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迷惑電話商売(12/6)
◆ 以前にもいくつか書いた事があるが、迷惑電話を合成音声で行う商売がある。企業数 としてはそう多くはないが、迷惑度が高いために話題になる。
◆ 一つは2020年頃からある電話による予約システムだ。飲食店のホームページなどから拾った情報を自動掲載し、顧客から要求があった場合は自動音声による予約電話を飲食店にかける。電話でしか予約を受け付けていない店にも手間をかけずに予約が出来ると謳われているが、店側にしてみれば良い迷惑だ。
◆ このAIによる予約代行企業であるオートリザーブに掲載の停止を求めようにも、連絡先が分からない。以前は問い合わせフォームがあったのだが、現在は廃止されている。一々苦情に耳を傾けていたら商売にならないと言うことだろう。
◆ 店舗側はオートリザーブからの電話は一切受けないとホームページに記載したり、電話がかかってきてもすぐに切るなどしているという。オートリザーブに掲載されている飲食店情報が誤っていたり、情報が古いままだったりと、予約する側と店側の現状の違いもあってトラブルも起きているそうだ。
◆ 飲食店でオートリザーブに次ぐ迷惑電話は楽天による出店勧誘、GMOなどによるSEOの勧誘と続く。結局の所カネにならない電話ばかりに時間を取られるという事になる。飲食店によっては店の代表電話を携帯電話番号にして、迷惑電話防止アプリを使うなどせざるを得ない状況だとか。
◆ 迷惑電話のもう一つは一般向けのものだ。AI音声によっての販売や勧誘を行うもの。これは現在でもソーラー発電売り込み企業などが使っている。私のスマートフォンにも太陽光発電屋からは相当な数の営業電話がかかってきているが、全て"電話帳ナビ"アプリがはじいてくれている。迷惑営業電話は自動ブロックされるのでリンガーも鳴らず、迷惑電話の存在には電話帳ナビアプリを見て気づくくらいのものだ。
◆ AIが電話に応答してくれる仕組みがiPhone(iOS26)にあるのだが、音声認識精度なども含めて文字起こしされたものを確認するのが手間だとか、本当に必要な電話を逃す(相手が留守番電話だと思って切ってしまう)など、中々難しい。
◆ iPhoneでも迷惑電話ブロッカーが使えるのだが、有料版でないとブロックが行えない。事前に迷惑電話かどうかが分かるだけでもメリットはあるが、自動ブロックされてこそ意味があるものだと思う。いくつかの迷惑電話ブロッカー全てが、有料版でないと(iOSの場合は)自動ブロックが働かないので、ブロック機能を使おうとするとApple税を取られるのかな?なんて思ったり。電話帳ナビアプリのiPhone版は年額4千円なので、迷惑電話に困っている人には良いかも。Android版も有料版にすると広告がなくなり、設定自由度が少し上がる。広告は邪魔と言えば邪魔なのだが、普通のバナー広告みたいなものなので我慢出来ないほど邪魔なものではない。
◆ 今後迷惑電話商売が増えるかどうかだが、こうしたブロックアプリが普通に使われる現状では、電話商売の効率も上がらないはずだ。その意味からすると個人向けの迷惑電話が急増するとは考えにくく、飲食店や宿泊施設などへの自動予約が残りそうな感じがする。こうなると飲食店や宿泊施設は、電話による予約は受け付けませんとするしかない。現状でも間違い防止のためにサイトから出ないと予約が出来ないとしているところはあるので、方向性としては電話予約の廃止なのかも。
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