- 2020年5月 5日 12:07
写真上はKEITHLEYの2000であり、下はhpの34461Aだ。
ソースは定電圧電源を使用した。
KEITHLEYの10Vレンジに於ける誤差は、環境温度23℃±1℃であれば読み値±15ppm、23℃±5℃/キャリブレーション後1年のドリフトを含んで±30ppmとある。
hpの34461Aは全てのレンジで±35ppmの誤差だ。
10Vを計測した時に最低桁は10μVとなる。
つまり±10ppmの誤差は±10μVであり、写真では両方のDMMの読み値が1異なるので10ppmの誤差があると読むことが出来る。
これは両方のDMMの仕様を考えれば、仕様外の誤差はないと思える。
ただし基準電源を使って測っているわけではないので、両方のDMMが同じようにずれている可能性もゼロではない。
使った感じの違いは、KEITHLEYはサンプリングレートがかなり速い。
hpはさほど速いとは感じない。
周波数はどちらも300KHzまで測れる事になっている。
実際に計測してみると、どちらも1MHzまで計測出来た。
KEITHLEYは1MHzを超えるとOverFlow表示となり、hpは1.2MHzあたりまで計測出来た。
表示更新速度はDC電圧測定時とは逆にhpの方がかなり高速、さらに周波数表示制度も高かった。
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