尾畠春夫さん、静岡県の放送局にやられる

スーパーボランティアと話題の尾畠春夫さんが徒歩旅を断念した。
尾畠さんの行く先々に人が現れ、車が違法駐車する。

尾畠さんを一目見ようと詰めかける人々をマスコミは連日報道する。
静岡県内を歩いていた時は夕方のニュースでかなりの時間を使って報道していた。
何しろ地方局はニュースがない。
番組内でアナウンサーがCMをやったり、食べ物屋の紹介をしたり、中央局では滅多に見かけなくなった芸能人がコメントをしたりしている。
そんな状況なので尾畠さんの行動を追うのは時間つぶしにもってこいだったのだ。
尾畠さんが迷惑がろうが何だろうが関係はない。
今日はここを通った、明日はここを通る予定だと煽る。
結局静岡の各放送局に邪魔された格好となり、浜松市で徒歩旅を断念せざるを得なくなった。

「私は来てくれた人が悪いとか、なんだかんだじゃないんです。総合的に見て“交通事故になるな”と思ったから。人の命にはかえられないから。幼い子ども、高齢者の命にしても。もう、今回はこれで打ち切ろうと思いやめました」

来てくれた人が悪いのではない、その行動から何からをニュースで取り上げ続けたTV局が悪いのだ。

尾畠さんは東京から大分まで徒歩で帰る計画を立て実行した。
しかし東京や神奈川県でこんなに大騒ぎになったのだろうか？
何故静岡県で計画を中止せざるを得なかったのか？
静岡県のローカル放送局はこの事をよく考えて頂きたい。