中古で購入したタイヤチェンジャーの整備を行った。
以前にBlog_Aの記事にしたのだが、消えてしまったのでコチラに再掲する。
タイヤチェンジャーは中古を購入したもので、大きな不具合はなかったが錆などがあった。
また2013年製造なので13年ほど経過しており、ポリウレタンチューブの硬化やワンタッチエアカプラの劣化などが見られた。
モータは3相200V用なので、中華インバータを使った。
モータの正転・逆転は、スイッチをインバータに接続して行った。
相の入れ替えとON/OFFでは突入電流のために、インバータが停止してしまう。
正転・逆転スイッチをインバータに入力する事で、スロースタートを行う。

インバータは筐体内に入れた。

内部は簡単なもので、ペダルのエアスイッチとエアシリンダがポリウレタンホースで接続されている。
これはワンタッチコネクタになっているのだが、コネクタ内部のパッキンが硬化するとエア漏れの原因になる。
以下メーカの解説図

ポリウレタンチューブはコネクタ部分に押さえられてへこむので、そこを少し切断してワセリンやシリコングリスをごく少量塗って差し込むと、エアリークが止まる場合もある。
エアコネクタは安いものなので、今回は怪しげな所は全て交換した。
下の写真は元々使われていたもので、汚れている。

新しいものはいくつか購入した。


ホースにはインチとミリがある。
6mmのホースの場合に1/4インチだと6.35mmとなり、太さが異なる。
ミリ/インチ共用のものもあるが、トラブルの原因になるので注意した方が良い。
このタイヤチェンジャーは最低が8mmのホースで、8mmの場合は5/16インチなので7.9375mmとなり、インチとミリの差は許容出来る。
ねじ部はミリ(JIS)のBSPTネジ(テーパネジ)とNPTネジ(米国規格)がある。
双方でネジ山の高さと角度が微妙に違うのだが、目視で見分けるのは難しい。
互換性はないのだが、ねじ込めば入ってしまう。
タイヤチェンジャの多くはイタリア製なので、BSPTネジの可能性が高い。
(フィートポンドなど使うのは米国くらいなので)
ターンテーブルの下は狭くて交換しにくい。

スパナがギリギリ入る程度である。

交換して不要になったコネクタ類。

排気は筐体内に対して行われるのだが、シリンダへの供給エアにはオイルを混ぜる。

したがって排気にもオイルが混じるので、筐体内が汚れる。
そこで排気側をまとめて筐体外に出す事にした。

筐体内への排気ポートには油気分離サイレンサが着いていたので、これはそのまま使用した。
プラスチックの筒の中に多孔質の石のようなものが入っている。

インフレータからは短時間に大量のエアを出すため、エアで開閉をコントロールする大容量のエアバルブが付いている。

ここからエア漏れがあったので分解してみると、ダイヤフラムにバルブケースの跡が付いていた。

再使用は難しいかと思ったのだが、綺麗に清掃した後液状ガスケットを塗って組み付けたらエア漏れは止まった。
液状ガスケットは、樹脂への攻撃性のないものを使った。

無理矢理直した状態なので、新品も買っておく事にした。
現状では漏れていないので、新たに購入したものは未だ使っていない。

支柱のヒンジの部分にグリスニップルがあったので、グリスを補充した。
グリスガンは中華製の安物を買ったのだが、一応使えた。

今までグリスガンの必要性を感じた事が一度もなかったので、今後も必要なシーンはないだろうなと思い安物を買った。
一応は使えるのだが、加圧シリンダ部分からグリスが漏れた。

ターンテーブルは外して整備した。
結構重いのでハンドリフトを使って持ち上げた。

ハンドリフトで持ち上げるとタイヤチェンジャーごと持ち上がってしまったので、反対側にジャッキを入れてシャフトから外した。
シャフトから外した後は木の棒で支え、再度ハンドリフトで持ち上げた。

持ち上げたが重くて持てそうにないので、シリンダや可動リンクを外してターンテーブルだけにし、外した。

ターンテーブルとその下の四角い板は、Cクリップで留まっている。
そのCクリップが巨大だったのでウチにあるクリップ外しは役に立たなかった。
ピックやドライバーでこじって外し、清掃した。

チャック部分も分解し、錆を落としてサビキラーを塗った。
摺動部はどうせ剥げてしまうので、グリスを塗って組み付けた。

錆は最初サンドペーパで錆を落としていたが、面倒になったのでエア工具を持ち出した。

ターンテーブルを外した筐体側に残った、チャック位置を調整するためのシリンダやリンク類。

後は元通りに組み付けて軽整備は完了である。
タイヤチェンジャーの多くの部品はCORGHI社に準ずるというか、CORGHI社がデファクトスタンダードになっている感じがする。
中華製の部品は安価に手に入り、各社タイヤチェンジャ用のものが販売されている。
Aliexpressなどを見れば様々な部品があり、レバーレスマウントヘッドも安価に買える。

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