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海水水槽:鉄剤の添加とリン酸値の推移


  • Posted by: F&F
  • 2019年4月15日 11:09

KENTのフェリオンを添加すると翌日にも鉄が検出された。
翠水の二価の鉄(酸化鉄(II)の事ではなく「二価の鉄」が商品名になっている、非常に紛らわしい名称の添加剤)のみを添加しても鉄濃度は上がらなかった。

翠水の二価の鉄を一度に添加すると水槽が白濁すると共にリン酸値が減少する事は確認した。
添加前に0.138ppmだったリン酸値が、翠水の二価の鉄を20ml添加した30分後には0.058ppmまで減少したが4時間後には0.086ppmに増加した。これにより翠水の二価の鉄でリン酸が減少するのは確かめられた。
ただし240リットルの総水量の水槽に対して20mlの翠水の二価の鉄を添加すると、水槽水は白濁する。

そこで翠水の二価の鉄の4倍希釈液をドージングポンプで30ml/Dayの添加(原液換算7.5ml添加)を行っている。
3秒稼働で約21マイクロリットルを添加し、57秒休止のサイクルだ。
翠水の二価の鉄は強酸性なので一度に入れるとpHが下がるが、微量ずつの添加であれば大丈夫で白濁も起きないし鉄濃度も上がる。

この添加量でリン酸値がコントロールできるのかを確かめる。
まずはバイオペレットリアクタと翠水の二価の鉄の添加を停止する。
バイオペレットリアクタ稼働、翠水の二価の鉄添加時のリン酸値は0.107ppm、鉄濃度は0.07ppmだった。
バイオペレットリアクタと翠水の二価の鉄の添加を中止した翌日のリン酸値は0.147ppm、鉄濃度は0.05ppmだった。
バイオペレットリアクタを停止したまま翠水の二価の鉄を添加した翌日のリン酸値は0.110ppm、鉄濃度は0.07ppmになった。
バイオペレットリアクタ再稼働、翠水の二価の鉄添加時のリン酸値は0.098ppm、鉄濃度は0.07ppmだった。

バイオペレットによるリン酸処理は多少行われているとは思うが、鉄の添加だけでもリン酸はコントロールできる感じがする。

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