GPS付きレーダ探知機を買う


久々にレーダ探知機を買ってみた。
とは言っても、今まで使用していたものに不満があるわけでは

なく、単に2年半前のこちらとの相違が見たかったに過ぎない。

と書いたのが2年前の1998年だった。

そして今2000年の10月も終わろうとしている今、又新たなレーダ探知機を買ってみた。

と書いてから1年以上が過ぎた。
そこでまたレーダ探知機を買ってみた(笑)前回購入したものがなかなか良い出来だったので、今回も同メーカのGPS付きのものにした。
これはGPS受信機によって、予め内部にセットされているオービス設置ポイントで警報を出そうと言うもの。
これならばループコイル式でも何でも警報を出す事が出来る。
GPS機能搭載機はマルハマなど他のメーカも出しているし、内部のオービスマップ(データ)の書き換えが行えるようになっているものもある(但し有料)ユピテルのRGP-10Nは外部からの書き換え機能はないが、後から自分でセットはする事が出来る。
(メーカ送りで書き換えは可能かも知れない)

ユピテルで気に入っていた所は、オルタネータノイズからエンジン回転数を検知し、非アイドリング時間を計って自動的に感度を切り替える機能だった。
これはこれでなかなか上手く働いていたのだが、このRGP-10Nにはその機能がない。
いや、正確にはその機能はあるのだが、オルタネータノイズを元にしているのではなく探知機の振動を検知する方法に変わったのだ。
これはおそらく同シリーズにあるコードレス(太陽電池が付いている)タイプと回路を同じにする為だろう。
コードレスタイプではオルタネータノイズを取る事が出来ない(コードレスだから)ので、振動検知は必然と言える。
が、この振動検知がくせ者である。
確かに振動周波数分布を調べれば車両速度の大まかな値が解るのかも知れない。
でもそんな事はしていないご様子。
単に振動スイッチだけが付いているのでは無かろうか。
と、思うほどに出来が宜しくない。
振動の多い(つまり舗装が良好でない)道路を走った場合は早々に最高感度に切り替わるが、平らな路面を静かに走っているとアイドル状態と間違えてくれたりする。
コスト最優先の設計思想は解るのだが、コードレスモデルとの共通化に力が入りすぎたというかコードレスモデル主体の設計なのかと感じる部分である。
ただ、まったく動作しないかと言えば決してそんな事はない。
高速道路ではちゃんと高感度モードになってはくれるが、A-160のような横置き4気筒車ではアイドル振動で誤動作する場合がある。
せっかくGPS機能を搭載しているのだから、走行速度は計算出来るはずなんだけど。

何故これを使わないのだろうか。
現にこの方式でロースピードキャンセルを行っている探知機もあるのに。
振動センサにしろオルタネータノイズにしろ、衛星が捕捉出来ない時に補助的に利用するなら話は解るのだが、ちょっと頭が足りないと言わざるをえない。
それとも自社保有の特許に拘りすぎているのだろうか。
もう一つ不満点がある。
それはLEDが点滅表示だと言うこと。
これもコードレスモデルでは電源供給量にリミットがあるので、いくらかでも消費電力を押さえたいという設計思想なのだろう。
でもこれ、点滅しているから目立ちはするが見にくい事この上ない。
例えばこうして時を点滅させたら、目立つだろうが読みにくいだろう。

特に夜間は気になって仕方がない。
設置場所をサンバイザーの辺り、つまり上の方に出来ればまだ良いのだが、GPSアンテナの関係でダッシュボード上に置かなければならないからイヤでも目に入ってくる。
オマケに本体が銀色と来ているから、フロントガラスに映り込んで視界の邪魔になる。
と言う訳で、第一印象としては余り良くないレーダ探知機なのだ。
GPS警報は一般道用と高速道路用の切り替えが付いているが、これも感度設定によって動作が異なってくる。
この辺りも一体どれにセットすればいいのか(自動感度切り替えとの兼ね合いで)、良く解らない。
色々な設定があるのも良いのかも知れないが、設定しなければいけないと言う事は機能自体が完全ではないと言う事だろう。
感度だが、こちらのモデルに比較すると劣るようである。
探知距離にして3割程度は違うだろうか。
だいたいそんな印象だ。
GPS受信部の局発が妨害している(GPS受信機で干渉を起こす探知機もある)のか、詰め込みすぎでRF部にノイズでも乗るのか。
実用感度は探知機を二台並べて距離を測定してみればいいのだが、RGP-10Nの方が干渉を受けてしまって鳴りっぱなしになってしまうのだ。
ちなみにこの状況でもRE571Nは知らん顔して正しく動作している。
反対に、GPSによる警報はなかなかうまく動作する。
と言うか動作するのが当たり前なのだが、ループコイル式の自動取り締まり機を警告してくれるのはちょっと目新しくて面白い。


高速道路上でもGPS機能はそこそこ働く。
いや、そこそこと言うよりちゃんと働く(笑)衛星捕捉までの時間は数十秒〜数分である。
トンネルから出た直後などでも、意外に早く捕捉してくれる。
なので、受信機能自体は良好なのだ。
問題はオービスマップの方である。
東北道を走ってみたのだが、福島以北の下り線のオービスが場所によってはマップにない様子。
決して新設のものではないだけに、これは手抜きと言わざるを得ない。
最初は測位エラーかとも思ったが、そこのポイントを手動でマッピングすると次回通過時にはちゃんと警報を発してくれるので、単にオービスマップの抜けではないかと思う。
他の、つまりちゃんとマップにあるオービスに関しての動作は良好だ。
1Km手前と500m手前で警報(音声)が鳴り、進行方向反対側のオービスには反応しない。
ただし横から接近した場合には、上り線/下り線共に警報が鳴る。
この辺りのロジックが正しく出来ているのに、GPS側から速度信号が得られなかったりオービスマップが雑だというのはどういう事だろうか。
もしかしてGPS機能部はどこかから買っていて組み合わせているだけなのかも。

写真右側がX/Kバンドの受信部、左側の四角いもの(誘電体アンテナ)がGPSレシーバである。
ロジック系は裏面に実装されている。

X/Kバンド受信部(局発の額ヘテロダインと高調波を利用しただけで2バンド受信が出来る)には偏波面を乱す為だと思われる、ガラスエポキシ基板に小さなパターンを乗せたものがホーンアンテナに蓋をするように実装されている。
これは特別変わったものではなく、他の受信機でも見られる。

FURUNOというのがメーカだろう。
カーナビなどでは誘電体アンテナ裏面にLNAを組むのだが、これもそう言う構造なのだろうか。
この基板の下は基板とほぼ同寸法のシールドケースである。
つまり、このアンテナ部とその下のはこの中にGPSレシーバの全てが入っていると言う事だ。