- 2020年2月 5日 13:10
オーストラリアの森林火災に於いて、ウォンバットが地中に作った複雑な経路の穴が小動物のシェルターとなったそうだ。
ウォンバットが他の動物のために、みたいな表現も見受けられるがそうとも言えない。
小動物達はウォンバットの巣穴の存在を知っているのが普通だそうで、しかし通常そこには足を踏み入れない。
ウォンバットに食われることは無いかも知れないが、侵入してきた外敵を追い出そうとするのが普通だからだ。
しかしウォンバットの巣穴以外に行き先を失った小動物はそこ穴に入った。
ウォンバットの巣穴は100m以上の長さになることもあり、小動物が入ってきたとしても鉢合わせすることは少ないとみられる。
動物も非常時には互いに争うことよりも自らの命を守るようになる。
したがって普段は仲の悪い動物同士であっても、森林火災など非常時には相手にかまっていられないとなる。
これを見た人間が「ウォンバットが他の動物を自分の巣穴に招き入れ、命を救った」と言ったわけだ。
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