住み替えへの道(16)


3月13日に引っ越して、現在借りている駐車場の期限である3月末日までに外構、特に駐車スペースが完成するかどうかが危ぶまれていたが、外構屋の努力もあって何とか31日に車を入れられるようになった。
駐車スペースは間口6mのカーポートと電動ゲートとインターロッキング仕上げとなっているが、実はゲートをハイルーフ用にしたかったのだ。
ノーマル高さのものだとA160の屋根がギリギリである。
これをハイルーフタイプにすればかなり寸法余裕度が得られるが、その代わりカーポートの方も高さを上げなければいけない。
(そうするとリビング掃き出しの上にカーポートの屋根が来るので目障りでは無くなって良いが)
しかしそうすると隣家に対する圧迫感も相当なものになり、ウチの北側いっぱい(つまりお隣さんの南側ですな)に設置されたカーポートの屋根は邪魔な存在になると言うことだ。
もちろんこんな事を気にしない人もいるとは思うし、もしかしたらウチの南側の家はハイルーフタイプ(所有車がパジェロだそうでディーゼルだったらイヤだな)のカーポートを立てるかも知れないが、やはり住宅密集地なのでその辺りは自分としては考えたいと思った次第だ。
電動カーゲートは作動音も極めて小さく、動作も素早いので電動化して正解だった。
SLA160を入れてみたがSLの大きなドアも十分開くだけの余裕があった。
小型車+軽自動車2台でもギッシリ(中古車展示場のように)詰めれば駐車できそうである。
駐車のしやすさはSLの方が上だ。
A160はFF(前輪駆動)なので最小回転半径が大きく、全長は短いくせに取り回しにくい。
A160は右ハンドルなので車庫の前から見て右側にバックで入れ、SLは左ハンドルなので左側に入れれば双方ともドアは中央の開いたスペース側になる。
A160側は助手席側のドアを開けても花壇(上の写真の花が写っているところ)側には出られる。
クーラの室外機は非常に邪魔な存在で、2台は北側に設置した。
なのでこの写真に写っているものも配管を延長して北側に設置することも十分可能なのだが、4台の室外機が全部北側に集まるとやはりお隣さんにとっては迷惑だろう。
それでなくても給湯器や床暖房の室外機が北側には集中している。
家の東側に持っていく手もあるが、配管が相当長くなるので効率の点から好ましくない。
引っ越し時からしばらくは家の周りは泥の状態で、玄関まで歩いてくる間に靴が重くなっちゃうほど泥が付くこともあった。
玄関は泥だらけで掃除する気にもならず、犬は可哀想なので板を敷いてやって、その上で寝ていた。
インターロッキングの前処理?として砂利などが敷かれたのが10日ほど前だろうか。
砂利を敷いたときに一旦固めて、養生期間をおいた後で再度地均しが行われた。
その後で砂が数センチの厚さで敷かれて、その上に石が敷き詰められると言うわけだ。
石は車を乗せることを考えて厚い物にして貰った。
インターロッキング屋?が「これならトラックが乗っても大丈夫」と言って、クレーン車と共(大量の石はクレーンで下ろす)に運んできたのだ。
インターロッキングの工事自体は2日ほどで完了した。
石を敷き詰めた後は白い砂をスキマに入れて、上から振動を与える機械で砂を詰めていく。
横浜では公道の歩道が一部この工法で造られている場所があるが、歩道に車を停めるヤツが多い場所では石が割れてしまっているところが多い。
歩道の石は40cm角位で厚みも薄いから割れ易いんだろうな。
その他、玄関部分は石調のブロックで作ってもらった。
インターロッキングの色とも違和感無く出来ていると思うが如何だろうか。
ちなみに写真は工事中のもので門扉は外してあり、門灯用の配線も露出している。

高耐久住宅は基礎の高さがあるので、その部分にも石を張り付けた。
ちょっと緑がかった灰色の細長い石なのだが、これがあると無いとでは随分見栄えが違う。
通常のモルタル仕上げだとだんだん薄汚れてくるわけで、こんな所は掃除などしないから最初から汚れが目立たないようにしてみたのだ。
通気口の内側にも石が貼られていて見栄えはかなり良い。

犬のいる場所は和室の前になり、そこはコンクリートを敷いた上に砂利を乗せた。
下にコンクリートを敷いたのは犬が掘り返せないようにするためと、土の上に乗せた砂利はやがて沈んでしまうと思ったからだ。
砂利はたいした厚さではないが犬もコンクリートの上よりは砂利の上の方が良いだろう。
水はけも良いしね。
それ以外の部分はコンクリートで固めた。
特に荷重がかかるところではないので鉄筋は入っていない。
水勾配は付けてはあるが、北側などの日の当たらないところはコンクリート上にコケなどが生えるに違いない。
で、北側にある勝手口の階段(基礎の高さの分を登りやすくするため)部にはタイルを貼った。
これだと掃除も楽である。
犬小屋の近くと家の北側には地中収納ケースを埋めて貰った。
これが意外に容量が多くて便利なのだ。
蓋の部分は人が乗っても壊れない耐荷重性があり、埋めてしまうので目立たないから外物置が置けないような狭いスペースにはピッタリである。
北側にはお隣の塀(竹製)があり、そこを犬が掘らないようにこちら側にはブロックを3段積んだ。
犬が出てこない場所のブロックは2段として、いずれも普通のブロックである。
家の南側から玄関にかけては化粧ブロックをフンパツした。
塀の上にはアルミフェンスを乗せるが、これも犬の毛が飛ばないようにいわゆるクローズドタイプを選んだ。