FGT

FGTとはフリー・ゲージ・トレイン、和製英語だそうだ。
九州新幹線用の試験車両が高速運転に成功したと言うことで報道されている。

http://www.asahi.com/national/update/1224/SEB200912240001.html?ref=rss
新幹線は標準軌であり、在来線の狭軌車両をそのまま走らせることが出来ない。
そこで第三のガイドレール上で車両重量を支えながら軌道幅変換背線路を通過し、軌道幅を変更してそのレールに加重を移してガイドレールを外すという事を行う。
当初JRでは重くて複雑で高コストなFGTは出来ないと言っていた。

新幹線以前にも東急線を京急に乗り入れるという話があり、ここでもFGTの構想があったはずだ。
東急線はJR在来線と同じく狭軌であり、京急線は標準軌だからだ。
しかし軌道変更に要する時間がかかるなどで、だったら乗り換えた方が早いとされた。

複雑な機構には違いはないが、可変翼の航空機よりは良いか。
あれなんか、よく翼が取れないものだと感心してしまう。