Yモバイル

ニュースにはなっていたが、特に変わる事はないと思う。
単にヤフーがソフトバンクにカネを取られただけである。

議決権の2/3はソフトバンクが握っているのでヤフー側は何も出来ないに等しい。
いちいちソフトバンクにお伺いを立てなければならない。
ヤフー側は自分たちから売ってくれとお願いしたと言っているが、そう言えと指示されているに過ぎない。
言う事を効かなければ首が飛ぶだけだ。
おい宮坂、おまえも井上のようになりたいのか？え？どうなんだよ！という具合だろう。
日経にも「◆ヤフーはソフトバンクの「財布」？　少数株主の疑問」と書かれていた。

SBIのように切り離されれば自由は得られるが、ヤフーはそうではない。
孫さんが米国を向いている間に業績が落ちていく。
業績回復のアイディアを提案しても、孫さんは米国遊びに忙しいので聞いてくれない。

ま、そんな所なのだ。

グループ内で金が動いただけではあるが、新たな周波数割り当てを巡っての言い訳はしやすくなる。
決算演説会では加入者数を合算してソフトバンクグループは偉大なんだぞとやるが、総務省に対しては別会社だから知りませんよと言う。
このように都合の良い使い方が出来るメリットがある。
800MHz帯がないからSIMロックは外さないと言ったような、メチャクチャな理屈を振り回すネタに使えるわけだ。

ソフトバンクの有利子負債は9兆円にもなるのだそうだ。
もちろんEAをヤフーに売りつけた所で負債額は変わらないが、売却代金と貸付金を合わせた約4500億円がソフトバンクに流れてくる。
いくらかでも現金を手にしたいソフトバンクとしては有り難い事だ。
手元資金の潤沢なヤフーと資金繰りに困っているソフトバンクの関係を日系は「ヤフーはソフトバンクの財布」とする。
ソフトバンクに金がなくなってくるとヤフーに何かを売りつけて現金を調達するのだ。