帝釈天

帝釈天の参道、写真を撮ったのを忘れていた。
10日の帝釈天は今年の初庚申(こうしん)とあって凄い人出だった。

以前にも書いたとおり、帝釈天を寅さん映画の中でしか知らなかった私は、その境内が意外に狭いことに驚いた。
ちなみに庚申とは、干支の、庚（かのえ）申（さる）の日の意味で、この夜に人間の体の中にいる虫が寝ている間に体から脱け出し、天帝にその人間の行った悪行を告げ口に行くのだそうだ。
告げ口をされると人間の悪行がバレて、寿命を短くされてしまうらしい。
所がこの3匹の虫、コイツは人間が寝ている間しか活動が出来ない。
従って徹夜で起きていると虫は活動できず、告げ口も出来ないとされる。

何をして徹夜をするのが良いかとか色々あるらしいが、青面金剛はこの三尸の虫を喰ってしまうという話もあって青面金剛を本尊として拝めば虫を食ってくれる？みたいな。
結局この徹夜で青面金剛を拝む→一晩一心に願い続ければ如何なる願いも叶うとされる。
で、何でこれが庚申＝縁日になっているのかは良く分からないが、みんなが祈り続ける祭りみたいな？
うーん、謎である。