ヒューズの色

平形ヒューズは色で電流容量が分かるようになっている。
最近ではミニサイズのものが増えてきた。

スタンダードサイズもミニサイズでもそうなのだが、中華ものは少し寸法の異なるものがある。
誤差範囲として使えるのか?ヒューズホルダーに入らないのかは不明だが、買う時にはご注意を。

トヨタとヒュンダイはマルチヒューズを使う。
これは複数本のヒューズが同一パッケージに入れられたもので、実装コストの低減目的?
ただし複数本の中の1本でも切れれば、全交換になる。
トヨタのマルチヒューズは安いものなので、予備を持っていた方が良い。
入手性が悪いので。

ヒューズセットも安いもので、こんなのがあったら一生かかっても使い切れない。 ヒューズセットは個数が多くても少なくても価格が余り変わらないので、だったら多い方が良いかなと。
で、一生かかっても使い切れない量のヒューズがウチにある。
上にも書いたが中華ものはサイズが微妙に違ったりするので、高密度のヒューズボックスの場合は注意が必要だ。

自動車用のヒューズは色々な種類がある。

・BF:一般的ブレードヒューズ
・BFSL:BFMN型の幅を小さくしたもの
・BFSL-3:BFSLの2素子入り
・BFLP:BFSLのロープロファイル
・BFMN:BFATのコストダウン&小型版
・BFMN-S:UL規格対応
・BFAT-D:一般的ブレードヒューズ

クライオジェニック処理(低温処理)したヒューズは未だに売られている。
・オーディオの音が良くなる
・セルモータの回転が速くなる
・排気音が静かになる
・トルクアップする
・ヘッドライトが明るくなる
・変速がなめらかになる
・ECUの処理速度が上がる
・CANの通信速度が上がる
この効果を得る為には、予備を含めて全てのヒューズを交換する必要があるそうだ。
1個のヒューズの交換だけでは、ECUの処理速度は数msしか向上せず、体感を得る為には全てのヒューズの交換が必要だとしている。 オーディオ機器には個別に(機器側に)ヒューズが付いているが、これの交換を忘れるとせっかくの効果が台無しになってしまうのだとか。 低温処理するとヒューズの抵抗がゼロになるそうなので、ヒューズは切れなくなるはずだ。
え?切れるの?なんで?ゼロΩなのに?
法改正によって燃費向上が謳えなくなった今、ヒューズ屋さんも色々大変である。

ヒューズの電融容量と色の関係、なぜカラーコードにしなかったのだろう?
そもそもこの色は何を元に決められたのか?
しかもBFとSBFでは同じ電流容量でも色が異なる。

BFの色と電流容量
1A:黒
2A:灰
3A:紫
4A:桃
5A:黄褐色
7.5A:茶色
10A:赤
15A:青
20A:黄
25A:無色
30A:緑
40A:橙
50A:赤
60A:青
70A:黄褐色
80A:無色

電流リミッタとしてアンペアブレーカも色分けされている。
しかしこれは各電力会社によって異なるらしく、つまりは標準規格ではない。

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