遷移

リクルート系のサイトに良くある、ページを移動しようとするとダイアログが出て阻止されるというもの。
ページ滞在時間の数字を引き延ばす為だけの意味みたいなものだ。

何故ページ滞在時間を長くするのが良いのかというと、それを請け負った業者が「私どもで作ったページは平均滞在時間が長く、隅々まで情報が読まれている証拠です」なんて言うのだろう。
閲覧側からすれば邪魔な存在でしかない訳で、使い方を明らかに誤っている。
最近ではこのダイアログを複数回出すという馬鹿げたことまで始めている。

では有効な使い方があるのかというと…　うーん…
例えばcgiなどで表示されたページからバックボタンで戻ると元のページに戻れない場合があるから、そんな時に警告を発するのは良いかも。

SONY銀行のページは新しい画面を開きたがる。
これも必要に応じてであれば気にならないのだが、常に新しいタブ、ログアウトするにも新しいタブというのは邪魔だ。

JP系の、ウルトラ速いタイムアウトの話した以前に書いた。
数秒以内にボタンを押しても駄目なこともあったりして、最近は×でそのままページを閉じてしまう事にしている。
JP系と言えばゆうちょ銀行のログインページは面倒だ。
何か仕掛けがしてあるので、ささっと番号を入力すると消える。
ページの仕掛けに気づかないでそのまま数字を入力すると不正送金防止のページに飛ばされる。

ページを開いて少しするといったん入力ボックスがフラッシュしてカーソルが無くなるので、再びそこにカーソルを持って行って数字を入れなければいけない。
カーソルがないまま数字を入れると、あるいは自動的にそこにカーソルが飛ぶようなソフトを使っていると不正送金ページに飛ばされる。
おそらくはID搾取系不正ソフトから守る為なのだろうが、過ぎたるは及ばざるが何とかで使いにくさだけが押し出されてしまっている。

これらはページ作成者の自己満足でしかない。
個人のページであればどんな仕掛けを作ろうが運営者の勝手だ。
しかし多くの人が利用するJPやゆうちょのページ、もう少し何とかならないものかなぁ。