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THSのブレーキ制御(1/18)
◆ トヨタハイブリッド車の回生連動ブレーキはフィールが良くない。ブレーキペダルの踏力と減速Gが一定ではないために、スムーズな減速が難しい。それでも当初よりはかなり良くなってはいるのだが、システム上どうしようもない部分もある。
◆ THSでは回生ブレーキを使うときに、同時にエンジンブレーキもかかってしまう。モータによる回生制御の場合は減速度(エネルギ回収率)の予測が出来るが、エンジンブレーキは予測が難しい。トヨタもパラレルハイブリッド車を増やしているので、パラレルハイブリッド車であればブレーキフィールもきっと良く出来ると思う。
◆ THSは回生ブレーキとメカニカルブレーキの統合制御をABSのアキュムレータ的なもので行っている。電動モータで圧力を発生させ、これによってブレーキ油圧を上げる。では油圧発生用のモータが壊れたらどうなるのか?旧プリウスでは踏力だけでも前輪だけはブレーキが利くようになっている。系統図を見るとマスタシリンダの油圧をダイレクトにフロントキャリパに伝えるソレノイドがある。
◆ ただしブレーキブースタがないので、ブレーキが利くと言うほどは効かないかも知れない。ブレーキが動作するのはソレノイド系が生きていた場合であって、ソレノイドや制御系が不良になるとブレーキが利かなくなる。
◆ プリウスやアクアなどトヨタのハイブリッド車ではモータやアキュムレータのリコールが起きている。油圧発生部が不良になってブレーキが利かなくなる。リコールではない車両でもサービスキャンペーンでブレーキ系の部品交換が行われている。何故サービスキャンペーンなのかはよく分からないが、現象としてはリコール車と同じく加圧モータ系が壊れてブレーキが利かなくなる。
◆ 整備工場の記事では「ブレーキが全く利かない」となっていたのだが、もしかしたらペダルがぶっ壊れるほどの力で踏みつけたら利くのかも。いやペダルが底着きするみたいな記事もあるので、壊れ方によっては油圧が抜けてしまうのかも知れない。
◆ プリウスの場合はブレーキ系の不良なのか?ペダルの踏み間違いなのかが分からない位事故が多いので、実際にどこがどう壊れて何が起きるのかはトヨタのみが知るという事になる。なおプリウスはブレーキ関係だけで4件のリコールがある。中でもABS制御不良はトヨタの危機対応のまずさが指摘されてニュースになった。トヨタは(ブレーキペダルを)軽く踏んでも利かないときには強く踏めば良いみたいな事を言って反感を買った。さらにこの問題はブレーキフィーリングの問題であって大事ではない、みたいな印象をユーザに与えた。
◆ この頃からプリウスのミサイル化が始まったとも言われるのだが、ミサイル化が明らかになり始めたという方が正しいかも知れない。ただミサイル化したプリウスに関してトヨタが調査をしたところ、全て運転者のミスという事になっている。ミスは車の問題(ペダルオフセットやシートオフセット)ではなく、あくまでもドライバーの操作の誤りだとされた。
◆ 現行型プリウスではペダルレイアウトやシフト部分の変更が行われ、ミサイル化しにくくなった。じゃあ旧型は欠陥だったのかと言われるわけだし、事実そうだと思う。勿論トヨタは反論を用意しているから、ミサイルにやられた人々の反論は受け付けられない。
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