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電気柵用CDIを改善する


  • Posted by: F&F
  • 2019年12月21日 12:12

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リーク対策、リークの方を対策するのは難しいので電源を強化する。
リークがあるのは仕方が無いし電線と地表間の容量も取り去る事は出来ない。

市販の電気柵用電源は、最近ではコンデンサディスチャージ(CapacitorDischarge)方式が多い。
CD方式だと故障モードにかかわらず連続放電が起きないからではないか。
高圧もパルスになるので、この点でも柵への電圧印加時間が短い。

市販電気柵用電源のCD部分のコンデンサ容量は4μF前後になっている。
コンデンサ容量を増やすと放電時間も多少は長くなるが、放電電流が増える(出力インピーダンスが下がったように見える)のでリークに強くなる。

最大放電電圧(開放電圧)はコンデンサ容量では変化しない。
CDIのコンデンサ容量は0.68μFである。
これに約2μFを追加して合計容量を公称3.62μFに増やしてみた。
出力電圧が、0.68μF時には電気柵を接続した状態で約-8kVだった。
3.62μFに増やすと電気柵を接続した状態で約-14kVになった。
放電時間も多少延びて310μsだった。
雨天時や高湿時にはリークが増えるので電圧は下がる。
市販の電気柵用電源が柵接続状態で10kV前後の実力らしいので、まあ良い感じではないかと思う。
現在は乾燥状態&草も茂っていない、言わば理想的状態だ。
柵の電圧が4kV以下では効果がないと言われる。

これによってノップ碍子の割れている所で放電が起きた。
中古碍子を買ったので欠けているものがあったのだが、そのまま使っていた。
0.68μFの時には放電は起きなかったのだが、3.68μFにすると欠けている部分から中央のネジに向かって火花が飛んだ。
これは欠けのないもの(未だ余っている)に交換してOKとなった。

もう一つ、PC用のスピーカーに小さなノイズが入る事が分かった。
チッ、チッ、みたいな。
かなり小さな音なので最初は気づかなかった。



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