サイドカメラ(2)

バックカメラが動作したので、もう一つのチャネルにサイドカメラを接続してみた。
リアタイヤのディフレクターの前に仮付けしてみた。
このカメラはバックカメラとして売られているものだが、照明が付いている時点で車検不適合である。
映りとしては普通で、照明があるので夜でも映るかな。

このカメラは公称140度の画角を誇るが、デジカメの24mmレンズで撮ったものよりも画角が小さい。
24mmレンズの水平画角は84度位なので、たぶん70度位しかない。

付け場所としてはこのあたりしかない。
リアバンパーの下にも付けてみたが、それだと余り役に立たない。
サイドミラーが四角ければ付けて意味があるが、丸っこいのとボディの最大幅よりも余り外側に出ていないので、付ける場所がないし付けられる場所に付けたのでは余り意味が無い。 それにカメラが四角形状なので、危険な突起物となって車検に通らない。
ちなみにサイドミラーに付ける補助ミラーも、サイドミラーの視界範囲を狭めるからダメだという検査官もいるとか。

舗装部分から落ちなければ良いので、底部に付けても良いかな。
この位置でも道路から落ちるか落ちないか位の判断は出来る。
ただ泥跳ねで曇るとか、石が直撃して木っ端みじんとか、そんな危険はある。

車両底面はフラットなので、へこんでいる場所に付ける事は事実上出来ない。
四角い出っ張りが見えているが、これはジャッキアップポイントである。

フロントカメラで左前方を見る事も考えたのだが、左前方はフロントガラス越しに目視出来る。
勿論車両直前は分からないが、だいたい山道で離合する場合など舗装が綺麗に直線と言うことが余りない。
舗装が崩れていたり、石が転がっていたりする。
しかし取り付け場所が限られる訳で、どうにも難しい。

昨年だったかトラックが舗装部分から落ちて立ち往生していた。
これは自力ではどうにもならないので、レッカー出動事案である。
たまにヤマトのトラックも、路肩にはまって動けなくなったから配送が遅れます、みたいな連絡がある。

山道の一部にコンクリート舗装?コンクリートが流されている部分がある。
これは林業を営む企業が路肩の土の部分を補強したのではないかと思う。

舗装部分から落ちると路肩が弱いので、ズルっと行ってしまう。
ジムニーの時は4WDに切り替え、スリップしないようにそっとバックして脱出したことが何度かあった。
意識して路肩に落とすこともあるが、そこが軟弱地盤だとスリップしてしまう。
このあたりに住んでいる人ならうまく避けてギリギリを通るのだが、観光客など道路の真ん中を向かって来るのだから参る。

ミニの場合は通常はDSCがONになっている。
これはアンダー/オーバを、4輪それぞれに適切なブレーキをかける事で防ごうという仕組みだ。
このDSCをOFFにするとDTCがONになる。
DTCはスリップした側の車輪にブレーキをかけて反対側のタイヤにトラクションを伝える仕組みで、DSCが走行安定性を求めるのに対して、DTCはトラクションを優先する。 双方は相反する制御になるとかで、スイッチ切り替えになっている。
BENZのESPは双方が協調制御されるのだが、BMWは別になっている。
BENZはESPを完全にOFFにする事が出来ないが、BMWはABSを除いてOFFにする事が出来る。

ミニには搭載されていないが、ロードノイズやスプラッシュノイズを元に路面状況を判断する仕組みなど、最近の車両安定化制御はかなり凝ったものになってきた。


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