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通販と返品事情(12/29)
◆ 通販は年々増えているが、諸外国と比較すると日本は消費者保護の観点から見た法整備が遅れている。その代表的なものに返品に関する規定がある。欧米や中国では概ね荷着7日以内であれば、発注者都合での返品が出来る。返送料は発注者持ちになるが、買ったけれど要らなかった、思っていたものと違ったような場合は返品可能だ。
◆ 日本では法律がないので返品は発送者に任されている。Amazonでは返品は可能だが、購入者都合の場合は全額の返金はされない。これが諸外国では全額返金しなければならないと法で定められている。また返送方法に関しても、購入者が自由に選択出来ると規定されている国もある。これは発送者が運送会社を規定するなどした場合、購入者の返品が面倒になってしまうことがあるからだ。
◆ 日本では返品に関する法律がないので、返品率が概ね1割以下と言われる。日本の場合は返品が出来ないから購入は慎重に、みたいな感覚が染みついている。しかし返品の権利が保証される諸外国での返品率は、2割前後と高い。返品出来る必要はあると思うが、だからといって無責任に買いまくるというのはどうかと思う。そもそも返送送料は自分持ちなんだし。
◆ 中国ではセール時となれば返品率が5割を超えることも珍しくないそうだが、理由は一体何なんだろう?宣伝が誇大だから送られてきたものがイメージと違うとか?そういう事かも。
◆ こうした返品規定があるのである意味通販での安心感も高まるわけで、日本でも法整備は必要だ。とは言っても楽天が自民党に金を渡している以上は中々法整備も出来ない。楽天は発送人名を受取人名にする事で受け取り拒否が出来ないようにもしている。これはクレーム続出だったそうで、楽天は言い訳を考えた。
◆ 楽天ID登録者名と荷受人が違う場合は贈答用と見なし、発送者を登録者名にするとしている。しかし実際には登録者名と購入者名が同一であっても、いくつかのサイトでは発送者が荷受人名になって荷物が届く。これに関してヤマトは問い合わせて貰えば正しい発送者が分かる、受け取り拒否をすれば正しい発送者に荷物が戻ると言っている。ヤマトとしてもこの発送方法には困ったようだ。
◆ 贈答用の場合でも発送者を誰にするのかは選択可能にするのが親切であり、勝手に決めるのは乱暴だ。送りつけ詐欺や輸送中の事故や紛失など、宅配システム全体に影響が及んでしまう。従来ならば出店者のモラルに期待出来たのかも知れないが、今や非日本人が多くの割合を占めると言われるECモールなので、日本人の常識は通用しない。
◆ 海外の通販を利用すると返品や返金・交換が非常にスムーズに行くのだが、これはその国に購入者保護の法律が存在しているからだ。海外通販と言えば関税の強化みたいな話があった。個人輸入においても関税を強化し徴収するというもの。これって返品したら関税分はどうなるのだろう?国のことだから取るだけ取るけれど返さないよとなるのだろうか?
◆ すぐ欲しいものであれば中華ものもAmazonで買えばいいわけだが、1週間待てるのならAliexpressで買った方が安い。従来は配送に随分日数がかかったが、最近は国際郵便以外での発送が増えているので早ければ数日で荷物が届く。国際郵便と言えば中国の郵便料金は日本が負担しているんだったっけ。これも中華系議員の策略なのかな。
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