電動キャリーケースレース

バッテリとモータを仕込んだ電動アシストキャリーケースが人気だ。
ちょっとした旅行や出張、ビジネス用途などで人気のキャリーケースである。

一時期これが駅のホームなどでの歩行を妨害したり他人との接触などで問題になった。
更にモータ付きとなると反発派も増えそうなのだが、見た目は通常のキャリーケースと余り変わらない。
モータは数十ワットの出力で数十WhのLi-ionバッテリが搭載され、質量は4〜5kgとなっている。
これに荷物を入れて階段を持って上がるのは大変そうだが、大抵の場所にはエスカレータやエレベータがある。

この電動アシストカートを改造してレースが行われる。
モータ出力は最大500Wにまで高められ、キャリーケースの中はバッテリで埋め尽くされている。
キャリーケースに引かれて走る人間はローラースケートやスケートボードなどに乗る。

ストレートコースでの最高速度は空気抵抗などのためもあって60km/h程度でしかないが、見所はそのコーナリングだ。
ローラースケートの選手は腰を低く落としたスタイルで、スケートボードの選手は思いっきりイン側に体を傾けてコーナーを疾走する。
決勝戦は本日15時から、お台場特設コースで行われる。