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写真が悪い説(12/5)
◆ バイトテロや寿司ペロ事件など、SNSや動画投稿サイトに投稿するために悪事を働く人間が後を絶たない。そこで一部飲食店では店内での撮影禁止に踏み切っている。悪事を働くのは別にかまわない、いや、そうは言っていないのだが、それが公になる事による損失が大きすぎるという事だ。
◆ 誰もいない店内で寿司ペロ事件が起きようが、店員がそれを見ない限り問題にはならない。勿論衛生的な問題はあったにしても、実害がなければ事件にならない。しかし写真や動画が公開されれば、それは多くの人が知ることとなり相当な経済的損失を食らってしまう。
◆ 寿司ペロ事件を抑制出来ない以上、それが公開されない方向で対策をしましょうというのが撮影禁止飲食店だ。では客が写真や動画を撮っているかどうかをどうやって判断するのか?店内の監視カメラなどを使うとも言うのだが、カメラを起動したからと言って写真を撮っているかどうかは分からないし、スマートフォン内の写真を見せろという権利は店側にはない。
◆ 結局の所善良な人が制限を受け、悪人は何食わぬ顔という事態になるのではないのか。今や店内でスマートフォンの操作を禁止にする訳にはいかないし、圏外にしてしまうわけにも行かない。だってスマートフォンからオーダを行わせようとしているのだから。
◆ こうした制限に対して利用者は当たり前に反発する。飲食店専用アプリをダウンロードさせたり、LINEに友達登録させたりするくせに、カメラを起動したら文句を言われるのはどういうことだと。スシローは今もやっているのかな?寿司の写真をSNSに投稿すると何かが貰えるみたいなキャンペーンを。
◆ くら寿司は写真撮影やそれに類することを明確に禁止していて、客がスマートフォンを操作しているところを店員が見つけた場合は、使用中止を呼びかけているのだとか。ただし写真や動画の撮影と迷惑行為は別だと考えているとして、ようするにケースバイケースという事か。ちなみにくら寿司はアプリをリリースしていて、アプリをダウンロードしろと言っている。
◆ 厨房内へのスマートフォンの持ち込み禁止やSNSの利用制限は飲食店以外でもある。特に機密情報を扱う開発セクションなどではスマートフォンの持ち込みが制限されているところもあるし、SNSの利用が制限されているところもある。これは企業や顧客情報の漏洩を防ぐ意味からだが、飲食店の場合はバイトテロ防止(拡散防止)みたいな違いがある。
◆ 個人的には悪事を抑制しなければいけないと思うのだが、結局それが出来ないから写真撮影禁止しかないと言うことか。何か方向が少し違うように感じるが仕方がないのかな。いや、仕方がないで終わらせてしまったら悪事はなくならない。それこそ誰も見ていなければ何をやっても良いのかと、そんな話になる。
◆ 企業のシステムへの攻撃で情報が漏洩する場合があるが、これはシステム全体を強硬にすることで防ぐことが出来る。しかしそれを操作する人間による悪事は防ぐのが難しく、携帯電話ショップではこれまでに様々な形で情報が抜き取られてきている。最終的には人間による情報漏洩となるが、人間を機械的に制御することは難しい。
◆ 例えば顧客情報に関する部分は全て機械が行う、みたいな事が出来ればセキュリティ的には安全だが、実際には曖昧な内容への対応もあるので難しい。これが飯テロとなれば更に厄介で、何しろテロリストが顧客なのだ。そこにいるお客様は神様なのか?悪魔なのか?いったい誰が見分けられるというのだろう?
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