アジアンタイヤ(4)

首都高速道路を走ってみた。
高速域でも特別問題がある風ではないし、トラックが作った轍での挙動も常識的なものだ。

どちらかというとラウンドショルダーと言うよりはスクエアショルダーっぽい感じなのだが、だからといってステアリングを取られる風ではない。
ノイズも中速域までは常識的なのだが、速度の上昇と共にうるさくなる。
この辺りは欧州タイヤとの差が顕著な感じで、特定の音の共鳴ノイズのような感じはしないが音量は増える。
特に荒れた路面になると騒音レベルはかなり上がる。

街中インプレッションでも書いたように踏面が固いような雰囲気はある。
これは何とも表現が難しいのだが、可聴域のノイズと入力の小さなバイブレーションは少ない。
もっと大きなハーシュネスレベルの入力や、ノイズでも入力がデカくなってくると吸収しきれない的な感じなのだ。

微速から低速域
コンチネンタル：ゴロゴロしたノイズ、縁石に乗るときなどはズンという感じ。
ナンカン：全体的には静か、縁石に乗るときにはドンという感じ。

低速から中速域
コンチネンタル：道路のつなぎ目ではズンという感じ。
ナンカン：道路のつなぎ目ではビンという感じ。

中速から高速域
コンチネンタル：騒音レベルは中速域とたいして変わらない。
ナンカン：明らかにうるさい。

ナンカンは街中などではなかなか良いと思う。
勿論価格を考えればという注釈付きではあるが、ごく普通の静かなタイヤだ。
高速域では走行性能に不安はないがノイズレベルは上昇する。
特に荒れた路面など、ノイズ入力の大きな路面ではコンチネンタルよりうるさいかも知れない。

絶対的グリップに関してはまだ良く分からない。
純正装着より1サイズ幅を広くしているので、その分有利だとは思うが果たして。