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CD方式の電気柵電源訂正版


  • Posted by: F&F
  • 2020年1月10日 11:11

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こちらの記事に誤りがあった。
高電圧発生用DC-DCコンバータに、コッククロフト整流回路を使ったものが使えそうだと書いた。

これなのだが、コッククロフトと言う事はDC出力とGND間にコンデンサが入っている。
それをSCRでGNDに落とせば瞬間的に相当大きな電流が流れる。
これではSCRが可哀想なので、DC-DCコンバータの出力に直列にコイルを入れるのが望ましい。
インダクタがあれば出力をショートさせてもすぐに電流は流れず、更に逆起電力で次のサイクルのチャージが早まる。
コイルではなく抵抗でも良いが多少ロスが出る。
抵抗であれば47Ωくらいで良いだろう。
短絡しても6Aしか流れない。

このDC-DCコンバータを両波整流に改造(ダイオードの向きを反対にして+Vと-Vを接続)した上で、10μF/400Vの平滑用のコンデンサを外す。
こちらはトランスで電圧を上げているだけだからだ。
ただSCRが導通した時には短時間とはいえ出力を短絡する事になるので、瞬間的には電源電流が増える。
(短絡保護回路付きだそうだが、それが働くかどうかは不明)
短絡時間はトランスのインダクタンスにもよるが、長くても1〜2msだと思う。
仕様はスイッチング周波数75KHz、無負荷電流15mA、出力電流200mAで470μFのコンデンサを2秒でチャージ出来るとある。

外した10μFの電解コンデンサをディスチャージ用に使いたいところだが、電解コンデンサはESRが大きいのでお勧めはしない。
毎秒1回の放電なので触って分かるほどの発熱にはならないとは思うが、寿命は短くなるだろう。

CDIではSCR導通時にはDC-DCコンバータを止めている。
短絡電流が流れないようにするためだ。
同時にこの回路で出力電圧を安定化させている。
電圧が設定以上になればDC-DCコンバータを止める。

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