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DCバラスト(4)


  • Posted by: F&F
  • 2011年8月 1日 13:00

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電圧が上がるとドライブパワーが上がり、電圧が下がると消費電流を少なくするにはどうしたらいいか。
回路はほぼ同じなので、例によって公開されている回路図を元に説明しよう。

回路図は↓だ。
http://bbs.dianyuan.com/upload/space/2011/03/15/1300175935-417464.jpg

定電流回路はR28,R29,R30の3パラ抵抗で電流電圧変換を行い、R3,R7,R22で分圧されてTL494に入力される。
電源電圧補償はこの中のR3で行われている。
テキトーな回路だがそれっぽく動作する。
電流が増えた場合も電源電圧が上がった場合でも、1番ピンの電圧が上がる方向になる訳で、こうなるとTL494はパワーを落とす。
電圧補償が不要な場合はR3を取り去ればいいが、単に取っただけだと(電圧が下がった時の動作)パワーが上がりすぎる。
そこで、適当な抵抗(ノーマルでは85kΩなので、27kΩくらいかなぁ)で14ピンに接続する。
14ピンは基準電圧出力である。
ただし以下の改造を施す場合には半固定抵抗にしておいた方が良い。
この半固定抵抗でドライブ電力を調整するためだ。
6.8kΩ+20kΩの半固定抵抗とか。

これで電圧によらず出力は一定になる訳だが、それよりもっとアクティブに電圧が下がったら電流を減らしたい向きもあるだろう。
そこで電圧が上がったら基準電源入力端子の電圧を上げる方向で補償する。
具体的には2番ピンに電源電圧を分圧して加えてやればいい。
回路図の通りである。

この半固定抵抗で電圧変動に対する電流の増減度を調整する。
(回路図R3の10kΩは、これだと調整しにくいので100kΩに変えた)
が、同時に出力も変化してしまう。
なのでドライブ電力変更用として付けたVR(6.8kΩの固定抵抗+20kΩの半固定抵抗)と相互に調整しながらバランスの良いところに持っていく。
もっとちゃんとやればゲインと電流調整の分離も出来るのだが、面倒なので。

   

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