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テスラ派の主張(2/13)
◆ エキセントリックで面白いテスラ派は冬場にも独自の理屈を炸裂させる。冬場は暖房利用の電力消費とバッテリーの能力低下で、EVにとっては厳しい季節となる。だからこそ無理矢理にでも優位性を吠え続けなければならないという、悲しい宿命を背負っている。
◆ 勿論テスラ以外のEVでも同じ事が言えるのだが、必死さはテスラ乗りだけなのが面白い。雪の中の渋滞でICEは一酸化中毒死するぞと言うのがこれまでの主たる主張だったのだが、論点が違うと言われて若干しぼみ気味だった。そこで今度はミリ秒単位のトルクベクタリング制御が優れているから、雪道でもスリップしないで走れると主張を変えた。
◆ これは4WD至上主義みたいなもので、4WDだから絶対だと言っているのと似たようなものである。確かに駆動力として4WDは優れているのだが、ブレーキ性能は2WD以下になってしまう。同等ではなく以下になりやすいのは、4輪が結合状態(軟結合にしても)ではABSが互いに干渉して上手く動作しないからだ。これを回避するためにホイールの回転センサだけではなく、Gセンサなどを使ったり(電子制御の場合は)トルク配分を変えたりして制御している。
◆ ミリ秒単位で処理は出来るが制御は出来ない。それはタイヤの回転数センサの分解能に限界があるからで、低速時には速度を測るのに時間を要するし、20km/hだと10msでタイヤ角度が9度しか変化しないのだから、制御も何もない。この手の人って考える力が皆無なんだろうなぁ。
◆ それにトルク制御は出来てもブレーキとは異なるのだから、各輪独立制御は出来ない。ブレーキを使って云々となればEVだろうがICEだろうが変わらなくなる。
◆ EVは各輪のトルク制御が高速かつ綿密に出来るので操縦安定性を確保しやすい。これはムーステストでも明らかで、かなりの安定性を見せる。ではサーキットで早いのかと言えばそれは又別だし、雪道でも制御範囲を超えると一気に破綻してしまう。想定出来る範囲での挙動に対して上手く制御が働くと、安全性に寄与する。
◆ この各輪のトルク制御は最近のトヨタ車もかなり良くなっていて、カローラなどもムーステストやウエット旋回で、結構立派な走行安定性を見せつける。今の車はアクティブセーフティ用にセンサ類が増やされているので、それらを積極的に姿勢制御に使えばここまで出来るんだぞみたいな感じだろうか。
◆ そうは言っても物事に絶対はないので過信は禁物、過去にテスラオーナはテスラの安全補助システムは事故を自動で回避するから、任意保険は不要だと豪語していた。最近ではさすがにこれは言わなくなったし、日本ではFSD(自動運転)もEnableには出来ない。そのFSDが有効な米国での事故率と交通違反率は、テスラがトップだし故障率もトップなのである。
◆ まあエキセントリック系テスラ乗りは、初期の頃のプリウス乗り同様で普通の理論は通じない。これも10年位すれば普通のテスラ乗りの割合が増えてくると思う。テスラはモデルXとSの販売を終了して、今後はロボット分野に力を入れるそうなので、テスラ製の車がいつまで存在するかは不明だ。
◆ 日本人ウケは悪いと思うが、個人的には固めのサスペンションは嫌いではない。テスラの思想としては、サスペンションに消費されるエネルギを最小に抑えるために固くしているのだと思う。一方でBYDは快適性のためにアクティブサスペンションを使うという、全く逆の方向を模索する。
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