巻き取り

YMのPHSからSBMへ、メールアドレスをそのままで変更可能になった。
合併したのでドメイン所有権の問題が解決したのだろう。

YM自身でもPHSから携帯電話への乗り換えで端末代を無料にするなどしている。
ちなみにYMではPHSという言葉は使わないようで、PHSか否かが分かりにくくなってしまった。
PHS利用者をSBMに吸収する事でパケット課金しやすくなるメリットがある。

では何故PHSの新製品を出したのかと言う事になるが、製品開発が始まったのはYM時代だったはずだ。
YMの時代にはPHSの拡販と加入者獲得を狙っていたのだろうが、SBMになり方針は一変したとも考えられる。
孫さんはご存じの通り言う事をコロコロ変えるし、言った事をやるとは限らない。

ソフトバンクにとってPHS事業はスプリント同様、邪魔なものなのかも知れない。
M2Mをどうするのかは問題で、これは安易に中止というわけにはいかないのだがソフトバンクの事だからさっさと切り捨てるかも。

M2MではドコモがPDCを廃止する時にも色々あった。
FOMAモジュールで代替しようとするも制御その他の仕組みが全く同一ではなかったなどで苦労があったようだ。

複数通信方式を維持するのは金がかかる。
PHSはCDMA方式のようにクアルコム税はかかっていないが、運用コストは当然必要だ。
マイクロセルは基地局数が多いのでメンテナンスコストもかかるし場所代もかかる。
PHS基地局を廃止して一部をSBM用に転用しているのも、PHSは基地局が多すぎるから何とかしろとの孫指令による。

日本嫌いの孫さんとしては日本発のPHSが気に入らないのではないか。
WILLCOM時代にもPHSつぶしに躍起になっていた。