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氷が硬いという話(4/21)
◆ 春先になって日中の気温が上がると、北国の道路に積もった雪が溶ける。しかし夜間に気温が下がるとそれが又凍る。日中も氷点下の気温だと雪は雪として積もっている訳だが、溶けたり凍ったりを繰り返すと道路の上は氷の層として固まっていく。

◆ 氷の表面は車両の通過などでデコボコになり、さらには氷で滑るので定期的に氷を取り去る道路整備が必要になる。これには氷を削り取る機構の付いた重機が使われるのだが、氷が硬いので削り取るだけでは剥がせないそうだ。

◆ 削り取るためにブレードみたいなものが付いているが、それが氷を削る時の摩擦熱で高温になるのだそうだ。氷を削りながらも高温になるというのだから、相当な力が加わっていることになる。

◆ ブレードで削り取れない氷は削岩機的な振動する棒みたいなもので砕いていく。氷にヒビが入ったり一部が割れると、そこからブレードで剥がし取ることが出来る。それでも道路に積もった氷を取り去るには、何度も何度も重機を走行させる必要があって、砕かれた氷はダンプカーで捨て場に運ばれる。

◆ 夜間の気温が余り下がらなくなれば、再氷結しなくなるのでシャーベット状の雪の残骸が残り、これは徐々に溶けてなくなっていく。山間部などは夜間の気温が下がるので、溶けて水になって道路に流れるそれが氷になり、日陰では日中も氷として存在する。

◆ このあたりでも山から湧き出る地下水が道路で凍って、過去にはJPの配達車がスリップして横転したことがあった。太平洋側は真冬は晴れの日が多いので、道路に湧き水が出てくることが少ないが、春先に雨が降って夜間の気温が下がると道路が凍ってどうにもならなくなる。

◆ 平坦路であればまだしも、坂道なので氷に乗ってしまったら滑っていくしかない。右は崖になっているので左にハンドルを切りたくなるわけだが、ハンドルを切ったところで車の向きは変わらない。そのまましばらく滑っていくと、凍結部分を過ぎてハンドルが効くようになるが左にハンドルが切られた状態なので車は左側の法面に乗り上げるようにして横転する。

◆ 道路に水が流れないように溝が掘られたりしたのだが、その溝も埋まってしまって今は又道路に水が流れてきている。凍っているかどうかは注意してみれば分かるが、それはそこの道路の状態に慣れているからだし、凍っている可能性が分かっているからだ。

◆ 知らない人が通れば、道路が濡れているなと思う程度で凍っていることに気づけない事もあり、そうした車が速度を落とさないままそこを走っていけば事故が起きる。山陰になって陽が当たらない場所は、特に朝晩は凍っていることがあるので注意が必要だ。

◆ 一昨年くらいは塩化カルシウムが撒かれたりしていたのだが、今年はどうかなぁ、塩化カルシウムの袋が置かれていなかったから撒かれていなかったのかも。道路脇の溝を又掘ってくれれば道路に水が流れてこないので、それが一番スマートだ。

◆ 木材の価格が上がって山の木がだいぶ切られ、その為もあって保水力が減少している。夏になって下草が増えてくれば又地下水の道路への流れ込みは減るのかも知れないが、現状では雨が降ると結構な期間道路が濡れた状態になる。

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