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LPG車は汚れない(3/5)
◆ ディーゼルエンジンのオイルがすぐに真っ黒になるのは燃焼で発生するPMがオイルに溶けるからで、エンジンによっては複数個のオイルフィルタを備えていたりする。ガソリンエンジンでは筒内直噴だとPMが多い傾向ではあるが、ディーゼルエンジンのオイルの汚れ方とは全く違う。
◆ LPGエンジンでは更にオイルが汚れにくく、スラッジの発生も少ない。勿論オイルが汚れないからと言ってオイルが劣化しないわけではなく、燃焼温度の上昇などによる劣化はガソリンエンジン車よりもあると言われる。
◆ LNGからベースオイルを精製したエンジンオイルは不純物が少なくて精製コストが安く、品質が高いと言われる。現在はShellが製造していて、PENNZOILも同様の製法のベースオイルを元に作られている。原油には多く含まれる硫黄分などが、LNGには殆ど含まれていない。
◆ こうした燃料としてのクリンさや水素分が多い事もあって燃焼時のPMがガソリンエンジンよりも少ない。炭素分が少し少ないので燃焼エネルギはガソリンよりも少ないのだが、燃料単価が安いともあってタクシーではよく使われている。
◆ 燃料単価は安いのだがLPGエンジンは燃費効率改善が余り行われておらず、燃料コストとしてはガソリン車と余り変わらないなどとも言われる。エンジンオイルも汚れにくいから交換時期が延ばせるわけではないのだが、長く使っても粘度変化などは少ないというタクシー会社(の、整備部門)もある。
◆ タクシーはかなりの距離を走るのだが、エンジン整備などでカムカバーを開けても綺麗なものだそうだ。スラッジなどが少なく、オイル焼けも余り無い。同じエンジンで同じようなオイルを使いながら、燃料でこんなに差が出るのかと初めて見た人は驚くという。
◆ エンジンオイルはLPG車専用と謳われているものがある。20リットルで6千円くらいだとの事なのでかなり安価だ。清浄分散剤などが少なくて済むから安いとか?専用品と謳われているのだから何か違いがあるのだろう。交換サイクルは5,000km位との事なので、いわゆるロングライフのオイルというわけではない。
◆ LPG車はガスを入れるタンクが付いているのだが、これは定期的に検査を受ける必要があって費用がかかる。検査は6年ごとだと思うのだが、車検のタイミングと合わないという話を聞いたので車の使用開始(登録年月日)ではなくて、タンクの製造(最初の検査年月日)からになるのか。
◆ LPGタンクは常識的な検査費用と、整備工場での脱着費用(結構工数がかかるらしい)だが、水素車となるとタンクの寿命がその自動車の寿命になってしまう。まあ水素自動車が沢山街を走る時代などやってこない可能性の方が高いからどうでも良いのだが、そこにものすごい額の金を突っ込んでいるのだから無駄である。
◆ 水素よりLPGの方が現実的だし、多少は炭酸ガス排出量が減るので良いんじゃないのかな。今は灯油価格が上がったのでLPGを暖房に使ってもコスト的にはさほど変わらない。都市ガスは高いので都市ガス暖房は使いにくいと思うのだが、LPGなら良いんじゃないのかな。
◆ 以前にも書いたようにファミレスや飲食店が(都市ガスのエリアにもかかわらず)LPGを使うのは、コストが安いからだ。一々トラックで運ぶので輸送コストが上がりそうだが、日本においてはガスにしても水道や電気にしても、配管や配線が凄くコスト高なので運んだ方が安くなる。
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