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海水水槽:45cmキューブ水槽で海水魚は可能か?


  • Posted by: F&F
  • 2020年2月23日 12:14

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水槽が大きければ水量が多く、水温や塩分濃度の変化が穏やかになるので飼育は楽になる。
一方で水量が多いと水槽は重くなり、機材も大型のものが必要になる。

キューブ水槽は小型で見栄えも良いと言うこと、水が入った状態でも移動が可能な重さと言う事で人気が高い。
オールインワン、このセットを買えば後は底砂やライブロック・生体などを入れるだけで良いというRedSeaのMAX nanoも45cmの水槽だ。
Reeferは水槽とサンプ槽だけのセットである。
いずれもオーバーフロー水槽なので水量は多い。

水槽単体だとこんな感じだ。
60cm規格水槽なら4千円くらいで買えるのに、キューブ水槽は割高である。
キューブ水槽でもオーバーフロータイプはあるが、だったらMAX nanoなどオールインワンの方が見栄えが良い。

45cm水槽にハイタイプを選んだのはモナコシステムはどうかなと思ったからだ。
モナコシステムは明確な濾過装置もプロテインスキマーも付けない。
水槽最下部にはプレナムを設ける。
ちょうど底面濾過の通水域のような感じだ。
その上に10cm〜15cmの厚さで底砂を入れる。
プレナム域が硫化水素の発生を抑止する。

横浜時代は底面ヒーターを併用してプレナム域に多少の循環通水を狙った。
パイプを通してプレナム域のORPも測れるようにした。
全くいじれない止水域より、水の移動が可能な方が自由度がある。

モナコシステムに必要なのは温度調整装置とエアレーションだけだ。
プロテインスキマーがないので水槽内でエアレーションする必要がある。
勿論スキマーを使っても良いし、水槽内でエアレーションするより飛沫が飛ばないなどメリットもある。
スキマーはQQ1あたりが安くて能力もある。
中国から買えば5千円くらいだが、国内で買うと2万円になる。
小型のヒーターならスキマーの中か吸排出口あたりに付ければ目立たない。
あとはライブロックを入れ、生体を入れれば完成である。

オーバーフロー水槽でベルリンシステムにする方が自由度が大きいのだが、モナコは機材が少なくて済む。
厚い底砂で硝酸還元を狙うのだが、硝酸塩は炭素源投入で下げることが出来る。
そういう意味では余り神経質にならなくても水質は維持出来そうだ。

ただリン酸値などを下げるのは(吸着剤を入れるところがないので)難しそうである。
QQ1を使うと消泡スポンジがあるので、少量ならその代わりに入れられる。
リン酸吸着効果を謳うマメカルシウムサンドなどはどうなんだろう。

クマノミなどは15℃以下から30℃以上でも耐える(伊豆半島周辺の海域にも生息している)。
チョウチョウウオも適用温度範囲が広く、アケボノチョウやミゾレチョウは飼育しやすい。
ただ水槽内でも10cm位の大きさになるので、45cm水槽ではちょっと狭苦しいかも。
チョウチョウウオはサンゴを突くので、珊瑚水槽に入れることは出来ない。

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