとスライド型のケータイ、ディスプレイ部を取り外すとその裏にQWERTYキーボード、なかなか考えられている。
これが実用的か否かは別として話題性は十分、昨日はニュースでもメインに取り上げられていた。
セパレート構造はともかくとしてQWERTYキーとケータイ用のキーが同居しているところが最大のメリットかも知れない。

F01Bはハイエンドな防水で141gとこれも重い。
N02Bがなんかとても格好悪く見えるのは色やディテールの処理の関係だろうか。
特に裏面のカメラ周りは二昔前のファミコン的（どこがと言われても困るが）な感じで147gはこれもかなりな重さだ。
N-06Aが複雑なヒンジを備えて139gとこれも重量級なのに、なぜ2軸ヒンジで147gにまでなってしまうのだろう。

P01Bはヒンジ部分をスッキリさせたWオープンで135g、ちなみに同様のSBM向けモデルである941Pは無線LAN搭載でも仲良く135gだ。
なおPRIMEの中ではP01Bのみが810万画素カメラで、あとは12M画素以上となっている。
ドコモの場合は耐衝撃性などの規格がうるさすぎるのでどうしても他社向けに比較すると重くなってしまう。
落下や衝撃試験など、こんなにやるのかと言うほど痛め付けても機能を失ってはいけない。
PRIMEで軽めなのがSH01Bの126gで、一番実用的なのかも知れない。

キー配置や機能の変更は少なからず操作性にインパクトを与えるもので、N-06Aなどはiモードブラウザの操作性統一の影響で一部が従来より使いにくくなっている。
そしてこの冬モデルのNEC製に関しては、同一メーカなのに機種によってキー配置が違うというメチャクチャなことをやってくれている。
おそらく設計時期によって変わってきた(N-03Bのみ旧配置)のだとは思うのだが、NEC製を使っている人はこれを機会に他のメーカにしましょうねとでも言っているようだ。
キー配置変更の模索はアプリがstarプロファイルになって4つのキーが全てアプリから利用可能になった事に始まっている。
つまりアプリ実行中中で従来はソフトキーによりマルチタスク切り替えを行っていたのが、そのキー自体をアプリが使ってしまうのでマルチタスク切り替えに困ったのだ。
苦肉の策として終和キーを押させてメニュー選択という、やたら面倒な方法にN-06Aではなっている。
ちなみにシャープやPMCでは夏モデルの時点でキーが増えていたかも知れない。

私としてはニューロとT9が欲しいので現時点ではNECしか選択肢がない。
ニューロはiモードブラウザで使用することはないがmobile2pcやiRemoteでは多用する。
T9はそれに慣れてしまったので、5タッチなど面倒でやっていられなくなった。
今回は薄型N-01Bにニューロが付いた事が個人的には少し興味がある点だ。
N-01Aを買うときも薄型と結構迷った訳で、薄くて軽いのは魅力的だが積極的に欲しいと思うものでもないなぁ。
30g近くも軽くなると言うのは嬉しいのだが、機能的には特に目立った違いはない。
無線LANは付かないが、これはホームU問題もあって以降は余り使っていない。
結局の所3G通信機能が付いたものなのだから、わざわざWiFi接続は面倒でしょうという話だ。
フルブラウザをタダで使えると言っても、WiFi環境ならばPCが普通に使える。

iPhone解約→MNPとポイントを考慮すると、おそらく1万円くらいで新機種が買えそうなのだがどうしようか。
iPhone契約を残しておくと毎月554円の支払いが必要だ。
どうせ解約時には1万円近くを取られるのだから、それを考えれば使わないものはさっさと解約したい。