救う会

子供の臓器移植を海外で行うには多大なコストがかかる。
それを支援するために○○ちゃんを救う会が日本各地に出来ている。

臓器移植によって助かった人、集まった寄付金の余剰金を他の子供達の救う会に寄付するなど会同士のつながりも深い。
臓器移植はドナーの問題もあり、特に日本では難しい感じがする。
死んだ人の内臓なりを取り出すという事に対する罪悪感というか、宗教チックではないにしても、日本人的感覚とは乖離があるのだろう。

狭心症で入院した時、病院に臓器提供カードがあった。
私の臓器で使えるものは少ないとは思うが、使える部分があれば使って欲しいとは思った。

海外で移植手術を受けるコストが負担出来なければ、それは死ねと言っているようなものだ。
カネがなければ諦めてくださいねと言う事で、だからこそ救う会が募金を集める。
一方で救う会を語った詐欺募金などもあるのは悲しい事だ。

鳩山首相は毎月1.5千万円のお小遣いを貰っていたそうだ。
鳩山さんは上品な金持ち、麻生さんは下品な金持ちという感じだが金持ちに違いはない。
金持ちといえども余っているカネはないのかも知れないが、救う会の活動に協力してくれたらいいのに。

本来は国が何とかしてくれても良いとは思う。
それこそ1兆円にも上ったという健康保険のカネの無駄遣いが無ければ、1万人もの子供が難病から逃れられたかも知れない。

救う会に対して、街頭募金か振り込みでしか援助が出来ないのが面倒だと感じる人も居るだろう。
それこそケータイを使った送金的なシステムなど、事業者が考えてくれても良いはずだ。
銀行にしろ何にしろ振り込み手数料は取るのだろうから、それまで無料にしろとは言わない。
ダイアルQ2を利用したものにしても、NTT加入電話のみが対象なのは今時どうかという感じ。
それこそユニバーサルサービス料を補助に使ってシステムを作るくらいの事はあっても良いのではないだろうか。

募金への協力は、そりゃあ多額の方が良い。
しかし多くの人が、たとえ100円ずつでも募金箱にコインを入れれば総額は大きくなってくれる。
ゆうちょでも手数料が80円、都市銀行だと105円なので定額送金は銀行手数料が馬鹿には出来ないか。
ドコモのケータイ送金でも105円の手数料だし、Edyを使った送金も同じ程度だったかな。

お子様をお持ちの方はきっと助けてあげたいと思うはず。
スターバックスでアメリカンコーヒーを飲んだつもりで、105円の手数料と195円の募金はどうだろうか。
http://saya-sukuu.com/

と書くために救う会にmailを昨日書いた。
後に救う会の方から返事をいただき、各所で話題になった事もあって必要な金額は達成できそうだとのこと。
必要な金額な集まり次第口座は閉鎖するとの事なので、募金ではなくさやちゃんの手術成功と早期回復を願おうではないか。