EVバブル終焉か?

日本以外の先進国のEV崇拝的な動きは、ネガティブな実情によって壊れ始めている。
EVと言えばテスラだが、高騰した株価は下落に転じてピーク時の半分位まで付けた。
テスラの株価に関してはバブル的な上昇もあった訳で、マスク氏の発言一つで株価が動くというある意味不安定な一面も見せた。
日本嫌い、中国嫌い、そしてEV嫌いなトランプ氏が大統領になると、テスラはさらなる苦境に立たされるのか?

米国ではいくつもの小規模メーカがEV市場に参入したが、今も生き残っているメーカは少ない。
EVブームに乗ろうとはしてみたものの、そう甘くはなかった訳だ。
テスラにしたって新興メーカなのだが、EVなら(新興EVメーカではなく)やっぱりテスラが一番だと、米国消費者に思わせた。
EVバブルがはじけたのは米国だけではなく、EV先進国を自負する中国でも同様だ。
中国は経済自体の生長速度の問題もあり、むしろ先に経済が低迷した結果としてEVが売れなくなった説もある。

以前にも書いたがEVにしなければいけないとか、ICEは売ってはいけないなどと言うのは現時点では無理がある。
EV化を推進したいのならばEV性能が上がることが必要だし、それによって多くの人がEVに乗りたいと思うことが必要だ。
EVだEVだと突然言い始めたトヨタは、2026年までに10車種を、2030年までに30車種を発売するという。
この計画を変更するのか?それともEVを作ってみるのか?
EVに関しての社会貢献度が高いとして、政府の出すEV補助金満額はトヨタのものとなった。
今の自民党はカネと票の流れに露骨すぎる感じがする。

この近くの出来ようとしているメガソーラー、事業主体はブルーキャピタルマネジメントである。
同社は昨年まではソーラー発電事業に注力するとしていたが、今年は蓄電事業を行うとか何とか。
ソフトバンクの孫氏と民主党の結託により、日本ではソーラーバブルが起きた。
そのツケは未だに国民負担となっていて、今年からは再エネ賦課金が更に値上げされる。

ソーラー発電所さえ作れば湯水のように金が入ってくる仕組みが作られたが、その後買い取り価格の見直しで儲けが減少した。
で、上に書いたように事業者も方針転換か?という所なのだ。
しかし中華系議員は強力にソーラー発電を推進しようとする。
だが総務省はイケイケの経産省に釘を刺した。
ソーラー発電のためなら自然破壊も厭わないのか?
こうした声が徐々に大きくなり、中華系議員の奮闘むなしく中国のソーラパネル屋も業績低迷となる。

ビルの屋上や家庭の屋根に付けるのは一向にかまわないが、何も樹木を切り倒してまでソーラー発電所を作る事はない。
どうせ20年経てばそれらは放置され、韓国系合同会社は解散し、所有者が曖昧なまま放置される。

コメント

  1. 読者 より:

    家庭用蓄電池って、pcwatch家電で使っているリポート読みましたが、
    交直変換ロスあるので100wh入れても50whしか取り出せない、
    という問題があるんですよね。
    入れて20%ロス、出して20%ロスみたいな感じ。
    これは出力効率が80%まで向上しないと厳しいなぁ思った。

    そのライターの人もやるまで気がついてなかったし、
    自分もそんなの想定してなかったけど、たしかに変換ロス大きいのは
    なんとなく知ってたのでなるほど思った。
    だからクルマの家庭用蓄電池利用はあんまり実用性なく非常用なのだと思った。
    業界の人はこういう事実をよく知ってるだろうから推奨しないんだろうね。

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