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EUのICE規制はどうなるのか?(3/17)
◆ EVに舵を切ったEUだが、やってみたらダメだった感が濃厚になってきた。自動車各社もいったんはEV化へと進んでみたものの、今は2035年のICE販売禁止案に反対している。今のところは5年先送りで2040年まで延長する案があり、まあその位まで時が経てば何かが変わっているかも知れない。
◆ EUの失敗はディーゼルの失敗でもあった。ディーゼルの失敗を取り戻そうとEV化に行こうとしたがこれも失敗した。ディーゼルエンジンのNOxとPMが問題化したので、だったらガソリン車も規制してやるとユーロ7では規制値を厳しくする。
◆ ユーロ7でのPM排出量の規制値は4.5mg/kmで、現行の日本の規制値7mg/kmよりも厳しい。なお日本では大型車は最大で130mg/kmまで許されている。NOxはガソリン車が80mg/kmでディーゼル車が230mg/km、これも大型車では700mg/kmとなっている。ディーゼル車のNOx規制値は従来の110mg/kmから230mg/kmに緩和されている。
◆ 欧州ではNOxやPMによる公害が問題化したので規制値を厳しくする訳だが、日本では緩和しているのが面白い。日本でもディーゼル乗用車が増えた事で、長らくその名を聞かなかった光化学スモッグが発生した。それでもNOx規制値を緩和した自民党なのである。
◆ 代替燃料の研究も行われているが、多くのエネルギが要るので現実的とは言えない。代替燃料を作るためにエネルギを使うのでは、EVを走らせるために火力発電電力を使うのと変わらなくなってしまう。
◆ 炭酸ガスが温暖化に関係しているのか迄言い出すと色々又意見が出るのだが、トータルとしての効率化を目指さないと意味が無い。それこそ日本におけるレジ袋問題の失敗みたいな、人気取りや話題性だけで突っ走ったら失敗しましたという事になる。
◆ EUではプラグインハイブリッドが良いんじゃないのみたいな声もあるが、これはレンジエクステンダ付EVと同じで、ICEとEVの悪いところを合成したような乗物じゃないのかとも言われる。ただしICE規制の撤廃を今更言うのは格好悪いよね、だったら代替燃料ICEやハイブリッド車でお茶を濁した方が良くない?みたいな風にも見えるんだなぁ。
◆ ある程度充電インフラがあるのならEVで良いと思うし、そうでないならハイブリッドでもICEでも良い。プラグインハイブリッドは水陸両用車みたいなもので、水の中ならボートが最適で陸上なら普通の自動車が最適、水陸両用車の出番など滅多にあるものではないと言う事だ。EUの規制って実情を余り見ていないというか、規制のための規制みたいな所がある。
◆ 日本でもプラグインハイブリッド車は売られているが、余り売れていない。車両価格が高い事に加えてリセールが悪い事が嫌気される。充電スポットでは「プラグインハイブリッド車は走って充電しろ、充電スポットに並ぶな」と文句を言われる事もあるそうだ。
◆ 日本は混雑している都市部の道路が多く、平均走行速度が低いのでハイブリッド化による実燃費向上効果がある程度大きく出来る。これが欧州とか北米となると渋滞遭遇率が減るので、ハイブリッド車の燃費改善率が2割以下になってしまう。このあたり各国の交通事情によって何が良いかはそれぞれなのだが、EU的には一律でなんか規制したいよね、みたいな所も歪みの原因ではないだろうか。
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