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ワンドアツーロック(1/30)
◆ トヨタはトヨタ純正セキュリティシステムプレミアムを14万8500円で発売している。これは純正のキーに加えてもう一つの電子キーを取り付け、セキュリティレベルを上げようとするものだ。詳細は不明なのだが、トヨタによればセカンドキーは複製しにくい構造を採っているという。
◆ 通信方式が何なのかは分からないのだが、UWBを使っているとすればセキュリティレベルは上がる。UWBも中継は出来るのだが、広帯域故にこれまでの中継器は使えない。また鍵データのコピーにしても同様に、専用の受信機が必要になる。UWBによる通信方式はBMWが使っている。
◆ イモビライザが二重化されて、2つのキーが揃わないとエンジンが始動出来ない。これもキーのコピーが出来なければ有効という前提であって、キー自体がコピーされると意味がなくなってしまう。セキュリティの向上策としてはこの2点が全てなので、追加キーと車両側の通信の秘匿性にかかっていると言っても良さそうだ。
◆ 通信の秘匿性を上げるには広帯域拡散(UWB)と拡散系の通信(CDM)が有効だ。特に拡散通信では拡散コードが分からない限り復調が出来ない。逆に拡散コードさえ分かれば復調は可能になる。拡散コードを固定してしまうとセキュリティレベルが極端に下がるので、キーと車両側を何らかの方法で同期させて拡散コードを逐次変更する仕組みがあれば強固になる。
◆ 一部のセキュリティ系団体が指摘するのは、このシステムが後付けという事だ。後付けなので外す事が可能になるほか、外した後にこれに代わる信号を偽装する事も可能になる。トヨタ純正であれば取り付け場所も決まっているはずなので、プロであれば一撃で解除出来る可能性もあるという。
◆ 自動車の場合は盗む価値の高い品物なので、セキュリティシステムの突破のためにお金をかける事が出来る。鍵をいくら沢山に増やしたところで、その鍵がコピーされてしまえば意味がなくなる。今頃窃盗犯はサンプル用にトヨタ車とセキュリティシステムを用意して、ガレージの中で分解しながらハッキングシステムを作っているに違いない。
◆ 利用者からみて面倒なのは鍵を2つ携行しなければいけない事だ。セキュリティシステムプレミアム用のキーを純正キーに内蔵するというか複合キーみたいなものにすれば良いのだが、キーを2つ持つのはちょっと嫌な感じ。まあ盗難防止効果が高いという事であれば仕方がないし、ハッキングされれば出先でもどこでも持って行かれてしまうので、現状では仕方がないか。
◆ トヨタは以前に純正のシステムのセキュリティを強化したのだが、これは簡単に破られてしまった。簡単に対策したものは簡単に破られてしまう見本のようなもので、自動車窃盗団はプロであり小手先の対策は余り意味がなかったわけだ。だからといって輸入車並みのシステムにしようとすると設計の変更が膨大になる。部品の共通性も失われてしまいコストが上がってしまうし、一部は構造やワイヤーハーネスの変更も伴う。
◆ 変更と言えばトヨタはカローラ系の製造工場を新設したのかな。新工場では組み立て機械なども従来のものとは異なっていて、ボルトの締結トルクなども強める事が可能になったのだそうだ。これによって締結力が上げられ、剛性が高まったと言われる。逆に考えると既存の工場なり工程を使う限り、それによる制限を受ける事もあるという事だ。
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