ケルビンクリップ(3)

ケルビンクリップが送られてきた。
新品と表示されていたが半田付け跡のある中古だった。

新品でも中古でも使えれば良いので気にはしないが、商品説明は正しくして頂きたい。

プローブをミノムシクリップで作ったインチキケルビンクリップと交換した。
これでゼロ点は正しく取れるようになったが、ハサミ方で値が結構変わる。

1Wの抵抗のリード線の抵抗を測ってみると3cm長で1.01mΩだった。
同じ3cmの0.8φハンダを測ると10.12mΩとなった。
台湾ユアサバッテリの内部抵抗は7.12mΩと測定でき、以前にSGの低周波出力とDMMで測定した値とほぼ同じになった。

キャリブレートしたい所だが国産計測器の多くはサービスマニュアルが公開されていない。
このミリオームメータの内部を見るとAGCゲインだとかオフセットと書かれた半固定抵抗がある。
端子間電圧が一定になるようにソース電流を可変しているのだろうか。

20Ωと書かれた半固定抵抗もあるので、20Ωレンジを元に校正するとか。
校正が出来なくてもどの程度の誤差があるのかは知りたい所だ。
秋月で10mΩのチップ抵抗は売られているが、チップ抵抗をケルビンクリップで挟むのは大変だ。
10mΩなのでちょっとしたハサミ方でも誤差になる。