今週の相場観

ゆっくりと上昇している感じがする。
しかし83円台手前では上値が重くなる。

私が以前から感じていることがあるのだが、それは瞬間的にでも高値や安値が付けばやがてそこを目指すと言うこと。
今回は米指標の改善でつけた先週の83円台を、今度はゆっくり目指している感じがする。
但しそのまま上昇出来るかというとそうは考えていなくて、日足で見た上下動のトレンドラインにぶつかって一旦下落するのではないか。
ただし下落したとしても今度は81円台には入らないとトレンドラインは言っている。
徐々にではあるが下値を切り上げて来ているからだ。

木曜のNY時間には再び83円台の乗せたが金曜の東京時間では82円台に下げた。
さすがにここまで来ると上値が重いかなと思う。
ただ米指標の悪化にもかかわらずさほど値を下げないところを見ると、下値も固いと言える。
なんだよ、だったら81円台に入ったところを拾っておけば。
なんて、後から言えることばかりなり。

金曜の大地震の後で83円台まで急伸するが、日付が変わった頃に値を見たら81円台だった。
理由はミシガン大学消費者信頼感指数の悪化からだが、日本では地震のニュース一色だった。

なお阪神大震災後は大きく円が買われる状況となっていた。
情勢などが異なるので何とも言えないが、地震被害への保険金支払いのために海外資産の売却が行われるとの見方がある。
阪神大震災後の円高ピークは79円、今回はそれ以上にまで円が買われるとも見方をデニス・ガートマン氏は言っている。