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HID


  • Posted by: F&F
  • 2014年7月22日 12:08

ドライビングランプをプロジェクタ型にしたら暗くなってしまったという相談があった。
元々はH4のハロゲンバルブを使ったHi/Lo切り替え式ドライビングランプなのだが、H4のHIDがうまく行かなかった(例によって配光の問題)のでプロジェクタタイプを埋め込んだそうだ。

プロジェクタライトが暗いのは主に2つの理由がある。
一つは配光がワイドになるので単位面積あたりの明るさが減ること。
もう一つはレンズの透過性が反射鏡の反射率より低いことだ。

さらに中華HIDの場合はバルブのドライブ電力が低い。
35Wタイプはバルブを35Wでドライブするのではなく、バラストへの入力電力が35Wなのだ。
では55Wを謳うものにすれば明るくなるかだが、ヤフオクに出ている55W版には定常消費電流が3.2Aと書かれている。
13.2V(13.2V表示が多い)×3.2では入力電力が42Wしかないのに、どうやって55Wの出力をするのか。
中華HIDバラストの効率は8割前後なので、42W入力だと35W出力である。
この商品は35W版の35の部分を55に変えただけのようだ。

もちろん消費電流が5Aと書かれているからと言って、その電流が実際に流れるかどうかは不明だ。
印刷だけを変えているかも知れないし、抵抗に消費させる… って、これじゃ発熱が許容出来ないか。

   

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