火星

米国は2030年頃までに、マーズワン計画では2025年に火星に人類を送り込みたいとしている。
マーズワン計画は片道切符なので火星移住計画となる。

火星に住むためには空気と水や食料、燃料などが必要だ。
液体水素と液体酸素を運ぶ手もあるが保存性が良くないので、ならば水を運んでおいても良いだろう。
火星の凍った水を見つけて使えるようになるまで、あるいは炭酸ガスを分解する準備が整うまで、とりあえずは100t位。
水なら保存性が良いから、今から運んで放置して置いても良い。
10年あれば100tでも200tでも運べそうだ。
ただし地表で凍っていて貰わないと容器が必要だけれど。

史上最大のロケットは米国サターンであり、低軌道に120tもの重さのものを上げることが出来る。
と言っても火星まで120tの荷物を持って行けるわけではなく、おそらくその1/3位だろう。
更に火星の地表にその重さのものを下ろすためにも相当なパワーが必要だと思う。
大気が薄いので並の大きさのパラシュートでは無に等しく、減速出来ない。
火星の大気圧は地球の1/100位だったかな。

水を凍らせて落とした方が効率が良かったりして。
40tの氷の塊を火星の地表に落としたらバラバラに砕けてしまうのか、砂地に潜ってしまうのか。
周りはどの位溶けてしまうのだろう。

火星の地表に巨大なクッションを置いたら？
最初はそのクッションだけを運ぶ。
大気圧が低いから発泡性の液体なんかよく膨らむだろうなぁ→スカスカなものが出来たりして。
1kgの発泡性ウレタンは地球上で2立方メートルくらいまで膨らむのだとか。

落下の位置決めが難しそうだが、何回も使える。
激突速度をいくらかでも遅くするために巨大パラシュートも多少は有効だ。
大気圧が低いから上手く広げるのにパワーが必要かも知れない。

火星の重力は地球の約1/2.6である。