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米国のオイル粘度事情(1/14)
◆ 世界各国で販売されている車で、米国向けのみ柔らかいオイルが指定されているものがあるそうだ。その多くは米国車と日本車で、欧州車に関しては米国でもオイル指定に差がないものが多いとか。
◆ 何故米国向け車両のみ柔らかいオイルを使うのかというと、燃費規制(メーカの販売する全車両の燃費平均規制のようなもの)をクリアするためで、耐久性などを犠牲にしてでも規制をクリアしていきたいという事になる。
◆ この使用オイルの指定は途中で変更することが出来ない。0W-20を指定したら5W-30には出来ない事になっている。あくまでもテストを行ったのと同じオイルを指定しなければならない。ただし指定オイルが入手出来ない場合に限っては、5W-30を使っても良いと書くことは出来る。
◆ もしも取説に5W-30指定と書きたいのであれば、最初からもう一度燃費テストを受け直す必要がある。こうした事情があるので日本車と米国車に関しては、出来るだけ柔らかいオイルで燃費テストを受けることになるわけだ。
◆ ただ米国で柔らかい柔らかいと言っているのは0W-20であって、日本国内で0W-8が使われているよと教えたら驚くかも。北米は広く気候も州によって大きく異なるので、一律で0W-20の指定は問題があるとも書かれていたのだが、車に詳しい人は自分で適切なオイル を選ぶはずだとも。
◆ 柔らかいオイルが使われるようになって自動車の耐久性に問題が起きたことや、オイルの化学物質に対する規制(硫黄分だとか亜鉛分のことだと思う)で、洗浄力が減少してスラッジが増えたみたいな事もあるそうだ。色々なオイルのテストもされていたのだが、いわゆるチムケンテスト的なものなので実際の潤滑性能を語ったものとも言えない。
◆ ただ現実問題として同一のテスト方法というとチムケンテストしかなく、その記事では数百時間の連続テストで金属摩耗だとかオイル粘度の変化を見ていた。チムケンテストにしても油温をどうするのか、摩擦係数が高いほど油温が上がって更に摩擦係数が高まる場合があるし、或いは適温で温度が安定しているオイルがあるかも知れない。
◆ オイルをテストする人によっては油温を一定にして摩耗をテストしているものもあるし、逆に温度上昇を一つのデータとしてみているところもある。いずれにしてもチムケンテストはチムケンテストなので、実際のエンジンとはかなり異なるものである。
◆ そんなテストでロイヤルパープルが比較的好成績だった。ロイヤルパープルは添加剤成分が特殊なのか?他のオイルと混ぜてしまうと濁ったり沈殿が起きたりする。他のオイルからロイヤルパープルに変えるときには、ロイヤルパープルを使って洗浄するくらいの事を行わないと濁りが生じることがある。
◆ 米国のテストでは米国で人気のあるというMobil1やCASTROL、VALVOLINE、PENNZOILがテストされていた。日本では余り見かけないがAMSOILも中々好成績で、Amazonのオリジナルオイルとホームセンター(?)のプライベートブランドオイルはお勧めしない結果だった。米国ブランド以外ではNAエンジン向けでLIQUIMOLY、ターボエンジン向けでMOTUL8100が推奨されていた。
◆ オイル比較というと欧州系の記事や動画が多い印象だったのだが、米国は又米国で違った銘柄のオイルがテストされていたり、それでも結果は欧州のテストと余り変わらなかったりするのが面白いなと思った。
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