Home > データロガー

データロガー


  • Posted by: F&F
  • 2014年2月 7日 12:06

ハンディデータロガーでスマートフォンの電流を計る話が出ていた。
電流だけならばスマートフォン自身でも計る事は出来る。

Cool Tool - system statsアプリはこれらを表示してくれる。
ただ測定インターバルは短くは出来ないのかも知れない。

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1402/06/news024.html
この記事では専用のデータロガーを使っている。
開発元のページを見てみたが、ADCの有効ビット数や誤差の記述はなかった。
電流計測器であるなら分解用や誤差の表示はあって良いと思う。
計測インターバルの最小値は1mSと速くはない。

記事では「計測は最小1ミリ秒単位、ログは最小5ミリ秒単位で記録でき、一瞬にも満たない挙動でも消費電力を把握」と書かれているのだが、昨今の高速通信のデータレートやCPUの動作速度を記者氏はどう考えているのか。
1mSとは結構遅いインターバルだ。
例えば普段は寝ているアプリがたまに起きるとして、その処理が100mSも続くのならば1mS分解能でも良いかもしれない。
しかしタイムスロットなどを考えても、もう少しインターバルが短くできた方が良いと思う。

PCの画面を見ると0000.00mAと表示されている。
最大測定可能電流値が2.7Aとの事なので、表示は2700.00になるのだろう。
最小値が1ごとに進むとすると分解能は10μAになる。

電流計測はバッテリと本体の間に抵抗を挟んで電圧降下を見る方式だ。
抵抗値が0.1Ωだと2.7A計測時に0.27Vも電圧が落ちてしまう。
かといって0.01Ωだと10μA計測時に100nVしか出てこない。

電圧降下ゼロで電流を計る方法もある。
演算増幅回路に電流を吸収させて電流ー電圧変換を行えばいい。
ただし応答速度や回路規模、電源の問題もある。

簡易型のモニタとしては良いのかも知れないが、アプリ開発にまで使おうとすると何かマーカやトリガがないと電流値とCPU動作の同期が取りにくい。

   

Comments:0

コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。

サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。

登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント フォーム
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。

Home > データロガー



VC