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6GPPP


  • Posted by: F&F
  • 2014年4月 1日 13:04

2013年の12月に欧州で5GPPP(5G Public-Private Partnership Association)が発足したニュースがあった。
これは標準化会議ではなく検討会みたいな位置づけだ。

中国はこれに反応して6GPPPを発足させた。
5GPPPが現行の1000倍のトラフィックを許容し、さらに消費電力低減を2020年以降に実現するとしているのに対して6GPPPは2000倍のトラフィックを2019年に実現するとしている。

6GPPPのドラフト版ではモバイル通信用の周波数帯域を設けず、すべての通信を同一方式とする事で空いているバンドを行政の判断のみで即座に使用が可能になる点が新しい。
たとえばTVの放送局のないエリアでは、その周波数帯をモバイルバンドに割り当て可能になる。
通信方式やサブキャリア周波数/構成が同一なのでガードバンドなども極狭で良いと6GPPPは言っている。
この逆もまた可能で、放送局や他の通信が開始されたエリアにおいてはそこをモバイルネットワークが使わないように制御する。
規格や法整備など数年を経て割り当てる方式ではなく、すべてがスピーディに進むそうだ。
そのため通信方式はTD-LTEに限られる。
FDDでは上りと下り双方に同一バンド幅の空きが必要になり、非効率だというのだ。

これには反対意見もある。
FDDの上りと下りを対象にとる必要などはなく、それぞれが空いたバンドを使えばいい論だ。
確かにこの意見は正しい。
上りと下りの周波数間隔も一定である必要などはないからだ。

こうした考え方は特に目新しくはないが、キモは各国の各周波数帯への割り当てを中国がすべて管理すると謳われている点だ。
世界中のすべての周波数利用を同国が管理する点が特に強調されており、標準化作業の中でのOSはCOS(China Operation System)だと明記されている。

   

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