電子ペーパー

SONYの開発した電子ペーパーを3大学が試験導入するそうだ。
A4サイズの電子ペーパは初めてだという。

電子ペーパは稼働時以外の消費電力がきわめて少なく、そこに何かを表示させておくだけならば殆ど電力を消費しない。
SONYの電子ペーパは文字の書き込みにも対応するディジタルペーパとなっている。

総務省系の一部会議でも文書の電子化による試みが行われた時期があった。
報告書などが主となる会合では、その文書量も多くなる。
会議に行くときは身軽なのだが帰りは重い紙を持たなくてはいけない。
しかし電子化されると行きも帰りも重いノートPCが必要になる。

ノートPC利用者が100%ならば良いのだが、そうでない人や故障や電池切れなどの人のためにある程度の紙の資料も用意される。
電源問題もあり、2時間程度の会議でも人数分のコンセントを用意する事になる。
この点電子ペーパのような低消費電力デバイスであれば便利に使えるとは思う。

もう一つはデータ配信の問題だ。
会議では予め資料のダウンロードが指示されるのだが、企業によっては当該サイトにアクセス出来ないあるいはダウンロード出来ない等の問題がある。
議場でも無線LANの提供はされるのだが、IDやパスワード管理、アクセス制限などの設定が必要で面倒だ。
これに関してもセキュリティのうるさい企業では登録されている以外の無線LANへの接続が出来ないなどもある。
結局現在は従来の紙の資料の会議に戻ってしまった。