丹那トンネル(6/20)
◆ 丹那トンネルとは熱海と三島をつなぐトンネルである。開通は昭和9年だそうだ。今では東海道本線も新幹線も熱海を通るコースだが、丹那トンネルがなかった時代には御殿場を迂回したそうだ。

◆ 神奈川県側から静岡県側に抜けるのに、海沿いで行くとすれば箱根を超えなければならない。しかし箱根は急傾斜地であり、通常の鉄道が登れる勾配ではない。かといって伊豆半島に入ったとしても、中央の山岳部を越えるのは至難である。そこで傾斜が少し緩やかな御殿場を経由したというのが、丹那トンネル完成以前の東海道線だった。

◆ 箱根よりも緩傾斜とは言え、やはり坂はキツく補助機関車を連結して峠を越えたのだそうだ。そんな交通の便を改善しようと丹那トンネルは作られた。完成当時、清水トンネルに次ぐ長さだったそうだ。

◆ もしも丹那トンネルがなかったら、東海道本線は国府津(こうづ)から御殿場に迂回するルートとなっていて、観光地としての熱海の発展はなかったのかも知れない。

◆ 丹那トンネルは難しい工事だったと言われる。活断層を横切り、大量の地下水と戦い、火山荒砂帯が工事を阻止するかのように立ちはだかる。しかし16年の歳月をかけ、トンネルは完成した。
蒸気機関車の排煙設備を付けられない事から、電車専用のトンネルとなった。

◆ 政治的にも色々あったようで、工費がかかりすぎる問題だとか、地質が悪いなどでいったんは計画が中止されたとも聞く。
しかし東海道本線の輸送力増大は重要であり、ついにその難工事が開始された。大量に噴き出す地下水、火山帯と温泉の熱で変質した泥土なども工事を阻んだ。

◆ 泥土は緑色に変色・変質していたそうで、地中では固い土として存在している。しかし大気に触れて水分を含むと膨張し、その膨張力によって構造体が壊れるほどだったそうだ。地中では水を通さない粘土質だそうだが、これも大気に触れて水を吸うと粘土状に溶け出し、排水ポンプを詰まらせるなどの厄介者だとある。

◆ 湧水対策はエア圧を使って地下水を抑えながらの工事となったそうだ。トンネル内を加圧するので作業員も加圧された事になる。現在でも圧搾空気掘削工法は使われるが、トンネルを掘るのは人間ではなく機械である。丹那トンネルの工事に於いて、トンネル内圧力は196kPa(2kg/cm2)を超えたと言われる。

◆ 丹那トンネルの難工事は、ある程度予想はされていたようだが、事前の調査が不足していた。その為に、掘り進むごとに新たな障害に見舞われた。工事期間中に36人が犠牲になっている。

◆ 東海道新幹線要には新丹那トンネルが掘られた。時代も技術も違う年代故、大きなトラブルもなく掘削作業を完了したとある。既に丹那トンネルが掘られていた事により、地質などの推定が可能だった事や、湧水路として丹那トンネルを利用できた事などが幸いした。

◆ 丹那トンネルの位置は熱海の先である。しかし距離を詰めようとすれば湯河原から三島に向かうコースの方が(トンネルは長くなってしまうが)良かったとも思える。しかし熱海を経由した事で伊豆半島東側の経済には大きな影響を与えたと言える。

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