電撃殺虫器 OBK-06Sの整備

家電製品

電撃殺虫機を使っている話は過去に書いている。
小型の方は屋内で、大型のものは屋外で使用していた。
と過去形なのは、屋外での使用は諦めたからだ。
ここは山の中なのでいくらでも虫が居て、電撃殺虫機などでは間に合わない。
取り付けるならもっと大型のものが必要であると実感した。

そんな虫が屋内にも入ってくる。
入ってくるのは網戸の目をくぐり抜ける小さな小さな虫だ。
大きめの虫は猫が素早く察知して捕獲するのだが、小さな虫は中々捕らえることが出来ない。

あの扇風機は何だ?

店舗の前などに工業用の扇風機が置かれている。
何かなぁ、なんでこんな所に扇風機が置いてあるのかと気になっている。
これって、もしかして虫除けなのか?
店舗の灯りに集まる虫を風で追い払おうとしているのか?
と、思っているのだが本当は別の理由かも知れない。

コンビニなどには電撃殺虫機が付けられているが、他の店舗では余り見かけない。やはり虫が多いから、電撃殺虫機くらいでは”焼け石に水”なのかも。

電撃殺虫機の選択

高電圧を発生する電撃殺虫機は、高電圧故に空中放電が起きないように高圧電線の間隔が広くなっている。
すると小さな虫はそこを通り抜けてしまう。
小型のものは電圧が低いので、高圧電線の間隔が狭く小さな虫も捕らえられる。
しかし大きな虫を撃退するには電圧が足りず、大きな虫はショックを受けながらも逃げてしまう。

と言うわけで、虫のサイズに合った電撃殺虫機が必要となる。
ウチで使っているのはオーム電器の2種類のものだが、Amazonで買うよりもOHMのオンラインショップの方が安い。
送料などの関係もあるので一概に云々でもないが、一応。

電撃殺虫機を整備する

虫のカスみたいなものが付着した電撃殺虫機など触りたくはない。
だが、約2年の使用で誘蛾灯が点灯しなくなってしまった。
通常の蛍光灯は長寿命なのに、紫外線系のものは寿命が短い。

交換用蛍光管もAmazonで買うよりヨドバシカメラで買った方がずっと安い。
何でもAmazonで買う習慣になっている人は注意しないと。

外側のケースはネジ4本を外すことでバラバラになる。
バラしたらアルカリ洗剤をスプレーして少し放置し、歯ブラシでこすって綺麗にする。
トランスや回路部分に水がかからないように注意する。
最初はエアで吹いてみたのだが、その程度で取れる汚れではなかった…

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トランスは蛍光管と直列に入っている。
つまり、蛍光灯用の安定器を兼ねていることになる。
2次電圧は公称1.9kVである、トランス二次側の電圧を倍電圧整流で得ている。

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ダイオードが4本あるが、2本が直列になっている。
耐圧が足りなかったのだろう。

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ネオン管はいわゆるパイロットランプ、この基板にヒューズも付いている。

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電撃殺虫機の回路と電圧

電圧を測ってみようと思ったのだが、1.9kVを測れるテスターがなかった。
そこで電気柵用1/1000の分圧器を持ち出した。
トランスの出力は0.76V程度と測れたので、760Vくらいの電圧だ。

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回路は変則的な倍電圧整流である。
この回路ならば出力が短絡したとしても過大な電流は流れない。
回路図に書き忘れたが、トランスとダイオードの間には100kΩ/5Wの抵抗が入っている。コンデンサは82nF/1600Vだ。

分圧器の抵抗値は10MΩなのだが、それを接続した状態で約1.8kVとなった。
コンデンサの中点(トランスと接続されている点)と+側の電圧を測ってみると、約963Vとなったので、高圧端子両端から取ると分圧器の抵抗の影響を受けるのではないかと想像出来る。

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仕様は1.9kV/2.85mAなので、ハイインピーダンスの高圧プローブで測ればその位の電圧になると思う。
2.85mAは短絡電流のことか?だとするならば、短絡時の電圧は285Vになる。

この電撃殺虫機の整備性は悪い。
蛍光管の交換でも結構バラバラにする必要があり、元通り組み立てるにも注意が必要だ。
蛍光管の寿命が2年程度と短いのならば、ワンタッチで交換出来るような構造が望ましい。

LED式電撃殺虫機もある

ウチではこれの他にOBK-04Sも使っている。
違いは蛍光管が4W型になることと、線間電圧が900Vと低いことだ。
購入したのはほぼ同じ時期なのだが、OBK-04Sは未だ蛍光管が駄目になっていない。
使用時間は明らかにOBK-04Sの方が長いので、屋内用として購入するのであればOBK-04Sの方が良いと思う。
線間電圧は低いが、小さな虫も捕捉してくれる。

他に電球型の電撃殺虫機も使っていたが壊れた。
LED電球と電撃殺虫機が合体したような構造で、虫が入っても放電的な事は起きなかったので、線間電圧は低そうだった。
室内に置いて多少の効果はあるが、まあ気休め程度と思った方が良い。

最近はLED方式のものもある。
しかし単一波長での誘虫性には限界があるとも言われる。
その昆虫などによっても好む波長が異なるそうで、誘蛾灯の青色蛍光管は300nm~600nmの範囲の光を放出し、ピークは430nmあたりにある。
青色発光蛍光管の他にブラックライトを使用するものもある。

LED化に関しては、複数のLEDを組み合わせるとか紫外域のLEDや蛍光体を使った白色光やフィルタを使った青色光のものなど、中華各社模索しているようだ。
いずれはLED化が進むと思われるが、現状では蛍光管方式が多い。

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