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何がどうなるか分からない(1/26)
◆ 何年か前にパンがブームになった。パン屋に行列が出来たりして、新規開店するパン屋も増えた。パンが売れるとなると大手スーパーなどもパンコーナを新設し始める。スーパーは材料の大量仕入れと量産でコストを抑え、いわゆる街のパン屋の1/2〜1/3の価格で売り出す。
◆ スーパーとしても多品種のパンを並べるのは効率的ではないし、店内で焼くとなると設備や人材も必要になる。しかしそれでも売れるとなれば、せっせとパンを作るのだった。こうなると街のパン屋は苦境に立たされる。味では勝負が出来ても価格で勝負が出来ないからだ。
◆ こうしてパン屋が乱立すると消費者の好みも徐々に変化して、パンブームが終息し始める。どこに行っても焼きたてパンがあるのなら、今すぐ買わなくても良いんじゃないのみたいな、他の商品と同じようにブームが去って行くのだった。
◆ ここでもスーパー系は強く、顧客数が多いので売り上げの減少に耐えることが出来る。一方で街のパン屋さんは客足が減少して店じまいするところが増えた。積極的な店じまいならば未だ良いが、不景気による倒産となるとその後の立ち直りにも時間がかかる。結局の所淘汰されたという表現がまさに適切な感じで、生き残り組とそうでない店舗に分けられることになってしまった。
◆ そしてこの米価格高騰の時代が来るわけで、パンへの関心度が急速に高まった。米が高いからパンを食べようというわけだ。生き残ったパン屋もスーパーのパンコーナも、ここにきて売り上げが伸びてきたという。街のパン屋の中には、価格競争で苦しい中でも店を閉めなくて良かったと安堵のため息を漏らす店主もいるとのことだ。
◆ 世の中どうなるか分からない、あの頃のパンブームなど二度と来ないのではないかと思っていたと言い、商売に弾みを付けるべく新たなパンの開発にも力が入る。売れ行きが良くなれば仕入れの価格も下がってくるので、以前のパンブームの時とは違って薄利多売路線を目指す店舗も増えたそうだ。
◆ パンブームの時には素材へのこだわりだとか、味や品質などを追求したそうだが、結局の所高いパンは早々に売れなくなってしまったという。個人パン屋は高いというイメージを持たれないためにも、利益を削った商売をしなければ大手(スーパー)には太刀打ちが出来ないと悟ったわけだ。
◆ スーパーのパンとは違う、うちは手作りだからと言って客が来るのはほんの一握りの店だけだったのだ。スーパーによってはパンコーナを縮小したり廃してしまったところもあるが、もしかしたら又復活させるのかも。売れるものは何でも売っていく、売れないものは並べない方針を貫かないと経営効率が上がらない。
◆ 何でも売られている利便性は何でも売っている店舗に任せて、食品メインのスーパーは食品だけを置くとか、乾物すら余り置かないみたいな方針の所も増えた。スーパーに行けば何でも安いという事ではなくなり、肉はあそこが品揃えが良いとか野菜はあそこが良いとか。
◆ 肉と言えば、メガドンキホーテの肉は更に品質が落ちている。私はもうメガドンキホーテで肉を買うことはないが、もう鮮度がムチャクチャ悪いのだ。通常価格で売られているものでも色が変わっているし、安売り対象になるものなど食べられるのかな?と不安になる。
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