ACアダプタ

最近のACアダプタはSW電源である。
小容量のものはトランス式のものもあったのだが、それもSW電源に置き換わっている。

50Hz用のトランスは重く大きく、今や価格も高くなってしまったのかも知れない。
SW電源化して小型軽量で安定度も高くなり、そしてきっとコストだって安いのだろう。

効率はどちらが高いのか。
トランス屋に言わせるとトランスだって捨てたものでは無いよと言うかも知れないが、スイッチング電源メーカに言わせればエネルギ効率でも体積効率でもSW電源有利となっている。
トランス方式と異なり入力電圧範囲を広くできるのもメリットと言える。

トランス方式で安定化電源を組むとすると大抵はシリーズパスだから、安定化出力を得るとするとSW電源がお得だ。

SW方式でもトランスは使われているのだから、そのトランスの効率はどうなのかという話もある。
非絶縁型の電源ならばインダクタだけで構成出来るが、ACアダプタはそうは行かない。
鉄損よりもフェライトコアの方が損失が小さいとか。