株価下落

ギリシャ問題、中国株式市場問題などもあり昨日は638円も日経平均株価が下げた。
中国の経済発展にも陰りが出て来て、そろそろ終わりかな。

いや、終わる終わると言われながらも株価だけは堅調だった。
しかし実態と株価の乖離が拡大しすぎたのか、一気に来た。

大借金企業であるソフトバンクにとって下部の含み益は重要だ。
アリババがアリババがとさんざん宣伝に使ったその株価も6月以降は下落傾向となっている。
ソフトバンク株価も下がっているが、一時期は636円にまでなっていたのだから今の価格で十分すぎる。

当時孫さんは強気な発言を繰り返していたが、銀行屋からソフトバンクに迎えられた笠井氏には危機感を打ち明けたそうだ。
このときの有利子負債はVodafone買収もあり約2.5兆円となっていた。
それが2013年には9兆円近くにまでふくれあがるが、このときに1兆円発言が飛び出している。
多額の有利子負債の話題を逸らし、利益1兆円を前面出す事で好調をアピールした。
アリババは上場で含み益はがっぽり、ゲーム会社やスーパーセル買収もうまく行っていた。
ただ一つスプリントだけは鳴かず飛ばずどころか重荷になっていて、孫さんはネットワーク整備は完了した、ソフトバンク的手法で急速に改善したと語った。
しかし実際には口から出任せで、その後ネットワークの専門家を米国に送ったなどと話が前後するような矛盾を見せた。

そして1兆円からの下方修正、あれだけ自慢していた1兆円も瞬間最大値だったのかと笑われる事になる。
今まで宣伝に使いまくってきた純増数も地に落ちてしまった。
とは言っても株価が今の半分になっても何とか持ちこたえられそうだ。
現状での自己資本比率は18%台でありドコモ(76%)やKDDI(61%)に比較すれば相当貧弱であるが、今すぐ危険と言うほどのものでもない。