少女誘拐軟禁とSNSの関係

少女誘拐などで何人もが逮捕された。
TVではSNSが諸悪の根源みたいな報道がされている。

携帯電話が普及し始めた頃に何度か書いているが、臭いものに蓋をするような事で問題は解決しない。
フィルタリングしましょうと呼びかけて悪を見せない、携帯電話の所持すら禁止する学校もあった。
Aという悪があったらAをフィルタでリジェクトする。
するとBという新たな悪が生まれる。
当たり前の事だ。

様々なネット犯罪が増え続ける事は容易に予想できたことであり、悪を悪として教える事が必要だったのだ。
こういうメールが来たらどう対処すれば良いのか、こういう書き込みがあったらどうするべきなのかを教える。
淫行や盗撮などスケベ教員が逮捕されるケースは多く、表沙汰にならないまでも1校に一人はそんな教員が居るとまで言われる。
つまり、そうした悪のサンプルが学校に居るのだから実線に沿った教育が出来るではないか。
教委としては、そうしたスケベ教員を表に出さないためにフィルタリングだ何だと言っているだけだったのか。
こんな人間には注意しましょう、美味しい言葉のメールを送ってくる大人に注意しましょうと指導したら、あ、これって○○先生じゃん！となってしまう。

当時はGreeだとかMixiが出会いの場として利用されていた。
Mixiは出会い目的のアクセスがなければアクティビティが落ちるとさえ言っていた。
当然フィルタリングの対象になるべきだったわけだがそうは行かなかった。

フィルタリングが必要なのは、むしろ特殊詐欺だ。
何故特殊詐欺犯が電話回線を引けるのか。
最近では海外経由での詐欺電話も増えているが、発信元がある以上摘発は簡単だ。
携帯電話を使ったところで、位置情報があるのだからすぐにその場所が特定出来る。
Googleに聞けばすぐ分かる。
その人間が何時に起きてどういう行動を取って今どこに居るのかも、Googleは知っている。

確かに誘拐犯を捕まえれば手当が出る。
しかし特殊詐欺犯を捕まえても警官は手当を貰えない。
腐った教委は腐った教員を生み、マトモな教師は私立校や進学塾に職を変えていく。
韓国語は教えるが国歌は歌わないという教育が、公立小中学校のあり方なのだろうか？

少子化対策は子供に対してカネをばらまく事ではない。
日本の国に対して明るい未来を夢見る事が出来るような社会であり、未来を作る教育を行う必要がある。