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PC9801とプリウス特許(2/18)
◆ MS-DOSの時代にはNECのPC9801が日本のPCのスタンダードだった。それまでは専用開発されていたFA機器などでも、PC9801にI/Oカードなどを挿入して制御する方法が使われ始めた。こうする事で専用機器を開発するよりも安く短時間で開発が可能になった。
◆ 海外ではDOSマシンと呼ばれるPCが一般的だったが、日本にはPC9801があったために殆ど使われていなかった。そしてPC9801はNECが独占的に製造販売していたのである。そこに参入したのがEPSONだった。PC9801の互換機を作って販売を始めた。PC9801よりも安価だった事もあってEPSONのPC9801互換機は徐々に売れ始める。
◆ これではシェアを奪われてしまう。そう考えたNECはあらゆる方法を使ってEPSONを妨害した。元々PC9801は圧倒的シェアを誇っていたので、ソフトウエアも含めた互換機排除が行われたのだった。
◆ そして時代は進みWindowsが現れる。PC9801もWindows対応とすれば良かったのだが、Microsoftからしてみれば異なるアーキテクチャのマシンであり、色々難しいと言うより面倒だったのだろう。PC9801はWindows化が送れるものの、まだまだDOSの時代だと頑張って見せた。同時にEPSONに対しても、一緒にやりましょうとすり寄ったのである。しかしEPSONは早々に互換機に見切りを付け、DOSマシンへと鞍替えしてしまった。
◆ と言う話とプリウス特許公開の話は似ている。世界中がEVに湧き始める頃、それをいち早く察知した(のかな?)トヨタはプリウス特許を公開した。公開したからみんなでTHS互換品を作りましょう、EVに誤魔化されてはいけない、時代はハイブリッドしかあり得ないとして反EVを貫いた。しかし多くのメーカはプリウス特許に見向きもしなかった。
◆ 唯一THSを使ったのがマツダなのだが、自社エンジンとの組み合わせは失敗に終わっている。THSは特許が公開されたからと言ってどこでも作れるというものではなく、トヨタ自身もエンジンとのマッチングに苦しんだように、特許で公開された技術の他にも色々なノウハウが必要だった。その事は他の自動車メーカも(THSを分解調査して)知っていたので手を出さなかった。
◆ 独占的技術を持った企業が他の企業に手を差し伸べようとする時は、裏があるという事だ。トヨタにとって良かったのは、世界的なEVブームが急速に縮小した事である。これによってICEが息を吹き返す事になった。では他メーカがTHSを使うようになったかというとそうではなく、むしろトヨタがパラレルハイブリッド化を進める事になる。
◆ 小型車においてはTHSを使い続けるのかも知れないが、ある程度のエンジン出力の車となるとTHSは重く大きく非効率になってしまう。それでも以前はLS600にTHS的な機構を組み込んでみたのは凄いなと思う。一応ハイブリッドなので燃費は多少は良かったのだが、苦労の割にはと言うところだった。
◆ プリウス30は2009年頃に発売されたのだが、実燃費で16km/l位走ったのだから当時としては凄かった。定速走行をすればもっと燃費は伸びたのだが、やはり渋滞路でこそ真価を発揮すると都市部を中心に売れ始めた。
◆ その後コンベンショナルエンジンでも16km/lの実用燃費が得られるようになるが、THS搭載車は更なる効率化を目指す。THSはe-Power同様に2つのモータゼネレータが必要なので、重く大きく高額になるのがデメリットだ。
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