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過去の雑記置き場


交信開始時間とは?(12/1)
ラジコン戦車のギアボックス(12/2)
デリカ海苔(12/3)
00000JAPAN(12/4)
自動運転タクシー(12/5)
減りゆく公衆電話(12/6)
ディジタル通信(12/7)
配信者Y氏(12/8)
犯罪癖は直らないのか?(12/9)
高いアンテナは憧れだった(12/10)
ヒョンデは売れていない(12/11)
捨てることの出来ないゴミ(12/12)
狙われる金属(12/13)
マンションの寿命(12/14)
セキュリティ確保の苦労(12/15)
等差数列はランダムの一種(12/16)
サポートコストの削減(12/17)
ゲーム専用機(12/18)
任意保険加入率(12/19)
UWB測位(12/20)
単身世帯の食費(12/21)
ゴミ問題と観光客(12/22)
タッチ決済普及率5割に近づく(12/23)
配信者K氏の場合(12/24)
タクシー料金(12/25)
竹細工(12/26)
ポイント加算はちょっと面倒(12/27)
夢を見た話(12/28)
未来は明るいか?(12/29)
ネコの話(12/30)
今年も終わり(12/31)


VC
今年も終わり(12/31)
◆ 今年はコロナウイルス感染も少し落ち着いたというか、実際には感染者数が増えているのだけれど行動制限などの撤廃で観光地に人が増えた。伊豆半島は観光が一つの産業なので、熱海に人が戻ってきたとニュースにもなった。

◆ LGBT云々もあった。これってあえて言う事なのかなと思わないでもない。男性でも女性でも、人間としての存在が尊重されれば、それでいいのではないのだろうか。婚姻などの自由に関してはシステムの問題なので、同性同士が婚姻されて扶養控除を受けるのは気に入らないと財務省は言うのかも知れない。

◆ ホストに狂った女性を保護すべきみたいな話もあったが、ホステスに狂ったおっさんは保護されないのかな。女性だから、男性だからと区別する事自体が差別の発端になる。色々な書類に性別欄があるが、あれってなぜ必要なのだろう?海外の書類では男性と女性に加えてその他の欄が設けられていたりする。

◆ 性別によって掛け金の異なる生命保険などは性別を明確にする必要があると思うが、その性別とはいったい何を基準に誰が決めるのか。動物的なオスかメスかで決めるならそう規定すれば良いし、こうすると私は女だと強く主張するひげ面のおっさんが、女湯に入っていく事も防げそうだ。

◆ 来年以降開始される増税も激しいものがある。岸田政権はそう長持ちはしないだろうが、決められた増税案は次の総理に引き継がれて実行される。次期総理は、これは岸田政権時代に決まったものだからと言って、国民負担を増やすだろう。年金問題や保険問題など、さらには物価上昇も相まって国民の生活は厳しさを増す。

◆ 生活保護世帯並みに暮らそうと思うとかなり稼がなければならず、稼ぐのをやめてしまう若者が増えるのを、一方的には責められない気もする。30年前の日本には元気があったのに、いったん落ち始めると回復がいかに難しいかが分かる。

◆ 米国のように減税などと資金供給量の増加を組み合わせれば何とかなったのだろうが、安倍政権時代には2度の消費税増税があったのだから景気が回復しなくても当然というか、景気回復を阻止しているかのような施策ではないか。これだって過去に決まった増税を実施しただけだとなる訳で、岸田政権による国民負担増計画は将来にわたって国民を苦しめる事になる。

◆ 今年は暑い日が続いた。記録を塗り替えるような夏場の高温、10月になっても気温は下がらず、11月半ばにも夏日を記録するところがあるなどした。予報では暖冬となっているが、果たしてどうなのか。エルニーニョは収まるのかどうか?これが続けば来年も又暑い夏になるかも知れない。

◆ 大きな台風は静岡県に来なかった。台風の発生数自体も少なかった。毎年のようにどこかで起きる水害はあったものの、夏の気象としては比較的穏やかだったと言えるのではないだろうか。今年は鳥インフルエンザの大発生で鶏卵価格が上がり、円安による飼料の値上げなどもあり鶏卵価格は高値安定となった。

◆ 鳥インフルエンザの早期の流行は、年初からの記録的高温によるところも大きいと言われる。渡り鳥の移動時期が例年と異なり、鳥インフルエンザが大流行した。その一方で1月の末近くには記録的低温となり、水道管の凍結などが相次いだ。その後3月には東京で夏日を記録するなど、暑い夏に向けての序章が始まったのである。


ネコの話(12/30)
◆ 久しぶりにネコを増やしたのはBlogにも書いているとおりである。子猫を育てるのは何かと気を遣うのだが、キャットフードさえ食べてくれれば安心は出来る。ネコを連れて帰ってくると、ネコにとっては全く知らない部屋に置かれることになる。今までは親猫だとか兄弟ネコがいたのに、たった一匹なのだ。

◆ で、ネコは緊張するし怖がるしで餌を食べなくなる。それが1日経過し、2日経過すると徐々に慣れてきて普段の生活を取り戻す訳だ。今は規制によって57日齢以上でなければ販売出来ないのだが、以前はこうした規定はなかった。

◆ 飼い主に早く慣れさせるという点では若いネコの方が良いという考え方もあるのだが、私は生まれてあまり日の経っていないネコはお勧めしない。餌の与え方や環境や温度などにも敏感な子猫は、やはり親の側で育てた方が良いからだ。生まれて4ヶ月位すると一人前、いや一匹前になってくるので、この頃迎えるようにするのが何かと手がかからない。

◆ 別荘地の中に猫が何匹かいて、以前はそれらの猫を世話している方がいた。しかし引っ越しをされてしまったので、どうやらネコたちは腹を減らしているようなのだ。うちの近くにも来るので見かけたら餌をあげるようにしているのだが、私には懐いていないので近寄ろうとすると逃げてしまう。

◆ 今のところネコは3匹来ていて、白いボディーの何カ所かに黒いブチのあるネコ(何度か書いているシロクロではない)真っ黒いネコは少なくとも2匹いるのだが、その中の小さい方の黒猫、そしてキジ柄の太ったネコである。余程お腹が空いているのか、山盛りにして与えたキャットフードを全部食べてしまった。

◆ 世話をしている方がいた頃は、その方が飼っているネコと一緒に地域ネコ(耳カットのネコもいる)にも餌を与えていた。その方は缶詰を与えていたようで、開封した缶が置かれているのを何度か見た。缶詰は食べは良いのだが栄養価が低いので、缶詰だけで育てると栄養が偏ってしまう。

◆ これから寒い時期になるのだが、別荘地のネコたちはどこで寝ているのだろう。発泡スチロールの箱などでネコ巣を作ってあげることは簡単なのだが、外猫はたぶん狭い箱には入らないと思う。入り口が一つだけだと、そこを外的に塞がれると出られなくなる。タヌキとネコが戦うのかどうかは分からないが、大きな猫の声がする事もあるし道路に猫の毛が沢山落ちていることもあった。

◆ ネコは側溝に入っていることが多いのだが、タヌキも入るんだなぁ、側溝に。オープンになっているU字溝の場所なら良いが、パイプの中で出会っちゃったらどうするんだろう?猫と狸、どちらが足は速いのかな。タヌキは足が短い感じがするが、野生動物だから意外に俊敏かも。

◆ 野生の猫の寿命は短く、数年なのだそうだ。室内飼いしているネコは20年近く生きるものもいる。外にいるネコは外敵と戦って怪我をしたり、病気になったり、餌が十分に摂れなかったりと、かなり過酷な環境にいる訳だ。勿論それはタヌキや鹿だって同じなのだが、ネコ自体が愛玩動物として改良されてきた歴史もあり、野性味は失われている。

◆ メインクーンは賢いネコだと言われる。うちのメインクーンは呼べば返事をするのだが、呼び寄せても来る訳ではない。(食事を)"待て"も分かるし、"お手"も出来る。だから呼ばれていることは分かっているのだろうが、用事がないから行かないよ、みたいな感じかも。だって餌をちらつかせて呼べばすっ飛んでくるのだから。


未来は明るいか?(12/29)
◆ 少し前の調査だがBIGLOBEによれば74.6%の若年層(18歳から24歳)が、日本社会の未来に希望を感じていないと回答したそうだ。最も希望を感じている世代は25歳から29歳の32.8%なので、この世代では1/3位の人が日本の将来を楽観視している事になる。

◆ 以前にも書いたとおり平成不況を考えると、今の若者は好景気を知らない。生活面その他で現実的な今を生きている30代となると、将来に希望を見る人の割合は16%しかない。若者にはまだ夢を見る機会があるが、結婚だとか子育てあるいは自分の将来について考えざるを得ない30代の厳しさというか絶望感が分かる。

◆ 日本が良くなっていると思うかの問いに対しては、年代によらず良くなっていないと答える人が増える。好景気を経験している60代では86%の人が良くなっているとは思わないと回答していて、これは30代でも84%であり、平成不況による可処分所得の減少が多くの世代を苦しめている事が分かる。

◆ 若年層で経済格差や社会的格差に不公平感を感じている割合が多く、18歳から24歳では74%が不公平だと感じると回答している。安倍政権による格差拡大政策が続いた結果として、様々な点で偏りが大きくなった事が原因だろう。景気が良い時代であれば格差拡大政策は誤りだとはいえず、格差拡大の政策をとったとしても、多くの人々は高所得を目指して行くような感じになる。努力によって成功を勝ち取る自信と希望が生まれるからだ。

◆ しかし不景気から脱出できないとこれは反対に作用する。高額所得者減税と最低課税賃金額の低下は、弱いものをより痛め付ける結果となる。消費税の逆進性などが言われるが、所得税も含めて低額所得者に厳しい政策をとったのだから仕方が無い。

◆ 今年はLGBT関連の色々な議論が行われた。個人的には平等平等と言っている事自体が不平等なのではないかと思う。その人がどう生きようがその人の自由であると尊重されれば、男女間の格差はあまり関係が無くなる。男女では動物的な違いがある訳で、それを一緒にしようとする事には無理がある。しかし男だからとか女だからと言う事ではなく、人間としての人格が尊重されればいい話ではないのか。

◆ 若年層ではジェンダーギャップに関しても37.5%の人が不満を述べている。このあたりは爺さん議員が去らない限りは解消しないだろう。セクハラ発言とか差別発言を堂々と繰り広げる人たちは、たぶん何を言っても理解はしてくれない。同性婚は生産性がないから駄目だ、単に配偶者控除を受けるだけじゃないかという財務省の役人も癌そのものである。

◆ 岸田政権は長くは続かないだろうが、決まったことは実行される。社会保険料の増額その他にしても、少子化対策でカネがないから扶養控除を改悪するとか、次の総理は「岸田政権時代に決まったこと」として実行するだろう。自民党が選挙で負けたところで、決まったことを再協議する勇気など誰にもないのではないのか。

◆ そうした世界を見てきた若者として、日本の将来を悲観するのは当然だといえる。勇気と実力のある若い人は、技術でも経済でも先進国と言われる海外に出て頑張って欲しいと思うし、それしか道がない気がする。それは私が若い頃から同じであって、でも昔は景気の良い時期もあった。何しろ銀行金利が7%とか8%だった訳で、勿論その分住宅ローンの金利もものすごくて、最初に住宅を買った時は4千万円ほどを借りて返済総額は1億円を超えていた。それでもカネを借りられたのは、今日より明日がきっと良くなると思えたからに他ならない。


夢を見た話(12/28)
◆ 夢を見てもそれを覚えている事は少ない。何かインパクトのある事であれば覚えているが、それでも日が経てば忘れてしまう。その日の朝方に見た夢には亡くなった知人が出てきた。目が覚めてから思ったのだが、彼が亡くなったのは12年前の今頃の季節ではなかったっけ。いや、命日も覚えていないという自分はへっぽこだなと思ったが、もはや調べる事も出来ない。友人知人に電話でもすれば分かる事だけれど。

◆ 夢の中で私は、彼が既に亡くなっている事を認識していて、向こうの世界はどうなの?みたいな質問をしたり、キミの姿は誰もが見る事が出来るの?と聞いてみたりしていた。彼がしばらくこっちにいるというので、じゃあ住む所を探さないといけないねなんて、なんか普通の会話をしている。

◆ 彼は私に病気の事は言わず、亡くなる1年くらい前に電話で話している。もしかしたらその時点で余命宣告を受けていたのかも知れないし、そうでなかったかも知れない。他人に話して心配された所で死ぬものは死ぬんだし、だったら何も言わずに死んでいこうと思ったのかも。2人の子供と奥さんの事が、きっと心配だったに違いない。

◆ そんな訳だから私が彼の死を知ったのは、彼が死んだ何日か後だった。それ以前にも知人を通して病状みたいなものは聞いていたのだが、体調が悪いと言って医者に行ったら余命宣告されたみたいな、既に手遅れの状態だったそうだ。結局彼と話したのはその電話が最後で、用件は(エンジンの)ピストンピンの抜き方を聞いたのだった。

◆ 夢の中で私は彼に、キミが死んだと聞いた時には少なからず悲しかったんだよと伝えた。夢の中の彼は少し下を向いて黙っていた。私としては言いたかった事が伝えられたから良いかなみたいな感じで、その後は(夢にありがちな)シーンが飛んで、彼は金を稼いで住む場所を借りるからどこかでアルバイトでもしようかなと言っていた。

◆ 神や仏の話も書いたりしているが、そうしたものは生きている人間の想像するものでしかない。死んだ人は死んでしまったのだからそこには何も残らず、しかし生きている人間の記憶の中にはずっと残っている。墓参りなどの習慣も、生きている人間が死んでしまった人を思い出す瞬間を作る行事だと思う。

◆ 供養というのも死んだ人が好きだったものを思い出すものであって、死者に捧げるというのとは少し違うのかなと思っている。このあたりも最近では解釈が変わってきて、お供え物は持ち帰りましょうみたいに言われる。鳥や動物が供えられた食べ物を狙い、墓地を荒らすからだと。

◆ なので供え物は供えた瞬間にその好意が霊に伝わるから、帰る時には持って帰りましょうと。何か味気ないというか、前回墓参りに来た時に置いていったカップ酒を片付け、新しい酒を置いていく的な、昔風の墓参りではなくなったんだなと思ったりする。

◆ 墓自体を作らない人も多いし、墓を作ると代々その管理を行わなければいけないし、墓を建てるにも墓じまいするにもそれなりに費用がかかる。厚労省によれば墓の数は年間15万件以上も減少しているそうで、少子化、核家族化、過疎化などがその背景にあるとされる。

◆ 墓には魂が宿るとされていて、墓じまいをするにはその魂を抜かなければいけないのだとか。それが閉眼供養や魂抜きと呼ばれるもので、数十万円の費用がかかるそうだ。


ポイント加算はちょっと面倒(12/27)
◆ マクドナルドはバーコード決済による支払いが利用できなかった。ファミレスやファストフードなど、真っ先に対応しても良さそうなのにと不思議に思っていた。バーガーキングはPayPayが使えず、PayPayの大きなロゴに×マークが書かれていた。

◆ そのマクドナルドでコード決済が使えるようになったのは10月頃からだったかな。システム的にはレジの連動システムの変更だけなのでなんと言う事は無いと思うが、コストはそれなりにかかる。コード決済と引き換えになったのがポイント加算の廃止だ。

◆ 従来はdポイントなどの加算が行われていたが、これが廃止になる。ポイント加算は1%(キャンペーンその他ではそれ以上かも知れない)なので、ポイント加算の中止で1%の売上増になる。従来からクレジットカードやFelicaによる決済は可能だったので、PayPayの決済手数料はそれ同様と考えれば良いはずだ。

◆ そうするとポイント加算はそのままでも良いように思えるが、ポイント加算は手間がかかる。利用者はスマートフォンの画面を見せてポイント加算をしてもらうわけで、バーコード決済とポイント加算だと2つのアプリを切り替えて(利用者側は)アプリを起動し店員に画面を見せる。店員はポイント加算か決済かを切り替えてそのバーコードを読む。なんか、考えただけで面倒そうだ。

◆ だからポイント加算を廃止したのかどうかは分からないが、こうした流れは別の店舗にも及ぶ可能性もある。ファストフード店などでもポイント加算をしますか?何のポイントですか?と聞き、それに応じた処理をしなければいけない。しかも店舗が儲かるわけではなく、1%損をする。

◆ ポイント加算が集客になるのなら良いだろうが、どうなのだろう?あそこの店はポイントが付くから、と考えるのならば、ポイント付与率が10%くらい必要なのではないか。例えばヨドバシカメラのポイントは10%位付くので、他の店よりも売価が5%位高くてもポイント分を考えれば良いかなと思える。

◆ ポイント加算が1%だと千円使っても10円分である。"ポイ活"派を自認する人はたとえ1ポイントたりとも無駄にしない、みたいな所はあるかも知れない。クレジットカードのように使えばたまるポイントであれば、勝手に貯まっていくので手間はない。しかしポイントカードを出して10円分のポイントをためていくなんて、面倒と言えば面倒なのだ。

◆ はま寿司ではポイント云々と聞かれるので、会計の時にはあらかじめdポイントの画面を出しておくが、初めて行く店でポイントアプリを起動していなかったら、ポイントカードは持っていませんと言いそうだし、実際はま寿司でも最初の頃はポイントカードはありませんと言っていた。

◆ dポイントにしても楽天ポイントにしても、様々な店舗で加算が可能になった。ポイント経済圏による囲い込み的な、一種の流行みたいな感じで増えていった。その一方で楽天はポイント改悪が続いている。大赤字なので仕方が無いが、ポイント付与率を下げていくらかでもカネを残したいと考える。楽天ポイント改悪が"満足"だと答えた人は調査全体の60.4%だったそうだから、楽天としても顧客としても良かったのかな。

◆ 楽今のところPayPayはヤフーショップなどでのポイント付与率が、楽天市場に於ける付与ポイントより高い(PayPayカードもポイント付与率が高い)。弱った楽天を横目にシェアアップを狙っているのは間違いなさそうだ。


竹細工(12/26)
◆ 以前Blogでフライスがあればスマートフォンケースを削り出せるみたいな話を書いたことがある。が、フライスを使わずに、つまり削り出さずにバンパーを作ったという話を聞いた。

◆ どう作ったかというと、竹細工なのだ。竹を細長く、その方はiPhoneを使っているので、iPhoneのフレームより少し大きな幅に割る。それに熱を加えながら曲げることでバンパー形状にする。接合部はホゾみたいな加工でパチンと嵌まるようになっている。

◆ ボタン部分などは彫刻刀でくりぬいたと言うが、強度とのバランスが難しいそうだ。竹の厚みがあるとボタンが押せなくなるので、その部分を薄くするなど細かな加工がされている。その方は竹細工などの経験があるそうで、ご本人は簡単に作ったと言っていたが、私には無理だなと思う出来だった。

◆ ボタン部分をくりぬいて、ボタンのパーツをはめ込んだものも作ってみたそうだが、固定方法と摩擦とクリアランスの関係が難しくて、気に入らなかったという。ボタンをテーパにすれば抜けてこないが、押し心地が悪いそうだ。

◆ 昔は物差し(定規)が竹で出来ていたが、竹は湿気などによる寸法変化が少ない。この竹細工バンパーは内側に両面テープを付けて貼っているそうだが、両面テープがなくてもたぶん外れないだろうと言っていた。竹を割った材料は少し湾曲したようになっているので、素材を選べばうまく嵌まる。節のあるものは多少削りなどが必要になると言うが、見た目がそれっぽくて良い感じである。

◆ 竹は材料屋さんで入手でき、幅や厚さや色?産地などごとに色々売られている。竹の集成材もあって、熱による変形が更に少なく強度が高い。集成材は削り出しで何かを作る時の材料に使われるそうだ。

◆ 木製とか竹製のケースやバンパーが市販されているが、中華ものだとプラスチックに木目プリントというものもある。まあ中華製の本革はビニールだったりするくらいなので、買ってみなければ分からなかったりする。

◆ 以前にも書いたがトヨタ車の内装の木目パネルは、削ってみても木なのかプラスチックなのかよく分からなかった。熱を加えたら溶けたのでプラスチックなのだが、あれは良くできている。これも以前に書いたが、本物の木材は割れた時に鋭角面が出来るので、安全性の点からは使いにくい。

◆ 本物の木材を使った車の多くは金属板やプラスチック板に木材を貼り付け、衝撃が加わっても木材が割れないようになっている。木材風プラスチックは木材よりは価格が高いらしいが、木材を金属板に貼った構造のものよりは安い。合成木材みたいなものは建築用としても売られているが、これも本物の木よりも高い。

◆ 建築用の合成木材はプラスチック製のものや、木の粉を樹脂で固めたようなものもある。乾いている時の見た目は木材そのものという感じだが、水がしみこまないので水をかけるとプラスチックっぽい感じになる。プラスチック製の合成木材は熱膨張率が大きいので、ネジでビシッと留めてしまうとゆがみが生じる場合がある。


タクシー料金(12/25)
◆ 10月からだったか、静岡県非伊豆地区のタクシー料金が値上げされたとニュースになっていた。初乗り1.2kmまでが600円だったが、これが680円になった。値上げの理由はタクシー需要が減少して収益が減ったからだそうだ。伊豆地区は料金体系が異なっていて、観光地価格なのかな?従来から少し高くなっていた。しかし非伊豆地域が値上げされた事によって、同一料金となった。

◆ 一方で華街などでは、タクシー待ちの行列がかなり長くなり、30分〜2時間待ちだとか。コロナウイルス蔓延時の外出規制によってタクシー需要が減少し、職を離れるドライバーも増えた。そして今は行動規制が解除され、タクシー需要が回復したもののドライバーが足りない。だったら需要の増加になるので料金は値下げされても良いのではないか?何か言っている事の整合性が怪しい。

◆ このあたりで1.2km走るには2分もかからないので、運賃の半分が給料になると言われるドライバーの時給は9千円にもなる。ただし一日中仕事があるとは限らないけれど。東京都のタクシー料金は1096mまでが500円と書かれているページもあるし1052mまでが410円となっているページもある。410円だったものが値上げされて500円になったのかな。

◆ 東京都のタクシー料金の従量部分は、255mごとに100円(たぶん)なので、伊豆地区の200mごとに100円よりも安い。ただし時間料金があって、時速10km以下になると1分40秒ごとに80円(1分30秒ごとに100円の記事もあり)が加算される。従って渋滞の中を走る場合は、距離による料金よりも時間による料金の方が高くなる可能性がある。

◆ 以前にも少し書いたが米国の一部都市では自動運転タクシーが増えている。料金が安く、道を間違える事無く目的地に運んでくれる。日本の場合はタクシーは利権産業なのでどうなるのかは分からないが、タクシーではない乗合自動車に関しては自動運転も行われるようだ。

◆ 米国での自動運転タクシー料金が無人の割に高いのは、自動運転車の償却代金が高いからだと言われている。これに関しては技術の進歩とバッテリー価格低減によって安価になっていくだろう。また自動運転車の走行可能範囲も広がる筈で、考え方によっては交通事情の悪い都市部よりも郊外の方が自動運転向きともいえる。

◆ 自動運転も日本では研究があまり盛んとはいえず、トヨタの自動運転実験車も事故を起こしてからは目立たぬ存在となった。トヨタ的には自社の得意な事(=儲かる事)が第一で、近未来に向けた技術開発に余り力を入れていないようにも思える。

◆ ダイハツ問題で豊田氏はダイハツを訪れ「この中に告発者がいらっしゃると思います。ほんとうに言ってくれてありがとう」と言ったとか。これに対してSNSなどでは、その時々で調子の良い事ばかり言うな、ダイハツを追い込んだのはトヨタではないかなど、辛辣な意見が書き込まれた。EV/FCEVに関してもまさにこれで、豊田氏はその時々に調子の良い事ばかりを言い、五輪絡みでは30億円をぶんどった。

◆ 豊田氏の利益追求の姿勢はすさまじいものがあったと言われ、トヨタは利益を大きく伸ばした。しかしグループ各社で不祥事が発覚するなど、利益追求第一主義の歪みが子会社を苦しめたという。トヨタに出来ても豊田自動織機や日野、ダイハツには出来なかった。日野やダイハツに利益第一主義が出来ていれば、第二・第三のトヨタになれていたはずだ。だが豊田章男氏はグループ会社に利益追求を、半ば強要したという。


配信者K氏の場合(12/24)
◆ 前科前歴15犯を誇るK氏は酒好きである。酒好きなのは、酒を飲まないと借りてきた猫状態で会話も配信も出来なからだと自ら語っている。酒を飲めば気が大きくなって様々な事が出来、数年前までは迷惑系配信者の元祖的な存在としてとして名を馳せていた。

◆ 毎日ビールを数リットル飲む生活なので、やがて肝臓の数値が悪くなり始める。寝ている時間以外はビールを飲んでいるというので、まあ仕方が無い。ASTやALT、γGTPなどが異常な数値を示すと、血液検査の結果などを公開していた。それでも自覚症状は殆ど無かったようで、毎日元気に酒を飲む、というのも変だが、高タンパク低脂肪の健康的食事を心がけながら酒を飲み続けた。

◆ 2〜3年前になると体調不良を訴えるようになる。飲みたいのに酒が入っていかないなどと言うようになる。ASTやALTの数値は健康レベルに戻るのだが、それは肝臓の破壊が進んで数値が上がらなくなった為だ。ASTやALTやγGTPとは肝臓が働いていてこその数値であり、肝機能が失われるとそれらの数値も上がらなくなる。

◆ ASTやALTに代わってビリルビンが上がる。ビリルビンは赤血球の残骸が分解される時にできるもので、通常は血液中にはあまり存在しない。しかし肝機能が低下するとこれを処理しきれずに血中濃度が上昇し、結果として黄疸症状が現れる。氏のビリルビン数値は15mg/dl以上だと言うから、正常な人の10倍を軽く超える値である。

◆ もう一つはプロトロンビン活性で、これが下がると出血が止まりにくくなる。基準の下限は75%で、40%以下になると劇症肝炎や肝性脳症の発生が起きる。氏のPT値は44.6%、数ヶ月後の検査では43.8%まで減少したそうだ。

◆ 氏は何度か自分で救急車を呼んで病院に運ばれている。胃などからの出血や胃痛などのようで、そのまま入院した事もある。よほど症状が悪いと禁酒し、以前は禁酒すると1ヶ月ほどで血液の数値が改善した。改善すると酒を飲み始めるので又悪化し、あまりに健康状態が悪いと禁酒する。しかし最近では禁酒しても数値は元に戻らず、好きな酒を我慢しても何の意味も無いなどと語る事もあった。

◆ 氏の肝硬変はChild-PudhGradeCに分類されるそうだ。1年くらい前からか腹水が溜まるようになり、当初は利尿剤で改善されていた。しかしすでにその状態は過ぎたようで、利尿剤もなかなか効かずにおなかの膨れた状態になる。数リットルの腹水が溜まっているそうで、それだけで苦しいのだそうだ。医者は肝硬変で腹水が溜まるようになると予後は悪い、今までの経験では余命を言われる時期にさしかかっているとの判断だったとか。

◆ K氏自身はもう少し生きたい(年齢は46歳)と言うものの、生きていても特に何かやりたい事があるかと言えば何もないんだよなぁとも言う。酒を飲まずに治療を行えば寿命は延びるかも知れない。通常GradeBあたりから移植に向けたコンサルティングが行われるらしいが、酒を原因とした肝硬変の場合は酒をやめれば回復する可能性が高い(高かった)ので、そうした方向には行かなかったようだ。

◆ 何年か前だったか、酒をやめれば5年は生きられると言われたとか。自分の命なので自分の思うとおりに生きるというか、他人に何かを言われて云々でもないのだろう。普通の人からすれば酒で命を落とすなんてと思うわけだが、命より酒の方が好きだというのならそれも致し方あるまい。


タッチ決済普及率5割に近づく(12/23)
◆ Visaタッチなどのクレジットカードによるタッチ決済の普及率が5割に近づいたそうだ。日本は先進国の中でもタッチ決済普及率が低く、取り残されたエリアになるのではないかと見られていた。

◆ しかし対応カードの増加によって普及率が上がり、アジア諸国としてはベトナムやタイランドに追いついた。ただしマレーシアやシンガポール、オーストラリアには及ばない。今後はタッチ決済機の普及がカギになってくるだろう。

◆ iPhoneのFelica搭載が遅れたため、苦肉の策的に日本ではコード決済が使われ始めた。Felicaならばワンタッチなのに、いちいち画面を示さなければいけないコード決済はいささか面倒であり、中国では不正利用が増えた事で衰退した。

◆ 幸か不幸か日本では大きな事件は起きておらず、コード決済が日常的に使われている。しかしクレジットカードがタッチ決済に対応すると、元々クレジットカード利用率がタッチ決済より高いだけに、普及率が一気に高まったという事になる。

◆ PayPay普及のために大金を投じたソフトバンクは、何とか日本を鎖国に追い込もうと必死になる。PayPayクレジットカードにはVisaタッチは(当初は)付けていなかったと思うのだが、今は付いている。

◆ コード決済やモバイルクレジットカードの場合は利用履歴がすぐに確認できるメリットがある。クレジットカードの場合はディスプレイが付いていないので、自分で管理していないと累積使用額が分からなくなってしまう。こうした点ではコード決済が使いやすいのだが、そのコード決済も平均利用金額が低いのが悩みの種だとか。

◆ クレジットカードの場合は大物を買う時に使うみたいな感じもあり、利用額が大きく手数料収入も大きい。使いすぎてリボ払いなどを選択してくれれば、金利ががっぽり入ってくる。対するコード決済は少額利用時の利用が主となる傾向だそうで、コンビニでの利用が多いのだとか。

◆ コード決済がすぐに廃れる事はないと思うが、利用可能店舗の減少は明らかだ。この前は使えたのに今日は駄目なのか、みたいな感じ。マクドナルドはFelica決済は出来るがコード決済は最近まで使えなかった。スーパーなどでもコード決済が使えなくなる傾向で、Felica決済に移行している。この前までは確か使えたはずなのに、今は提携支払方式のみなのか、みたいな。

◆ コード決済はアプリを起動し画面を見せ、それを店員が読み取るという時間ロスがあるからだそうで、セキュリティ上自動決済がしにくい事も関係していると言われる。スーパーでコード決済を行おうとすると、店員にコードをスキャンして貰ってから、自動決済機でレシートを貰うという面倒さがあった。スシローなどはコード決済でも無人支払機に対応しているで、店員が近くにいるなり防犯カメラを付けるなりで対応出来そうだけど。

◆ ダイソーだったか?AEONもかな?セルフレジは非現金決済専用になっている。クレジットカードやFelicaは良いのだが、コード決済の場合は圏外や電界強度の安定しない店内で使えないのが不便だ。PayPayは圏外でも決済可能(少額に限る)のと、圏外決済では「ぺいぺい」と決済音が鳴らないのも恥ずかしくなくて良い。なので機内モードに切り替えると決済音が鳴らなくなる。


ゴミ問題と観光客(12/22)
◆ 外国人旅行者などが増え、それに伴ってゴミが増えて大変だというのが京都だそうだ。ゴミ箱の設置などを増やしたり、ゴミ箱がいっぱいになると通知が来るようにしたり対策をしているそうだが、急激な観光客の増加は再びゴミ問題を複雑にする。

◆ 京都では観光客のせいで自然が破壊されている、ゴミが散乱しているとした。しかしコロナ感染拡大で観光客が減っても投げ捨てられるゴミは減らず、原因は京都周辺に住む人にあった事が分かってしまった。もちろん分かったからと言って京都が言い方を変えるわけではなく、観光客が〜と言い続ける。

◆ 観光客はゴミを持ち帰るべきだと言い、そもそも京都のゴミ処理は京都住民の住民税でまかなわれているとした。所がこれも半分くらいは嘘で、京都はゴミ処理料を住民税とは別に徴収している。しかも京都で出るゴミの多くは京都で売られたもののカスであり、観光客がそれを居住地地元の自治体に捨てることは、京都のゴミを他府県で捨てると言うことになる。

◆ 資源ゴミは取り合い、非資源ゴミは押しつけ合うという自治体、このくだらない考えを何とか出来ないだろうか。今やコンビニにもゴミ箱が設置されていない所が増えた。コンビニで買ったもののパッケージなどは一体誰のものなのか?コンビニで買ったペットボトル飲料の空き瓶はどこに捨てるのが正しいのか。

◆ 自動車に於けるリサイクル料金のような、瓶入り飲料時代のデポジットのような、そうしたものを価格に転嫁してゴミ処理料を無料(住民税の値下げ)にする事も、ゴミの押し付け合いを防ぐという点では有効だ。

◆ 伊豆半島も観光地なのだがゴミを捨てられる場所は少ない。コンビニにゴミ箱の設置されている所も少なく、伊豆のゴミを自宅に持ち帰れとでも言うのか。例えばこれが山の中だとか、富士山だとかならばゴミを持ち帰りましょうというのは分かる。しかしだからといって、何でもかんでもゴミは持ち帰りましょうと言えば良いみたいな風潮は違うだろう。

◆ 海に来てバーベキューをやった、そのゴミを海から海以外の所に持って行くのは当然だが、それには海岸ではない特定の場所にゴミ捨て場があってこそだ。ゴミを捨てる場所を用意せずにゴミを持ち帰りましょうはおかしい。なお伊豆市のゴミ収集は有料なので、有料の袋に入れないとゴミは回収してもらえないことになっている。伊豆で買った食材のゴミを、わざわざ有料ゴミ袋に入れて捨てるかという問題だ。

◆ 観光都市を名乗るのであれば、お土産を売りまくるだけではなくゴミの後始末もしなければいけない。儲かる所は一生懸命やるよ、でも金にならないことは放っておくよでは駄目なのだ。伊豆市では自転車乗りをサポートするような仕組みの充実を図っていて、工具の貸し出しや作業スペースの提供を行っている。だが多くの場所でゴミは引き取ってくれない。

◆ 伊豆市のゴミ集積所はロッカーというかプレハブ物置みたいなものが路上に置かれている。動物が荒らさないように扉付きの物置的なものだ。その中に燃えるゴミ・プラスチックゴミ・資源ゴミなどが分けて入れられている。ゴミ処理に困ったら、そうしたゴミ集積所を探して捨てていくと良い。小さなゴミなら他人のゴミ(有料袋の中)に混ぜて捨てれば良い。「ここはウチの地区のゴミ集積所だから捨てるな」みたいな文句を言う高齢者がいるかも知れないが、無視するしかない。


単身世帯の食費(12/21)
◆ 単身世帯の食費の平均は4万円弱なのだそうだ。食費としているのだから休憩時間に飲むコーヒーや飲酒に関する費用は含まれていないのだろう。しかし3食で千円ちょっとに抑えるのはけっこう大変な感じがする。

◆ 都市部で働いている人で昼食にラーメンでも食べれば、それで一日分の食費の多くを使ってしまう。朝はパンを1枚、昼はパンを2枚…じゃないけれど、コンビニの弁当だって500円以上する。さらに夕食も食べなければいけないのだから厳しいと思う。

◆ 自炊派であれば4万円でも何とかなるかな。米は毎日1合炊くとして1ヶ月に約5kgなので2千円以下だ。毎日卵かけご飯というわけにはいかないにしても、材料費として千円あると卵30個を食べることが出来る。いや卵ばかりあっても仕方が無い。味付けのりとか筋子とか、このあたりだと干物が100円くらいで売られていたり、鮭の切り身も100円前後で買える。

◆ ただ一人暮らしで自炊というのも手間がかかるし、出来合いの弁当があればそれを買いたくなるだろうなぁ。弁当屋で買う弁当だって5百円以上するだろうし、男性はたくさん食べる傾向にあるのか女性世帯よりも食費が多くなるのだそうだ。

◆ 手取り15万円でどうやって暮らすんだみたいな記事があったりもするのだが、家賃を考えるとかなり厳しいことになる。食費をたとえ4万円に抑えたとしても、家賃が7万円くらいはかかるのではないだろうか。残り3万円で通信費だとか光熱費を払えば、残りは殆ど無くなってしまう。

◆ 非課税世帯の分布みたいなデータがあったが、50歳代の割合が増えているのだとか。従来は年寄りは金を持っているみたいな感じだったが、金持ちの老人が自然減少して貧乏な中年が高齢化していくみたいな流れだ。それを薄給の若年層が支えるというのは、どう考えても無理がある。

◆ 政府は税収が増えたから、非課税世帯にお金をばらまく、1度限りの少額減税をすると言ったが国民は支持しなかった。集める金を減らすのではなく、集めた金を再分配すれば予算規模が膨らんで、関連団体に手数料もばらまける。来年からは税金その他様々な負担増が決まっているので、たとえ岸田内閣が消滅したとしてもどうにもならない。

◆ 社会保険料負担などを考えると薄給の若者よりも生活保護受給世帯の方が、可処分所得が多い可能性もある。政府は労働力の不足を外国人の輸入でまかなおうとしているが、労働力が不足しているというのは人間が少ないのではなく、適正な賃金に達していないことでもある。

◆ コストコのアルバイト時給が高いと話題になっていて、コストコに人材を採られてしまうと嘆く商店主がいた。だったら時給を上げれば良いという話なのだが、時給を上げて人を雇うなら商売の規模を少し小さくしてでも自分一人でやった方が実入りが良いみたいな、そんな状態に陥っている。

◆ 諸悪の根源でもないが平成不況の突入は過度の円高を阻止できなかった、当時の政権にあるのではないか。その後自民党に政権が移っても、誰一人として日本の経済を救うことが出来なかった。安倍派の暗躍ぶりが報道されているが、権力とはそういうものなのだろう。田中真紀子さんが吠えていた、日本の政治というのは札束の上に成り立っている訳だ。


UWB測位(12/20)
◆ UWBを利用した測位技術はAppleがiPhoneで使っている。AirTagは日本でも使えるがiPhone同士の位置検出は日本では使えない。UWBはその名の通り広帯域の無線周波数帯に拡散した信号を利用する。広帯域を使うので通信速度が(当時としては)速く、ワイヤレスUSBだとかワイヤレスHDMIに応用できると言われ、実際に製品も登場した。

◆ しかし電波法的にどう扱うかの議論が遅れて始まり、日本製のUWB製品はいったん姿を消すことになる。広帯域に拡散されているので、単位周波数あたりの出力は十分に小さい。それは空間雑音程度だとするものもある。しかし総合出力としてみればある程度の電力があるわけで、免許の不要な無線局として認めて良いものかとなった。

◆ UWBを使った測位も当時から有望視されていて、開発や実験を行っていた企業もある。UWB測位は三角測量のようなもので、受信機側に複数のアンテナを設けることで、正確な位置を計算することが出来る。レーザ距離計の電波版みたいだと言えば分かりやすいだろうか。

◆ GPS測位も精度が上がりメートル単位の制度を出すことが出来る。産業用のものだとセンチメートル以下の精度が得られる。UWB測位はGPSより分解能の高い位置情報が瞬時に得られる技術として、例えばRFタグなどに応用すればそのタグがどの部屋にあるかだけではなく、どの棚にあるのか、どの引き出しにあるのかも検出できる。

◆ ただしパッシブRFタグのようなわけにはいかないので、装置が大型になりバッテリーも必要だ。最近ではUWB用のデバイスとしてIC化が進んだことにより、コストが下がり小型になり、そして低消費電力化が実現している。コストが下がったと言ってもパッシブタグほどの低価格化は望めず、使い捨ての使用にはコストロスが大きすぎる。

◆ AirTagを見つける場合に、正確な位置が分かればそれに越したことはない。しかしそのために数千円を負担しなければならないとしたらどうだろうか。さらに言えばAirTagを何に使うのだという話にもなる。AirTagが高額なので、AirTagよりも高価なものに付けなければ意味が無いみたいな、AirTagを盗まれないようにしなければいけないなど、本末転倒な状況にもなる。

◆ AirTagは年間1千万個以上売れているとするアナリストの情報もあるのだが、この手の商品として1千万個では先が無いとも書かれていた。Appleは次世代AirTagを開発しているとも書かれていたのだが、その記事から1年以上が経過した現在もそれ以上の情報は得られていない。よりコストを抑えたBluetoothによる測位が今後の主流になると見る企業もある。

◆ また当初から言われていたセキュリティ問題があり、カネをかけても悪用したいという利用者が、善意の利用者を上回るとさえ言われた。最近ではAndroidにもAirTag検出機能が付いたとかで、AirTag自体が悪者扱いみたいな感じもある。iPhone同士のUWB位置検出は、AirTag衰退後にも何らかの用途をという事なのかも知れない。

◆ ただしこれも諸刃の剣ではないが、iPhone利用者を探すことが出来てしまう訳で、相手のiPhoneの設定を変えさせさえすればAirTagよりももっと簡単かつ正確に位置を特定できる。Androidでも位置共有設定をしっぱなしにて、自分の場所が第三者と共有されたみたいな話があったが、さらに高精度で位置特定が出来てしまう。これを喜ぶのはマーケティング関係者で、誰がどの店で何を見ているのかさえもデータ化することが出来る。


任意保険加入率(12/19)
◆ 少し前に書いた昭和のチンピラM配信者は、他人名義の車に乗っているので駐車違反などはし放題である。ナンバーを控えられた所で警察は所有者のところに行くわけで、M氏は逃げることが出来る。チンピラなのでシートベルトをしないことが格好良いと思っている節もあるが、これは捕まる。飲酒運転も常習で、何度か捕まり免許取り消しにもなっている。

◆ M氏は当然任意保険などには入っていない。下手をすれば車検切れの車に乗っていることもあり、これだと自賠責も切れている。M氏は昭和のチンピラなので仕方が無いが、最近は任意保険の加入率が下がっているのだとか。

◆ 最も加入率が低いのが沖縄で約54%しかない。事故に遭うと約半分の車は無保険と言うことになる。加入率が高いのは大阪の約83%、愛知の82%などだ。それでも8割なのだから、無保険車に当たる確率は決して低くはない。無保険車にぶつけられると損害が補償されない場合が多い。そもそもカネがないから保険に入っていないのに、そんな俺からカネが取れると思うのかと開き直られる。

◆ 保険の特約によって無保険車相手の事故はカバー出来るのだが、結局これって自腹で保証範囲を増やしていることになる。様々な特約に入っておくと事故時に"儲け"が出る場合もあるのだが、その分掛け金が上がるのだから一時的な"儲け"がトータルとして儲かったことになるかどうかは微妙だ。

◆ 保険の掛け金は車によっても異なってくる。プリウスは事故が多いので料率が上がっているが、新型に関しては今のところは低い。事故が増えれば従来型車のように高くなる可能性がある。保険料率は事故率だけではなく、運転者の性質によっても異なってくる。安全な車でも運転者が危険な場合は事故が増えるからだ。プリウスは老人にも好まれる車であり、料率は11とか12という最高レベルの高さになっている。

◆ 同じ車種でもグレードによって料率が異なる場合があるのは、運転者の性質による部分や販売台数による部分があるからだ。保険料率を見て車を買う人は多くはないだろうが、排気量が違ったりグレードを変えることによって、年間保険料に差が出てくる場合もあるのだ。

◆ 保険会社の腹黒さはビッグモーターと損保ジャパンによって明らかになった。損保ジャパンは自賠責の利益をアテにしたみたいな話だ。自賠責は1件獲得で5千円以上の利益があるので、掛け金部分本体は2万円くらいだ。自賠責は営業することなく儲けが得られるわけで、なので格安車検などが成立する。

◆ 逆にネットから個人で加入する仕組みが作られたとするならば、現状よりも5千円以上安く加入することが出来る計算になる。自賠責にしてもそうだし自動車税やその他燃料の税金にしても、関連団体がみんな吸い取る仕組みが出来ている。利権構造を破壊しない限り国民は重税に苦しむことになるが、その甘い汁を吸っている連中は金を持っているので、政治家を味方に付ける。

◆ 欧米ではなかなか成立しない悪代官的利権構造が、官僚制社会主義とうまくバランスして利権構造が壊れないようになっている。今後自動運転車の時代になると、保険をネタとした利権構造が壊れ始めるのかも知れない。同じ事はEV化の中にあっての燃料関連税論にも見られる。こうした部分がどうなっていくのかは分からないが、少なくとも国民が納得できる構造にはならないだろう。


ゲーム専用機(12/18)
◆ ウチにもいくつかのゲーム機があったし、今も存在しているものもある。古くはファミコンがあったが、私自身は殆どプレイしたことがない。プレイステーションではいくつかのゲームをプレイした。PSPはいじったことはあるが積極的に遊んだことはなく、DSは多少触ったかな。DSのソフトはずいぶん買ったものだが、子供のオモチャの価格じゃなかったよなぁと思い出す。

◆ プレイステーションはPS2までで、それ以降のものは買っていなかったと思う。ゲームキューブも買ったような気がするが、あまりいじっていない。PS2は光学ディスクが読めなくなったり本体が壊れたり、ACアダプタが壊れたりして修理をしたり買い換えたりした。

◆ 最も使ったのは初代PSかPS2か、あるいはDSではないかと思う。PSPは先日見てみたらバッテリーが膨らんでしまっていた。動作自体は正常なので、バッテリーを交換すれば使える。といっても使うのかと言われると否なのだけれど。

◆ サービスが色々終了しているのがWiiだ。世界で1億台も売ったというヒット商品だが、今となってはさすがに古い。なぜ次期作が出なかったのか、TVゲーム市場の縮小が現実的になってきた時代だったのか。発売は2006年で発売中止が2013年だったそうだ。

◆ ウチにもWiiがあるので動かしてみた。Wi-Fi接続は問題ないが、DHCPでIPアドレスを得ようとするとエラーになる。固定IPを振れば動作はするが、そもそも天気やニュースのサービスが終わっているので、インターネット接続する意味はあまり無くなっている。

◆ Wiiのコントローラは、コントローラ側に受光素子があり、TVの上に発光素子を付ける。コントローラは発光素子を"見て"方向を認識する仕組みになっている。他にはGセンサなどもあって、コントローラとしてはカネのかかった仕組みだったといえる。これを振り回して窓ガラスを割ったり、TVの画面を傷つけたりと、初期の頃は色々あった。

◆ ソフトは光学ディスクなので起動が速いとはいえないが、当時としてはごく一般的なインタフェースだったといえる。初期型にHDMIはについておらず、アナログコンポジット端子で接続する。USBは付いていて、有線コントローラだとか専用のLANモジュールだとか、いくつかのアクセサリがあった。

◆ ウチにはないのだがWiiUというタブレット的なものが2012年に発売開始され、2017年に全てが終了している。Wiiのポータブル版的な、後継機と言えば後継機だった訳だ。Wii本体と無線接続出来たような気もするし、出来なかったかな。タブレット的なものと光学ディスクを入れる部分が無線接続だったかな。

◆ PS5は中国人が買いあさったようで、国内で唯一のゲーム機という感じだ。マイクロソフトもXBOXを作っていて、発売当時はグラフィックパフォーマンスに話題が集まったが、やがて廃れた。PCの性能向上やスマートフォンの性能向上で、ゲーム専用のハードウエアがなくても、ある程度の動作が可能な時代になった。

◆ こうなると、特にポータブルゲーム機市場はスマートフォンに食われてしまう。それはコンパクトデジカメが売れなくなったのと同様だ。コンパクトデジカメの代わりにも、ポータブルゲーム機の代わりにもなると考えれば、高価なスマートフォンにも納得できると言うことなのだろうか。スマートフォン時代になり、ゲームアプリの価格が下がったのは凄いことだ。


サポートコストの削減(12/17)
◆ 様々なサービスにはサポートが必要だ。全てが正常に動作していれば良いが、異常があった場合は何かしらかのサポートが必要になる。製品の場合は故障や使用方法の問い合わせが多いだろうし、サービスの場合は使い方やトラブル対応などが主になる。

◆ 多くの場合は人間が対応することになるので人件費がかかる。日本人の人件費がいくら安いとは言ったって、日本国内で完結させているのだからサービス自体も安く、相対的には高いものに付くというわけだ。短絡的に考える企業は、サポートは非収益部門だとなる。しかし成長企業のなかには、サポートは付加価値だと見る企業もある。

◆ 以前にLINE Payカードの解約に関して書いた。Webでの解約がどうもうまく行かずに電話で問い合わせようとしたのだが、問い合わせ用の電話番号が分からない。仕方が無いので紛失報告用の番号(それでも探すのに苦労した)に電話をして状況を話した。すると、では電話で解約しましょうと言うことになり解約してもらった。が、翌日にメールが来て、すでに(Webから)解約扱いになっていましたと。処理が遅くてちぐはぐになったとか?そういう事だったのかも知れない。

◆ サポート体制が悪いのは楽天も同様である。楽天カードには問い合わせ用の電話番号があるが、ナビダイヤルである。確かナビダイヤルにかからないIP電話用の番号もあったと思うのだが今もあるだろうか。しかも一般質問は受けませんと書かれていて、紛失や盗難専用ですとなっている。

◆ 営業電話はしつこくかけてくるくせに、自分たちには電話はさせないよと言う企業姿勢が、いかにも楽天ではないか。何しろ楽天モバイルショップの電話番号すら非公開にしている。一部のショップでは電話番号が公開されているが、何かを聞こうとするとサポートセンタの(つながらない)電話番号を案内される。ショップで質問しても、都度サポートセンターに電話をしろと言われ、店員は何も答えてくれない。

◆ ドコモのdカードはサポート電話はあるがつながらない。しかも待たされるのではなく電話を切られてしまう。これは紛失や盗難用の所に電話をすれば担当部署に代わってもらえる。だったら全ての問い合わせで待たせるようにすれば良いのにと思うのだが、待たせておくと電話代がかかるから?切ってしまうのだろうか。そこに行き着くまでにカード番号を入力し、暗証番号を入力し、で「混雑しています」の一言で切られる。

◆ Appleは数分の待ち時間で電話がつながったし、Amazonはリクエストをすれば程なくして電話がかかってくる。昔は日本の企業は親切だと言われていたのだが、今がそうとは思えない。Webには人工無能が配されていたりするが、およそ役に立つものではない。Chat-GPT程度の受け答えが出来れば、下手をしたら人間より良いかもしれない。

◆ 楽天のページによく見られるが、問い合わせはこちらのリンクをクリックしていくと、ループになって最初に戻るというヤツがある。まあ時間稼ぎと問い合わせを諦めさせたいという仕組みなのだろうが、印象は悪い。楽天だけではなく他の企業でもループにして惑わす的な事は行われる。

◆ 従来型携帯電話でSuicaが使えなかった時、ドコモに問い合わせたのだが解決しなかった。そこでSuicaのサポートに問い合わせたら、携帯電話の設定を教えてくれて解決したことがあった。ドコモよりJRの方が携帯電話の使い方を熟知していたとは。


等差数列はランダムの一種(12/16)
◆ 順番に並んだ数字もランダムの一種である。たまたま数字が順番に並んだだけで、それは意図して並べたものではない。ということがランダムな無線チャネルの選択という問題時に語られた。ランダムにチャネルを選択して、そのチャネルに空きがあればその周波数で通信するというのがMCA(マルチチャネルアクセス)である。

◆ 通信機のCPUはM系列でチャネル番号を作った。しかし2台の無線機に同時に電源を入れると、同じ周波数が選択される。一見ランダムに選択しているように見えて、実は決まった数字が決まった順番で出てくるだけなのだ。果たしてこれはランダムなのか順番なのか?
◆ そもそも電源を入れるタイミングによってチャネル選択が決まってしまうのであれば、チャネル選択は1から順番でも良いのではないか。どのチャネルが選ばれるかが問題ではなく、空きチャネルを見つけられるかどうかの確率が問題だ。

◆ ソフトウエア的には順番に選択していくという事は行われず、いくつかのテーブルによってチャネルを選択する方法になった。テーブルにはチャネルの数字が書かれていて、それを順番に選択していく。ただしチャネルが使われているとか、スケルチが開いたとか、そうした条件によって別のテーブルに切り替える。

◆ テーブルの数字は決まった並び方だが、そのテーブル自体が複数あるので、長時間で見ればより多くの並び方によってチャネル選択が行われる。M系列でいればレジスタの長さを長くしてようなものだ。ただ同じテーブルが同じように選択される無線機があれば、しばらくの間は同じ順番でチャネル選択をしていくことになる。

◆ 無線機の台数が100台くらいであればランダムといえる制御でも、1万台とか10万台の無線機が世の中で使われていれば、同じようにチャネル選択をする無線機もあるだろう。それもたまたま同じになったと言うことではなく、テーブルが切り替わらない限りは全く同じ順番でチャネルをスキャンしていく。

◆ 2017年にBIGくじで奇妙なことが起きた。2月12日に買った5口の予想番号と、翌日に買った10口の予想番号のうちの5口が全く同じだったのだ。おそらく予想数字発行装置のプログラムミスで、同じ数字だけが出力されていた、みたいなことだろう。しかし日本スポーツ振興センターは不具合を認めなかった。5口とも同じ数字が"予想されたこと"を事実と認めながらも、1/25×1023の確率で一致する場合はあり得るとした。これはゴルフの1ラウンドで4回ホールインワンを出す位のものだ。

◆ システム系は日本ユニシスが作ったそうだが、桁あふれの処理が不十分だとか、レジスタ長が32ビットしかなかったのではないかと言われた。いずれにしてもこれは調査も何もされず闇に葬られてしまった。

◆ 当時の担当者が今も生存しているかどうかも分からないが、謎という名の普通の死に見舞われてしまったかも知れない。開発担当者やプログラマが死んだとしたって、1/25×1023の事が起きるのだからそれに比較すれば普通のことなのである。

◆ BIGくじはサッカーの試合の勝ち負け(何対何でどちらが勝ったか)を予想するもので、1等の当選確率は約0.5ppmである。自分で予想するくじとは別のもので、これは予想機が勝ってい予測する。果たして予測した結果が的中することがあるのかどうか、絶対当たらない(当ててもらえない)と言われている一方で、俺は当選したよという人もいる。


セキュリティ確保の苦労(12/15)
◆ オンラインバンキングのセキュリティ確保には、各銀行共に苦労している。当初のパスワード方式からトークン方式になり、セキュリティレベルは高くなった。HSBCは2つのパスワードとトークンを使う方式だ。2つのパスワードのウチの1つは全ての文字列を使用するが、2つめのパスワードは文字列の一部だけを入力する方法だ。これによってパスワードが盗み取られたとしても、2つめのパスワードの文字列全ては容易には盗めない。

◆ この方式は他の銀行でも使われていて、他にはパスワードと暗号表を組み合わせるものもある。楽天もこれを真似したのだと思うが、2つめのパスワードを全て入力させるという所がへっぽこだ。これだと単に長い文字列のパスワードを使っているのと変わらない。さらには二要素認証にも対応していない。

◆ セキュリティの甘さはゆうちょ銀行も同様である。認証は顔か指紋に限られるが、顔は単にカメラで写すだけなので写真でもOKだ。顔写真など免許証でもマイナンバードにも貼ってあるので、悪人からすれば入手しやすい情報である。指紋登録や顔登録は再設定が可能なので、口座の持ち主の顔ではなくドロボー自身の顔を登録してしまってもいい。

◆ セキュリティ上の事とはいえ、少し面倒なのがセブン銀行アプリだ。セブン銀行アプリを設定するためには、セブン銀行の使えるATMまで出向かなければいけない。多くはセブンイレブンにあるATMで操作をすることになり、そこにキャッシュカードを読み込ませた上でATMに表示されたQRコードを読み込み設定を完了する。

◆ ゆうちょ銀行などを見れば分かるように、スマートフォンは絶対だ、キャリアメールは絶対だという風潮がある。今は違うかも知れないが、ゆうちょ銀行はキャリアメールの登録なしでは振り込みに制限を受けたのだ。今はスマートフォン必須であり、スマートフォンからでないと振り込みなどに制限を受ける。ではスマートフォン用アプリのセキュリティは万全かと言えば、上に書いたとおりだ。スマートフォン自体にロックをかけていない(中高年は特に)場合は極めて危険だ。

◆ SONY銀行やMUFGはアプリの引き継ぎではなく再登録が可能だ。セブン銀行は引き継ぎをしないと少し面倒なことになるのは、ドコモのiD同様である。SONY銀行やMUFGは暗号表や電話認証を使ってアプリを登録する必要がある。登録電話番号をアプリをインストールするスマートフォンにしておくと、アプリが勝手に(ロックが解除されたスマートフォンであれば他人にでも)登録できてしまう。SONY銀行の場合は暗号表が無いと登録が出来ない。

◆ スマートフォンによるオンラインバンキングを使っていて、一番困るのがスマートフォンの故障や紛失だ。代替スマートフォンを手に入れたとしても、登録の抹消と新規登録が出来ないと使えない。電話番号が変わる場合は特に面倒で、SMBCは店舗に行くか郵送手続き(1ヶ月くらいかかる)が必要だそうだ。

◆ WindowsのPINなどハードウエアデバイスと紐付けたパスキーなどもある。これは他のハードウエアからはログインが出来ないので安全性が高いのだが、スマートフォンの故障や紛失時の手続きが面倒になる。マルチデバイスパスキーもあるが、利便性を求めるとセキュリティレベルが低下する。以前のAmazonにおける2要素認証破りのように、パスキーの構成要素ごと盗まれる事があれば危ない。


マンションの寿命(12/14)
◆ リゾートマンションが建て替えや大規模修繕の時期にさしかかっている。箱根や天城にもマンションはあるが、いずれも売価が安い。これは数年かあるいは十数年内に大規模な修繕や立て替えの時期になり、臨時に費用が徴収されるからだ。

◆ マンションの大規模修繕は12年ごとが一般的なのだそうだ。従って4回目の大規模修繕が築48年の時点になり、その次の築60年目には建て替えの議論が活発化する。法改正によって建て替え難易度は少し下がったものの、お金のかかる事なので色々と難しい。

◆ なお法定償却が47年なので、税法上の価値は47年で失われる。では価値を失った築47年以上のマンションには(償却されているので)固定資産税がかからないのかと言えばそうは甘くない。中古物件を買った場合の措置だとか何だとかで、固定資産税は搾り取られる事になっている。

◆ 30歳代で当該マンションを中古で買った人がいたとして、その方は70歳を目前にしている。ここで建て替えの議論が沸いてくる時期になるのだが、自らの寿命と建物の寿命を考えなければならない。70歳になって1000万円もの追加負担はしたくないし、ローンを組む事も難しい。

◆ 築年数が建つと建物の価値が下がるので、そこそこ広い一室が100万円くらいで買えたりする。とりあえずそこに住んで、建て替え時には売れば良いかなと思うと、これも難しい。建て替え時期が迫るごとに売価が下がり、タダでも引き取ってもらえなくなる可能性があるのはEVやFCEVの中古を買うのと同じ事だ。

◆ これがリゾートマンションではなく、都市部の住居用物件であれば問題は少ない。値が下がればそれなりに需要があるからだ。リゾートマンションだと税金未納や管理費未納がある物件もあり、マンションの価格自体は1円でも、こうした借金が1千万円にもなるようなものもある。

◆ だからマンションはハイリスクだなどと言うつもりはなくて、マンション事情をよく考えた上で住むのであれば、お得な物件もある。天城は東急観光なので管理は出来ているし、物件の照会をすれば修繕の時期だとかそのときの一時金の額なども教えてくれる。

◆ マンションの高齢化と共に住民の高齢化もあり、高齢者の住む高齢マンションは価値が下がってしまう。しかし建物は新しく出来ても、高齢者を若返らせる事は出来ない。これは世代交代を待つ以外にはなく、十数年というスパンで物事を考えていかなければいけない。そしてこの居住者の高齢化問題は、リゾートマンションよりも都市部のマンションで問題になってくる。

◆ リゾートマンションでは土地に余裕があるので、建て替え時に物件を大きくして新たに分譲すれば良い、なんてのはその場所に人気があるときにしか有効ではない。逆に都市部など部屋数を増やせば立て替え費用が捻出できるのだが、土地の広さや高さ制限がいっぱいで、居住区を増やせなくなっているかも知れない。

◆ 今のリゾート地の荒れ具合を見ると、あの頃のリゾートブームは一体何だったのだろうと思う。私はスキーはやらないので静観していた方だが、好きは人は毎週スキーに出かけ、毎週出かけるならリゾートマンションを買おうかなと言い始め、どうせ買うなら温泉付きに限るよね、ちょっと高いけどとパンフレットを見る。そして次の週には高額ローンを組んで買ってしまったよと報告を受ける、みたいなことが普通に起きていた。


狙われる金属(12/13)
◆ 太陽光発電所のケーブルが盗まれる事が増えたそうだ。相当量のケーブルが使われているので、泥棒にとっては良い稼ぎになる。夜間であれば発電はしておらず、重機で線を引きちぎっていくなどの荒っぽい手法で持って行ってしまう。

◆ 太陽光発電所は山の中などにあり、異常が検知されたとしても容易には駆けつけられない。なお規定では2時間以内に点検が出来なければいけないとなっていたはずだが、実際には地方の発電所に東京から有資格者が駆けつけるみたいな例が多いそうだ。

◆ 静岡県で春頃に多発したのがグレーチング泥棒である。グレーチングとは側溝に乗せる穴の開いた蓋のようなもので、メッキ鋼板で作られている。これは買うと高いのだが、売ってもたいした金にはならない。しかし道路にそれが落ちていれば(側溝にはめてあれば)持って行きたくなるのだろう。

◆ かなりの重量物なのでトラックなどが必要で、それでも相当な量を一度に持って行ってしまう。これは犯人が捕まっていて、焼津市に住む32歳の会社員の男と報道された。盗んだグレーチングは合計で1千枚以上だったかな。

◆ 9月には群馬県前橋市でも男(31)が捕まっている。住所不定無職のその男は金属製のグレーチングを盗んだとされる。金属製のと言うのは、最近はプラスチック製にものも増えつつあるからだ。盗難に遭わないという事で、使用例が増えている。

◆ この手の犯罪は外国人が多かったのだが、今や日本人も犯罪に手を染める。これも長引く不況のせいなのか?それとも社会の治安自体が悪化しているのか。捕まる例は日本人ばかりではなく、昨年にはブラジル国籍の男なども逮捕されているから、手っ取り早くカネに出来るモノなのだ。

◆ 鉄製のグレーチングより高く売れるとあって、橋の銘板も盗まれる。これは夏頃の話だったと思うのだが、各地で橋の銘板が盗まれた。これは銅や真鍮で出来ていて、2014年には中国に輸出しようとした犯人グループが捕まり、約5.5t(924枚)が押収されている。

◆ 売れば足が付くわけで、グレーチング泥棒にしても盗んだグレーチングを売った所から逮捕に至ったという。売ると言ってもマトモな場所に売ったわけではなく、身分証明書提示の不要な外国人などに売ったらしい。当然買いたたかれるが金に換えるなら手っ取り早いというわけだ。

◆ 一時期は自動販売機荒らしが増え、自動販売機メーカは強度を上げるなどの対策を講じた。これによって自動販売機荒らしは減少したそうだが、犯罪者が減ったわけではなく別のものを狙い始める。

◆ このあたりは詐欺と同様で、昔は架空請求詐欺だったものが振り込め詐欺になり、さらには実店舗や民家を襲撃するようなグループが結成されたりする。犯罪の抑止には逮捕率を向上させるのが手っ取り早い。犯罪的行為を行うとすぐ捕まってしまうとなれば、安易に犯罪行為は出来なくなる。米国で(犯罪者収容量の限界から)軽犯罪者は逮捕しないとした所、軽犯罪者が激増したのは記憶に新しい。

◆ 最近は防犯カメラの台数も増えたので、狙われるのは山の中の橋の金属板とか、人気のない場所のグレーチング、田畑に水を引くための鉄管や真鍮管、真鍮製のバルブなど、とにかく金属類は皆狙われてしまう。農作物や果物も盗まれることが増えてきていて、治安の良かった日本どこに行ってしまったのでしょうね、みたいな感じだ。


捨てることの出来ないゴミ(12/12)
◆ 以前にも書いたが、伊豆市には充電池を捨てる場所がない。市役所では販売店に回収して貰えと言われるが、どの販売店かと聞くと分からないと言われる。ヤマダ電機やノジマは充電池の回収を行っていない。

◆ 回収ボックスのある販売店は三島に行けばあるが、特定メーカのもののみなのでそれ以外を捨てる事が出来ない。しかも捨てる時には完全放電させておく必要があるので、機器が壊れている場合などは放電させることが出来ない。

◆ 完全放電の意味もよく分からなくて、通常のLi-ionバッテリーは完全放電しないような保護回路が組み込まれている。完全放電させると電池が壊れてしまうからだ。従って通常の機器に入ったままの状態だと、Li-ionバッテリーは完全放電させることが出来ない。

◆ 伊豆市では乾電池のみは回収してくれる。回収した電池はバラバラに砕かれて埋められるのか?それとも金をかけて金属を取り出すのかは不明だ。表向きはリサイクルと言っても、実際には粉砕して埋めてしまう所が多いと言われるのは、リサイクルコストがかかるからである。

◆ 破壊して埋めてしまうのであればボタン電池でもNi-MHでもLi-ionでも同じように回収してくれれば良いのに、これは回収対象ではない。でもゴミ集積場の電池入れボックスには乾電池の他にボタン電池もNi-MHもモバイルバッテリーも放り込んである。住民からしてみれば何がどんな電池かなど気にしていないのかも。

◆ Li-ionバッテリーは燃えるので、粉砕時に火災が起きる可能性がある。完全放電させておくと燃えにくいと言われるが、そもそも内部物質が燃えるのだから危険なことに変わりは無い。

◆ 資源が枯渇し始め、廃バッテリーの価格が上がると自治体は必死になって回収を始めるだろう。市の発展の為に廃電池は民間業者に売らずに、市の回収ボックスに入れましょうと言い始める。

◆ 以前にBlogに書いたが、資源ゴミの持ち去りに対して自治体は刑法254条の占有離脱物横領になるとした。しかしこの法律は自らの意思に反して離脱状態にあるもの、つまり遺失物などに対するもので、解釈に無理がある。

◆ 自ら捨てるものを拾う権利は民法で規定があり。民法239条の「所有者のない動産は、所有の意思をもって占有することによって、その所有権を取得する」つまり一度捨てられたものを拾うと、所有権は拾った人に移るとなっている。

◆ 困った自治体は条例を作るなどしてゴミの持ち去りを禁じている一方で、カネにならないゴミは有料回収するという、勝手にも程があるだろうという状態だ。そして充電池に関しては金を払っても持っていかないよと言うのだから、捨て場所のなくなったゴミが可燃ゴミと一緒に袋詰めされてしまうのも仕方がない気がする。

◆ 自治体はLi-ionバッテリーの回収ボックスを作り、回収ボックス内での短絡や発火を防ぐような不燃性の導電体の粉でも入れておくなどの対応が必要だ。今やおもちゃの内蔵電池もLi-ionの時代なのだから、捨て方も確立して貰わなければ困ってしまう。


ヒョンデは売れていない(12/11)
◆ ヒョンデはヒュンダイから改名した韓国の自動車メーカである。日本にはEVとFCEVを輸入していて、今年の販売台数は8月末までで2百台ちょっとだったそうだ。そもそも日本ではインフラ整備が遅れているので、EV自体が売れない。そして韓国製となれば、火災の危険を背負う事になるので敷居が上がる。

◆ それでも2百台以上売れたのだから凄いと思うし、それだけファンがいる事になる。なおワールド・カー・オブ・ザ・イヤー、ワールドEV、ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーの3冠を獲得している。これに関しては以前にも書いたが、そもそも審査員があまり車に詳しくないとか、TBSの韓国枠で入社した人だとか、いろいろなオフセットとバイアスが加わった結果の(ヒョンデの)勝利だとも言われる。

◆ 賞を取るのが必ずしも売れている車でなければいけない決まりはない。新しい技術を搭載したとか、憧れの車であったり、話題性の高い車であったりと色々だ。しかしこれほどまでに知名度のない車が3冠を獲得するなんて今までにあっただろうか?
◆ というわけで3冠は獲得したものの、売り上げには全く貢献できなかったという事になる。このまま不振が続けば、前回のヒュンダイ時代同様に日本からの撤退も致し方なくなる。信頼性がどうなのかもよく分からないが、基本的にはネット通販で直営拠点が数カ所にしかない事も不安材料になる。

◆ ヒョンデの車と言って何を思い浮かべるだろう。アイオニックの名は聞いた事があるかも知れない。たぶん日本に入ってきているのはアイオニック5だと思う。価格は5百万円台中心なので、EVとしては標準的価格だろう。しかし価格で比較するとドイツ製EVなども視野に入るので、よほどの情熱がないとアイオニックに傾く事はなさそうだ。

◆ FCEVはインフラ面で不安があるのと、車両の寿命(タンクの寿命)問題、タンクの検査費用問題があるのでお勧めできない。これは韓国製だからという事ではなく、トヨタ製でも同じ事だ。水素の充填が趣味な人ならば止めはしないが、車を水素で動かして面白い事は一つもない。

◆ 水素の充填には数十kWhの電力が必要で、だったらその電力をEVの充電用に使えば良いじゃないかと言われてオシマイだ。水素スタンドは経産省が建設費を出し、赤字を補填しているので事業者の負担はゼロだ。水素の大部分は(FCEVが少ないので)使われずに、大気放出されていく。

◆ 高価な水素をどんどん捨てているのが現状で、それでも経産省は水素水素と言っている。水素を使うのであれば自家用車用ではなく産業用とすべきだ。蓄電施設として、水素に変換して電気を運ぶみたいな事は出来ると思うのだが、日本の場合は電気料金が高すぎて安い水素が作れないと、これは経産省自身が言っている。

◆ どこかの自治体では水素バスを捨てたが、大型車であったとしても水素で自動車を動かすには相当な忍耐や努力、そしてお金が必要になる。大型の水素タンクだからと言って寿命が長いわけではなく、しかし交換には容量に見合う費用がかかる。

◆ ヒョンデのライバルとなるのか?BYDはヒョンデより100万円ほど安価なEVを日本に持ってきて、販売拠点は100前後まで拡大するという。バッテリー容量は70kWh〜150kWhと大きい。韓国製と中国製のどちらが燃えにくいかみたいな、でもBYDはトヨタと合弁会社を作るし、BYD製のトヨタEVが日本でも売られるかも。


高いアンテナは憧れだった(12/10)
◆ アマチュア無線の免許を取った頃は小学生だったので当然金はない。それでもトランシーバを買ってもらえたのだから幸せだったかも。もっとも他の小学生無線家はHF帯のトランシーバを買ってもらっていたり、デカいアンテナを建てていたりして、世界が違うなとも思ったものだ。

◆ アンテナを高い所に上げて遠くの局と交信したいという思いはあって、TVアンテナ用の鋼管をつないで使っていた。たぶん1本が1.8mとか2m位ではないかと思うのだが、それを3本も4本もつないで高くする。でも強度が足りないので風に吹かれて折れてしまったり、曲がったりと、ひどいものだった。

◆ 壊れたらその部分を取り替えて直すという感じで、その鉄管を電気屋さんで買って自転車で運んできたのであった。アンテナ自体はトランシーバを買ったお店で、これが安くて良いよと言われ一緒に買ってきたスクエアローであり、構造的にはダイポールアンテナを曲げて四角くしたようなものだ。

◆ ダイポールアンテナを曲げるとインピーダンスが下がるので、マッチングセクションが付いていた。どうやらこれ、当時の実売価格で数百円程度、小学生でも頑張れば買える値段だったのである。その後小遣いを貯めたりして、高校生位の時には八木アンテナを手に入れた。

◆ しかし受風面積が大きいので、簡易な鉄管はすぐに曲がってしまった。で、太くすれば丈夫になるよねという事で、より太い鉄管を求めて材料屋を探したのである。そこで見つけたのは水道管だかなんだかで、定尺がTVのアンテナ用より長かった。これなら2本つなげば良いじゃないかと思ったのだが、一人では運べず友達を動員した覚えがある。

◆ お金のある人はタワー(鉄塔)を建てていた。安いのはステーで固定するタイプ、よりお金のある人は自立型だとか、クランクアップ(ロッドアンテナ風の構造で高さの変えられるもの)を持っていたのだ。かくいう私もタワーを買ってもらえないかと親と交渉し、庭に巨大な穴を掘った。ここにタワーを建てるんだぞと。しかし願いは叶わず、その穴はゴミ焼却用として活躍したのみだったのである。

◆ アンテナタワー建設記などを読むと、今はずいぶんとお金がかかる。タワー自体も150万円前後と高く、工事費や運搬費を含めると500万円にもなるそうだ。昔は自分たちでタワーを組み立てて建てたものだが、今は安全管理上なかなか出来ず、大型のクレーンでつり上げる。地方在住だと、タワー本体の輸送費も高額になるのだそうだ。建設後も定期的なメンテナンスなどが必要、それを外注すればお金がかかるし、不要になったタワーを解体するのも大変だ。

◆ まあ昔も今もアマチュア無線家の憧れであって、良いなとは思ってもなかなか自分では買えない代表的なものだろう。こればかりはタワーを買って建てれば良いというわけではなく、ご近所の了解も得なければいけない。嫌電磁波派でも居ようものなら、目を三角にして怒られそうだ。嫌電磁波派でなくても、住宅街の隣の家に20mもの高さの鉄塔が出来たら嫌だろう。なので鉄塔が持てるのは田舎に住む人の特権みたいな感じもする。

◆ タワーを建てるには少なくとも庭が必要なので、都内の住宅のように隣の家と殆ど隙間のない場所に建てる事は出来ない。土地の端にタワーを建てると、その上に付けたアンテナは隣地に侵入する可能性があり、空中権の侵害だと言われる。


犯罪癖は直らないのか?(12/9)
◆ Y氏は言う事は立派だ。こういう事はやってはいけないとか、暴言を吐いてはいけないなど説く。配信でリスナーが乱暴な事を書けば、そんな事を書くと運営にBANされるぞ、書いて良い事と悪い事くらい分からないのかと諭す。

◆ 例えばリスナーが「犯罪者は死ね」と書くとする。Y氏は、俺は刑務所に入って出てきたのだからもはや犯罪者ではない、その人間に犯罪者というのは名誉毀損だ、死ねというのは殺害予告にも相当する、俺がおまえを訴えれば、おまえは逮捕されるんだからなと語り始める。

◆ 俺は優しすぎる、真面目すぎると昔から誰からも言われているというのが口癖である。顔には自信がある、俺は顔が良い、絶対的に格好良いと言っている。自分の幸せは考えない、自分のために何かをやろうと思った事はない、俺は他人のためには尽くす、他人の幸せばかり考えている、そういう生き方しか出来ない性格だ、それが俺の欠点なのだと力説する。カネも要らない、生活するのに最低限のカネがあればいい、彼女が出来れば彼女のために尽くす、俺は自分の事は我慢が出来ると繰り返す。喧嘩も強い、体力には絶対の自信があると言うものの小柄な人に一撃で倒されて以降は口をつぐんだそうだ。

◆ そんな氏は詐欺や窃盗、暴行や強姦、夏頃には彼女やその親に対する脅迫行為で逮捕されている。秋口には別の女性から強制性交で被害届が出されたと噂になっていた。その女性はY氏から脅迫され、身を隠すために関西に移り住んだ。

◆ 別の男性配信者には、俺は犯罪者だ、甘く見るなよ、殴るぞと脅している。これが釈放された3日後だというのだから反省も何もない。言う事は立派なので、善悪の区別は付いているような気がするが、刑務所の中で教えられた事を口にしているだけ?しかし目の前に女性がいれば襲いたくなり、そこに財布があれば盗みたくなり、弱いものがいれば殴りたくなる。氏と一緒に酒を飲んだりすると、いつの間にか財布がなくなるとは、古くから語り継がれた事である。理性が欠乏しているのか?欲求だとか衝動を抑えられない性格というか性質なのか。というと、暴言を吐くのは遺伝だから仕方が無いと言い始める。

◆ 殆ど寝ずに配信をしたり、急激な体重の減少、自らを神のようにたたえるテンションなどもあって、(当然ながら)違法薬物疑惑が持ち上がる。自らショートスリーパーと言い、殆ど寝ないのは昔からだと本人は言っていたとか。過去に何度も逮捕され新聞にも載っている薬物仲間も、Y氏は絶対(クスリを)やっていると言う。この森本氏は強制性交や詐欺などで逮捕されている。

◆ 配信者N氏がY氏の犯歴を表にしていた。17歳で少年院に送致されたのを最初に(それ以前は送致されない)19歳で窃盗、20歳で傷害、21歳で窃盗、23歳で窃盗、24歳で窃盗、26歳で詐欺、29歳で強姦、40歳までに窃盗2回、46歳までに薬物犯罪で2回、脅迫でも逮捕されている。氏は前科前歴合わせて21犯だと言っていた気がするのだが、23犯らしい。多くは出所してすぐに捕まり収監されているようだ。

◆ これだけ捕まっているとシャバにいた時間は少ないだろうし、刑務所は規則正しい生活が出来るから悪いところではないと言う位に"慣れて"いる。


配信者Y氏(12/8)
◆ 何度か話題にしている配信者Y氏だが、前科前歴記録を塗り替えたらしい。出所したのが昨年の12月だそうなので、1年経たずに再度逮捕されたのか。付き合っていたと本人は言っているが、某氏によれば知的障害者の女性を軟禁し、1千万円を支払うという誓約書を書かせ、女性のクレジットカードを使い、女性とその親に殺害予告をしたとか。この事件の他に女性配信者への強制性交でも被害届が出されているとの事だった。

◆ 女性のクレジットカードではかなりの金を使ったらしい。Y氏は銀行口座を売ったりしていたそうで、都市銀行には口座を作ることも出来ない。携帯電話も分割では購入出来ない位なので、自分では作ることの出来ないクレジットカードは、魔法のカードに見えたのだろう。カードを使いまくって限度額に達すると、別のカードを作らせるなどしたという話だ。

◆ 当初は彼女が作った借金を俺が払ってやっていると言っていたが、やがてボロが出る。しかし後には俺が使った金ではないと言い始めたそうで、彼女の家族は再三にわたって返済を優先するようにと言ったそうだ。被害者家族が金を返せと言うと、Y氏は金の話ばかりだ、そんなにカネが欲しいのか、俺はお前達のせいで捕まった、謝罪が先じゃないのかと怒りを露わにしたと解説するのはI配信者だ。Y氏は金は分割で払っているから問題ない、俺は悪い事はしていない、捕まったのも俺が悪い訳ではないと言い続けていたようだ。I配信者によればY氏は民事で訴えられた賠償金も残っているが、無収入と言う事にしているようで支払っていない他、生活保護の不正受給も行っているそうだ。

◆ Y氏自身は俺は悪くない、面倒だから捕まってやっただけだと言っているそうだ。俺は顔が良いから女が切れた事がない、性格が良いから女にもてる、(当該女性も)女の方から俺に寄ってきたと豪語する。何が本当で何が嘘なのかは分からないが、何度も何度も逮捕されている事は紛れもない事実だ。Y氏から解放された女性は入院、女性の父親がY氏に接触を試みるも、Y氏に攻撃を受けたとか何とか。

◆ そんなY氏なのだが別の配信者のM氏と仲良くなる。M氏は筋金入りのチンピラと言えばいいのか、そんなイメージを身に纏っている。似たもの同士という訳でもないだろうが、配信者の多くは犯罪歴があるものだ。

◆ M氏は一般人?も脅して金を取るそうだが、その脅しの風景か何かがYoutubeかどこかにあったかな。まあチンピラなので脅しはプロ級であり、昭和のヤクザ映画を見ているような感じだ。こうして金を集めて暮らしているのだそうだ。昭和のチンピラは借金の取り立て屋と相場が決まっていたが、規制強化で取り立ては難しいのかな。

◆ M氏の言い分とY氏の言う事は全く反対だ。Y氏に言わせれば、M氏に頼まれたので仕方なく手伝ったとなるのだが、M氏はY氏が毎日朝から電話をしてきて仕事をさせて欲しいと懇願したという。Y氏にすれば、うまく乗せられたというが、M氏にしてみれば厄介者を仲間にしてしまったとなる。当初は仲良くしていたようだが、2ヶ月もすると対立する事になる。

◆ そして対立した事により、様々な悪事が表沙汰になり始める。Y氏が彼女と呼ぶその女性がひどい扱いを受けていた事をM氏が知り、さらには脅迫や恫喝などの事実も明るみに出る。そして被害届を出させ、逮捕に導いたというのがまとめサイトの情報である。M氏は逆にY氏からひどい目に遭わされ、ある事無い事話されて大迷惑だと言っている。


ディジタル通信(12/7)
◆ ディジタル通信として電信は古くからある。短音と長音とそれらの間にある無音状態を組み合わせて信号を伝送する。効率的な伝送が、分かりやすさよりも優先されて可変長のコードとなっている。符号間の無音部分と符号内の無音部分は長さ(時間)が異なり区別される。

◆ データ長は可変でデータレートも可変だが、復調は人間が聞いて行うので何とかなった。調歩同期のデータをそのまま送ると言うことではRTTYがあった。基本的にはFSKなのだが、50bpsや75bpsの低レートでの通信では、音の変化が耳で聞ける程度のデータの変化である。

◆ 他にSSTV(低レートによる画像伝送)などもあり、広い帯域を確保できない短波帯の通信として使われた。その後もっと複雑な変調方式が現れるのだが、無線で使われるようになったのは相当後である。最初は有線通信用のモデムとして利用されはじめ、多値変調などによって通信速度を上げようと開発競争になった。

◆ プリミティブな世界では手旗信号が多値変調に相当する。電信の場合は短音と長音の2つの状態でデータが構成されていたが、手旗信号は垂直と水平の他に45度の点が使われる。これによって50音を最大2つの状態で表すことが出来る。和文の電信だと最大5つの連続になるので、多値変調による伝送の効率化が分かる。

◆ 手旗信号では固定の状態ではなく旗を降り続ける的な動作もある。手旗信号はそれを見ることで復調が出来るのだが、これを無線伝送するのは難しい。画像伝送であれば可能だが、画像が伝送できるのなら手旗信号を使う意味がない。

◆ 昔々使われていたさん孔テープ(紙テープに穴を開けて情報を記録する方式)やパンチカード(同、テープではなくカードを使用)は、穴の位置を見ればコードを読むことが出来る。簡単な編集であれば、紙テープを切ったり貼り付けたりすることで行うことが出来た。

◆ 無線通信は広帯域化に向かっているが、短波帯など帯域の広く取れない周波数帯においては、占有帯域幅の小さい低速ディジタル通信が使われる。VHF帯以上の業務無線はディジタル化が進んでいる。周波数の有効利用という点で疑問はあるが、秘匿性は向上する。符号化にもよるが、アナログ通信よりも低いS/Nでも通信できる場合がある。ただし誤り訂正などを使わない方式では、フェージングなどに弱く復調できなくなる。

◆ アナログ通信の場合は、フェージングなどによって聞きにくい所があったとしても、頭の中での誤り訂正と補完が働くので、ある程度の内容を理解することが出来た。これがアナログ携帯電話時代であり、電界強度の弱いエリアではノイズまみれの通話になったのである。

◆ PDCが開始されると、ドコモは「ディジタルだから音がいい」と宣伝した。しかし実際には音声圧縮技術がまだまだであり、何を言っているのか分からないなどと言われた。アナログ携帯電話に比較すると伝送帯域も狭く、バックグラウンドノイズがおかしな音になったりとひどいものだった。

◆ 狭帯域FMでインタリーブチャネルを使ったアナログ携帯電話に対して、PDCはどうしても電波利用効率が上がらなかったのである。そこで無理な帯域圧縮を行い、さらにはハーフレートまで使い始めることになる。それでも都内などでは帯域が不足し、通話の出来ない時間帯があるなど、さらなる通信の効率化が求められていた時代だ。


減りゆく公衆電話(12/6)
◆ 公衆電話の台数は約10万台だそうで、今後さらに減少すると言われる。ピーク時には100万台ほどがあったのだから、すでに1/10に減っている。

◆ 公衆電話の管理の難しさはお金の管理にあると言ってもいい。一時期テレホンカードなるものが流行ったが、あまりのセキュリティレベルの低さに不正利用が横行した。こうしたこともあり2019年頃に発売が停止された。

◆ 現金管理の難しさは自動販売機なども同様で、人間が現金の回収を行わなければいけないのでコストがかかってしまう。自動販売機は販売商品の補充時に現金の回収なども行うが、公衆電話の場合は現金を回収するためにその場所に行く必要がある。

◆ すべての人が使えるようにというコンセプトだと、非現金払いを導入しにくくなる。現金は誰もが持っていると想定できるが、クレジットカードやコード決済は誰もが利用しているとは限らない。日本の場合は特に現金決済が多いので、現金決済を不可能にすることが難しい。

◆ コンビニは全国で約6万店舗がある。公衆電話がどこにあるのか探すよりも、コンビニがどこにあるのかの方が探しやすい。ならば全てのコンビニには公衆電話を設置しましょうで済むのではないだろうか。これだと料金の回収もコンビニに委託が出来る。郵便局でもいいのだが、郵便局は全国で2.4万局くらいであり、コンビニエンスストアよりも数が少ない。

◆ コンビニの場合は通信路は必ずあるわけだし、場合によってはWiFiを使うことが出来る。営業時間内であれば買い物も出来る、コピーも取れるしATMもあるのだから便利だ。残念ながら山の中には無いのだが、このあたりにしても山を下りれば何店舗かはある。

◆ 公衆電話が減少するのは電気通信事業法の改正により、設置台数を減らすことが出来るようになったからだ。最終的には全国で3万台程度に減少させるという。普段はほとんど使われない公衆電話だが、auの大規模障害の時には公衆電話から緊急通報を行う人が増えたという。

◆ スマートフォンが壊れた場合にどうするか。代替機を持っていない場合は壊れたスマートフォンを修理するか買い換えることになるわけだが、緊急性が高い事態であれば修理不能な壊れ方をした状態が想定できる。事業者モデルで保険に入っていれば交換などで代替品が手に入るが、そうでない場合は別のスマートフォンを入手しなければならない。

◆ 物理SIMの場合は購入したスマートフォンにそれを入れれば使えるようになるのだが、eSIMの場合は少々面倒だ。eSIMは便利なのだが、1枚は物理SIMを持っていた方が安心できる。通信が可能なスマートフォンが入手できれば、電話帳も使えるようになるしブラウザの同期設定を活かしているなら、ブックマークなどを取り出すことも出来る。

◆ 事業者が大規模障害を起こしたときは困る。別の事業者との契約があればいいが、そうでない場合は通信や通話なしで過ごさなければいけない。これがauの大規模障害時であり、公衆電話を使った人が多かったと言うことだ。モバイルネットワークが使えなくなりフリーWiFiに接続したとしても、IP通話系アプリからだと緊急通報が出来ないものが多い。

◆ 障害の時には、少し待てば直るだろうと多くの人が思う。そうして人々は通信の正常化を待つわけだが、auの障害は長かった。代替手段を用意した方がいいのか、このまま待てばいいのか、判断が難しかったのである。


自動運転タクシー(12/5)
◆ 米国や中国の一部都市では自動運転タクシーが営業運転している。米国では人間が運転するタクシーよりも安い料金でチップも必要ないことから、利用者の評判も良いらしい。交通法規厳守なので急いでいる時には使えないかも知れないけど。

◆ 自動運転の世界でも日本は出遅れてしまった。もっとも日本の場合はタクシーは利権産業であり、自動運転技術が発達してもなんだかんだと理由を付けて自動運転車を阻止するのかも知れない。もしかするとドライバー不足から、既存のタクシー会社が自動運転車を使う可能性もある。

◆ 米国でも中国でも特定の都市を走り回る運行ではあるが、日本の場合はむしろ過疎地域の交通対策として活かせるのではないだろうか。過疎地域では乗り合いのバス(自由運行的なもの)を行政や行政が委託した民間が運行する例がある。免許を返納した高齢者対策などで、定期運行するには乗客が少ないなどで、オンデマンド運行を行ったりする。

◆ ここで問題になるのが人件費で、客がいようがいまいがドライバーは確保しておく必要がある。定期運行しなければ無駄な燃料費などは節約できるが、人件費はそうはいかない。燃料や車両維持コストが1km走行あたり50円だとして、平均時速30km/hで走るバスドライバーの時給が1,500円ならば、1kmあたり50円になる。

◆ 米国の自動運転タクシーの料金は、有人タクシー料金の6割程度らしいので、自動運転車のコストが高いとしても人件費よりは安いことになる。自動運転の場合は時間に関係なく利用できることになるし、夜間の割増料金も理屈の上では必要がなくなる。

◆ 田舎の場合は都市部のように道路が入り組んでいるわけではなく、絶対的交通量が少なく徒歩や自転車の割合も相当低い。行き先はスーパーや医療機関、駅周辺などと、これも大体決まっている。その意味では自動運転車が導入しやすいと言える。

◆ 自動運転車だとか自動運転タクシーが解禁されれば、米中あたりから車両を輸入して参入する事業者が現れるかも知れない。米国では緊急通報の乱用の元だと言われた自動運転車は、さほど緊急ではないにもかかわらず緊急通報する例があったという。眠った乗客を死んだと勘違いするなど、システム的改善も必要になる。

◆ 日本のタクシードライバーの平均年齢は上昇の一途だそうで、高齢ドライバーによる事故もある。そうは言っても年金だけでは暮らしていけない人が増えつつあり、更には定年年齢の延長は高齢ドライバーを増やす。50歳代の平均貯蓄額は数百万円あると言われるが、中央値は数十万円らしい。これらの人が高齢者となる15年或いは20年後には、年金支給額も支給開始年齢も今よりずっと改悪されているだろう。

◆ タクシードライバーになるには二種免許が必要なので、誰でも働けるわけではないのだが、人員不足に悩むタクシー会社は二種免許取得のサポートを行う所もある。タクシードライバーの平均年齢は60歳を超え、ドライバー人数は20万人に満たない。2007年には38万人以上のドライバーがいた(国交省データ)ので、高齢化による自然減少も相まってドライバー不足も起きている。


00000JAPAN(12/4)
◆ 非常時に開設されるというか、非常時にこのSSIDが使われると言った方が良いだろうか。おそらく元々はMNO各社などが提供するWiFiスポットで、非常時にはGUEST IDである00000JAPANが設定されると思えば良いかな。

◆ モバイルネットワークが使えない場合にWiFi接続が出来る訳だが、その為にはWiFiのAPが動作していなければならない。WiFi環境とモバイルネットワークのどちらが信頼性が高いのか?少々疑問でもある。

◆ この00000JAPANのSSIDの偽物も出没するそうだ。このWiFiを使う為には登録が必要です、無料ですがセキュリティの為に登録を済ませてください、みたいなページが表示されたら、多くの人が騙されるのではないだろうか。

◆ 情報を入力させたら「ただいまネットワークが混雑しています」とでも表示すれば良い。MACアドレスを取得しておけば、延々と混雑ページを表示するだけで良い。そんな問題が出てこない所を見ると、0000JAPANを使う人も限られているという訳か。

◆ 3.11の時には東京近郊でも停電が起き、モバイルネットワークは輻輳で使えなくなった。こうなると(電源がないので)WiFiのAPも動かなくなる。モバイルネットワークはバッテリーバックアップがあるので、ある程度の時間は稼働する。

◆ 災害発生時よりもある程度被害が把握できた後で、避難所などに開設されるのであれば役に立つはずだ。避難所が開設される頃には(停電が長引いているとすると)移動体通信基地局はバッテリー切れになる。避難所にFTTHがあり収容容量の大きなAPが非常用電源で稼働すれば、そこにいる人たちの通信を処理することが出来る。

◆ KDDIあたりはStarlinkを使って避難所にモバイルネットワークを生き返らせるかも知れない。光回線は複数経路で接続されているのだが、以前にソフトバンクは同じ経路で複数の線を引いていて、そこの地盤が破壊されてしまった為に複数の線もろともネットワークが死んでしまった。

◆ 避難所では多くの人が使うので、高速通信というわけには行かないだろう。今やリッチコンテンツが増え、ニュースなども動画で流される。そもそもそうしたサイト自体にアクセスが集中すれば、Webサーバが過負荷になる。どこかの自治体がホームページで非常連絡を行っていた、そのサーバが非常時に過負荷で使えなくなったなんて、笑い話のようなことが現実に起きた。

◆ 一部のスマートフォンにはFMラジオ受信機能があるが、それを使う為にはイヤフォンが必要だ。イヤフォンを持ち歩いている人なら良いが、そうでないと(アンテナがないので)強い局しか受信できない。TV受信機能付きのスマートフォンは絶滅したし、TVを観るにしてもアンテナ線が必要だ。

◆ 予定通りだとすれば来年にはauがStarlinkV2で衛星通信を可能にする。当初はSMSが使える程度だったとしても、安否確認には役に立つ。3.11の時もそうだったが、家族なり知人がどこにいるのか、いないのか、それすらも分からない状態になった。

◆ そうした事から171が出来たのだが、通信手段が確保できるのならば、直接相手に通信なり通話をしたいと思うはずだ。もっともスマートフォン自体が壊れたとなると困るのだが、スマートフォンが壊れると連絡を取りたい相手の電話番号も分からなくなる。


デリカ海苔(12/3)
◆ デリカ海苔とかデリカ糊と書かれたのはもうずいぶん昔だ。デリカは三菱のワンボックスで、パジェロと並んで多くの改造パーツがあった。ディーゼル車は燃料を増量するとパワーが出る(その代わり排ガスが汚くなる)での、燃料増量の改造(簡単)を行っている車が多かった。

◆ 他人の迷惑など考えずに黒煙をまき散らすと言うことで、これだからデリカに乗っている人は困るよねと言われたわけだ。そうした人が多かったからか改造無くしてデリカではないみたいな、大径タイヤやグリルガードもセットでと、皆同じような改造をしていた。車にはその車を好む層みたいなものもあるので、何となくその車にはそんな人が集まる、みたいな事は昔からある。

◆ まだまだ暴走族が元気だった頃、暴走車の定番的な、或いは改造ベースや屋根切りベース用に使われた車もある。中古価格が安いとか屋根が切りやすいとか、それなりの理由があったのだろう。暴走族にローレルが好まれていた時代に、日産はローレルのイメージ確保の為に下取りした低年式車を廃車にしていったという話を聞いたことがある。

◆ 新型プリウスの事故は余り聞かないので、ペダルレイアウトとシフトレバーの小改善は効果があったと言うことだろうか。もっとも従来のスタイルよりもデザイン面で若返らせた事で、老人が乗らなくなったから事故が減ったのではないかとの見方もある。

◆ この辺りでもたまにプリウスは見るが、老人が敬遠するほど奇抜なデザインではないと思うし、天井高の低さも背の低い老人なら気にならないかも。なのでカタログ写真で見るよりは、老人受けするというのは変な言い方だが、旧プリウスからの代替需要にも応えられるのではないか。

◆ 確かにプリウスは車両としての安全性に問題があったのは事実だが、プリウスを好んで乗る層にも問題があるんじゃないのとも言われた。「今日のプリウス」で紹介される動画は、必ずしもペダル踏み間違いで暴走しているばかりではなく、普通に危険運転をしていたり、迷惑行為を重ねていたりする。

◆ 最近はプリウスは勿論、アルファードにも近づくなが、安全運転のお約束だとか。アルファードやベルファイアがDQN(死語?)車と言われて久しいわけで、オラオラ系の代表車であることに異論は無いだろう。特にぞろ目ナンバーや1001とか0330みたいな希望ナンバーを取っているクルマがヤバいと言われる。

◆ Youtube動画のどんどん増えているようで、今日のプリウスから今日のアルベルになる日も近いのか。Xのアンケートによると、乗っている車と乗る人間の相関があると回答した人が9割近くになったという。回答数が数千あったので、それなりに説得力はある。

◆ 電動キックボードに関しても同様で、あえて危険そうなあの乗り物に乗る人は、危険度が分からない程度の人物だ論だ。ある程度その乗り物が分かっている人は、同じ乗り物に乗せたとしても危険な走行はしないとか、危険そうな場所には行かない。これは自転車でも同様で、事故や違反をする自転車乗りは何度も捕まる傾向があるそうだ。


ラジコン戦車のギアボックス(12/2)
◆ ラジコン戦車は左右輪を別々に駆動して超信地旋回などを行う。なのでモータが2つ必要だという所までは分かるのだが、それぞれのモータがそれぞれの駆動輪をドライブしているものだけではないそうだ。

◆ 理由として、戦車を直進させる為には左右輪を同一速度で駆動する必要があるが、DCブラシモータでは回転差が出来る。負荷によっても回転数が変化する。こうなると安定して直進させることが出来なくなる。そこで、モータは2つ使うのだがその出力を差動合成するような仕組みものもがある。

◆ 2つのモータの扱いとしては走行用と旋回用になるのかな。どこかにこのギアボックスの解説動画があったのだが、探せなくなってしまった。これを使うと、通常は直進モードになり左右輪は同一回転数になる。しかし旋回用のモータを回すと、その回転差の分だけどちらかの駆動輪が遅くなったり逆転したりする。

◆ 以前にもリンクしたがこちらの方はオリジナルで戦車の模型を作っている。ギアボックスの写真があるが、ギアは金属で作り直している。元々のDCブラシモータでは低速駆動がうまく行かず、ブラシレスモータに交換した。ブラシレスモータで低速駆動は出来るようになったが、重い車体(金属製)とモータのトルクに負けてギアが破損した。

◆ そこでギアの図面を書いて特注したのが掲載されている写真のものだ。高回転部分(低トルク部分)は樹脂ギアのまま、差動ギアはオリジナルのままだったが、今度はその差動ギアが壊れた。ベベルギアは亜鉛ダイキャストか何からしく、歯が欠けるのはまるで中華ウインチのようだ。

◆ 実車でも同じだがエンジンパワーを上げていくと弱い所が壊れ、そこを強化すると次に弱い所が壊れる。この戦車の場合は差動ギアが壊れたので、それも丈夫な金属で特注しようとしたらしい。しかし製作可能なギアのサイズに満たず、つまり小さすぎて受注不可能だと言われたとか。差動ギアなのでかさ歯車で出来ていて、それのサイズが小さかった(だから壊れたとも言える)訳だ。

◆ 後の記事で通常の(つまり差動タイプではない)ギアボックスでは走行性能が確保できない(安定して直進させることが出来ない)から代替が効かないとしているが、それはブラシモータでの話だ。これはブラシレスモータに換装されているので、適切な制御を行えば通常の左右独立の駆動系でも直進度に問題はないはずだ。

◆ このラジコン戦車は4年ほどかけて製作されてきた。構想はさらに15年も前になると書かれていた。blogのカテゴリを見るとドリル戦車とかコイガン戦車、バトルタンクなどもあり戦車関係には造詣が深いのが分かる。ラジコンの送信機も受信機も2.4GHz帯のユニットを使い、ソフトウエアは自作されている。

◆ 試行錯誤やトラブルもあるのだが、電気関係の信頼性というか、何故か壊れてしまうことが度々起きて作り直したりもしている。基板を起こしてしまえば良いのかも知れないが、狭いスペースの空いた所に部品を詰め込んでいくという、ギリギリの大きさの中での実装なので色々大変なのだろう。


交信開始時間とは?(12/1)
◆ アマチュア無線のQSLカードに書く交信開始時間が狂っていると、相手局からお叱りを受けるという話があった。交信開始時刻とはどの時点を言うのだろうか?お互いに通信状態をレポートした時点が開始なのか?それとも相手が応答した時?いや、複数局が応答する場合もあるので、応答してきた局に対してこちらから呼びかけた時点?こちらから呼びかけたとしても、相手局にこちらの情報が正しく受信されているとは限らない。

◆ それとも交信開始時刻は何分にしましょうねと、相談して決めるのだろうか。QSLカードの交換をしないと嫌がられるという話もあったし、色々と面倒なのかな、今は。昔は皆親切だったのは、私が子供だったからだろうか。QSLカードは発行したことがあるが、JARLには入っていなかったので郵送していた。

◆ 昔はコールブックというものがあって、まあ電話帳みたいなもので、各局の住所や電話番号などが載っていた。それを見て住所を調べてカードを送ったんだったかな。JARLに入っていると、JARLにカードを送ると各局宛をまとめて郵送してくれるとか、そんな感じだったと思う。自分でコールブックを持っていた(値段的に)か?近くの他局に住所を調べて貰ったかは覚えていない。

◆ JARLは終身会員制度が作られたとか何とかで、5万円だか8万円だかを払うとずっと会員でいられたような。でもその後それは中止されたとかで、終身会員はどうなったんだろう?廃止されるみたいな話もあって混乱していた時期もあったという。

◆ そもそも当時の年会費はいくらだったのだろう。たいして高額ではなく、なので8万円はずいぶん高く感じられたと思う。VHF帯のトランシーバが3万円とか5万円の時代なので、やっぱり8万円は高かった。それがJARLは赤字だからやめるよでは、当時お金を支払った人は納得しないだろう。20年分先払いしたんだぞみたいな記事もあった。

◆ JARLとしては一時金を集めて運用すれば良い、くらいに考えたのかも知れない。アマチュア無線人口は増加の一途であり、JARLの会員数が減ることなどあり得ないと思っていたのではないだろうか。そもそもJARLは原 昌三氏が41年間会長の座にいて、亡くなる数年前まで権力というのか、力を持っていたと言われる。

◆ 力は持っていたが様々なトラブル、一部は訴訟問題にもなった事対する責任は取らなかったと言える。JARLの私物化だという人もいるが、同じ人が続けて会長でいればこうなるのは仕方がない。これは民間団体だけではなく、政治家にしても同様だ。

◆ QSLカードは今はJARL経由か、物理媒体でなければ電子送信も出来るのかな。色々な人の書いたものを見たりしていると、交信開始時間の件もそうだが、色々厳密というか厳格というか、そんな感じもする。フォネティックコードは正確に、みたいな記事もあった。

◆ 老害的な、俺は○○年やっているんだとか、俺は1アマだとかでマウントを取ろうとする人も増えたと嘆く声もある。だったらDCR(ディジタル簡易無線)の方が面白いよと言う記事もあった。昔のCBだとかパーソナル無線みたいなものかも知れない。ただ業務利用でチャネルが埋まっているとか、混信があるという話も。