−AD-
人間型ロボットが増えてくるらしい(1/6)
◆ テスラは本格的に人間型ロボットを量産するのだとか。年間100万台規模の工場を作るとかで、1台あたりのコストは2万ドル程度になるそうだ。テスラでは工場やオフィスでの利用を考えているという。
◆ 実際自動車工場では人間型ロボットの導入が増える傾向だそうだ。欧州メーカも導入に積極的で、これまでは人間が行ってきた組立って作業をロボットが行う。AMGでは一人の人間がエンジンの全てを組み立て、そこに自分のネームプレートを取り付ける。10年後、いや5年後にはロボットの個体番号のプレートが付けられるのだろうか。
◆ トヨタ車は整備性の良い車が多いのだが、整備性が良いという事は組み立て性も悪くないことになる。勿論組み立ててから組み付けるのと組み付けられているパーツを交換するのとでは手順が異なるのだが、自動組立ロボットのアームが入るかとか、コネクタの抜き差しだとか色々な部分へのアクセスの容易さまで設計されていなければトヨタ車は完成しない。
◆ しかしロボットアームはロボットアームであって、複雑な動きをさせようとすれば関節が増えてコストが上がってしまう。こうした部分に人間型のロボットを導入すると、複数の作業を一台のロボットで処理出来る。電気コネクタの接続やバキュームホースの接続は人間の手に頼る場合が多いが、人型ロボットでこれを行う事が出来れば人員は削減出来る。
◆ こうした作業が出来る人型ロボットがあれば有効に作業を行わせることが出来る訳で、テスラの狙いはその辺りにあると考えられる。組み立て用のマルチ関節ロボットを自分で移動させることは難しく、組み立て対象物を移動させたりひっくり返したり、ロボットアームを何台も使って複雑な作業をする。
◆ 人型ロボットが画像やセンシングによって特定の範囲で移動が出来れば、組み立て作業は効率的に行える。一台のロボットの出来る仕事が増えるという事は、そのロボットの価値が上がるのだから相対的に価格が下がることになる。一方で元テスラ従業員のクリス・ウォルティ氏は、人型ロボットによる生産性の向上は大きくないんだと言っている。
◆ ウォルティ氏はテスラを離れた後に、モジュール式の生産用ロボットを作る企業を立ち上げていて、人型ロボットとは真っ向から対立する立場でもある。ウォルティ氏はいわゆる専業型のロボットの方が効率が高く、モジュール式とすることで更に拡張性が生まれるとしている。
◆ この辺りは同じ所に収束すると思うのだが、問題はロボット自体の大きさや重さ、そしてコストになる。小型軽量ハイパワーな人間型ロボットがあれば、専業ロボットの行う仕事も出来るだろう。また専業ロボットの制御や世話をする人間の代わりにもなる。人間が時にスパナを持ち、時にドライバを持つように、人型ロボットが自分でアタッチメントを変更しながら動作すれば作業の速度や効率は上がる。しかしネジ締め専門ロボットには(たぶん)かなわない。
◆ EV販売台数ではBYDに首位を明け渡したが、人型ロボットも中華構成がすさまじいという。現状ではテスラが進んでいるような印象もあるのだが、コストと品質で負ける日は近いと予測するメディアもある。特にコスト面に関して中国は脅威で、量産が軌道に乗れば太刀打ちは出来なくなりそうだ。
昨日までの雑記は雑記置き場に移動しました。
Tnx! 116,745,876 Access