中古で購入したタイヤチェンジャーのマウントヘッドを外してみた。
マウントヘッドはタイヤのビードを乗せる部分で、極端な話マウントヘッドがあればタイヤをホイールから外したり、或いは付けることが出来る。
勿論マウントヘッドが動いてしまってはいけないので高剛性で固定する必要はあるが、タイヤチェンジャがタイヤ本体と接する唯一の部品だ。

今回これを外したのは樹脂のプロテクタが無くなっているからで、中華部品を買って取り付けようと思った。
樹脂パーツがあるとマウントヘッドとホイールが接触してもホイールに傷が付かないのだが、この手のタイヤチェンジャは剛性が高いのでマウントヘッドは殆ど動く事はなく、樹脂パーツがなくてもマウントヘッドがホイールに接触する可能性は低い。
それでも一応樹脂部品が付くようになっているので、付ける事にする。
その為には寸法を測る必要があり、又古い樹脂部品を取り外さなければいけないので、タイヤチェンジャーからこのマウントヘッドを外した。
マウントヘッドは6本のイモネジで留まっているのだが、このネジが硬くて緩まない。
インパクトで何とか緩めることが出来たが、マウントヘッドがステンレス製でネジが鉄なので、水分に触れるとそれが電解液になって電触が進む。

プラスチック部品はM5のイモネジで留まっているのだが、これも緩まない。
六角サイズは3mmと細いので、ナメるだろうなと思ったらナメた。

仕方がないのでプラスチック部品をむしり取ってネジを外す。
プラスチック部品はサイズを測りたかったのだが、こうなれば仕方がない。
ネジは盛大に錆びていて、とても回るようなものではない。

バイスプライヤで回そうとするが、滑ってしまって回らない。

錆びて一体化しているかのごとく、ステンレス部分にも錆が乗っている。

バーナーで炙り、ラスペネを吹きかけ、バーナで炙りと何度か繰り返し、ヤスリで錆を削り取った。

これでもバイスプライヤでは回すことが出来ず、刃の欠けたニッパーを持ち出した。
こでは超硬のチップのようなものが付いたニッパーなのだが、既に刃が欠けている。
刃は欠けているのだが、握り手と刃の間がリンク機構になっていて、メーカ曰く倍の力になると言うことで捨てずに保管していた。

これでも簡単には抜けてくれず、緩めたり締めたりを繰り返しながら徐々に抜いた。
抜いたM5のイモネジにキズがあるのは、抜けてきたところをバイスプライヤで挟んで回したからである。

抜いた後はこんな感じ。

これで新しいプラスチック部品を入れれば良いのだが、プラスチック部品を買うのもマウントヘッドを買うのもたいして値段が変わらない。
このあたりは中華パーツで良くある値付けだ。
マウントヘッドは純正品を買うと5万円くらい、中華ものなら千円~5千円くらいだ。
今回はAmazonで中華製を購入した。

形はほぼ同じだが、中華製の方が角が少し丸い。
これは元々のマウントヘッドから型を取り、逆型を作ってから鋳造用の型を作るそうで、徐々に細部が失われていくからだとか。

プラスチック部品もほぼ同形状だった。
中華マウントヘッドに付属してきたプラスチックパーツを、オリジナルのマウントヘッド(左)に付けてみた。

下の写真の部分はタイヤレバーを引っかける場所なのだが、中華ものの方がシャープなエッジが失われている。
写真では分かりにくいが触れば分かる。

その他寸法などは同じで、使った感じでも大きな違いはなかった。
剛性も元々丈夫なものなので歪みなどは見られなかった。
ただしメッキの質が悪いのと強度というか硬度が低く、タイヤレバーと擦れる部分はメッキが剥がれたような感じで傷が付いた。
エアシリンダ付のレバーレスマウントヘッドも売られている。
これも交換するだけなので取り付けは簡単だ。

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