最近の流行は液体ワックス?

SLもCLSもジムニーも銀色だったので汚れが目立たなかった。
その代わり綺麗にしても、これまた余り目立たなかったけど。
ソアラはパールマイカだったかな、薄い色だったからこれは汚れや水垢が目立った。
ミニはペッパーホワイトなので、ソアラ並みに汚れが目立つ。

ここは山の中なので、冬場は土埃、春先は花粉と黄砂が車に積もる。
特に花粉の時期は凄くて、ジムニーでもボンネットや屋根が薄く黄土色に染まる位だ。
銀色の車だと土埃の汚れは余り目立たないが、花粉は気になった。

昔は愛車セットなどに毛ばたきみたいなものが付いてきて、埃を払うのに使った、いや、私は殆ど使ったことはなかったなぁ。
車を買う度にそれが増えていったりしたが、これは今でも売られている。
高級品だと何万円もするのだから凄い。
愛車セットやフロアマット代でディーラが儲けていた時代である。

ジムニーにはイオンコートを使っていたが、イオンコートはボトルが壊れて漏れてしまった。
軽自動車だと一度に使う量も少なく、中身がなくなる前にボトルが壊れたのだ。
ジムニーはカーポート下に置いていた事もあって、イオンコートの効果は結構長く続いた。
ボンネットやルーフが水をはじきにくくなるまでに3〜4ヶ月、サイドパネルなどは半年以上経っても撥水する。

他にはコンパウンド入りのワックスとコンパウンド無しのワックスがある。
コンパウンド入りは汚れを落としたい場所&メッキ部分の掃除に使って、これは残りが少なくなっている。
樹液などの汚れはコンパウンド入りワックスで落としていた。
ワックス分のないコンパウンドもあるが、これがあまり使っていない。
コンパウンド無しのワックスはGガード(固形)を使っている。

最近はYoutubeなどでワックスの比較動画が沢山あるので、だいたいの特徴は分かる。
手軽なものに人気があるようで、液体ワックスや拭き取りの要らないものが多く紹介されている。
テストする人によって結果が違っていたりするのと、動画製作の関係からか長期のテストは余りない。
検索機能がへっぽこで、ウイルソンを検索しても平気でシュアラスターが出てくる。
全く検索されない訳ではないが、検索結果が適当すぎる。
こんな検索では楽天市場やAliexpressと同じだと書いている人がいた。
Google検索本体より更に酷いのだから、役に立たない。

硬化系のコート剤は以前は使っていたが、塗布などが面倒な事もあって今は使っていない。
当時はディーゼル排ガス規制前という事もあり、水垢が付きにくいものを使った。
ディーゼル煤煙による水垢は本当に落とすのが大変で、コンパウンド入りのワックスを使わざるを得なかった。
なので、ガラスコート剤などで水垢が付かない(或いは落としやすい)状況が作れれば、それはメリットだったのだ。

最近はガラス系コート剤でも施工が簡単なものが増えた。
2液硬化型のものでも、ムラになりにくく塗ることが出来る。
流行はシラザンだろうか?
コーディング剤が1万円〜6万円位、3ヶ月ごとに使用するメンテナンス剤が4千円位だ。

耐久性に関しては不明というか、某洗車系Youtuber氏も「ボンネットに塗ったコート剤は(他のワックスのテストの為に)落としてしまいました」と言っている。 このYoutuber氏がテストに使っている車は1.5BOXみたいな、傾斜の強い小さいボンネットフードがある。
何故屋根でテストしないのか?と言う点も大いに謎だ。

サイド部分に塗布したものはその後テストされているが、サイド部分のワックスやコート剤は落ちないから、普通は。
傾斜の強いパネルだとかサイド部分など、液体ワックスだって保つ。
水がそこに留まらなければ、撥水性は持続する。

このガラス系コート剤は多くのYoutuberがレポートしているが、能書き通り3年の耐久性があるか否かは検証されていない。 Youtuberに対してはサンプル提供されたり、硬化促進剤が付属してきたりするようなので、まあ色々あるのだろう。
4ヶ月までは何とか撥水が確認されたという記事はあったが、半年後には撥水しなくなったとか。
これはガラスコート剤の撥水成分が落ちただけで、艶は保たれているとか書かれていたが…

私がガラス系コート剤などを試していた時期は、ディーゼル煤煙でポーレンフィルタが半年位で真っ黒に汚れていた時代だったのだ。 写真は新品(左)と、何度か清掃しながら1年使ったもの(右)、SL600用である。
こうしたススがボディに付着し、それが雨で流れて水垢になる。
更に言えば、人間はこのススを吸いながら生活していたのだ。
自動車メーカの反対に遭って国は排ガス規制強化に踏み切れなかった。
これを変えたのが、当時の石原都知事だった。
国がやれないのなら東京都がやると言い、東京近県が揃って独自の規制を開始した。

ディーゼル排ガス規制によって、トンネルの照明カバーや内部清掃頻度が減少した。
トンネル内換気の必要性も減少し、電気代を安く出来た。
これによって首都高速の維持管理費用は大幅に減少したと言われ、またコンクリートの溶けや金属部分の錆の減少(硫黄分減少による酸性成分の減少)によって中・長期的管理コストも節約出来た。 それでも料金を値上げするのだから酷いものだけど。

今のディーゼルエンジンには触媒やフィルタが付けられたので、排気管から出るススは大幅に減少した。
その代わりススがエンジン内部を詰まらせ、或いはDPFを詰まらせるという問題を抱えている。
またNoxの増加は、高度成長期以来の光化学スモッグという、懐かしい公害を発生させた。
これはディーゼル車優遇税制(自動車税・重量税の免税など)により、ディーゼルエンジン搭載乗用車が増えた為だ。
欧州ではディーゼル公害の現実化により、ディーゼル車販売台数が減少した。
その売れ残りという訳でもないのだが、ディーゼル推進をやめなかった日本に持ち込んで売りまくった。
ミニは第4世代からは、ディーゼルエンジン搭載車両がなくなったはずだ。

ジムニーのポーレンフィルタは、最初の交換後に何度か清掃して使った。
意外に砂埃が溜まらなかったのは、もしかしてフィルタの目が粗かったとか?
車内の炭酸ガス増加を防ぐのに、真夏以外は外気導入で使っていた。

安いポーレンフィルタはヒダの数が少ないので、フィルタ面積が狭い事になる。
砂埃は溜まらなかったが、枯れ葉がくっついていた。
フィルタは各社から出ていて1.5千円〜3千円位だ。

ミニには純正のフィルタが装着されていた。
余り汚れていなかったのでエアで吹いて再使用しようかと思ったが、純正フィルタは物理的に弱い部分があるのでOEM品に交換した。 清掃して再使用されていたものだと思われ、一部がちょっとヨレていた。
これに関してはOEM品の方が良く出来ていて、密閉度が上がるような構造になっていたりする。
OEM品でも安価なものはヒダの数が少なく、高額なもの(純正品より高いかも)は多層構造がアピールされている。
ミニには2枚のポーレンフィルタが装着されていて、2枚で2千円〜4千円位だ。

国産車用の静電吸着式のフィルタも売られている。
内部に高圧電源とカソード電極があり、帯電させた埃をアノード電極に集める。
洗浄して再使用が出来るので経済的と言えば経済的だが、集塵能力はどのくらいなのだろう。


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