メガソーラの実態

飛び地メガソーラのFIT認定が取り消しになった。
メガソーラの実態はこれ(写真はこちらから、記事でも詳しく説明されている)で、たった2枚の太陽電池版だ。

伊豆市に計画されているメガソーラも、この福島県猪苗代町と同じブルーキャピタル社によるものである。
元々は伊東市でFIT認定を受けたのだが、伊東市の反対に遭ってメガソーラ建設が出来なくなった。
そこで伊豆市にソーラーパネルを並べ、伊東市に設置したソーラパネルと電線を接続することで、伊豆市に設置する10万枚のソーラパネルをFIT対象にしようと画策した。
猪苗代町では認定場所との距離が3kmのとなっているが、伊豆市と伊東市の場合は道路距離で約10km離れている。

国の認定を受けた猪苗代町の敷地ではなく、約3キロ離れた会津若松市の敷地に大規模な太陽光発電所を設置・運用し、いわゆる「電力の産地偽装」を行っていたとして、経済産業省が認定を取り消した。

何故飛び地で認可されているのかという話になると、政治家や経産省の都合としか言いようがない。

50kW未満のソーラ発電所は申請が楽なので、広い敷地を区切って50kW未満とした上で申請し、最終的にはそれを連結して運用することが行われていた。
これはその後規制されたのだが、そうすると50kWの区切りの部分に道路を作って別の敷地にする、敷地を他社に売却したことにして別の名義にするなどが行われた。
これにも規制がかかったわけだが、飛び地に関しては野放し状態だった。
山を切り開いてソーラ発電所を作る場合、ソーラーパネルを接続するケーブルは相当長くなる。
飛び地偽装でもこれと同じで、単にケーブルが長いだけだと事業者は言い訳をした。

ソーラバブルが旧民主党とソフトバンクの孫氏によって作られたことは以前にも書いたが、ソーラ事業者の多くが韓国系の企業だ。
韓国系の企業だが国内では合同会社を作り、更にその子会社として合同会社を作っているので、実態が明確ではない。
メガソーラとは関係ないが、電力つながりと言うことでこんなニュースもある。

東京電力ホールディングスが募る資本提携について、米ファンドのブラックストーンアポロ・グローバル・マネジメント、ソフトバンクなどが関心を示したことが9日分かった。東電が3月末に締め切った募集に応募した。提携先選びが本格化する。

東電は広く提携先を募る方針を、1月に国から認定を受けた再建計画「第5次総合特別事業計画」に明記した。各社からの応募を受け、提携相手や枠組みを数カ月かけて詰める。

山梨県のメガソーラでもブルーキャピタル社は問題を起こしているし、伊豆半島の函南町でも問題を起こしている。
行政から過料支払いを命じられても、それに応じないとか裁判を起こすなどするのは、ソフトバンクによる行政訴訟事件と似たような手法だと言える。

FIT認定自体は架空の申請でも通ってしまう。
とりあえず申請だけしておいて、後から土地を買い取る事も可能だった。
知らぬ間に自分の土地が他社によってFIT申請されていた、なんて話が全国各地で起きた。
経産省はこうした申請約5万件のFIT認定を取り消している。
今回も飛び地運用が明確に否定されたことで、伊豆に建設予定だったメガソーラは実現不可能になる。

個人が自分の家の屋根に太陽光パネルを付けるのは勝手だ。
付けてみたら思ったほど電力が得られないと後悔するのも勝手だし、エネルギコストが安いぞタダだぞと言ってみるのも勝手である。
太陽電池版のコストはかなり下がっているのと電力料金は値上がり傾向なので、10年程度で元が取れる可能性は高い。
従来は投資回収期間がもっと長かったため、投資を回収する以前に太陽電池版が劣化したりメンテナンス費用が発生するなどした。

工場の屋根やビルの屋上にも設置が出来る。
しかし何故これが進まないかと言えば、ソーラ発電所として運営しないと儲からないからだ。

FITの場合は初期申請ではkWあたり41円で買い取って貰える。
当時欧州では20円前後が普通だったのだが、民主党は41円という破格をソフトバンクに提示した。
これによって再エネ賦課金を取られることになり、電力代は上がったわけだ。

メガソーラにしても環境や自然を壊さない、土砂崩れや廃パネル処理の問題が起きないようにすれば悪くない。
しかし現状は乱開発であり、各地で問題を起こしている。
日本は平地が少なく四季があり、夏の暑さや冬の積雪はソーラ発電には余り適していない。
現状でも発電ピーク時には電力が余っている状態だし、需要のピーク時間帯には発電量のピークを過ぎるので、電力が不足する。

バッテリーでバッファリングする案もあるし実際稼働している蓄電施設もあるのだが、コストの問題と効率の問題が解決出来ない。
効率的には揚水発電の方が良いという話もある。

環境保護を名乗る団体でもないが、太陽光発電こそ未来のエネルギだみたいに考えている人もいる。
こういう人は実際に太陽光発電を知らない人で、需要のピークだとか発電量のピークがどうなるのか?年間日照時間がどうなのか?太陽電池版を並べる土地をどうするのかなどを考えず、単に海外ではこうなっているから日本でもやれ!みたいな考えだと思う。

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