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下請けイジメや派遣切り、円高不況のしわ寄せは弱者に集中する。
競争原理から行けば仕方がない事だと言えない事もないし、すなわちそれが自由経済だとも言える。
ただし強者は弱者をいじめるな的ないくつかの法律も存在はする。
トヨタ自動車は昨年末に系列メーカーに対して納入部品価格を３割以上引き下げるよう要請した。
一気に3割引にしろと言うのだから厳しい。
しかしそれでも仕事を取らなければならない、苦しい立場に立たされている企業もある。
豊田市は本件に関して調査を行うとしていたが、実際には行わなかった。
市税収の多くをトヨタに頼る同市としては、トヨタを悪とする調査は出来なかったのだろう。
少し前に廃業した下請けの社長曰く、3割下げた後で更に値下げの要求（というか命令）が来たそうです。
そこはホンダや他のメーカーの下請けもしていたそうですが、ここまで酷い要求はされた事は無かったそうで、仕事は増えても売り上げは変わらないどころか利益は減る一方で、社員に払う残業手当ても出せなくて疲れきって廃業したとのことでした。
直後に中国の企業からのオファーがあり、定年まで数年の優秀な技術者は破格の待遇で転職して行ったそうです。どうも以前から狙っていたようです。
ハイブリッド車の技術は業界をリードしている事は認めますが、商売のやり方が良くない。甘い事言っていては競争力が低下してしまうのかも知れませんが、ちょっと酷すぎる。
遥か昔は下請けに対する面倒見の良さを誇っていた時期もあったはずなのですが。今のトヨタからは共存共栄という言葉は微塵も感じられません。昔は嫌いじゃ無かったんですが今はどちらかと言えば嫌いです。車の性能云々以前に。
世界のトヨタだか何だか知りませんが、もっと下を支える会社や人々を大切にしないと日本が誇る技術もアッと言う間に流出、真似されて後には何も残らないかも。
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